九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

菅さんは目の前の火事を消せ!     らくせき

2011年04月12日 19時30分14秒 | Weblog
夕方の記者会見で、こう発言した。
☆原発事故は収まる方向。
☆これからの見通しを東電に報告するように指示した。

これは事態を把握した上での発言なのか?
レベル7の事故が、このまま収まると考えている様子。
東電に任せておれば大丈夫とホンキで考えているのかしら?

ロシアなどは、イライラして日本の対応を見つめているという。
この事故は、一電力会社の力を越えたもので、
国の力をあがて対処するレベルと考えている。

一時的に小康状態と言っても、これからが本番。
どうやって冷却システムを構築するのか?この肝心な点について
どこにも処方箋が明らかにされていない。
この閉鎖的なシステムが完成しなければ、
汚染水は、処理能力を越え、ずっと垂れ流され続けることに・・・

それは、これまでどこの国も手がけたことがない。
未知との遭遇なのだとか。
当然、日本だけではなく、世界のチエを集めて対処すべき問題。

ロシアはチェルノブイリの悲劇から、直接学んだ国。
ここのノウハウは最先端のはず。
そこから支援を受けない手はない。

菅さんには、そこまで事態は悪くないと考えているとしか思えない。
誰かが、そうした報告をしているのかも・・・

事故に対処するのに、まだ、日本国内の叡智も集めていない。
いまは、東電がシナリオを書き、原子力保安院が広報しているだけなのか・・・

汚染水の放出でも、一体、誰が決めたのか?
国民には直前に言っても、アメリカには3日前に相談したという。
これって何なんだ!

一体、誰がこの事故を処理する責任者なのか?
誰にも分っていないのか?
ボトムアップだから、大丈夫なんだろうか?

とにかく、もっと顔の見える事故対処をしてほしい。
そうすることが事故を早く収拾させるためにも必要と思う。

選挙に大敗した後遺症が出ているとしか思えない。
判断力が弱っている。

目の前の火事を消さずに、先のことを言ってもね・・・

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紹介 「福島市から避難」の勧め 文科系

2011年04月12日 16時15分53秒 | 国内政治・経済・社会問題
 アシュラサイトにこんな記事が載りました。極めて賢くって、気配りもあり、冷静な文章と読みましたので、紹介します。


【 福島市からの退避
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/171.html
投稿者 palクン 日時 2011 年 4 月 12 日 14:56:41
 先回も言ったようにわたしは原子力は放射線の専門家ではありません。
ただ専門家の意見や放射線に関する法的な解釈からどれくらいの放射線が危険な水準かを知ることはできます。
その知見として言えるのは現在の福島市(県ではありません)から少なくとも子供や妊婦の方は退避したほうがよいということです。
その理由として考えられるのは放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律です。
これによると3ヶ月で1.3ミリシーベルトの外部被爆を受けるエリアは「放射線管理区域」に指定されなければなりません。
この放射線管理区域を設定する目的は「人が放射線の不必要な被ばくを防ぐため、放射線量が一定以上ある場所を明確に区域し人の不必要な立ち入りを防止するために設けられる区域である。」
このエリアは例の三菱マークを逆さにしたような原子力のマークが付けられ一般の人は許可無く立ち入ることができない。
そして福島市の現状を見てみると現在の一時間当りの放射線量は4月10日現在で低い数値を見ても2.1マイクロシーベルトであることが見て取れる。
今後この水準が3ヶ月続くと仮定すれば2.1×24(1日分の時間)×90(3ヶ月)=4536マイクロシーベルト即ち約4.5ミリシーベルトになり明らかに放射線管理区域の指定を受ける基準となりうる。
また地震発生から1ヵ月経過しているがすでにこの時点で累積放射能は3ヶ月で受ける基準の1.3ミリシーベルトを超えるでしょう。
ですから少なくとも福島市は本来「放射線管理区域」の指定に相当するエリアであると思います。
しかし現状は福島市内では普通に子供達の入学式入園式は行なわれているようです。
本来放射線管理区域の指定が行なわれるべき地域で!
もちろんこれは私の知見で他の考え方があるしどちらかというとそちらの考え方が主流でしょう。
例えば日本核医学会はこのような声明を発表しています。
本来あまり妊婦や小児にも心配する必要もないかもしれません。
ただ国として一県の県庁所在地の子供妊婦を総退避させることは社会不安に駆られると判断するでしょうし福島県知事も自県の県庁所在地からそのような措置が取られることは避けたいでしょう。
そういった大きな社会的影響を考える場合もしかしたら一部地域の子供達や妊婦の長期的な健康被害にめをつぶるといったことがあるかもしれないのは考慮にいれてください。
最後に少なくとも私に妊娠している奥さんがいれば福島市から退避させますし子供がいれば入学式に出席させることなく他県に退避させます。
福島市にいる妊婦さん及び子供さんがわたしは本当に心配です。
自称B級アイドルの藤波心さん。名前の通り心にしんがある子だとブログを読んで思います。
追記 主要な放射性物質ヨウ素131の半減期が8日であることを考えると現時点で福島市を
「放射線管理区域」に相当するエリアかどうかは?なところがあります。
ただ少し前まで現在の数値より数倍高かったことを考えると間違いなく福島市は早急に退避すべきだったエリアに間違いなかったかと思います。】  

