大震災と戦禍 まもる

　新聞のどのニュースも十日たって益々災害の広がりが見えてくる。

　自然災害ばかりか深淵を見せる原発の大事故。

　復旧に係る新たな困難。

　人々の慟哭と、絶望。　しかしそれに立ち向かう人間の強さや素晴らしさも見せては

　くれた。

　新聞を閉じて妻にこう言った。

　「戦争は知らないが、今度のことでその一端は想像できるね。」

　「六十何年平和すぎたのさ。」「石原知事の天罰も一理ある。」

　「此の災害に戦争を見るよ。」

　すると妻が言った。

　　「全然違うわ」

　　「戦争は止められるのよ！！」


　　「戦争は止められる？」「君は楽天家だ、性善説だね」と言いたがったがやめた。

素人と専門家 只今

　墓参り帰りの栄町で、浜岡原発の運転停止を求める女子高生と出会った。
　その彼女たちにメーカーやりながら、横断歩道の信号が変わるのを待っていると、待っている人の中から男の大きな声が聞こえてきた。
　「こういうことは、専門家に任せればいいんだ」
　「そうよね、あんな女の子に判るはずないわね」という女性の声。
　
　専門家といえば、原子力発電所１７基の配管の耐震強度計算を２８年間にわたって間違えていたことが判ったのは、２００８年のこと。
　その一年前、六ヶ所村再処理工場で耐震計算ミスが起った。
　「日立製作所の子会社は、１１年前に計算ミスに気づきながら隠ぺいしていた。日立製作所は、日立エ社からミスの連絡はなかったとしており、隠ぺいの経緯は調査中という」（2007年4月18日『読売新聞』）　
　それでも見つかってよかった。でなかったら、再処理工場は今も動いている。　

中央日報の記事を読んで らくせき

中央日報に地震に関連して、こんな記事が載っていました。

在日同胞事業家が１７日、東日本大地震復旧基金として
１００億ウォン（約７億円）を出した。
年間売上高３０兆ウォンにのぼるパチンコ会社（株）マルハンの
韓昌祐（ハン・チャンウ）会長（８０）だ。
今まで日本で集まった寄付金のうち最高額だ。



どうということもない記事ですが、興味深いのは、記事の下にある
アンケートです。

この記事にふさわしくないのですが、

面白い　悲しい　すっきり　腹が立つ　役に立つ

という５つの項目があります。
私なら、どれにも答えようがありませんが・・・

こんなアンケート結果でした。

面白い１５
悲しい５
すっきり９
腹が立つ１０１９５
役に立つ３４

　　　　　　　　　　


中央日報