今朝、NHK生活ほっとモーニングで「熟年離婚」をテーマに放送していたのですが、これが無茶苦茶面白くて、家事も手につかず、テレビに釘付けでした。いやー、面白い!ゲストのうつみ宮土理
さんや山本晋也さんの反応も興味深く、ゲラゲラわらってしまいました。そして弁護士の先生もかなりユニーク。いやー、まいりました。
普通、子育てが終わって女性は離婚を考えるようになるわけですが、うちの場合、子どもがいないので、つねに考えています(!?)でも、結局は、経済的自立が困難で、諦めざるを得ないのですが、物は考えよう、前向きに努力すれば、お互い嫌いにならずにそこそこ、つきあえるものです。一度は、間違ったとしても選んでしまったわけですから。
でも、先日、義母の所に二人で行ったとき、ついに爆発してしまいました。このところ、夫は仕事のストレスでイライラし通し、普段よりも罵詈雑言が甚だしく、こちらも我慢を重ねていたのですが、つまらないことで怒鳴られ、「お母さん、もう、こんな人と一緒になんてやってられない!!」とわんわん泣き出し、先に帰ると言ってしまったのです。もちろん、優しいお母さん(どうして彼女からこんな意地悪な息子が生まれたのでしょう!)は、「今日のところは私に免じて我慢して」と止められました。そして、その後、なんとかいつづけたのですが、赤ワインの飲みすぎで、記憶があまりない・・・・・。ご迷惑をおかけしました。
ま、こんなことは、我が家では頻繁に起こるのですが、子どもがいない分、直接ぶつかってしまいます。なんとか、猫が「かすがい」になっているという状態です。1984年暮れに結婚したので、長いこと続きましたね。他人と暮らすというのは、本当に難しいことです。いままでとこれからとを天秤にかけても、離婚したほうがいいのか別れないほうがいいのかわかりません。日々、好奇心と忍耐とで生活していくしかないです。少なくとも、一番親密な他人として、お互いを選んだわけですから、努力しつづけないといけないですね。離婚経験者に聞くと、結婚よりもはるかにエネルギーを使い、くたくたになるそうです、離婚は。
一番夫の嫌なところは、妻の行動を束縛、干渉することです。それさえなければ、なんとか我慢の範囲なんですが。お互いに、権利を尊重してほしいですよね。専業主婦は、ただ好き勝手に怠けているわけじゃあないのです。家事はきりがない。うちは、料理という大変な部分を夫が担っているので、家事は大変じゃあないかもしれないけれど。それでも、掃除洗濯、いろいろあります。私は親の介護で仕事をやめて、そのまま専業主婦になってしまいましたが、もしそういうことがなければ、正社員として今も働いていたかも(現実にはそうじゃないけれど)。だから、そのときの給料の分くらいは、価値がある仕事をしていると見てもいいのではないでしょうか。本音を言えば、趣味に没頭できるありがたさは、仕事には替えられない、つまりは夫に扶養されて「御機嫌」なわけです。男性側から言えば、贅沢になるのでしょう。
女性の権利が認められてからそんなに時は経っていないのが現実(イスラム圏ではまだ女性の権利が確立していません)。さて、なぜ、男性優位の社会が続いたのでしょうか。それは、男性にとって実に便利なシステムだったからです、女性を家庭に閉じ込めるのが。そして、男性は、(えらそうに)仕事をしているということに逃げ込めば、何でもうまく行ったのです。でも、実際は、たいした仕事なんてしていなかったんですよ。ほら、日本の今を見てみればよくわかります。こんなにひどい組織で(年金に限らず)よくもまあ、呑気に国家を運営してきたわけです、政治家達は。男の知恵のなさには呆れますね。こうして考えると、熟年離婚という、女性からの逆襲も、けっこう面白いものです。少子化の現実も、その延長上にあるのではないでしょうか。
私が火を吐くのも、このブログでしかないので、ちょっと情けないのですが、いつかは、男も女も、平和的に共存できる社会ができて、結果として紛争もなくなるのではと思います。家庭内紛争をなくすよう、男性も努力してくださいね。うつみ宮土理さんがいっていました、言葉はタダなんだから、ありがとうと言いなさい。言葉にしなくてもわかると思うのは、間違い。それは、恋愛時代の妄想にすぎないのですよ。
番組で紹介していた、熟年危険度チェック、
こちらを参照してください。