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発情報操作が、腹立たしい  文科系

2011年04月12日 10時40分51秒 | 国内政治・経済・社会問題

 このブログでも、日本中でも、原発事故についてここまでにこんな事が言われてきた。
「政府や東電は、小さな事故に見せるために、情報を隠し、小出しにしている」
「できれば小さな事故としてシラを切り通そうという腐敗した、確信犯ではないか」
「小出裕章氏らが語るように、再臨界が起こっているのではないか?」
「原発推進を先導した学者らが重大な決意で根本的自己批判を敢行したのに、官僚・政府・マスコミ・財界全てがこれを無視とは?」

 さて、そんな視点で見ると、今日の新聞などではこんな変化に気付く。
「事故後1ヶ月。隠しおおせないことを認め始めたのかな。ガス抜きを始めたようだ」
 そんな観点から、今日の新聞で目についた見出しを、上げてみよう。まずは、なんといってもこれ。
『福島第1事故 レベル7の可能性』
 中日では、1面下の記事であって、4つの記事の中で見出しが一番小さい。こんな重大な見解変更は、1面トップのはずだと、これが僕の感覚なのだが。だってそうだろう。今まで1か月は頑強にもずっと、こう扱われてきたはずなのだ。
『スリーマイル並のレベル5であって、到底チェルノブイリほどではない』
 それにしても、5がイキナリ2階級特進とは! 今後の見通しや悪影響など、事態の深刻さが全く違ってくるはずなのだ。

 さて、これに伴う必然のようにして、次が起こったのも明きらかである。
『20キロ圏外に「計画避難区域」』
 これも1面の大きな記事だった。当然のことであるが、今にしていきなり新たにこう言われた住民には大変なことだ。これまで浴びた放射能など、将来への不安も改めて悩ましいことになろうし。よって、そういう観点からの記事も当然多くなる。新聞のいたる所にこの関連記事が載ることになった。
『20キロ圏外 12地点で基準超え』(2面)
『避難新基準やっと  科学データ反映 腐心』(3面)
『「計画避難」対象住民 突然の指示 憤り』これには当然のことながら、深刻な声の見出しもついている。『水田手放せぬ』『何を根拠に』(34面の社会面) 

 さて、以上全ては結果的に政府が認めざるをえなくなったことなのだが、今後の見通しに関わる情報こそ住民にとって最重要事項だろう。ベントの回数は?汚染水の流出経路は分かったのか?2号炉の割れ目は?1号炉に亀裂は?水蒸気爆発は?そして何よりも、再臨界が起こっているんだろう?この全てが、福島のみならず、東北、日本の将来に関わる重大事である。このような目、観点で見るとき、凄く重大な記事が一つあった。「今後にとってこんなに重大な記事が3面の最下段に小さくひっそりと」と、そう思ったのは僕だけではないだろう。
『1号機容器内圧力上がらず』
 小出裕章さんが再臨界突入を最も疑っておられた1号機のこの記事は、極めて深刻な予告のようにも読める。ここまでの資料から、こんな理論的な推論、解釈も十分に可能だからである。「再臨界がおこっていて、しかもだだ漏れ」、と。ならば当然、上の「レベル7」「避難区域の拡大」も論理的必然、と。この記事の中には、こんな説明もついていたから、ますます不安になってくる。ここが、2号機亀裂の程度、怖い怖いMOX燃料・3号機の状況と並んで今後の焦点ではないか。この1号機について、こんな怖い説明があった。
『東電は「格納容器は完全に密閉されていない。注入している窒素と同程度の気体が抜け出している可能性がある」と説明』  
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆リメイク版 『安渓「観音王」 』  文科系                      

