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「古ぼけし正義感かな去年今年」     まもる

2006年12月31日 23時22分56秒 | Weblog
"悪党芭蕉"でヒットした嵐山光三郎さんが週刊朝日のコラムで「コゾコトシ」というテーマで薀蓄を傾けていた。
 彼によると「去年今年」という新年季語の名句には俳人の時間のイメージによって三派あるという。
 まず、「風」をイメージする人、「吹く風のゆるみ心やこぞことし」(峰秀) 次に「水」をイメージする人、「若水や流るるうちに去年ことし」(千代女) さいごは、「夢」を想う人、「去年今年繋ぐ一睡ありしのみ」(石塚友ニ)

ところが、こうした叙情・感傷を断ち切って「コゾコトシ」に新鮮なイメージを与え、この季語を一躍有名にしたのが「去年今年貫く棒の如きもの」の虚子である。曖昧模糊の「コゾコトシ」に大晦日の鐘撞きの、男女交合の具体的イメージを定着させた。
私はこの句に時代を貫き突き刺さる巨大な歴史の流れさえ感じるのですが。

 この新年季語「去年今年」を使って初句を作ることを薦めている。
 そして初心者のために、句作のノーハウを記している。

 「古ぼけし ナントカカントカ 去年今年」

 の ナントカカントカを考えてください誰にでもコゾコトシの句が詠めますと。
親切にもナントカカントカの例も載せてあって、
 「湯呑茶碗や」「虫歯二本や」「女房の顔や」などが列挙してあった。
私も挑戦してみました。

 「古ぼけし美しき国去年今年」
 「古ぼけし核脅迫を去年今年」
 「古ぼけぬ法弄び去年今年」
 「古ぼけぬ老いの一徹去年今年」

お屠蘇気分で皆さんもお作りになってはいかが?

「あっ未来ちゃんが 歌ってる。 皆さん良いお年を!!!」

  
コメント (2)
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