環境政党「緑の党」の大躍進に喜びを爆発させる若者たち。現在の支持率が続けば、ドイツ史上初の「緑の党出身の首相が誕生」することになります。ドイツでは反原発や地球温暖化など環境問題がラディカルな政治・社会変革を生み出しつつあります。
日本でも「ドイツに続け」という環境・社会運動の飛躍的な発展が求められています。世界中に放射能汚染の脅威をばら撒き子孫の代までの恐怖を民衆に強制している現在の原発推進政治勢力に対して壊滅的な打撃を与える歴史的な審判を与えることが問われています。
特に東京都知事選において財界人であるワタミの経営者でさえ「どんなコストを支払ってでも脱原発を!」と言っている中で、「原発推進」を口にする候補がいるとすれば、有権者は「それでは福島など『僻地』に犠牲を押し付けるのではなく、東京に原発を持ってくるつもりがあるのか?」と厳しく追及することが倫理的にも問われるのではないでしょうか(かつて「大震災が起きたら外国人が暴動を起こすかもしれないので、自衛隊の治安出動を」みたいな発言〔流言蜚語〕をした「元祖震災デマ男」がまだ東京にいるそうです。政府はこうした「震災デマ」を撒き散らす輩を取り締まるとのことですが、なぜ、この男はまだ野放しなのでしょうか)?
「どこでもフクシマだ!」「フクシマは警告する!」と「フクシマの悲劇」を我がこととして受け止めているドイツ民衆に日本の市民がどう学ぶのかが問われています。
反原発「緑の党」支持率2位に=ドイツ
http://www.jiji.com/jc/p?id=20110407103038-0653026&n=1
ドイツの調査機関フォルザが6日公表した世論調査によると、反原発を党是とする環境政党、90年連合・緑の党が支持率を、福島第1原発の事故前の16%から過去最高の28%に伸ばした。写真は支持者=3月27日 【AFP=時事】
独、反原発の緑の党支持率が急伸 福島事故後28%に
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040701000024.html
【ベルリン共同】ドイツの調査機関フォルサが6日発表した世論調査によると、同国で反原発を掲げる野党90年連合・緑の党の支持率が、東日本大震災の前(3月9日公表)に比べ12ポイント急伸し28%と過去最高となった。
福島第1原発の事故を受け、メルケル政権は昨秋に決めた原発の稼働期間の延長計画について、大幅な見直しに着手。この政策の急な変更に与党への不信が増大する一方で、反原発を鮮明にする緑の党に人気が集まっている。
メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は30%(大震災前は36%)に減らし、第2党に浮上した緑の党が肉薄。連立与党の自由民主党(FDP)は3%(同5%)に下落。野党の社会民主党(SPD)は23%(同26%)。
与党側が合計33%なのに対し、野党2党は計51%と大きくリード。2013年の下院選までこうした傾向が続けば、緑の党出身の首相が同国で初めて誕生することになる。
2011/04/07 09:31 【共同通信】
ドイツ:緑の党の支持率28%に 議会第1党に迫る勢い
http://mainichi.jp/select/world/news/20110408k0000m030075000c.html
【ベルリン小谷守彦】ドイツで初の州首相選出を確実にした緑の党が、6日に公表された世論調査で、メルケル首相が率いる連邦議会第1党のキリスト教民主・社会同盟(30%)に迫る史上最高の支持率28%を記録した。
世論調査機関「フォルザ」によると、調査は2505人を対象に3月28日から4月1日に実施。緑の党は前週調査より7ポイント上積みし、議会第2勢力の社会民主党(23%)も抜き去った。
地球温暖化問題への関心の高まりから緑の党の躍進は予想されていたが、日本の原発事故がこの流れを一気に後押しした格好だ。緑の党は議会に所属する5党で唯一、支持率が上昇傾向にあり、次期2013年の総選挙で台風の目になる可能性が強い。
毎日新聞 2011年4月7日 20時18分
ドイツ:緑の党の支持率、過去最高の28%-シュテルン誌調査
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aP1JmiRczcKs
4月6日(ブルームバーグ):ドイツのバーデン・ビュテンベルク州で先月実施された州議会選挙でメルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)を58年ぶりに下野させた緑の党は、週刊誌シュテルンの週間世論調査で支持率が過去最高に達した。
それによると、環境保護を訴える緑の党に対する有権者の支持率は28%と、前週から7ポイント上昇。CDUと連立を組む自由民主党(FDP)は2ポイント低下し3%に落ち込んだ。
野党社会民主党(SPD)の支持率は2ポイント低下し23%。メルケル首相率いるCDUは3ポイント低下し30%。
独連立与党の支持率低下、緑の党が支持伸ばす=世論調査
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20478820110407
