九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

平成の開国 アジアに一歩踏み出せ 東京新聞【社説】から    ネット虫

2011年02月26日 21時14分48秒 | Weblog
★久しぶりに、良い社説を見た。紹介したい。


東京新聞【社説】
平成の開国 アジアに一歩踏み出せ
2011年2月18日

 菅直人首相が宣言した「平成の開国」。海外の需要取り込みが狙いだというが、米国
主導の環太平洋連携協定(TPP)にこだわり過ぎていないか。アジアを軽んじては日
本経済に元気は戻らない。

 TPPは100%の関税撤廃を原則とする自由貿易協定(FTA)で二〇〇六年にシ
ンガポールなど四カ国が締結した。米国、ベトナムなども参加表明し、今秋の妥結を目
指し九カ国による拡大交渉が続いている。

 日本のFTA網は大きく出遅れており、菅首相にも焦りがあったのだろう。米国主導
にカジが切られたTPPに加わろうと、六月に参加の是非を判断すると表明した。

 だが、日本の参加を強く求める経済人からさえ、「唐突感が否めない」との声が漏れ
てくる。

 日本と韓国との交渉は中断し、日中韓も産官学の共同研究の域を出ず、日中は交渉の
見通しすら立っていない。国内総生産が日本を抜いて世界二位に躍り出た中国をはじめ
、今や世界経済の牽引(けんいん)役を担うアジアに積極的に身を乗り出さずして日本
経済を復活できるのか。そんな戸惑いでもある。

 成長の鈍化に苦しむ先進国の経済運営は、新興国の旺盛な需要に照準を合わせた景気
浮揚に軸足を移し始めた。米国のTPP参加はその象徴であり、ゆくゆくは中国も加わ
るアジア太平洋自由貿易圏構想と合流し、広くアジア市場をこじ開ける戦略を描いてい
る。

 旅客機二百機など三兆円を超す対中輸出を決めた一月の米中首脳会談は、その一環と
いうべきだ。

 米中が接近し、隣国の日本が距離を置いて米国に走る姿は理解に苦しむ。いくら対米
重視とはいえ、日本の貿易総額の半分以上をアジアが占めるのに、なぜ中国などとの交
渉に後ずさりするのか。

 尖閣諸島問題などでぎくしゃくする日中関係にたじろいでは、成長は取り込めない。
首相は「日本の繁栄はアジア抜きに語れない」という自らの発言を忘れたのか。

 オバマ米政権は輸出倍増、二百万人の雇用創出を掲げた。アジア重視はその実現のた
めであり、リーマン・ショックで金融立国が揺らいだがゆえの実物経済への大転換だ。

 貿易立国を宣言した韓国のサムスン電子は、中国とのFTA交渉開始を視野に、千人
に上る中国専門家の育成を急いでいる。

 グローバル化が劇的に進む時代に全方位外交をためらっていては、「平成の開国」が
危うくなることに菅首相は気づくべきだ。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「★第5回昭和区平和美術展への出展をお願いします」 まもる

2011年02月26日 20時57分37秒 | Weblog
★第5回昭和区平和美術展への出展をお願いします。

★3月15日が〆切です。
   (作品の準備をいただき、お知り合いに出展を勧めてください。)

(開催日) 2011年4月19日~24日
(会 場) 名古屋市博物館 3階ギャラリー
(出展料) 500円(一作品)
(出展点数) お一人 2点まで(連作は相談に応じます)
(出展資格) どなたでも出展できます。
      *原則としてご自分で搬入、搬出ができる方。
 ≪注意事項≫ 作品審査・表彰はありません。


(主 催) 昭和区九条の会 
(後 援) 名古屋市、中日新聞社。
(連絡先) 昭和区九条の会事務局 052-731-2749(舟橋)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆 不整脈ランナーの手記(25) ランナー断念 文科系

