自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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ヴァイオリンとピアノのデュオと弦楽五重奏

2004-10-26 | コンサート・音楽・宝塚
10月23日(土)
●武庫川学院甲子園会館で第98回リラックスコンサート
今回はヴァイオリンとピアノのデュオコンサートです。

曲目は
シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、
フォーレのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番、
プーランクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、
イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ第4番、
サン・サーンスのハバネラ ほか

ヴァイオリンは三瀬由起子さん、ピアノは鈴木華重子さん。
実力のある若手のお二人です。

プーランクはいろいろなソロ楽器を使ったソナタを作曲しています。
この、ヴァイオリンとピアノのためのソナタもメリハリのある刺激的な曲でした。

リラックスコンサートがいつも開かれる甲子園会館は遠藤新の設計です。
1930年(昭和5年)にリゾートホテルの草分け、甲子園ホテルとして完成しました。
ところが太平洋戦争のさ中、アメリカ軍に接収され、ホテルとしてはわずか14年しか使われませんでした。
外観も内装もぜいを尽したものです。


●神戸市立博物館で神戸市立室内合奏団のミュージアムコンサート
曲目は
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」、
ユーモレスク、わが母の教えたまいし歌、2つのワルツ、
モーツァルトの弦楽五重奏曲

今年はドヴォルザークの没後100年、さ来年はモーツァルトの生誕250年にあたります。
2人の曲を聴いていると曲が長生きした理由がわかります。

ヴィオラの方が解説を加えてくれました。
ドヴォルザークはチェコの作曲家です。肉屋の長男として生まれ、仕事に必要だからとドイツ語を習った先生が音楽の先生でもあったそうです。1892年に渡米、黒人霊歌やインディアンの音楽と故国ボヘミアの香りとが融合した曲を作り上げました。

10メートル前後かと思われる天井の高い博物館のロビーに弦楽器の音が深く響きます。五重奏はヴィオラが2本でしたので低音が奏でるメロディーが聴けました。




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