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原発なしでも電力は足りている-京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんの主張

2011年04月05日 20時06分39秒 | Weblog




原発なしでも電力は足りている-京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんの主張
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10851020441.html

                           ネット虫

 すくらむブログに、「原発なしでも電力は足りている」というコメントが寄せられていたので調べていたら、YouTubeに、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんの講演「原発なしでも電力は足りている」 を見つけました。せっかくなので、その講演の前半部分をまとめてみました。丸めて要約していることと文中のグラフはYouTubeから取り込んだもので不鮮明なこと御了承ください。それから原発を火力発電所に代替させるだけですと当然「地球温暖化問題」にぶちあたるわけですが、この点については、小出さんの講演の後半部分「原発はクリーンエネルギーではない」などを紹介するエントリーを今度アップします。(byノックオン。ツイッターアカウントはanti_poverty)

 原発なしでも電力は足りている
 (京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さん)

 いま日本全体の電気の3割は原子力発電が生み出しているのだから、原発をストップしてしまうと電気が足りなくなると言われています。原発を止めると電気が足りなくなるから、「もう私たちは原子力発電から足を抜くことはできない」、「原発はしょうがない」、「原発は必要悪だ」と、私たちは思わされています。でもそれはウソです。


 上のグラフは、それぞれの発電所が1年間フル稼働したときに生み出せる電気の量です。電力会社が持っている発電所もあるし、最近は電力会社の電気が高すぎると言って巨大企業が自分で電気を起こす自家発電所(グラフ左の「自家発」)もたくさんあります。グラフにあるように、一番多いのは火力発電所で、原子力発電所は水力発電所と同じぐらいです。


 上のグラフの青い部分は、実際にそれぞれの発電所が起こした電力の大きさです。たとえば、水力発電所というのは水がないと発電できませんから、渇水期には発電できないなどもともとフルに能力を出せないわけです。

 原子力発電所は、一度動かすと止めることが難しいので、かなりの高率で動かし続けて電気を起こしています。火力発電所の稼働率は48%。つまり、火力発電所の52%は止めているということです。

 このグラフの青い部分、つまり電力会社が実際に起こしている電力のうちの3割が原子力発電だと言っているわけです。


 上のグラフを見てください。原子力発電が実際に起こしていた電力を火力発電所で起こせば、それでもなおかつ火力発電所は3割も止めたままでないといけないというくらい火力発電所は余ってしまっているわけです。ですから、私たちはいますぐにでも原子力発電から抜けられるんです。事実は、原子力発電がなくても電力は足りているのです。

 でも電力会社は、「電気というのは貯めておけない。夏場にみんなが電気をたくさん使う。夏場のピークのときでもなおかつ供給できないと困るんです」と言います。これに対して、ピークのときでも十分電気が足りることを証明するのが次のグラフです。


 上のグラフは1930年から今日に至るまで、水力発電所、火力発電所、原子力発電所、自家発電所がどれだけ増えてきたかをあらわしています。そして、それぞれの年に一番たくさん電気を使ったときの電気量が、上のグラフの中の黒い線です。水力発電所と火力発電所で全部足りているのです。

 ただ、1990年代のあるときに少しだけ足りないときが確かにあります。しかし、これは少しだけの電力量ですからそこは自家発電所から融通して貰えばいいわけですし、もっと言えば最大需要電力というのは真夏の数日の午後の数時間だけですから、少しだけ工場の生産調整をおこなえばいいだけです。原子力発電を即刻止めても電力は大丈夫です。ですから原子力はまず止めるべきだと私は思います。
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福島原発に関する報道規制及び言論統制状態まとめ

2011年04月05日 20時01分49秒 | Weblog
広島の谷口です

福島原発に関する報道規制及び言論統制状態まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130183431868236701

ぜひアクセスしてみてください。
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あれは1988年のことでした     ドラ・グラファン

2011年04月05日 10時53分36秒 | Weblog
 ♪マスコミが日本の原発は安全です!
 さっばりわかんねぇ~ 根拠がねぇ~ 
 熱い炎が先っちょまで出てる 
 東海地震もそこまで来てる
 だけどもまだまだ増えていく
 原子力発電所が建っていく¶♭
 
  と歌ったのは忌野清志郎。
 熱狂的なドラゴンスファンであった忌野清志郎は、発売予定のアルバムに二度、圧力がかかって発売を拒否されました。
 1度目は、原発を唱った1988年。二度目は、「君が代」をロック風にアレンジしたアルバムで1999年のこと。
 しかし、この両年ともセリーグで優勝したのは中日ドラゴンス!
 
