私はよく、一人でも喫茶店やレストランに入りますが、夫は、あまりしないようです。私に悪いと思ってくれるそうで、それはありがたい・・・。今度は来月の練習ですが、また寄ってみようかしら。イタリア大好きですもの。
私はよく、一人でも喫茶店やレストランに入りますが、夫は、あまりしないようです。私に悪いと思ってくれるそうで、それはありがたい・・・。今度は来月の練習ですが、また寄ってみようかしら。イタリア大好きですもの。
昨日、下高井戸シネマで映画「四月の雪」を見てきました。昼1時5分の回でしたが、全員観客は女性、それも私よりも年上の人たちでした。けっこう連れ立ってきている人が多く、おしゃべりがすごかったです。上映中も、ビニール袋をクシャクシャと音を立てたり、終いにはある一角では平気でおしゃべりをしていたり、年配の方でもマナーが悪いのに閉口しました。ほとんどが、ヨン様ファンでしょうか・・。彼のベッドシーンは、皆さん心の悲鳴をあげていたかも、とファンではない私はサディスティック気味に考えてしまいました。でも、きっと、すぐに相手役は自分に置き換えて、うっとりしていたのでしょうね。
私はホ・ジノ監督の「八月のクリスマス」がとても気に入っていました。その後の「春の日は過ぎ行く」ではちょっとがっかり・・。そして今回もラブストーリー。でも、感動の涙は出ませんでした。多分、あるんだろうなという設定で二人の恋愛が進んでいきますが、淡々としたなかに、あまり情感が見られない。ただ、韓国の葬式とか風習を見る上で、お勉強にはなりました。風土と現代的なものとの混合がねらいだったのでしょうか。主人公インスのコンサートなどの照明スタッフという必然性が感じられない。ペ・ヨンジュンの肉体美には度肝を抜きました。あれはまるで、ミケランジェロのダビデ像です。あの容貌からはとても想像がつかないほど・・・。特訓の成果でしょうね。それが一番の目的で、ヒットしたのかも。あまり意地悪ばかり言ってはいけませんね。ただ、映像は素晴らしく美しかったです。
仕事を持つ妻が出張中に交通事故にあうのですが、それが出張ではなくて休暇で浮気相手と一緒に事故にあってしまったのです。相手の男性は入院治療中に死亡。お互いの配偶者はそうして出会い戸惑い、復讐もあってか、恋に落ちる。私は夫が裏切りの果てに亡くなった女性のほうが気の毒でなりません。だから、映画のラストでまた二人の関係が続くと想像させてくれたのですが、できれば、未亡人の彼女が幸せになるまで、その関係は続けてほしいと思いました。
不倫と言っても、おそらく結婚前に既に関係があったと思えるそれぞれの配偶者なので、偶然再会して火がついたのかもしれないし、まだ罪は重くないかなとも思うのは、いけないことでしょうか。交通事故に遭わなければ、きっとずっとその関係をひそかに続けていたのかと思うと、人を騙す不気味さを感じます。
結論から言えば、救いのない映画でした。「白いカラス」みたいです。最後、また会えたのはよかったかもしれないけれど・・・・。このストーリーにユーモアをもとめる私がおかしいのかもしれないけれど、どこかにほっとするユーモアがあれば、と思ったのは確かです。
そういえば、私が一番泣いた映画って、何かしら?多分、「エデンの東」、そして邦画なら「砂の器」。これの2作は、どっと涙があふれます(どうしようもなく涙が出るのは「火垂るの墓」、もうお岩さん状態です)。テレビで見た映画では「道」「風の谷のナウシカ」も出る出る、涙が。ま、映画を見るのは、泣きたいからではないのですが、やはり「感動」したいから見るのはたしかです。
下高井戸シネマでは「有頂天ホテル」も上映予定だそうです。やっぱり私は笑って泣く映画が好きですね。あれ、これは泣かない???期待してます。