百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

我が子へ

2007年02月28日 | 千伝。
努力する習慣を出来るだけ早く身につければ、
楽しいことが多くなっていくと思います。

努力するということは、続けるということ、やり遂げるということ。
何でもいいから、何かに挑戦してみましょう。

アプリボアゼ

2007年02月27日 | 千伝。
「星の王子さま」サンテグジュペリ作の中の、狐と王子さまの会話。 

アプリボアゼの訳を詳しくNHK教育でやっている。
 
アプリボアゼとは、「ものは、心で見る、肝心な事は、目では見えない」ことを表現。 
「ものを飼いならしたり、親しんだりしたものには責任を持つものだよ」とのこと。

一生のうちで、直接接する人や物は、ほんの僅か。
であるにもかかわらず、無制限にあるような錯覚。
生きる時間もほんの僅か。
でも、無制限に時間があるかのように、人生を無駄に過ごす。
 
目の前の与えられた環境や時間を精一杯尽くせというのが「星の王子さま」ということでしょう。

地球と世界と

2007年02月26日 | 千伝。
午前中、「不都合な真実 - An Inconvenient Truth 」というドキュメンタリー映画を観てまいりました。

ゴア氏から地球環境と世界経済の講義を受けたような内容の映画でした。
「一見の価値あり」です。
この映画は、是非多くの人に観て頂きたい内容でした。

近い将来の地球環境の恐怖というよりも、人類の勇気が試されているようなメッセージ性の強いものでした。

ご存知の通り、2000年、民主党のゴア氏は、共和党のブッシュと大統領選と戦い、一瞬勝利したかに思えたのに、フロリダの集計ミスを発端にアメリカ大統領の座を逃した人物です。

もし、ゴア氏がアメリカ大統領になっていれば、9.11もイラク戦争も無かったであろうというのが、現在の世界の大方の見方ですが・・。
当時も今も、人類という種の地球環境政策よりも人間生活の世界経済政策が優先です。

そんな人類の転換期となるような歴史的なドキュメンタリー映画が「不都合な真実」かも知れません。

地球温暖化での環境破壊は、奢れる人間の、それも飢えていない先進諸国の「雨乞いを忘れた冒涜」かも知れません。

設備の整った都会生活には、不自由する事はありません。
日々の水の心配は、ほとんどありません。
むしろ金融や経済や収入の心配が、優先です。

NHKの土曜ドラマの「ハゲタカ」の番組宣伝で、人間の悲劇は、2つと言ってました。
「金のない悲劇」と「金のある悲劇」です。

もし人間生活の悲劇は「金」ならば・・人類の悲劇は「水」かもしれません。
「水のある悲劇」と「水のない悲劇」。

地球温暖化によって、海水の温度があげれば、同時に地表からも水分も大気中に蒸発し吸い上げられます。地域によっては、大干ばつの状態です。
そして、局地的に猛烈な暴風雨として襲い掛かります。
さらに北極と南極を覆っている氷の地すべりのような猛スピードでの溶けかたです。

地球規模での一気に両極の溶解で6mと6mの計12Mの海面上昇と大干ばつの発生です。

ゴア氏は、語りかけます。
政治による地球環境を守る世界の合意が必要だと・・それが人類という種の生き残りのモラルとメッセージかもしれません。

最近、ブッシュ大統領の仲良しだった前小泉首相が「鈍感力」という言葉を安部首相にアドバイスをしていましたが、もう、25年ほど昔、小生が社会に出た頃、サラリーマンの心得に「運、鈍、根」という社内メッセージがありました。
「運と鈍感さ、あとは根性」・・A convenient truth・・都合の良い真実です。

昔、偉人の誰かが、よく言ってました。
「収益と保身だけ考える企業も経営者も政治家も必要ない」
「政治家とは、弱者の立場で物事を考えられる人間」

不都合な真実を暴くことは、石油や石炭に依存しないこと。歩くこと。自転車に乗ること。省エネの商品を買うこと。木を植えること・・。

つまりは、CO2を減らすことです。
先進国に課せられた地球環境への問いかけでしょう。

「経済」「老齢」「地球環境」「日本の人口減少」「世界の人口増加」

人間の喜劇は、何でしょう?
人類の喜劇は、何でしょう?