 テレビも新聞も、「原発止めろ」の記事は書けないのです。
 そのこと判った上で、私たち何をしたらいいのか?
 そのこと考えてみたいのです。
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朝鮮日報より    らくせき

2011年04月05日 09時59分04秒 | Weblog
 「もし、政府が(福島第一原子力発電所の周辺住民に対する)
補償をためらうのなら、それは歴史に残る馬鹿げた出来事だ」

 東日本大震災の義援金として100億円を寄付したソフトバンクの孫正義社長が、
簡易投稿サイト「ツイッター」を通じ、日本政府と、
原子力発電所の事故を起こした東京電力を連日批判している。

 孫社長は、日本政府が福島第一原子力発電所から
半径20キロ以内の住民に限って避難指示を出したことについて
「現時点で問題はない」「避難指示を拡大する必要はない」と
発言する政治家や学者たちに対し
「自分の家族がそこに住んでいても、避難させないつもりなのか。
(旧ソ連の)チェルノブイリ原発の事故(1986年)の際も、
当初は事態を過小評価し、それが被害を大きくした」として、
日本政府の安易な対策を批判した。

また「転校ではなく避難という形を取っているため、
子どもたちに教科書が配付されていない」という第三者の書き込みに対し
「本当に馬鹿げた法律だ」として、融通の利かない国のやり方を批判した。

こういう人もいるんだ。
まあ、ほとんど、政府のお世話になっていないから自由に話せるかも。

アメリカの原子力空母・ジョージワシントンはアメリカへ帰ってしまったとか。
孫さんのいうことに理がありそう。



コメント (2)
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随筆  安渓「観音王」   文科系 

2011年04月05日 00時43分41秒 | 文芸作品
 退職後も中国に通っているようなある友人から、中国茶を貰った。金属の小箱に「観音王」と書いてあるから、いわゆる鉄観音だろうという以外には何の知識も湧かないものだった。それが、もの凄く美味い。日本茶はもちろん、紅茶も中国茶もいろいろと好きな僕として、即、礼状メール。
『今、連れ合いとお土産の鉄観音の方を飲んだばかりだ。中国流の「青茶」、半発酵茶として超有名なのだが、プーアルやモーリー(ジャスミン)はおおいに、時にロンジンも飲んできたのに、鉄観音を自分で煎れたのは、実は初めて。ふたりで、『美味いねー!』と言い続けている。僕の感じでは、青っぽい高貴な香りは昔風の高級煎茶と同じもの。それに、独特の発酵の香りというのかが混じって、もう最高。加えて、さっきから既に同じ茶葉で五煎はやったんだが、あの大きな茶葉からはまだその味が無くならない。質問がある。中国のどの街の、どういう所で買ったの? それとも、有名百貨店などには大体売っている品物なのかな?』
 対する友人の返事が、こう。
『中国茶の件、こちらこそ礼を言いたいくらい。というのはこれまで多くの友人に高級なお茶をプレゼントしたが、殆どの人はその価値を分かってくれなかった。こんなに喜んでもらったのは初めてでとても嬉しい』
 あの茶自身への質問に友人が答えていないところを見ると、彼もあれの氏素性を知らないのだ。そこでまた、こんなメール。
『中国茶のことだけど、煎れ方までを説明できると貴方の友人にも良いのだが。(中略)あれはこんな感じかな。「茶葉は一袋ほどが日本式夫婦湯飲みの二人分程度で、九十度ぐらいにして、二分待つ」。中国では多分、熱湯を注ぐのだろうけどね。これで、一揃目は香りをかぐ程度のものになって、二揃目(これも心持ち湯冷ましする。三揃目でも僕は冷ますね)から俄然味が出て美味くなり、何回も煎れられる。お茶が上手くなるコツは、お湯を入れて待つ間に、ちょこちょこっと味見をしてみること。すると、「いま出す」「もうちょっと待つ」など、その茶の一番良い味が分かってくるのね。(中略)今後新しいお茶があったら「これどう出すの」と僕に聞けば、研究したげるよ。それから友だちにあげればどう?僕が得しちゃうけど、試供品程度でヨイからね』
 すると、こんな返事が返ってきた。
『おはよう。心にグッとくるメールをありがとう。味オンチの私にはこの鉄観音の良さが余り分かっていないようで恥ずかしい。でもこれだけ味が分かり喜んで頂ける人に飲んでもらうのは、このお茶にとっても幸せなことかもしれないね』
 そこで僕は思い付いて、友人に頼るのではなく自分でこの茶の氏素性を調べてみることにした。こんな事が分かってきた。
 中国は福建省の安渓県鉄観音、中国最高の代表的な鉄観音茶なのである。缶を改めて読んでみたら米粒のような字でちゃんとそう書いてあった。さらに、ウィキペディアで、こんな事も分かってきたのだった。
【「安渓鉄観音──南岩鉄観音とも呼ばれる最も代表的な鉄観音である。福建省の安渓県を中心とした地域で生産されている。そのうちでも最上級銘柄として扱われるものに「正ソウ観音王」(ソウは木偏に叢)がある】
 このお茶がまさにこの「正叢観音王」かどうかはさておき、僕も自分でこれを買おうと思って調べてみた。またびっくりなのである。日本輸入店から買うとまず、百グラムが三千円~三千五百円とある。本当に驚いた。僕がつきあっている掛川の日本茶直売センターのカタログで、最高級煎茶でも二千五百円。これはずば抜けて高くって一度しか買った事がない。ぼくの普段のは、玉露以外ならかなり奮発しても千円なのだ。そこで、この一部始終を友人に知らせる。そして、こんな言葉で締めくくったものだった。
『こんな事を知ってた? 知ると嬉しくなったのでは! 僕は、自分の舌に自信を持つことができて、それが嬉しい。二千年を遙かに超える茶の伝統がある中国の歴代生産者たちを訪ねていったような気もするしね。その最高傑作のことをいろいろ尋ねてきたような』
コメント (4)
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