ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

拘置所の環境

2006年01月28日 20時47分09秒 | 社会
 このところ、ホリエモンの逮捕で、拘置所の様子が事細かに報道されていました。
 いまどき、暖房がないそうです。寒い日は室温が5度程度とか。拘置所というのは、刑が確定する前の滞在場所ですから、冤罪もあるわけです。私も入る可能性があるといったらいいのでしょうか、いまのご時世、どんなことが起こるかわからないのですから。その、誰もが入る可能性がある施設が、暖房がない3畳の、平衡感覚もなくしてしまいそうな空間だそうです。
 もしかりに、風邪をこじらせて肺炎を起こし、運悪く病死してしまったら、誰が補償してくれるのでしょうか。それも、冤罪とあとでわかったら・・・。
 こういう状況が、あっていいのでしょうか。わたしは決してホリエモンに同情しているのではありませんが、容疑者が滞在する施設がそれでは余りに非人道的だと思うのです。暖房は必須でしょう。こういうことに税金を使ってもいいのではないでしょうか。
 もし、明日、電車のなかで、痴漢をしていないのに冤罪をかぶせられ、拘置所に入れられたとしたら、男性だって、こんなところにずっといたくないでしょう。
 でも、物が全くない空間って、整理が下手な散らかしやにとっては、羨望の空間ですね。ゴミ屋敷の持ち主を、こういう「拘置所」にしばらく滞在させるという方法も、立派な更正施設の活用法だと思いますが・・・・。暖房、つけてくださいな。
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伊藤英明 インカを歩く

2006年01月28日 18時19分59秒 | 芸能スポーツ

 今日、新聞のテレビ欄のお薦めに載っていた番組を見ました。あの、エイブルのCMや「白い巨塔」でちょっと気の弱そうな青年を演じている伊藤英明がインカ帝国の「王の道」を歩くというもの。とてもよかったので、ぜひ再放送してもらいたいです。
 ちょうどいま、映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作を読んでいる途中で、チェ・ゲバラが若い頃にそのインカ帝国の遺跡あたりも旅行していたのがこの番組とたぶって、印象的でした。大自然の中で生活する人々に出会い、太古の文明に思いをはせ、そして青年は大きくなっていくのかもしれません。伊藤英明も、なかなか素敵でした。彼もタフですね、がんばりました。もっとか弱いイメージだったんですが、なかなか。NHKドラマ「氷壁」にも出られたかも!?
 インカ帝国の技術水準の高さはあの石垣の組み方にもあります。後世、スペインが作ったところとえらいちがい。どうしてそんなことができるのか、私も不思議でした。高い技術を持った優れた文明が、あの「野蛮な」スペインにいとも簡単に滅ぼされたなんて、信じられません。でも、もともと、平和的な共同体だったからこそ、戦いには弱かったのかもしれません。その社会組織で、「アイニ」という、日本でいえば「結」みたいなものがいまもあってみな、互助の労働をしているのには驚きました。この地では、日本みたいに「お金がすべて」ではないのです。原始社会主義みたいなユートピア国家があったのでしょう。うらやましいです。本当に、興味深い内容で、見ていて何かちょっと人間が変るような気がしました。きっと、伊藤英明さんもすごく得るものがあったと思います。人間的に深みが増したのではないでしょうか。よかったですねー。
 女優や俳優は、いろんなことが経験できて、ものすごく面白い職業ですね。ただの芸能人じゃあないです。演技に幅が出るというか、どうかこれからもたくさん、いろんなことを経験してくださいね。この番組のサイトはこちらです。まだまだ、ずっと残してくれるといいけれど・・・。

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昨夜の誕生日コンサート

2006年01月28日 16時43分46秒 | 音楽
 昨夜の誕生日コンサートは、大盛況でした。後ろに補助椅子も出していましたし、いままでにない満席状態でした。
 私は会場の近くのTULLY’S COFFEEでちょっと目を覚まさないととエスプレッソを注文したのですが、この支店は人が足りないのか、無茶苦茶手際が悪かったです。ただのエスプレッソにどうしてこんなに時間をかけるのか、呆れてしまいました。で、会場に入ったのも開演の15分前、ホワイエにはなぜか譜面台と椅子があり、何かやるみたいだなと、その近くをうろうろしていたら、案の定、楽器を持った演奏者があらわれ、室内楽が始まりました。一番前でじっくり見て聴いて、最高でしたね。クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成で、後でわかったのですが、ハイドンの弦楽四重奏曲作品50-1を、同時代の人の編曲で演奏したとのこと。楽しかったです。間近でバロックヴィオラを観察できたし、勉強になりました。そして、曲が終わる前に会場では既に演奏が始まっているようで、室内楽メンバーも演奏が終わるや否や、楽器を持って慌ててホールのステージに駆け上りました。そして観客も急いで席につきましたが、ホワイエに置いてあった大きなモーツァルトの肖像画が誰かが抱えてステージに向っているのですが、それが指揮者の鈴木秀美さんだったのです。面白い趣向でした。そして、本プログラムの最初の曲、フィガロの結婚序曲が始まりました。そのあとも、なぜか、モーツァルトのパロディーみたいな曲がさらに演奏され、ハッピーバースデーの曲になったり、その冗談に笑ってしまいましたが・・。どうも、鈴木優人サンの編曲みたいです。彼、BCJの鈴木雅明さんの息子さんですが、秀美さんとは叔父甥の関係で、きっと、叔父さんと共演するほうが面白いんじゃないかな、と勘ぐってしまいました。秀美さんは、私と同年なんですよ(あんなに白い髭面ですが)。OLCの主力メンバー、若松夏美さんも高田あずみさんも同期、彼ら3人は「桐朋さんみ」と言われたそうな。いまもこうして一緒に演奏しているのは、ほほえましいし、頼もしいですね。まさに、日本の古楽の第一線ですもの。昨夜の若松さんのソロも、素晴らしかったです。そして、今回は誕生日ということで、声楽も加わり、ソプラノの鈴木美登里さんは秀美さんの奥様。久々にお目にかかりましたが、本当にチャーミング。アレルヤを延々と歌うあの有名な曲、さすがでした。
 明日は、そのOLCの定演で、なつかしい有田正広さんが登場します。彼のフラウト・トラヴェルソ演奏、昔はよく生で聴いたものでした。
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