そうそう、今年の方角は南南東ということで、風水羅針盤を取り出して、方角をチェックしました。が、最初、夫は、動く針を北と南に合わせなくてはいけないのを、なぜか南南東にあわせていて、「それじゃ、意味がない!」と注意したら、はじめて使い方に気がついたみたいでした。何のために持っていたのか・・・・?!
そうそう、今年の方角は南南東ということで、風水羅針盤を取り出して、方角をチェックしました。が、最初、夫は、動く針を北と南に合わせなくてはいけないのを、なぜか南南東にあわせていて、「それじゃ、意味がない!」と注意したら、はじめて使い方に気がついたみたいでした。何のために持っていたのか・・・・?!
昨日、レディースデーのシネスイッチ銀座で映画「イノセント・ボイス」を見ました。かなりショッキングな内容の映画で、目を背けたくなるシーンも多々ありました。でも、それが世界のどこかでの、おそらくいまもある現実なのです。私たちが知らないだけ・・。
12歳の子どもが武器を取って闘う、兵士として訓練を受けるということが私には理解できませんでした。つい昨日まで村の友達だった子供たちが、ゲリラ側、政府軍に分かれて撃ち合いをするなんて、それも本人の意志ではなく!当然、家族は絶対にそうしたくないから、子どもを隠すけれど、見つかって政府軍に入れられるか、その前に子どもの意志でゲリラ側に参加するか。そうしない限り、生きていけない・・。というより、どう選択しても殺されるまで生きるだけのような希望のない未来が待っているのです。こんなことがあっていいのか、本当に信じられませんでした。怖くて怖くて、見ていて涙ばかり流れます。主人公達少年3人が、政府軍に引っ張られる前に決心してゲリラ側のアジトに向ったその日の夜、政府軍に尾行されていて襲撃を受け、彼らはつかまってしまいます。連行されて山深い道を雨の中連れまわされ、川のほとりで処刑されるのです。12歳ほどの子どもが後ろ向きに立たされ、銃で殺されるところなんて、余りにも酷すぎて悲鳴をあげたくなります。主人公チャバの番になったとき・・・・。
銃を取るということがどんなことか、本当におそろしく思いました。大人だって武器を持って闘うなんて、あってはならないと思いますが、子どもが持つということがどんなことか・・・。結果的に、チャバは発砲できなかった。それは当たり前です。
内戦は、日常生活の場が戦場になります(内線だけではないけれど)。とても日本では想像できないけれど、太平洋戦争では、親の世代がそれを経験してきたのです。こんなことは、どこの国でも絶対にあってはならない。国の未来を担う子どもに、そんな目にあわせてはならない。この映画をもっともっと多くの人が見て、平和への思いを大きくしていってほしい。先日のイラン映画といい、知らないということに罪を感じます。
いまは、アフリカの紛争地で実際にこういう事が起こっていると思います。それと、アルカイダとか、自爆テロに子どもも利用されています。こんなこと、いつまでも続けないでほしい。そして、内戦という、大事な子供たちを犠牲にしてしまう状況を、はやくなくすよう、国連が努力してほしいです。あの、エルサルバドルの内戦では、アメリカが政府軍にかなり援助していたそうですが、こんなことがあっていいの??内戦の原因と調停にもっと努力すべきで、武器を持たせることが解決の道であるはずがないのに!!チャバが本当はアメリカに行きたくないといったことには、もっと根深いものがあったのだと気づきました。でも、彼は生き延び、家族もいまは平和なところにいる、それが救いです。