そんな想いを胸にしまいこんで、午後を過ごしています。

単伝

2007年02月23日 | 千伝。
仏教用語の単伝とは、悟った者が悟った者に伝える事とあります。

子供に勉強を教える場合でも、殆んどがうわの空で、すぐに理解できるものは少ないように、反復するうちに、「ああ、そういうことだったのか」とあとで分かることもあります。
 
人様にむかって、「何か良いことは無いですか」と挨拶するより、「何か、お手伝いすることは無いですか」という方が、親切です。

が、親切は、親を大切にすると書いて親切。
切は七つの刀、つまり七つ道具を表します。

切ると斬るを混同している場合もありますが、切るのほうは、お手伝いをする意味が含まれています。
細かく切って食べさせてあげます。

梱包した荷物を切ってほどいてあげる場合・・。
郵便局の「切手」の意味も、大切なものを、人の手から人の手で届けるお手伝いからきていると思います。

複伝・・心に光るものを持つものは、宝石です。
輝くものにはあらゆるものが寄って来ます。
こちらから出向く必要も無いです。
商売もそのようで、真に良いものは、何かのきっかけで発見されて世の中に広まっていくのでしょう。


自受用三昧

2007年02月22日 | 千伝。
日銀の追加利上げ、円安、株価上昇・・。

銀行、否。

修行、わけても座禅なくして自由自在は悟れない。

道元禅師の「自受用三昧(じじゅゆうざんまい)」

兎に角座れというのに似ています。

座禅は心を自由自在に解き放す修行のようです。

崇山(すうざん)の達磨大師がその代表でしょう。
 
まず朝に夕なに座るということでしょう。

自由自在を思いながら・・。


喜喜

2007年02月21日 | 千伝。
多くの人を喜ばせる力を持っている者は、幸福なのでしょう。

エンターテイナー、パテシエ、さまざまな職業のプロ達は、その話術で人を楽しませたり、美味しいものを食べてもらって喜ばせたり、あるいは優れた技術で、人をうならせたりします。

喜とは、自ら喜ぶ事でなく、他を喜ばす能力を磨けということかも知れません。

芯だし

2007年02月19日 | 千伝。
心とは芯(しん)であって、体の中心です。

このしんが無いと人間が、ぶれてしまいます。

工業用語でも芯だしといって、加工する物体を設置する場合、必ず中心を出してバランスをとります。

バランスのとれたものは、負荷が最小限になります。

つまり無駄がありません。

来年は、東京マラソンに参加したくなりました。



2007年02月15日 | 千伝。
世間には、いろんな門や入り口がある。

己を小さくしておれば、どんなにじり口からでも入っていける。

が、己を大きくしていると間口の小さい入り口につっかえて立ち往生する。

現場からの情報

2007年02月14日 | 千伝。
この世は現場であって、テレビやらインターネットやら、いろんな便利な機能が増えても、現場あっての情報である。

東国原知事が、鳥インフルエンザの現場に行くのは、百聞は一見にしかずの諺どうり、これ以上のグリップはない。
 
人間の頭脳は、その環境に行ってはじめて想像力が働き拡がりを見せると思う。

そして賢くなる。
 
大河ドラマを観て、その史跡を訪ねたりすると、歴史が甦ってくるような感覚もその一部かも知れない。

つもる話

2007年02月13日 | 千伝。
ミュージカル脚本家で、立教女子大出身で、宝塚、看護士、元白百合女子大教授など、さまざまな肩書きを持つ女性が、山崎陽子さんであるが、「~のつもり」が困難をのりこえる心構えだと言っていた。

看護士をやっていたときは、名看護士のつもりでやっていたとの事。

この方のご主人が亡くなったときも、まだ生きているつもりで寂しさを克服したとの事。

一日は24時間で、12時で終わりであるが、13時の世界を設けているとも言っている。

この時間が「つもり」を現実化する時間のようである。
 
よい意味で自己暗示の時間が、必要かも知れない。
痩せたつもり、食べたつもり、金持ちのつもり、自信家のつもり、成功者のつもり、運がよいというつもり・・要所要所で「つもりがつもる」を活用すると生きてくると思う。

