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ニーターが存在できる不思議

2004-10-09 | 社会・時事
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Rolling55・belageさんのブログで、今社会問題化しているニートを取り上げています。

NEET――Not in Employment, Education or Training の略で、職に就かず、教育も訓練も受けていない15歳から34歳ぐらいの若者を指すようです。
失業者というより働く意志のない、かといって努力もしない無職の人ということでしょうか。
タイトルのニーターは勝手に私が人格をつけてしまいました。造語です。

ニートといえばかなり昔、英語neatの本来の、さっぱりとしたとかカッコいい、均整のとれたといった意味で、化粧品か何かのCMに使われていた記憶があります。
カタカナで書けば同じニートでも今度のNEETはとてもカッコいいとは言えません。



フリーターが417万人、ニーターが52万人(新しい分析では63万人とも)。
この数字を見ると日本の将来、大丈夫か?という気になってしまいます。

収入が不安定かつ低かったり、収入がまったくなかったら自立などできたものではありません。結婚だって、ましてや子どもを持つことなんてとても無理です。

じゃあ、どうやってニーターが生きていけるかというと、親、もしくは保護者に全面的によりかかっているわけです。今のところはいいですよ。そのうち親の収入も減り、やがて介護費用もかかってきます。どうするんでしょう?役に立たなくなったら捨てるんですか?

NPO法人が若年者の就労支援を行なっていたり、厚生労働省が自立塾(仮称)を全国に設置する予算を組んでいるそうです。

一方、こんな数字もあります。中学3年生の7割が親と同じ仕事に就きたくないと答えています。お茶の水女子大学の研究グループの調査です。親の仕事を知らない生徒もいたそうです。

仕方がないことかもしれません。どれほどの親・大人がやりがいのある仕事と高収入を得ているでしょう。
親・大人がつまらん、疲れたと元気も覇気もなく日々暮らしていたら、子どもだってその後に従うでしょうか?
親の意識ひとつで子どもも変われると思うのです。

どんな仕事にも存在価値があります。もちろん犯罪にかかわる仕事はいけませんよ。

稼ぐことより、働くこと自体に、勉強させられるということより、自分から学ぶこと自体に、意義や楽しみがあるということを親や教師をはじめとした周りの大人たちは、子どもに教えていく必要があるのではないでしょうか。
目標をもって生きていくことはとても楽しいことなのですから。






コメント
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