[ベルリン 6日 ロイター] ドイツの週刊誌シュテルンに掲載されたフォルサ・インスティチュートの世論調査によると、メルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)の支持率が過去1週間で3%ポイント低下し、30%となった。
連立を組む自由民主党(FDP)の党首交代をめぐる混乱が響いた。FDPの支持率は2ポイント低下し、3%となった。
これに対し、反原発の姿勢を貫いてきた野党緑の党の支持率は、日本の原発事故を受けて7ポイント上昇し、28%となった。野党社会民主党(SPD)の支持率は、2ポイント低下の23%だった。
ドイツ副首相がFDP党首退任へ-原発への反感広がり、選挙で敗北
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aL8I5g6RN2CU
4月4日(ブルームバーグ):ドイツのウェスターウェレ副首相兼外相は、連立与党の一角である自由民主党(FDP)の党首を退任する意向を示した。同党は、日本の原子力発電所事故を受けて有権者の間に原発への反発が広がったことから、3月下旬の州議会選挙で敗北していた。
ウェスターウェレ副首相は3日、5月に予定しているFDP党首選に立候補しないと表明した。党首としての在任期間は10年だった。企業寄りの立場を取る同党は、メルケル首相が党首として率いるキリスト教民主同盟(CDU)などと共に連立政権を構成している。
FDPは3月27日に実施された2つの州議会選で敗北。29日にはドイツ国内の原発17基のうち8基を可能な限り早期に閉鎖するよう主張して従来の政策を転換したが、党内ではウェスターウェレ党首に退任を求める圧力が高まっていた。
ドイツ:与党党首が引責辞任 州議会選、環境政党に大敗で
http://mainichi.jp/select/world/news/20110404dde002030018000c.html
【ベルリン支局】ドイツ連立与党・自由民主党党首のウェスターウェレ外相兼副首相は3日、来月に予定されている党首選には立候補せず、党首を辞任する考えを明らかにした。先月末の州議会選挙で大敗した責任を取ったとみられる。外相と副首相にはとどまる。州議会選では、東日本大震災の影響で環境政党・緑の党が大勝、南部バーデン・ビュルテンベルク州で初の州首相の座を手にする予定で、大震災が欧州政界にまた影響を与えた形だ。
ウェスターウェレ外相は、日本などを訪れ帰国した際に辞任の意向を表明した。外相は「世代交代するため」と辞任理由を説明した。
先月の州議会選では、バーデン・ビュルテンベルク州で得票率を半減させ州与党から転落、南西部ラインラント・プファルツ州選では議席を失う失態を演じた。
自民党はメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟などとともに脱原発の先送りを堅持する構えだが、自民党幹部からは、東日本大震災直後に一時停止した原発について、恒久的に停止するよう求める声もあがっている。
独外相、与党党首退任へ 州議会選大敗で引責
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011040402000178.html
2011年4月4日 夕刊
【ベルリン=弓削雅人】ドイツのウェスターウェレ副首相兼外相(49)は三日、五月の与党・自由民主党(FDP)党首選に立候補せず、続投を断念する意向を表明した。外相職にはとどまるという。FDPは福島第一原発の事故を受け、原発政策が争点となった先月の州議会選で大敗。党首の責任論が浮上していた。
ウェスターウェレ氏は記者会見で「世代交代して党の再生を図りたい」と語った。後任にはリントナー幹事長(32)やレスラー保健相(38)らの名前が挙がっている。
FDPと連立を組むキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルケル首相は「政権運営には変更はない」と強調したが、原発政策をめぐる国民的論議の高まりや州議会選での勝利で勢いづく野党側には新たな攻撃材料となりそうだ。ウェスターウェレ氏二〇〇一年にFDP党首に就任。〇九年の総選挙で得票率を過去最高の約15%に導き、十一年ぶりに政権へ復帰させたが、最近の同党の支持率は5%前後に急降下していた。
日本でも「ドイツに続け」という環境・社会運動の飛躍的な発展が求められています。世界中に放射能汚染の脅威をばら撒き子孫の代までの恐怖を民衆に強制している現在の原発推進政治勢力に対して壊滅的な打撃を与える歴史的な審判を与えることが問われています。
特に東京都知事選において財界人であるワタミの経営者でさえ「どんなコストを支払ってでも脱原発を!」と言っている中で、「原発推進」を口にする候補がいるとすれば、有権者は「それでは福島など『僻地』に犠牲を押し付けるのではなく、東京に原発を持ってくるつもりがあるのか?」と厳しく追及することが倫理的にも問われるのではないでしょうか(かつて「大震災が起きたら外国人が暴動を起こすかもしれないので、自衛隊の治安出動を」みたいな発言〔流言蜚語〕をした「元祖震災デマ男」がまだ東京にいるそうです。政府はこうした「震災デマ」を撒き散らす輩を取り締まるとのことですが、なぜ、この男はまだ野放しなのでしょうか)?