2011年04月12日 01時08分50秒 | 文芸作品
 随筆 『 安渓「観音王」 』
                              
 退職後も現役時代の延長のようにボランティアとして中国に通い続けているある友人から、中国茶を貰った。金属の小箱に「観音王」と書いてあるから、いわゆる鉄観音だろうという以外には何の知識も湧かないものだ。それが、もの凄く美味い。日本茶はもちろん、紅茶も中国茶もいろいろと試してきた僕として、即、礼状メール。
『今、連れ合いとお土産の鉄観音の方を飲んだばかりだ。中国流の「青茶」、半発酵茶として超有名なのだが、プーアルやジャスミンはおおいに飲んできたのに、鉄観音を自分で煎れたのは、実は初めて。ふたりで「美味いねー!」と言い続けている。僕の感じでは、青っぽい高貴な味は最高級煎茶と同じもの。それに、独特の発酵の若やいだ香りというのかが混じって、もう最高。加えて、さっきから既に同じ茶葉で五煎はやったんだが、あの大きな茶葉からはその味がほとんど無くならない。質問がある。中国のどの街の、どういう所で買ったの? それとも、有名百貨店などには大体売っている品物なのかな?』
 対する友人の返事が、こう。
『中国茶の件、こちらこそ礼を言いたいくらい。というのはこれまで多くの友人に高級なお茶をプレゼントしたが、殆どの人はその価値を分かってくれなかった。こんなに喜んでもらったのは初めてでとても嬉しい』
 あの茶自身への質問に友人が答えていないところを見ると、彼もあれの氏素性を知らないのだ。そこでまた、こんなメール。
『中国茶のことだけど、煎れ方までを説明できると貴方の友人にも良いのだが。(中略)あれはこんな感じかな。「茶葉はあの一袋が日本式高級煎茶湯飲みで二人分程度、九十度ぐらいにして、二分待つ」。中国では多分、熱湯を注ぐのだろうけどね。これで、一揃目は香りをかぐ程度のものになって、二揃目(これも心持ち湯冷ましする。三揃目でも僕は冷ますね)から俄然味が出て美味くなり、何回も煎れられる。お茶が上手くなるコツは、お湯を入れて待つ間に、ちょこちょこっと味見をしてみること。すると、「いま出す」「もうちょっと待つ」など、その茶の一番良い味が分かってくるのね。(中略)今後新しいお茶があったら「これどう出すの」と僕に聞けば、研究したげるよ。それから友だちにあげればどう?僕が得しちゃうけど、試供品程度でヨイからね』
 こんな返事が返ってきた。
『おはよう。心にグッとくるメールをありがとう。味オンチの私にはこの鉄観音の良さが余り分かっていないようで恥ずかしい。でもこれだけ味が分かり喜んで頂ける人に飲んでもらうのは、このお茶にとっても幸せなことかもしれないね』
 そこで僕は思い付いて、友人に頼るのではなく自分でこの茶の正体を調べてみた。
 中国は福建省の安渓県鉄観音、中国最高の代表的な鉄観音である。缶を改めて読んでみたら米粒のような字でちゃんとそう書いてあった。さらに、ウィキペディアで、こんな事も分かってきたのだった。
【「安渓鉄観音──南岩鉄観音とも呼ばれる最も代表的な鉄観音である。福建省の安渓県を中心とした地域で生産されている。そのうちでも最上級銘柄として扱われるものに「正ソウ観音王」(ソウは木偏に叢)がある】
 このお茶がまさにこの「正欉観音王」かどうかはさておき、僕も自分でこれを買おうと思って調べてみた。またびっくりなのである。この種のものを日本輸入店から買うとまず、百グラムが三千円~三千五百円とある。本当に驚いた。僕がつきあっている掛川の日本茶直売センターの最高級煎茶でも二千五百円。これはずば抜けて高くって一度しか買った事がない。僕の普段のは、玉露以外なら奮発しても千円なのだ。
 さてさて、ここまで訊ねたらもう現物探しというわけで、デパートへと繰り出した。結果を先に言うと惨憺たるものだった。先ず三越に行って二店二種あったうちで、期待薄を承知で一品購入。松坂屋はそれより高価なのを試飲させてくれたけど、一口飲んでサヨウナラ。仕方がないので足を伸ばして、高島屋。ここは三種あって、先のネット・カタログよりも高い「王級 鉄観音」というのを三十グラムだけ買ってきた。すぐに二つを飲んでみたが、前者は問題外、後者も今一歩。鉄観音には清香と濃香の二種があるらしいが、僕が好きなのはどうも焙煎の薄い清香の方らしい。そして、これがべらぼうに高いらしい。頂いたものは、本物の「正欉観音王」かも知れないなんぞと、そんな気もしてきたものだ。
 さて、以上の一部始終を友人にメールでお知らせした。そして、こんな言葉で締めくくった。
『僕は、自分の舌に自信を持つことができて、それが嬉しい。二千年を遙かに超える茶の伝統がある中国の歴代生産者たちを訪ねていったような気もするしね。その最高傑作のことを、あれこれいろいろと、尋ねてきたような』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする