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日本サッカー希望の星とザック監督など(40) ザックの「イタリアと日本」  文科系

2011年02月11日 11時19分04秒 | Weblog
 ザックは「イタリア・サッカーには何の未練もない」と述べている。念のために申し添えるが、彼はイタリア嫌いというのではない。イタリアでホテルとレストランを家業として堅実に経営しているイタリアンテイストの好漢なのだから。ただザックが「僕は日本人に似ている」と語るのは、イタリア人のルーズで自分勝手な悪い一面を嫌いだからだろう。チーム一丸の規律を重んじて、利己的な有名選手は使わず、それでいて攻撃好きというのも、南イタリア的な家族主義を思わせる暖かい雰囲気も、どこか日本人的だ。
『イタリアは母国なので、少し懐かしく感じるのは当たり前だが、日本はいいよ。なかなかホームシックにならないね。一番良い国に来たと思っているよ』(週刊朝日2月18日号)

 長友がインテル(ミランでなくて良かった)に呼ばれたことにケチを付けるつもりはないが、ザック好みではないらしいイタリアサッカー界について 僕も一言申してみたい。ちょっと落ち目の国を追い込むようでようで申し訳ないが、あの男が首相を務め、同時にサッカー界とマスコミ界とのドンでもあれば、どうしようもないだろう。ウィキリークスのイタリア大使公電にもあるように「無能で、自己顕示」が極まる彼に取り入って、地位を確立しようという人々がうようよしているはずだからだ。サッカー界、テレビ界、出版界にはもちろん、サッカージャーナリストなどにも。インテル・ミラノを率いて去年ヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝杯を穫ったのにスペインに去ってしまった名監督、ジョゼ・モウリーニョは何度もこう語った。
『イタリアのサッカージャーナリストたちは、売春婦である』
『シルヴィオ・ベルルスコーニが審判たちに対してカルチョーポリを行なっているのではないか(カルチョーポリとは、サッカーにおける贈収賄疑惑のこと)』
 日本監督になった時のザックは逆に、イタリアマスコミによってこう叩かれたものだった。
『昨シーズンの醜態にもかかわらず日本人は拍手で迎えている(「トゥット・スポルト」紙)』
『日本という遊技場は、過去の監督の末路としては良い(「コリエレ・デッロ・スポルト」紙)』(いずれもサッカーダイジェスト2月22日号)
 こういう新聞が今は、手のひらを返したようにザックをべた誉めして、部数を伸ばしているのだ。
 
 こうして今、イタリアの若手育成システムは、スペイン、ドイツ、イングランド、そして日本などのようにはなかなか上手くいっていない。それでいてビッグチームが手っ取り早く世界チャンピオンなどを目指そうとするから、外国人選手、それも世界の点取り屋ばかりが目立つことになる。ザックはこんなことも語った。
『日本の選手は上達することだけを考え、日々、練習している。一方、イタリアの選手は自分がもうトップだと思っているので、自分をさらに成長させるということについては余り重要視していない。それがイタリアの欠点です』(週刊朝日2月18日号)
『今回は若い選手たちが、自分たちにとってチャンスだということをすぐに把握して力になってくれた。いい選手たちだが、それ以上に頭がいいと感じている』(サッカーダイジェスト2月22日号)
『「私の選手たちに抱いていた印象が『確信』に変わった。選手たちは、もっと自信を持って欲しい。Jリーグの監督さんたちには、本当に素晴らしい仕事をしていると申し上げたい。』
 イタリアは、外部や外国から名選手を連れてくるばかりでは、国内中堅選手のやる気が育ちにくかったとも読めるが、どうだろうか。名古屋グランパスも、中村、阿部の他に、せめて小川ぐらいがレギュラーになってくれないかな。
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未来とは思い出すもの春の雪   遅足

2011年02月11日 10時18分23秒 | Weblog
今、ONE PIECE というマンガが爆発的に読まれているそうです。
私は読んだことはありませんが、若者の冒険ストーリーということです。

このマンガの下敷きになっているのは、
黒澤の七人の侍や、仁義なき戦いのような任侠ものだとか。
経済発展してゆくなかで人気を博したモノガタリ。
任侠モノのキャッチフレーズは、こんな古いワタクシですが、でした。

豊かになった日本人は、不機嫌になってしまったようです。
不機嫌な人ほど優位に立てる社会とか。

他人を排除、ココロが乾燥しているようです。
カラカラになったココロを捉えたマンガは、他人を受け入れる。
それも無条件で。ここが魅力になっているそうです。

今日は春の雪。春は一直線にはやって来ない。



   
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