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「菅首相は壊れてしまったのか。危険を感じる 」 天木プログより 

2011年02月24日 11時23分09秒 | Weblog
★久しぶりに天木プログを読んだ。その通りだと思った。         ネット虫



 日本の政治を覚めた目で見てきた私にとっては、もはや今の政局に
一喜一憂するものではない。

 しかし今の菅直人は危なくなってきたと直感的に思う。

 追い詰められた末に危険な精神状態に陥っているのではないか。

 国民にとって何が一番いいかを考えて判断すると言う発言を繰り返す。

 明治以来の開国だの、歴史的転換期だなどと大仰な物言い連発する。

 日本を救う大事業を行なうのは自分だ、それまで辞めるわけにはいかない、
それを自分の手で行なう事ができれば命を惜しまないなどと言う。

 これはおかしい。危ない。

 おそらく彼は6月まで居直るつもりだ。

 そして国民のために予算と関連法案を通す。その後消費税増税とTPPを
掲げて総選挙に打って出るつもりだ。

 それはとんでもない一人よがりだ。

 頓挫すると思われたエジプトの市民革命が加速したのはムバラクが辞めないと
演説したからだ。市民が危機意識を持ったからだ。

 いままさに菅首相の発言はそれを想起させる。

 民主党の政治家も、野党の政治家も、大手メディアも、そして国民も、もっと
真剣に政治というものを考えなければいけない。日本の将来を考えなければ
いけない。
 

コメント (7)
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随筆紹介 「病院の姥たち」  文科系

2011年02月24日 10時38分52秒 | 文芸作品
 自作品以外で僕がここに紹介してきたのは、同人誌の月刊冊子作品から。これは先月号からのもので、S・Hさんの作。秀作と思っています。こうだから僕は、フェミニストを公言したいと、そんな内容の作品です。 

【 こういう人がいるから健康保険が赤字になると、お叱りを受けることを覚悟して書く。
 K整形外科病院は朝早くから治療を待つばあちゃんで溢れている。K団地の八十五歳以上の婆さま軍団がバス通院。午前八時、病院に到着。別のルートからの婆さま達と待合室で合流する。十人の病院友達が昨日も出会っているのに〔お早う元気だった〕と挨拶。
 全員の無事を確認する。八時三十分から始まる電気治療のフロアーは、名前を呼ばれた婆さま軍団で占領される。膝、腰、腕等、痛む部位に電気刺激、温湿布治療十分施行。
 電気治療が終わると名前を呼ばれマッサージ用ベッドに移動。たわいもない会話を青年マッサージ師とかわし、介助を受けながら手足の屈伸を十五分行う。硬くなった筋肉を揉みほぐす。〔腰、膝の痛みが和らぎ体が軽い。ああ、極楽。ありがとう〕マッサージ師に礼を言う。
 ここまでの治療は他の病院と同じだが、姥たちのお目当ては、K病院が、筋トレ用に設置した二つの医療器具が無料で使えるサービスにある。病院が繁盛する大きな理由だ。
 一つは、椅子に腰を掛け、足の爪先から付け根まで両足を差し込み、すっぽり包む一対の袋。スイッチをいれる。袷になった布袋が空気で膨らみ筋肉に圧力を加え、空気を抜く、を繰り返し、筋肉を鍛えることができる。三組ある器具を姥仲間が占領。おしゃべりが弾む。三十分で終了。待っている仲間と交代する。
 次は全身の筋トレだ。振動装置内蔵の台の上に両足を乗せる。台に固定された逆U字形の太いステンレスパイプを両手で掴み垂直に立つ。振動回数ボタン操作を、スイッチON。
 足の裏から振動が波のように押し寄せる。離れた場所から筋トレに励む姥たちを見ていると、衣服越しに、爪先から上に登るように全身の筋肉が大きく震えている。四分乗るだけで六キロ歩いて筋肉を鍛えたと同じ効果がある。今日の姥の治療はこれで完了だ。
 計算書が出来上がる。治療費は一割負担で百五十円。湿布を貰っても二百四十円の支払いだ。体が軽く気分良くなった姥軍団は、喫茶店ランチに繰り出す。
「今日から仲間に入るよ」と、元八百屋店主の姥が手をあげた。彼女は連れ合いをデイケアに預けることに成功、仲間に加わることが出来ると大喜び。昼飯作りは嫌だと、こぼしていた。「私がここに来るだけで、先生は一月三万円は儲かっている」と言って憚らない。さすが商人。チャンと計算ができる。独り暮らしの姥は、お化粧をして身だしなみもよく、友達を作り楽しむが、待合室で他の患者さんの迷惑になるような行動はとらない。
「一日、誰とも喋らない生活だとおかしくなる」と姥が公言。雨の日以外毎日病院に来る。
 元気だと思われている高齢者でもあちこち不具合を抱えている。年金生活で体の現状維持に気をくばり、最低の出費で抑えることを実行すれば、誰もがこのやり方になる。
 医療費の無駄遣いだとめくじらたてるな。これぐらいの恩恵があってもいいじゃないの。】

コメント (4)
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