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【フィリピンと福島原発事故】 ネット虫

2011年04月07日 16時56分24秒 | Weblog
今回の福島原発事故はフィリピンの人達にも脅威を与えています。

【東日本大震災】
「私たちはここに残る」 外国人介護士・看護師 被災地で奮闘続く
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110329/dst11032909300011-n1.htm

2011.3.29 09:30

≪見えない危険≫28日、福島県内で、放射性ヨウ素が蓄積しやすい甲状腺部位の放射線測定検査を受ける女性。外国人女性の介護士や看護師の中にも、わが身の危険を顧みず、震災と立ち向かっている人たちがいる(ロイター)

 東日本大震災の被災地では、多くの医療関係者が昼夜を違わず活動を続けている。その中には、日本との経済連携協定(EPA)に基づく看護師・介護士候補者の派遣事業で滞日中のフィリピンやインドネシアの女性たちも含まれる。「お年寄りを見捨てて去れない」「地震も津波も怖くない。みんなを助けたい」。彼女たちの献身的な姿勢には「国の誇り」(インドネシア政府)、「介護のヒロイン」(フィリピンのメディア)などと称賛の声が上がり、被災者たちも感銘している。

EPAで来日

 福島第1原発事故を受けて在日外国人の「日本脱出」の動きが続く中、死者12人が出た福島県白河市にある特別養護老人ホーム「小峰苑」では、4人のフィリピン人「介護士候補」が働き続けている。ルソン島中部ヌエバビスカヤ州出身の看護師メルセデス・アキノさん(27)、ルソン島バギオ市出身の元NGOスタッフのジュリエット・トバイさん(27)らで、一昨年から昨年にかけてEPAに基づいて来日した。

 故国の家族からは毎日のように「帰って来て」と叫ぶように電話がかかってくるが、アキノさんは「おばあちゃんたちからチョコレートをもらったり、日本語の勉強用のノートをもらったりとすごく親切にしてもらっている。私たちだけ帰国はできない」と話す。小峰苑によると、献身的な介護ぶりは「入所者にも非常に評判がいい」。

退避勧告拒否し支援

 09年に来日したインドネシアの中ジャワ州スマラン出身の「看護師候補」リタ・ルトナニンティアスさん(35)は在日インドネシア大使館による東京への退避勧告を拒否し、大震災の発生から約1週間、勤務先の宮城県山元町(やまもとちょう)の国立病院機構宮城病院に詰めて被災者支援に当たった。

 地震があった11日は休みで自宅にいたが、すぐに病院へ駆け付けた。約10メートルの巨大津波が迫ってくるのが見えて病院内は騒然となり、入院患者ら約120人を上の階へ誘導。病院の前に丘があり、津波は直撃しなかったが、すぐに数百人の避難者が押し寄せた。電気も水もなく、通信も断たれて「1週間、町は孤立状態となった」。

 リタさんは病院で寝泊まりして働く一方、おにぎりと水を避難者に提供した。インドネシアにいる家族が不安がっていたため、休暇をもらい一時帰国して夫と子供2人と再会したが、4月には山元町に戻ると決めている。「病院では毎日、仕事の後、日本語を教えてもらうなど、みんな優しかった。日本が困っている今、少しでも力になりたい」と共同通信に語った。

スマトラ沖の恩返し

 08年に来日し、兵庫県姫路市の姫路赤十字病院で働きながら毎日8時間以上勉強し、3度目の挑戦で今年2月に行われた日本の看護師国家試験に合格(25日発表)したインドネシア人スワルティさん(32)は合格発表後、勤務先で記者会見し、東日本大震災に触れ「できれば(被災地に)行かせてほしい」と涙ながらに話した。2004年のスマトラ沖地震では、現地で災害医療に携わったというスワルティさんは「インドネシアが被災した時も多くの日本人が手伝ってくれた。小さい力だけれど、手伝わせてほしい」と訴えた。(SANKEI EXPRESS)



【放射能漏れ】
比にも微量の放射性物質「今後も飛来続く」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110330/asi11033001120000-n1.htm

2011.3.30 01:11

 フィリピンのマニラ首都圏近郊の大気中で、福島第1原発の事故で放出したとみられる微量の放射性物質が検出されたことが29日、分かった。共同通信の取材に当局者が答えた。健康への被害はないとしている。