2011年02月26日 10時39分15秒 | 文芸作品
 突然のことだが、「ランナー断念」ということになった。2月初旬までは少しずつ運動量を伸ばし、時には1キロほど走ったりして、きわめて順調に来ていたが、突然こんなことが起こったのである。
 16日水曜日夕刻、いつもの階段登りをやり始めて10往復ぐらいで、不整脈が突発。それもきちんと脈を取ってみると、最悪の心房細動である。ここまで順調にやれて来て、11日にも階段110往復を何の異常もなくやったばかりだったから、全く寝耳に水の出来事であって、青天の霹靂、気分は暗澹。

 翌日も何の改善もないから掛り付け医に行く。すぐに「(カテーテル手術をした)大病院の救急病棟に予約を取ったから、今行ってください」とのこと。そこでは、ちょっと診察してこんな宣告。「全身麻酔で、AEDをやります。多分治ります」。事実治った。そして、もの凄く嬉しかった。なんせ、前日の「青天の霹靂」、「暗澹」の一日後のことだったから。が、以降普通に生活しているのに、どうも怪しい。そして24日木曜日昼頃、ギターを弾いているだけなのに「期外収縮」発生。これは、僕の今までの経験上「今ちょっとした運動をやると慢性心房細動になるよ」という前兆、サインとも言える。25日金曜日、掛り付け医に行き、「今後の心臓相談」とあいなった。いろいろ質問し、改めて学び、考え、合意の上で決めてきたことが、これだけだ。
・年齢並みの心拍数に落とす。最高120、できたら100~110まで。
・突発性の期外収縮だけなら、トンプク的に薬を飲む。
・心房細動が起こったら、以前の薬を常用の上、AEDか再手術か。
・お酒は今までの通常範囲ならばよい。アルコール換算で、ビール1本程度まで。

 さて、最高心拍数120までとするなら、もう走れない。速度にもよるが130~150は行っていたからである。僕も今年で70歳。走るのを断念して、少しでも細く長く生きる道を選ぶしか無くなったと覚悟した。走るのをほぼセーブしていて体質がどんどん変化していると感じるが、それも仕方あるまい。ランナーとしては年貢の納め時なのである。
 この日記ももう終わろうと思う。長い間読んでいただいた方、有り難うございました。同じ不整脈を抱えた方々がこれを参考にしていただければ嬉しいです。

 最後に、この連載のバックナンバーと、こんな方に読んでいただけたら役に立つのではないかというコメントを少々。
【この手記、元々はまず不特定のランナー仲間を意識して書き始めたもの。不整脈があっても、どれくらいまで走れるかという実験のつもりでした。ですが今となっては、次の目的も果たせましょうから、バックナンバーを載せておきます。ランナーには不整脈、心房細動が多いそうです。僕はごく初期にたまに出る不整脈に気付いて、これを管理しながら走り続けてきましたが、これに気付かずに走っている人も多いと思います。そして、不整脈を抱えて走っていると、どんな風に心房細動になっていくか、そしてその対策はという一例がこの手記だと言えます。「ここまでする人はなかなかいない」と、医者たちが言っていましたから、珍しい実験だと思います。仲間で同じ病気を抱えることになった方、どうか参考にしてください。
 また、分かる限りどんな質問にも応じます。 
 その①09年11月2日、②3日、③8日、④12日、⑤28日、⑥12月8日、⑦21日、⑧10年1月18日、⑨30日、⑩2月11日、⑪2月28日、
⑫3月28日、⑬31日、⑭4月12日、⑮19日、⑯25日、⑰5月3日、⑱18日、⑲7月5日、⑳26日、㉑9月30日、㉒10月16日、㉓11月13日、
㉔12月29日 】
 バックナンバーの出し方はこうです。右欄外最下段に年月を書いたコーナーがありますので、該当の年月を出してクリックしてください。すると右欄外最上段の方にあるカレンダーがその月のモノに変ります。そこから該当の日にちをクリックしていただくと、その日のエントリー原稿が全て出てきます。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする