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八百長と統計学    らくせき

2011年02月12日 19時24分41秒 | Weblog
中央日報が、こんな記事を載せていました。

スポーツの勝負操作の可能性に対して統計学的にアプローチしたのは
米国の行動経済学者スティーブン・レビットだ。
レビットは『ヤバい経済学(Freakonomics)』で日本の相撲を分析した。
1989年1月から2000年1月まで力士281人が行った
3万2000回の対戦に関するデータを出した。
力士の対戦に不正な取引が行き来した可能性が高いという結論を出した。

1場所15番のうち8勝以上してこそ昇格する。
レビットは7勝7敗の力士が8勝目を目指して臨む最終日の対戦に注目した。
7勝7敗の力士が8勝6敗、9勝5敗の力士と対戦した時、
幕内で80%、十両で73.4%の勝率を記録した。
普通50%にすぎない勝率が80%台に急激に上がるのは、
相手が故意に負けるからだと推論した。
お金または次回の対戦で故意に負けるなど、補償の約束が働いたということだ。
これを「インセンティブの誘惑」といった。

なるほど・・・



コメント (7)
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日本サッカー希望の星とザック監督など(41)ここまでの総括(前編) 文科系

2011年02月12日 01時37分11秒 | スポーツ
日本サッカー希望の星とザック監督など(41)ここまで8戦の総括(前編) 文科系

 アジアカップ優勝を含めて、ここまでのザックジャパン8戦の総括をしてみたい。アジアカップ優勝はもう終わったこと。この優勝への過程も含めて、起こった変化と今後の正しい課題設定こそが大切なことだと考える。アジアカップの総括はいろんな人のものを読んだ。最も参考になってきたのは、いつものように何よりもザックと選手たちの言葉。外から見た文章としては、トルシェ元監督の文章と、同じくオシムの講評とを、「流石の広さ!」「こういう着眼点!」という感じで、勉強になった、。いずれも、スポーツグラフィック「ナンバー最新号 アジア杯特集」に載っている。

 先ず大きく振り返った上で、最も重大な点から始めたい。
1 ザックジャパンになってから、8戦無敗(5勝1PK勝2分)であって、得点15、失点6である。強豪アルゼンチン、格上オーストラリア、最近勝っていない韓国2戦が含まれているのだから、画期的な戦績と言える。結果、世界17位と近年珍しい高評価をこの2月発表世界ランクにおいて、受けるに至った。

2 好成績をあげてきた最大の原因が、日本長年・最大の難点、課題であった得点力の向上にあるのは明白だ。合計得点15の内訳は、岡崎4、前田3、香川2の他、6人が各1得点している。ザック特有の得点戦略の結実と見るしかないだろうが、それはザックらの言葉によれば、以下のようなものだった。
 サイドバックも含めたサイド陣が敵陣横外に張って敵守備陣を横に広げること、縦パスを出し入れしたり敵の裏への走り込みを繰り返したりして敵守備陣を縦にも広げること。こうして作った敵ゴール前スペースに走り込む者目指して、クロスや縦パスを入れて得点している。
 こういうこと全てに必要な要素、技能、知性、自信を選手たちが高度に備えていたから、短期間で成果が上がったのだと見ることが出来る。この点は、トルシェもオシムも強調している。ザックは現状を尊重して、ちょっと手を加えただけだと。粘り強い長短の走りをくり返す能力、クロスや縦パスの精度、性能などなどは元々備えていたものだし、何よりも南ア大会で自信を付けていると。
 なお、点を取る者やアシストをする者だけでなく、彼らがやりやすくなるように自己を犠牲にして点取りを助けるプレーをザックは高く評価して、よく言葉にも出す。香川が中へ行くのを我慢して外に張っている行為や、前田が岡崎に付いた敵を自分に引きつけて剝がしていくプレーなどへの高評価のことだ。これは、オシムもよく口に出して誉めたものだった。

 なお、本田が自分の得点が少ないことを気にしていたが、厳しいゲームになるほどに、本田が強い体を活かして前線のボールキーパー・好パサーに徹し始めたことが優勝の原動力になっていったと言いたい。だからこそ彼は、大会MVPに選ばれたのである。
 初戦ヨルダン戦の引き分けは、攻撃陣が全く連動できず、ここまで8戦中最悪のゲームであったと観たが、本田がパサーの役割を軽視していたことが原因であったと、僕は思った。オシムのヨルダン戦評にこうあった。
『本田がすべてをひとりでやろうとする』
 これは、このゲームで前田が孤立した原因について質問された回答の中で出てきた言葉だ。僕も「本田のプレーが、前田を孤立させた」と観たので、我が意を得たりと嬉しかった。
            (この表題で続く)
コメント (3)
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