 福島第1原発の事故後、フィリピンで放射性物質の異常が確認されたのは初めて。

 担当者によると、検出されたのはヨウ素131やセシウム137など。今後も風向き次第で飛来が続くと予想しているが、直ちに健康への影響がある数値ではないと強調している。(共同)



被災しても「帰国しない」 フィリピン女性、介護続ける
2011年4月2日13時43分
http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY201104020239.html

お年寄りの食事を手伝うサンドラ・オタカンさん=福島県白河市の「小峰苑」、斎藤写す

 東日本大震災で震度6強を記録した福島県白河市で、フィリピンから来た女性たちが老人ホームで献身的な介護を続けている。原発事故の影響に不安を抱え、帰国を請う家族に心揺れながらも、お年寄りに寄り添い続けている。

 約80人が入居する白河市新夏梨(しんなつなし)の特別養護老人ホーム「小峰苑」。介護士の資格を取るために実習中のジェンマ・ファナイさん(45)はその時、施設内のソファに座って、入居者と片言の日本語でおしゃべりを楽しんでいた。

 経験のない揺れ。建物がきしみ、体がこわばる。閉じこめられてはいけない――。とっさに走って窓を開けた。「本当に怖かった。でも、皆さんがいたから、私がしっかりしなくてはと思った」。揺れがおさまると、入居者一人ひとりに声をかけながら上着と毛布を配った。「だいじょうぶ。寒くない?」

 来日して1年半。故郷のルソン島では夫と13歳、16歳の息子が心配している。「ママ、早く帰ってきて」。電話がかかってくるたび、家族の顔が浮かぶ。帰りたい、でも……。「私を頼ってくれる人たちを置いて帰れない。でしょ?」

 サンドラ・オタカンさん(35)は、原発が同じ県内にあるとは知らなかった。余震と、放射能と。ミンダナオ島にいる母ときょうだいから「日本は危ない」と何度も電話口で言われた。「放射線の数値も低いから大丈夫」と答え、安心させようとしている。

 入居者や施設の職員を先生役に日本語を勉強してきた。「職場の皆さんも入居者も、みんな良くしてくれる。介護士資格を取る夢をあきらめたくはない」とオタカンさんは言う。

 地震から3週間が過ぎた。ルソン島出身のメルセデス・アキノさん(27)は入居者の横で昼食の介添えをしていた。「はい、どうぞ」。口元に添えた手。一緒に口が開く。笑顔。

 「日本が大変な災害にあっているときに、私だけここを離れるわけにはいきません」。6歳の長男と夫を国に残し、昨年11月に福島に来たばかり。家族の「毎日、お祈りしています」というメールが心の支えだ。

 施設にいるフィリピン人女性は4人。アパートは地震で傷つき、3人は施設の空き部屋に身を寄せながら仕事をする。施設の杉山善夫総務部長は「4人ともすぐ帰国しても仕方ないと思ったら、誰ひとり帰ると言わない。熱心で、丁寧で、優しい。介護の姿勢に頭が下がります」と感謝する。

 入居者の野田ユキエさん(88)は「ご家族と遠く離れて心配でしょうに。本当に優しく熱心に仕事をしてくれています。私にはとてもできない。えらいですよ」。4人の笑顔に、皆が励まされている。(斎藤健一郎)



フィリピン女性、白河で献身介護 「私たちここに残る」
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032801000566.html

 特別養護老人ホーム「小峰苑」で、お年寄りの介護を続けるフィリピン人看護師のメルセデス・アキノさん=24日、福島県白河市

 福島第1原発事故を受けて在日外国人の「日本脱出」の動きが続く中、死者12人が出た福島県白河市にある特別養護老人ホーム「小峰苑」では、4人のフィリピン人介護士候補が「お年寄りを見捨てて去れない」と働き続けている。フィリピンの地元メディアも「介護のヒロイン」などと彼女らをたたえている。

 4人はルソン島中部ヌエバビスカヤ州出身の看護師メルセデス・アキノさん(27)、同島バギオ市出身の元NGOスタッフのジュリエット・トバイさん(27)ら。一昨年から昨年にかけて日本との経済連携協定(EPA)に基づいて来日した。

 アキノさんによると、故国の家族からは毎日のように「フィリピンに帰って来て」と叫ぶように電話がかかってくるが、「お年寄りがここにいる限り残る」と決めている。「おばあちゃんたちからチョコレートをもらったり、日本語の勉強用のノートをもらったりとすごく親切にしてもらっている。地震も原発も怖いけど私たちだけ帰国はできない」と話す。

 フィリピンでは高齢者を敬う習慣が根強く残っており、小峰苑によると、献身的な介護ぶりは「入所者にも非常に評判がいい」という。

 彼女たちはフィリピンのテレビ局ABS―CBNのニュースにもネット中継で登場し、フィリピンの視聴者にも感銘を与えた。

 彼女たちの悩みは日本語の勉強。日本で働き続けるには介護福祉士国家試験に合格しなければならないが「漢字がとても難しいし、今は勉強する余裕もない」。

 EPAによって来日したフィリピン人介護士候補は、来年から試験を受けるが、今年2月に行われた看護師試験では、フィリピン人候補113人のうち1人しか合格できなかった。(共同)

2011/03/28 16:37 【共同通信】



【放射能漏れ】
フィリピン大使「職員退避を」 本国は「最後まで残れ」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/asi11031620590005-n1.htm

2011.3.16 20:58

15日、日本での捜索・救援活動に加わるために、装備を準備する救援隊員。真剣な表情でチェックしていた=フィリピン・ケソン(AP)

 「放射能の危険を避けるため本国に大使館の職員を帰国させたい」「日本にいる自国民を最後まで残ってケアするのが職員の使命」。東京電力福島第1原発の事故を受け、フィリピンのロペス駐日大使が一部職員の自国への退避を本国に求めたが、外務省は16日までに拒否した。フィリピン政府関係者が明らかにした。

 ロペス氏は15日、フィリピンのテレビに出演し、放射性物質を浴びる危険があるとして「緊急を要しない職員とその家族を一時帰国させたい」と発言。「外務省に相談し返事を待っている」と語ったが、関係者によると、外務省は大使の求めをすぐにはねつけた。

 フィリピン外務省幹部は16日、共同通信の取材に対し、ロペス氏とのやりとりについてはコメントを避けたが、「職員の最優先の仕事は自国民のために働くことだ」と強調した。(共同



フィリピンでも福島原発の放射能検出、人体に影響なし
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2793108/7020923

2011年03月29日 15:48 発信地:マニラ/フィリピン

【3月29日 AFP】フィリピン原子力研究所(Philippine Nuclear Research Institute、PNRI)は29日、東京電力福島第1原子力発電所が放出源とみられる微量の放射能を検出したと発表した。同政府は、人体に危険はないと強調している。

 フィリピンよりも日本に近い中国と韓国でも同日、国内で微量の放射性ヨウ素131を検出していると報じられた。両国ともフィリピンと同様に人体に危険はないと発表している。

 フィリピンの主な海岸線で福島原発に最も近い場所でも福島原発から南西に2500キロ離れている。同国の首都マニラ(Manila)はさらに約500キロ離れている。(c)AFP



フィリピンでも微量の放射性物質を検出、人体に影響なし
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20316020110329

2011年 03月 29日 17:06 JST

[マニラ 29日 ロイター] フィリピン原子力研究所(PNRI)は29日、日本の福島第1原子力発電所から放出したとみられる微量の放射性物質を検出したと発表した。人体に影響はないとしている。

 PNRIは「福島原子力発電所から飛散したとみられる極めて微量な放射性同位体」を検出したと報告。「放射能レベルは非常に低く、人体の健康に害はない」としている。

 PNRIは先週、日本製品の放射能レベルの基準値を設定するため、東日本大震災の発生前に日本から輸入した加工食品のサンプルを検査したことを明らかにしている。

 日本製品については、オナ保健相が食品輸入を禁止する必要はないとしているが、農業省管轄の機関は、福島第1原発周辺4地域からの乳製品については輸入許可の一時停止を勧告している。



汚染水放出、近隣国から批判
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201104050231.html

 東京電力による福島第1原発の放射性物質を含む汚染水の海への放出に対し、近隣諸国の多くは5日現在、汚染は低レベルで距離も離れているとして冷静に状況を注視しているものの、海洋汚染や回遊魚などへの影響をめぐる懸念から批判や憂慮の声も上がっている。輸入海産物などの検査強化の表明や日本政府からの情報不足への不満も出ている。

