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    広告代を気にしなくていいNHK    只今     

2011年04月29日 21時25分20秒 | Weblog
 NHKは29日夜九時のニュースで、他のマスコミは報道しないであろう次のような事実を報道しました。
 
 3、11を受けて、すべての原発は電源車などの移動式の発電機を配備することになりましたが、
 NHKは配備された全国15ヶ所の電源車の出力を調べました。
 すると12ヶ所の原発では、40キロワットから8百キロワット程度のものにとどまっていて、
 原子炉を百度未満の安定した状態にする出力を持ち合わせていないことが分かりました。
 残る3カ所の原発は、3千キロワットを超える電源車を配備していましたが、
 すべての原子炉を同時に冷却できる原発は泊原発だけで、後の2ヶ所は無理ということが分かった、
 というのです。

 これと違って、明日の新聞が必ず報道すると思われるニュース。
 それは、小佐古(東大教授)内閣官房参与が辞任とのニュース。
 「放射能に対する政府の対応はその場限り」というのがその理由ですが、
 シーベルト問題がとんでもない事態を引き起こしそうになっての敵前逃亡といった疑いがあります。
 この小佐古氏は、これまで国・電事連の代弁者として、また原爆症認定訴訟の国側証人として
 名を馳せた人。
 菅内閣は何故、このような人物を参与にしたのでしょう。
  
 今ひとつ、嗤ってしまったのは、始めて間もない原発の共同会見のこと。
 ゴールデンウイーク中の会見は、一日置きにするというのです。
 原発、被災者は、なくなった!
コメント (2)
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レアルVSバルサ戦評  文科系

2011年04月29日 07時28分06秒 | スポーツ
 
 一日遅れで、ヨーロッパチャンピオンズリーグ戦準決勝の標記第1ゲームを観た。期待した以上に、面白くて仕方ないゲームと感じた。どこがそうなのかというと、僕の予想と全く違ってバルサの完勝に観えたからである。本日夕刊のゲーム報道を読んでからテレビ観戦をしたのだが、その報道とも印象が随分違っていた。「後半途中からレアルのぺぺが退場を食らって、それが響いた」と新聞には書いてあったのだが、僕の見方はちょっと違って、大げさに言えばこうだ。
「レアルがバルサにいわゆるチンチンにされ、遊ばれていたような。それが分かるから、鬱屈したレアル陣営に反則が増えていった。その結果が、ぺぺとモウリーニョの退場、セルヒオ・ラモスの反則・次戦欠場などだと、僕は思った」
 バルサの何が優れていたか。メッシの後半2得点はいずれも見事なものだったが、それ以上に「ボール繋ぎの巧さ」と「奪われた時のプレスの速さ、厳しさ」が凄かったと思う。レアルが猛然とプレスを掛けてもボールがなかなか奪えなかったのだし、たまに奪っても、相手の攻守の切り替えが速いのでちっともゴール前まで行けなかった。シュート数にしたら多分バルサ10対5以上の開きがあったのではなかったか。ボールキープ率も6対4を遙かに超えていたようだし、これではいくら「堅守・カウンターの策士」モウリーニョ監督でも「走らされて疲弊。終盤には、やがて失点」で、為す術がなかったというところではなかったか。

 バルサの強さを一言で言うと、誰でもが知っているその「パスサッカー」であろう。が、そのパスサッカーの世界一の点とは、そもそも何なのだろう。味方への矢のように速いパスとそれを自由に受ける技術は当然としても、それ以上に今日は、各選手の位置取りが良いのだと思った。最短距離を合理的に走って、みながそれぞれいつも良い位置にいる。だからこそ「味方のパス繋ぎ」だけではなく、敵の繋ぎも見えてしまい、良い位置を取りあって敵ボールを引ったくる。今日のゲームは、このことが特に目立ったと観たがどうだろうか。

 さて、ここで余談だが、バルサのこの繋ぎの巧さから、僕は、ガンバの遠藤の長所を連想した。遠藤って、実に不思議な選手と思う。日本代表クラスとしても全ての力がトップレベルなのだが、どこと言って強力なものは何も見えない。それでいて、こんなことが言われる選手なのである。アジアカップ優勝直後二人の人物が語った言葉を紹介しよう。まず、大会MVPになった本田圭佑。
『僕的には、MVPは、遠藤さんです』
 次いで、アジアカップ全ゲームを観たイビチャ・オシムの締めくくりの言葉。
『遠藤は、まだこれからだ。彼がもっと走り、アグレッシブなプレーをすれば、今からでももの凄い選手になれる。それをぜひ本人に伝えてくれ』
 この遠藤、脚も速くないのにもの凄くよくボールに触っている。他選手が安心してボールを預けられるような最短距離の良いポジションをその都度見つけて、そこに行ける技術もあるということなのだろう。そのことを誰よりも工夫・努力してきたに違いないのである。彼は知る人ぞ知る、スペインサッカ-、特にバルサのファンである。と言うよりも多分、世界トップレベルのバルサ研究家なのではないか。こういうやり方ならこの遠藤選手、35歳ぐらいまでは代表の中央エースが勤まると思う。ヒデ、俊輔と、世界に誇る日本の中盤。その伝統を今に受け継ぐ遠藤! 早く引退したヒデの分も背負って、いつまでも頑張って欲しい。

 それにしても今日のゲーム、メッシの2得点のなんと見事だったこと。75分には、右サイドを抜けたアフェライのニアへのクロスを、引き連れた敵一人とともに飛び上がったように見えながら一瞬速くダイレクトでジャンピング・ボレー得点。87分には、ゴール正面へとドリブルで強行突破、敵4人ほどをぶっちぎってそのまま敵ゴール前へ走り込み、キーパーも交わして、流し込み得点。まー脚の反射神経が猫並みに超人的なのだろうと、そう思っていたものだ。

 今年のヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝(確か5月28日?)は、このバルサとマンチェスター・ユナイテッドの対戦になるだろう。このマンUはレアルよりもボール奪取が上手いはずだから、好ゲームになるに違いない。でも、上に述べたチーム技術に加えてメッシの個人技から、結果はバルサと見た。
コメント (2)
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