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万葉の昔から               戦歌の訪ね人

2006年05月08日 00時29分54秒 | Weblog
 戦は人の性なのでしょうか、絶える事なく続いてきました。
 「九条の会」に関わるようになってから、戦争にまつわる短歌や俳句がとても気になるようになりました。
 国を守るための政治や経済の話も大切ですが、人々が国を守るために戦に赴いたり、家庭を守ったりした時代の苦しみや悲しみ、決意の歌にも耳を傾けて見る事も大切でしょう。これからそんな歌が見つかった時に書き記してみたいと思います。

  「韓衣裾に取りつき泣く子らを置きてそ来ぬや母なしにして」  防人のうた
 
 母も無い幼子が防人徴発され出発しようとする父親に取りすがって泣き叫ぶ哀しい万葉集の一首です。
                
  「泣ける子を叱りはげます父の声雄々しけれどもすでに泣きおり」 中田清次

 上の短歌は満州事変当時の農民歌人の歌です。いずれも、戦に召集される家族の
気持ちを歌ったせつない歌です。 万葉の昔も昭和の頃も戦に行く人の心は同じではないですか。
 再びこんな歌を歌うことの無いようにしたいものです。
コメント (7)
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