 「隣国が関心を持ち、心理的不安を感じる事項に関しては、事前に通報する余裕があっても良いのではないか」。汚染水放出について、韓国外交通商省報道官は5日の定例記者会見で「憂慮」を表明。韓国政府は必要に応じて現場調査を求めるとしており、日本政府に対する不信感も示した。

 日本海に面するロシア極東ウラジオストクを拠点に研究活動をする科学アカデミーのボリス・プレオブラジェンスキー博士は「黒潮と親潮を回遊する魚種に影響が出る可能性がある」と指摘、ロシアの漁業にも関係があるとして汚染水放出を批判した。

 中国国営中央テレビは5日正午のニュースで放出をトップで報道。福建省沖で海水を採取し、放射性物質の汚染を調べる当局者の様子を詳しく伝えて「海流から判断して中国に影響はないだろう」との専門機関の見解を紹介した。

 中国国内では日本からの輸入海産物の検査強化を求める声も出ており、日本食品への風評被害が拡大する恐れもある。

 フィリピンのモンテホ科学技術相は共同通信に、輸入食品や海水の検査強化を表明。放出について「低レベルで地域が限定されているので心配はない」と強調した。

 しかしマニラ首都圏の会社員ロニオさん(25)は「海はつながっているので汚染が広がる懸念は残る」と不安げな様子。女性会社員のカーラさん(20)は「これからも太平洋でとれる魚を食べていいのかしら」と心配そうに話した。

 台湾では「近海漁業への影響は大きくない」(台湾紙)として、現時点では冷静に受け止められている。(共同)



福島原発:放射能汚染水、韓半島に来るまで2-3年(上)
韓国人が食べるイカ、サバへの影響は?
http://www.chosunonline.com/news/20110405000030

福島原発 東京電力は4日、福島第一原子力発電所構内にたまっている放射能汚染水1万1500トンを海に放流することを決めた。これに伴い、海水を通じた放射能汚染に対する心配の声が高まっている。しかし専門家は「海水や魚介類を通じて韓国国内に放射能汚染の影響が及ぶ可能性は非常に小さい」と説明している。

■放射性物質が海流にのって韓半島に来るまで2-3年

 被害が発生する可能性はまず考えられない。韓国海洋研究院気候沿岸災害研究部のイ・ジェハク部長は4日、「福島第一原発近海の海水が韓半島(朝鮮半島)にまでたどり着くには、太平洋を1周回って来なければならない。海流は速い場合でも秒速約1メートルなので、太平洋を1周して韓国の沿岸までたどり着くには2年から3年はかかるだろう」と述べた。

 福島第一原発の沖合を流れる黒潮は、一度太平洋に抜けてから時計回りでフィリピンと台湾を経て再び日本に戻ってくる。この際、一部が大韓海峡を通じて韓国沿岸に流れつくことも考えられる。韓国海洋研究院のキム・ヨンホ博士は「福島第1原発から出た放射性物質は、太平洋に流れ出す過程で海水によって薄まるので、後に韓国にまで流れ着くころには自然状態を越えるようなことはない」と述べた。

 国立海洋調査院の関係者は「韓国の東海(日本海)は北太平洋に比べて海水面が高い。また大韓海峡を通じて東海に流入した海流は、津軽海峡から再び太平洋に抜けていく」と説明した。つまり放射性物質が東海に影響を及ぼす可能性は一層小さくなるということだ。

 海洋研究院のイ・ジェハク本部長は、「ただし半減期が2万4000年と非常に長いプルトニウムの場合、これがもし海に流れ出せば、非常に長期間にわたり世界の海洋生態系に影響を及ぼす。そのため放射性物質の流れは、今後も追跡していかねばならない」と述べた。



台湾が放射能拡散予報図を発表、7日に台湾全土を覆う / 日本列島もすっぽり
http://rocketnews24.com/?p=85605

福島第一原発事故。各紙で枝野官房長官が気象庁に放射性物質の拡散予測の公開を指示したと報じられているが、日本に先駆けて台湾の政府直属の最高学術機関・中央研究院が「福島原発放射能塵(ほうしゃのうじん)拡散予報図」を発表した。放射線に汚染された空気中のチリの濃度と拡散予想を動画形式で見ることができる。

