3、11を受けて「原発は今後どうすべきか」という世論調査を、一ヶ月を経た四月、各社一斉に行なわれました。
その結果は、ご承知のように[増設・現状維持] と [廃止・減らす]は拮抗し、中にはNHK調査のように、[増設・維持]が、[廃止]よりも5㌫も上回っている結果もみられます。
このことについて、識者に聞いた報道がありました。(『中日』4月22日付)
高村薫(作家)=福島で起きていることをまじめに真剣に受け止めるのがつらいのでは
ないか。あえて目を閉じようとしている。
斉藤貴雄(ジャーナリスト)= 懲りないな。安全というご用学者を額面通りに受け止
めているのではないか。
なだいなだ(作家)=事故の重大性がよく周知されていないのではないか。
森 達也(映画監督)=計画停電とか電力不足のプロパガンダが効を奏した結果。
といった意見ですが、今ひとつ、胸に落ちません。
社民党の福島さんは、こう自分に言い聞かせました。
「政府(霞ヶ関)、財界、マスコミ、そして一部労働界まで巻き込んだ原子力推進の大キャンペーンがあったわけですから、先ずは五分五分まで持ってきた、と受け止めたい」。
孫正義さんは「私が政府の一員ならば、ともかく現在稼働している旧炉は直ぐに止めます」と言って、そんなことを言って大丈夫ですか、との心配を周囲からうけるといった現状では、福島みずほさんの言は頷く面もありますが、しかし2年前の2009年に内閣調査府の次のような世論調査を前にすると、考えこまざるを得ないのです。
『原子力発電は、地球温暖化対策によい流れをもたらすと思いますか』
という質問に対して、
[よい流れとう思う=49㌫]
[エコならいいということにはならない=38㌫]
[よくない=8㌫]
とこの時点ですら、原発推進は、反対に対して2㌫の差しかなかったのです。
世論調査の数字は、何を示しているのでしょう。
その結果は、ご承知のように[増設・現状維持] と [廃止・減らす]は拮抗し、中にはNHK調査のように、[増設・維持]が、[廃止]よりも5㌫も上回っている結果もみられます。
このことについて、識者に聞いた報道がありました。(『中日』4月22日付)
高村薫(作家)=福島で起きていることをまじめに真剣に受け止めるのがつらいのでは
ないか。あえて目を閉じようとしている。
斉藤貴雄(ジャーナリスト)= 懲りないな。安全というご用学者を額面通りに受け止
めているのではないか。
なだいなだ(作家)=事故の重大性がよく周知されていないのではないか。
森 達也(映画監督)=計画停電とか電力不足のプロパガンダが効を奏した結果。
といった意見ですが、今ひとつ、胸に落ちません。
社民党の福島さんは、こう自分に言い聞かせました。
「政府(霞ヶ関)、財界、マスコミ、そして一部労働界まで巻き込んだ原子力推進の大キャンペーンがあったわけですから、先ずは五分五分まで持ってきた、と受け止めたい」。
孫正義さんは「私が政府の一員ならば、ともかく現在稼働している旧炉は直ぐに止めます」と言って、そんなことを言って大丈夫ですか、との心配を周囲からうけるといった現状では、福島みずほさんの言は頷く面もありますが、しかし2年前の2009年に内閣調査府の次のような世論調査を前にすると、考えこまざるを得ないのです。
『原子力発電は、地球温暖化対策によい流れをもたらすと思いますか』
という質問に対して、
[よい流れとう思う=49㌫]
[エコならいいということにはならない=38㌫]
[よくない=8㌫]
とこの時点ですら、原発推進は、反対に対して2㌫の差しかなかったのです。
世論調査の数字は、何を示しているのでしょう。