美しい境地

2007年02月12日 | 千伝。
今朝、民放で「京都の茶道とケルト文化の遺跡の奇妙な関係」のタイトルに・・京都もアイルランドもスコットランドも大好きな小生にとっては、興味深々で番組を観ていました。
が、「余りにもとってつけたような内容」にチャンネルを変えてしまいました。

裏番組のNHKで「地中海の女王ベネチア 水の都 千年の栄光」・・
こちらは、見応えがありました。

ベニス(ベネチア)には一週間程だけですが、滞在したことがあります。

狭い迷路のような路地の散策。船で島巡り。現地の方と結婚しベニスで生活されている日本人の方との会話・・いろいろと沢山の思い出があります。

ただ、残念ながら、その時の最終的な印象が「ベニスは薄汚い街」という記憶が残っていて二度と訪れることもない、というのが正直な感想でした。

ところが、今日のベネチアの千年の歴史(生い立ち)を、違う角度から眺めていると・・理由はともかく、もう一度訪問したい「美しい街」であることを再認識しました。

「美しさ」とは、人間の決断から生まれる「何かを残したい。厳しさと優しさ」ではないかと感じてしまいました。

余談ですが・・ある英字新聞を読んでの感想です。

「美しい国」を掲げる安部内閣の評価人気が、この頃ガタ落ちです。
考えてみれば、この方、何も自分で決断していない人生を送っています。
大学もエスカレータ進学、受験も就職も結婚も・・どれも自分の決断ではなく、周りからアレンジされた人生を過ごしたのでしょう。
だから、柳沢大臣などをスッパと斬る判断も決断もできない人物に映ります。

まず海外から、そういう評価に固まりつつある安部晋三首相です。

安部さん・・嫌いではないのですが、彼なりの哲学がほしいです。

飢餓

2007年02月12日 | 千伝。
ハングリーとは、飢えている、枯渇している状態だと思う。

飢えているものを頂いたときは、ありがたい。
何日も飯にありつかない時は、何でもおいしいのは言うまでも無い。

学生の時に食べた沖縄の豚肉の味噌付けは、忘れられないほどの味だったが、社会に出てから食べてみると、違った味だった。

画家志望の卵が、名作に出会うと電撃を感ずるように、何かに飢えた人間が、幸福の山を登りきるのかも知れない。

満腹感は、人生の目標を遠ざける。

Have a nice day !

2007年02月10日 | 千伝。
今朝は早くから、車でBon Joviを聴いていた。
Have a nice day! である・・(笑)。

今朝は早く、東京まで出かける家内を、車でJR駅まで送った。

それにしても、早朝6時前だというのに、多くの人が駅にいたので驚く。
皆な・・どこに行くのだろう・・?

車の中の会話で、ビートルズ、カーペンターズ、クイーン同様に、Bon Joviの唄は、100年後も残るか・・という話をした。

「残るでしょう。勿論、U2しかり」。

小生、20年ほど昔に生前のダイアナ妃から声をかけられて直接会話をしたことがある・・と言っても、誰も信じてくれない。(笑)

これから、Queenでも聴いてみよう。
70年代もいいが、80年代の音楽は実に聴き心地がいい。

よい一日を!

寺小屋

2007年02月05日 | 千伝。
いつかのテレビ寺小屋は面白かった。

子育てには、食育や生活リズム、TVを見ない。とかいろいろだが、子育てアミノ酸の三大要素は、一に常識、二に時間、三に笑いとの事。

スーパーの買い物台の上でオムツを替える若い母親や、長い爪のままで、赤ちゃんをだっこする母親・・こんな親からは何も期待できない。との事。

それに、子供は大人に比べて靴を履くにも、食べるにも時間がかかる。
それを待つ何秒が出来ない。
子供は待ってくれる大人をやさしい人と判断するらしい。

それに、笑顔をむけると子供は安心する。
いつも、しかめっ面では子供は警戒心でのびのびすくすくが消えてしまう。
 
前者の食育、生活リズム、テレビをみないのは、却って生活から自然さを奪うが、後者の常識、時間、笑いは心の問題なので、心無い人には難しいかも知れないが、心構えをしっかりした人には、なんてことは無い。
・・と結んでいた。