予報図によると、放射能塵は4月6日から台湾に到達し始め、7日には台湾全土をすっぽりと覆われている。放射能塵は日本列島を中心に北はロシア、西は朝鮮半島、南はフィリピン、ベトナムにまで到達するという。台湾中央気象局も同様の予測を立てている。

中央研究院は公開にあたり「これはシミュレート結果であり、観測値ではない。参考にとどめてほしい」と注意を促している。

この予報図は、「福島第一原発で大規模な放射線漏れが起こり、半径20キロ圏内で1時間に100マイクロシーベルトの放射線が検出された」という前提の下、風向、気圧等の気象条件を加味し作られている。
このシミュレーションは信憑性が高いとされているが、気象状況に大きく左右されるそうだ。つまり天気予報が外れれば、シミュレート結果と実際の観測値とは異なる可能性があるということだ。

また、日本列島について言えば、被災地以外でも8段階のうち7段階目の放射能塵(ほうしゃのうじん)濃度予報が出ているが、7段階目の範囲は毎時10マイクロシーベルト~100マイクロシーベルトと他の段階に比べると広く、数値という点においてはあまり参考にならない。拡散範囲の参考にとどめておくべきだろう。日本気象庁による拡散予測の公開が待たれる。
参照元:中央研究院 環境変遷研究センター APPLE DAILY 聯合新聞(中国語)



放射能デマで混乱=福島から飛来と偽情報-比
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011031600874

 【マニラAFP=時事】東京電力福島第1原発の事故を受け、フィリピンでも放射能被害のデマが飛び、一部で混乱が起きている。事故現場から2800キロも離れた比北部にも太平洋を渡って放射性物質が飛来すると偽情報が出回り、学校が児童や生徒を早退させる騒ぎになった。

 偽情報は14日から出回り始め、携帯電話のテキストメッセージやソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて拡大。外出を控えて戸締まりをし、甲状腺を守るため首を消毒するよう促す偽情報まで流れた。(2011/03/16-17:36)



フィリピンで放射能警告の偽メール
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002162.html

2011.03.16 Wed posted at: 11:20 JST

(CNN) フィリピンで14日、東日本大震災の福島第一原子力発電所への影響により放射能被害が同国に及ぶと警告する偽メールが出回り、当局が平静を呼び掛ける声明を出した。

メールは英BBCテレビのニュース速報に似た形式で、日本政府が福島原発で放射能漏れを確認したと報じ、「アジア各国は必要な警戒措置を取るべきだ」と警告。放射能は同日午後までに同国に達する可能性があるとして、住民らに屋内へ退避し、甲状腺のある首の部分にヨード系の市販消毒剤「ベタジン」を塗るよう指示した。さらに、放射性物質が雨に含まれている恐れもあるとして、「たとえ小雨でも傘やレインコートが必要」と呼び掛けた。

メールを受け取った人数は不明だが、内容を信じて薬局へ走った住民も多かった。インドネシアでも、同国在住のフィリピン人の携帯機器などにメールが流れた。

フィリピン科学技術省は声明で、警告に根拠はなく、同省や災害対策当局からのメッセージではないと強調。メールの転送をやめるようにと訴えた。

フィリピン、インドネシア両国では、これまでにもBBCやCNNを装った偽の災害予告メッセージなどが出回る騒ぎが起きている。



原発恐れ、外国人次々出国 高崎の入管、300人待ち
http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201103180520.html

2011年3月19日

 福島第一原発の放射能漏れ事故で、外国人が健康被害を恐れ、次々と出国している。

 17日午後、東京入国管理局高崎出張所(高崎市)はごった返していた。留学生や子ども連れなどの外国人たちが出国の手続きをするため順番を待つ。整理券を手にした男性が「300人待ちです」とため息をついた。職員によると、普段の10倍の人数が来ているという。

 前橋市の日本語学校に通う中国人の孫吉翔さん(19)は「自分は心配していないのに、家族が『帰ってこい』と言う」と話す。来月に始まる授業には戻りたいという。

 混雑が続く午後2時、計画停電で照明が落ちた。職員が「明日来られる人は明日来てください。どうしても今日という人は受け付けます」と呼びかけるが、帰る人はほとんどいない。