「どこでもフクシマだ!」「フクシマは警告する!」と「フクシマの悲劇」を我がこととして受け止めているドイツ民衆に日本の市民がどう学ぶのかが問われています。
反原発「緑の党」支持率2位に=ドイツ
http://www.jiji.com/jc/p?id=20110407103038-0653026&n=1
ドイツの調査機関フォルザが6日公表した世論調査によると、反原発を党是とする環境政党、90年連合・緑の党が支持率を、福島第1原発の事故前の16%から過去最高の28%に伸ばした。写真は支持者=3月27日 【AFP=時事】
独、反原発の緑の党支持率が急伸 福島事故後28%に
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040701000024.html
【ベルリン共同】ドイツの調査機関フォルサが6日発表した世論調査によると、同国で反原発を掲げる野党90年連合・緑の党の支持率が、東日本大震災の前(3月9日公表)に比べ12ポイント急伸し28%と過去最高となった。
福島第1原発の事故を受け、メルケル政権は昨秋に決めた原発の稼働期間の延長計画について、大幅な見直しに着手。この政策の急な変更に与党への不信が増大する一方で、反原発を鮮明にする緑の党に人気が集まっている。
メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は30%(大震災前は36%)に減らし、第2党に浮上した緑の党が肉薄。連立与党の自由民主党(FDP)は3%(同5%)に下落。野党の社会民主党(SPD)は23%(同26%)。
与党側が合計33%なのに対し、野党2党は計51%と大きくリード。2013年の下院選までこうした傾向が続けば、緑の党出身の首相が同国で初めて誕生することになる。
2011/04/07 09:31 【共同通信】
ドイツ:緑の党の支持率28%に 議会第1党に迫る勢い
http://mainichi.jp/select/world/news/20110408k0000m030075000c.html
【ベルリン小谷守彦】ドイツで初の州首相選出を確実にした緑の党が、6日に公表された世論調査で、メルケル首相が率いる連邦議会第1党のキリスト教民主・社会同盟(30%)に迫る史上最高の支持率28%を記録した。
世論調査機関「フォルザ」によると、調査は2505人を対象に3月28日から4月1日に実施。緑の党は前週調査より7ポイント上積みし、議会第2勢力の社会民主党(23%)も抜き去った。
地球温暖化問題への関心の高まりから緑の党の躍進は予想されていたが、日本の原発事故がこの流れを一気に後押しした格好だ。緑の党は議会に所属する5党で唯一、支持率が上昇傾向にあり、次期2013年の総選挙で台風の目になる可能性が強い。
毎日新聞 2011年4月7日 20時18分
ドイツ:緑の党の支持率、過去最高の28%-シュテルン誌調査
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aP1JmiRczcKs
4月6日(ブルームバーグ):ドイツのバーデン・ビュテンベルク州で先月実施された州議会選挙でメルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)を58年ぶりに下野させた緑の党は、週刊誌シュテルンの週間世論調査で支持率が過去最高に達した。
それによると、環境保護を訴える緑の党に対する有権者の支持率は28%と、前週から7ポイント上昇。CDUと連立を組む自由民主党(FDP)は2ポイント低下し3%に落ち込んだ。
野党社会民主党(SPD)の支持率は2ポイント低下し23%。メルケル首相率いるCDUは3ポイント低下し30%。
独連立与党の支持率低下、緑の党が支持伸ばす=世論調査
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20478820110407
[ベルリン 6日 ロイター] ドイツの週刊誌シュテルンに掲載されたフォルサ・インスティチュートの世論調査によると、メルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)の支持率が過去1週間で3%ポイント低下し、30%となった。
