ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

イタリアワインセミナー

2006年03月02日 15時47分02秒 | 芸術
 以前、ブログでも紹介した、ict食文化企画のイタリアワインセミナーが今回、ようやく実施されることになり、白金台というほとんど行ったことのない地域に足を踏み入れて、参加してきました(都の庭園美術館なら何度か行っています)。
 場所は白金台5丁目、近所に松岡美術館があります。家を早めに出て、ダイエットシリアルをどこかで食べてからセミナーへと思っていたのですが、駅で食べそこね、そのまま目黒駅からバスに乗り、二つ目で降りて松岡美術館に行きました。ゆっくり展示を見た後、セミナーの開始時間の15分前に会場に着きましたが、用意ができていないということで、下のレストランに案内されてエスプレッソコーヒーをごちそうになりました(ラッキー!)。でも、ランチ抜きなのでちょっとつらい・・。そしてようやく2階に案内されてセミナーが始まりましたが、なんと生徒は3人だけ。ソムリエは二人。マンツーマンみたいなものでしたね。
 生徒の二人は専門家のようで、一人はict代表の長本和子先生とよくイタリア旅行に行っている常連さんのようでした。ちょっと肩身が狭いし、おなかがぐうぐうなるしで、恥ずかしかったですね。でも、すぐにイタリアワインの話に引き込まれ、今回はイタリアのあの長靴のかかとや土踏まずのあたりの州、カンパーニャ、バジリカータ、カラブリアのワインの講習を受けました。講師はアクアパッツァのシェフソムリエ滝本氏、さらに渕本ソムリエも手伝っていました。話は、申し訳ないけれど渕本さんの方がわかりやすかったです。私はただ単にイタリアワインが好き!というだけで受けたので、知識もなく、すべてが興味津々でした。特にカンパーニャのワインが面白そうで、アリアニコというブドウ品種からできるタウラージというワインは3種類飲んだ中で一番おいしかったです。それぞれに香りが独特で、飲み比べると違いがよくわかります。写真左は2番目に飲んだカラブリア州はリブランディのチロ(輸入業者はモンテ物産、2003年)、真ん中は最初に飲んだカンパーニャ州のマストロベラルディーノのフィアノ・ディ・アヴェッリーノ(白、輸入業者サントリー、2002)、右が美味しかったカンパーニャ州の白と同じマストロベラルディーノのタウラージ、ラディーチ(サントリー、1998)です。みなさん、専門家のようで、香りをかいで、口の中で妙な!音を立ててすすっているのです。さすがにそれは真似できませんでした。昼食抜きだったので飲み干せなかったけれど、ちゃんとおなかに物が入っていたら、絶対に飲み干したかも・・・。ちょっとご機嫌であっという間に講習会が終わり、帰りは200円のバス代をけちって目黒駅まで歩きました。初めてのプラチナ通り、うーーん、なんかスノッブですね。それも、地に足ついていない感じで、いただけない。何がシロガネーゼだ!と独り言を言いつつ、おしゃれな街を離れました。
 イタリアは、気さくじゃなくちゃ。でも、イタリア自体、北と南では雰囲気も違うし、格差が原因ではないといっていましたが、やはり、南イタリアのワインが日本に入ってくるのはなかなかないそうで、残念なことです。地元で消費してしまうからだけれど、もったいないですよね。南のバローロと言われるほどのアリアニコというブドウ品種のワイン、ぜひ、入手できるようにしてもらいたいです。さて、来月の講習会、残ったチケットでまた受講しようかな?夫は、ド素人が行くことがいいんだから、めげるなと言ってくれています。そう、ワインセミナーにおつまみはなかったのでした!?
コメント
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