 出国の手続きには数千円分の収入印紙が必要だが、近くの郵便局は停電で営業停止になり、「手続きができない」と困る人も。付き添いの日本人がコンビニエンスストアで200円単位の収入印紙を見つけて買ってきた。

 妊娠3カ月というフィリピン人女性(20)は「赤ちゃんが心配なので帰る」と顔を曇らせた。数カ月様子を見てから日本に戻りたいという。

 航空券代も高騰している。埼玉県本庄市の自動車部品製造業のフィリピン人、ティグノ・オリバさん(32)は、停電の影響で工場が1週間休みになった。妻子を先に帰すが、「手続きはできても、チケットが取れるかどうか……」と話した。

■日本語学校「大丈夫と安易に言えない」

 前橋市大手町2丁目の日本語学校「NIPPON語学院」では、174人の学生のうち17日までに30人が帰国の手続きを済ませた。

 神奈川県の大学へ進学が決まっていたのに、家族から帰国を求められている中国人留学生も。帰国すると入学手続きに間に合わないという。

 同学院の事務員女性は「進学しても(災害は)大丈夫だと安易に言えない。かといって大学合格までの努力を思えば、帰国も勧められない」と複雑な心情を打ち明けた。

 4月には新たに入校生を迎える予定だが、授業開始を遅らせる可能性もあるという。 大泉町のブラジル人学校「日伯学園」には、約160人の生徒が在籍するが、3人の生徒の家族が帰国した。

 原発事故について、海外では日本の報道に比べて危機を訴える論調の報道が多く、母国の家族や親戚から帰国を促されたようだという。

 地震以来外出せず家族で暮らす人も多い。実際には帰国した人はもっといる可能性もある。井上みどり園長は「自分にできるのは、生徒や家族に冷静にと呼び掛けることだけです」と語った。(新宅あゆみ)



各国に日本退避の動き=放射能漏れ恐れる
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011031600736

 福島第1原発での放射能漏れ事故を受け16日、日本在住外国人に退避の動きが広がった。チェルノブイリ原発事故以来の衝撃を世界に与えている。

 在日フランス大使館は16日、声明を出し、日本在住フランス人に対し、東京にとどまる必要のない場合「直ちに帰国あるいは日本の南部に避難するよう」勧告した。フィヨン首相が15日に国民議会(下院)で行った答弁を受けたもので、希望者の帰国の便を図るため、エール・フランス機2機が日本に向かった。

 トルコ外務省も16日、声明を出し「不要不急の日本渡航の延期を勧告する」と発表した。メキシコも帰国支援のためチャーター便を検討、帰国便の費用負担にも応じる方針だ。

 一方、オーストラリアのラッド外相は16日、被災地や東京からの退避を国民に勧告したが、地震や津波に伴う電力や水の供給に不安があるためで、原発事故は無関係と強調している。

 また、フィリピンのロザリオ外相代行は16日、日本滞在中の自国民は30万人以上いるが、帰国させる計画はないと言明。外務省は声明で「日本政府が必要と判断すれば措置は取る」と表明した。(2011/03/16-20:27)




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原発事故を理由に 「原爆展」を自粛した公立美術館

2011年04月07日 16時50分21秒 | Weblog
原発事故を理由に 「原爆展」を自粛した公立美術館
- どん・わんたろう
 http://news.livedoor.com/article/detail/5470814/

震災後の数ある自粛の中で、私が最もあきれ腹が立
ったのは、東京の目黒区美術館が4月9日~5月29日に予定していた「原
爆を視る 1945-1970」展の中止だ。

 この展覧会は、表現者たちが原爆投下をテーマにどんな作品を創り、見
る側がどう受けとめてきたかを検証しようと企画された。芸術を通して、原
爆が戦後の日本に与えた影響を見つめ直す狙いだったという。1945~
70年に制作された絵画、写真、ポスター、漫画など600点の展示を予定。
広島、長崎の原爆資料館や丸木美術館、被爆者団体に作品貸し出しなど
の協力を受けていた。