連立を組む自由民主党(FDP)の党首交代をめぐる混乱が響いた。FDPの支持率は2ポイント低下し、3%となった。
これに対し、反原発の姿勢を貫いてきた野党緑の党の支持率は、日本の原発事故を受けて7ポイント上昇し、28%となった。野党社会民主党(SPD)の支持率は、2ポイント低下の23%だった。
ドイツ副首相がFDP党首退任へ-原発への反感広がり、選挙で敗北
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aL8I5g6RN2CU
4月4日(ブルームバーグ):ドイツのウェスターウェレ副首相兼外相は、連立与党の一角である自由民主党(FDP)の党首を退任する意向を示した。同党は、日本の原子力発電所事故を受けて有権者の間に原発への反発が広がったことから、3月下旬の州議会選挙で敗北していた。
ウェスターウェレ副首相は3日、5月に予定しているFDP党首選に立候補しないと表明した。党首としての在任期間は10年だった。企業寄りの立場を取る同党は、メルケル首相が党首として率いるキリスト教民主同盟(CDU)などと共に連立政権を構成している。
FDPは3月27日に実施された2つの州議会選で敗北。29日にはドイツ国内の原発17基のうち8基を可能な限り早期に閉鎖するよう主張して従来の政策を転換したが、党内ではウェスターウェレ党首に退任を求める圧力が高まっていた。
ドイツ:与党党首が引責辞任 州議会選、環境政党に大敗で
http://mainichi.jp/select/world/news/20110404dde002030018000c.html
【ベルリン支局】ドイツ連立与党・自由民主党党首のウェスターウェレ外相兼副首相は3日、来月に予定されている党首選には立候補せず、党首を辞任する考えを明らかにした。先月末の州議会選挙で大敗した責任を取ったとみられる。外相と副首相にはとどまる。州議会選では、東日本大震災の影響で環境政党・緑の党が大勝、南部バーデン・ビュルテンベルク州で初の州首相の座を手にする予定で、大震災が欧州政界にまた影響を与えた形だ。
ウェスターウェレ外相は、日本などを訪れ帰国した際に辞任の意向を表明した。外相は「世代交代するため」と辞任理由を説明した。
先月の州議会選では、バーデン・ビュルテンベルク州で得票率を半減させ州与党から転落、南西部ラインラント・プファルツ州選では議席を失う失態を演じた。
自民党はメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟などとともに脱原発の先送りを堅持する構えだが、自民党幹部からは、東日本大震災直後に一時停止した原発について、恒久的に停止するよう求める声もあがっている。
独外相、与党党首退任へ 州議会選大敗で引責
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011040402000178.html
2011年4月4日 夕刊
【ベルリン=弓削雅人】ドイツのウェスターウェレ副首相兼外相(49)は三日、五月の与党・自由民主党(FDP)党首選に立候補せず、続投を断念する意向を表明した。外相職にはとどまるという。FDPは福島第一原発の事故を受け、原発政策が争点となった先月の州議会選で大敗。党首の責任論が浮上していた。
ウェスターウェレ氏は記者会見で「世代交代して党の再生を図りたい」と語った。後任にはリントナー幹事長(32)やレスラー保健相(38)らの名前が挙がっている。
FDPと連立を組むキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルケル首相は「政権運営には変更はない」と強調したが、原発政策をめぐる国民的論議の高まりや州議会選での勝利で勢いづく野党側には新たな攻撃材料となりそうだ。ウェスターウェレ氏二〇〇一年にFDP党首に就任。〇九年の総選挙で得票率を過去最高の約15%に導き、十一年ぶりに政権へ復帰させたが、最近の同党の支持率は5%前後に急降下していた。