 ところが、震災後、原子力発電所で大事故が起こり、美術館を運営する
目黒区芸術文化振興財団が中止を決めた。美術館のホームページには中止の理由として「大震災の惨状や原発事故による深刻な影響を受けている多くの方々
の心情等に配慮いたしまして」と記されているが、同財団は取材に対し「展
覧会の趣旨は震災と無関係だが、イメージ的には原発事故などと重なる
部分もあり、この時期にはふさわしくないと判断した」(毎日新聞・3月25日
付夕刊)と説明している。

 決定に至るまでには、開催を望む美術館側と、中止を求める財団側で議
論があったようだ。3月24日付・中国新聞朝刊は「財団理事でもある館長
は『被爆からどう復興してきたかを知る意味でも意義は大きい』と開催を主
張した。これに対し、他の理事からは『放射能汚染に敏感になっており、鑑
賞に来る気になるのか』という意見が多く、中止を決めた」と経過を伝えて
いる。ちなみに、財団の理事は、館長のほか、地元の経済人や学者ら計10人。

 中止は過剰反応としか思えない。「この時期にはふさわしくない」と言うが、
館長の意見のように、原発事故からどう復興していくかを学ぶという面
に着目すれば、極めて時宜を得ている。「鑑賞に来る気になるのか」との
心配は全く不要。この時期だからこそ、かなりの来場者を集めたことは間
違いない。「被災者の心情」にしたって、目の前で起きている福島第1原発
の事故の映像ほど放射能の恐ろしさを十二分に見せつけたものはないわ
けで、もはや、ちょっとやそっとのことでは誰も驚かないし、怒らないですよ。

 漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんは「今こそ開催すべき展覧会
なのに、いかにもお役所的発想だ。福島などの被災者に気を配ることと、
原爆について考えることは別だと思う」とコメントしている(毎日新聞・同上)。
その通りだと思う。

 目黒区美術館といえば、2年前に開かれた写真家・石内都さんの作品
展が印象に残っている。天井が高く広々とした空間を生かし、広島原爆
の被爆者が着けていた衣類や装身具などの写真を、たおやかに、おどろ
おどろしさを感じさせることなく見せていた。それが日常性や生活感を醸し
出していて、原爆をリアルに受けとめることができた。おそらく今回の原爆
展にも、そんな工夫が凝らされていたことだろう。本当に残念である。

 それにしても、新聞各紙はこの問題をまともに記事にしていない。広島
という土地柄からか、いち早く報じた中国新聞の感度はさすがだが、全国
紙のうち社会面に載せたのは毎日(上記)のみで、ベタ記事。朝日は3月
30日付・夕刊文化面で地味に扱い、読売や日経に至っては「美術展が相
次ぎ中止」の一コマとして触れただけだ。今日の自粛社会を象徴する出
来事で、しかも原発・原爆や表現の自由にかかわる重要なニュースだと思
うんだけど。

 先日、全国紙の社会部記者と話していたら、震災一色の最近の社会面
について「読者も読む気がしなくなっているんじゃないかな」と漏らしていた。
被災地の現状を伝える報道が大切なのはよく分かる。でも、毎日ワンパタ
ーンの作りであれだけ大量に流されたら食傷気味になる。長丁場で伝えて
いくテーマだからこそ、読んでもらうためにはメリハリが必要なのだ。

 東京都知事選もそうだし、震災直前に閣議決定されたコンピュータ監視
法、1票の格差判決を受けた国会議員の定数是正等々、いま社会面
で伝えなければいけない大事な話はたくさんある。マスコミがきちんと取り
上げないというのは、権力者が震災後のドサクサに紛れてヘンテコな決定
をするのに手を貸すに等しい。問題意識とバランス感覚が問われている。



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なにが現実なのか?    らくせき

2011年04月07日 09時50分01秒 | Weblog
☆原発はやめられん。安全対策を強化するのが現実的。

☆想定外の事故が起きたら、ここも終わり。選挙ぐらいでどうなるものか。

☆原発がなければ、この町はもう廃れていた。もう後戻りは出来ない。

☆安全を考えればないほうが良い。でも、ここで生きていくためには必要だ。


知事選の行われている福井県の高浜町の声。
原発先進地として、巨額の資金が投入されてきた町。

こうした声に、どう答えるのか?

脱原発は言うほど簡単ではない。

声が大きければ良いというものでもない。
静かに、しかし、こうした人々がキチンと
耳を傾けるような話が聞きたい。





コメント (3)
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