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ハリルジャパン(78) 鹿島、歴史的闘い  文科系

2016年12月22日 08時07分24秒 | スポーツ
 ちょっと病欠ということで、遅れた記事になりますが、以下を。

 前回は「鹿島、歴史的1勝」を書くことができた。南米チャンピオン、コロンビア・メデジン市のアトレティコ・ナシオナルを3対0で破って、アジアで初めて決勝戦に進んだという歴史的偉業を。そして今回は、レアルとのあの闘い! 僕がここでずっと展開してきた持論が証明されたようで、それが特に嬉しい。
 去年の広島対リーベル・プレート戦などを見て、「そろそろ日本も勝てそうになってきた。あのゲームの後半の相手監督は顔面蒼白であった」などと書いてある記事が、ここにある。去年の広島の健闘を、15年12月14、18、21日と当ブログ・エントリーで扱った。なお、ここの10年間の過去ログは、右カレンダーの下の「バックナンバー」年月欄から入って、すべてを読んでいただける。そこの15年12月をクリックすると、すぐ上のカレンダーがその月のものに替わるので、そのカレンダーの「14日」なり「18日」なりをクリックして頂く。このエントリー本欄がその日のエントリーだけに入れ替わるので、求めるエントリーを読める。

 さて、なお、このメデジンが3位決定戦に勝ったのだから、鹿島の2位はなお堂々たるものになったと言えよう。

 レアルとのゲームはやはり、メデジンとのゲームと同様に「組織的守備」が光った。前回にもこう書かせて頂いたところだ。
『「守備から入り、相手攻撃がよく見えるチーム」ということができる。一つの面白い戦い方を築き上げたなという感じだ』
 レアルの鹿島評も、こういうもの。
「守備がよい。攻守の切り替えも早い。本当によく走る」
 この走りが落ちてきた時に負けたのである。柴崎がそう語っているが、逆に言えば90分走り回されたから、延長戦に入って走れなくなった時に失点と、そんなゲームだったのだ。メデジンにしても、世界最高の個人を集めたレアルにしても、個人能力でいえば数段上のチーム。それを、組織の見事さ、特に組織的走りで対等に戦ったという典型的なゲームと言えよう。この1勝と「90分は同点」との2ゲームは、アジアにとって限りない自信になるはずであって、今後の世界戦がますます楽しみになったと言える。

 まだ本調子ではないから短い記事になるが、何を置いてでもとにかく以上は書いておきたかった。

コメント (6)
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随筆紹介  「男の延命法」    文科系

2016年12月22日 06時40分46秒 | 文芸作品
 男の延命法   H・Sさんの作品です

 女性は、夫と離婚しても、夫に先立たれても寿命にほとんど影響はない。男性は、妻に先立たれると命が短い。食事作りと健康管理を妻に任せているからだと、言われている。

 自炊が出来て自分の健康管理が出来れば、妻に先立たれても男性は長生きできることになる。私の友人AさんとBさんは、勤めの関係でやむなく自炊と健康管理を覚えた人だ。

 Aさんは自動車会社の役員さん。六十五歳で株主から熊本工場を任された。一年契約で家族が引っ越すこともなく、単身赴任にした。この時の彼は肝臓病と軽度の糖尿病を抱えていた。診察と治療は会社経営の病院に任せることになったが、食事と健康管理は自分次第ということになった。Aさんは、学生時代、六年の自炊経験があったので、食事は自分で作ることにした。何をどれだけ食べればいいのかを知りたかったので、病院の管理栄養士を訪ね、入院患者の治療食献立を入手した。作り方のわからないものは、奥さんにFAⅩを送信してもらった。女性社員に教えを乞うこともあった。
 着任時の挨拶で、病気を抱えているので酒は飲めないから、飲み会不参加と宣言。社員の親睦会には金一封を世話役の部下に託け、顔出しはしない。工場で何が起こっても責任を負う立場だったので、工場の周りを歩き、ゴミを拾った。この生活姿勢を続けたが、社員との軋轢は起こらなかった。赴任して半年後、肝臓の検査値も血糖値も正常の範囲に戻った。一年の約束が六年に及んだが、彼は生活習慣病を飼い慣らし無事勤めを終えて、名古屋の自宅に戻ることが出来た。奥さんの方も五十歳で乳がんを発症したが、現在、がんは休眠状態で健康百%とは言えないが平穏な日常生活を送っている。その奥さんからAさんは、「一人だって生きていけるから、私は安心して死ねる」と言われ、戸惑った。

 Bさんは警察署長さん。名古屋の家から遠距離の県境に転勤が決まり、単身赴任することになった。五歳年上の奥さんは、〈自分は彼より早く死ぬに決まっている。そうなった時困るのは彼だ。転勤まで二カ月の時間がある。チャンスだ〉、Bさんに食事の作り方を猛スピードで特訓した。毎日血圧を測り、血圧手帳に記入し、一週間ごとに奥さんに報告することを義務付けた。幸い健康診断で、Bさんに問題点はなかったが、奥さんは、自分の目が届かないことが心配だったのだ。踊りの師匠をやっているので教室を閉じるわけにはいかないし、Bさんも三年ぐらいは一人で乗り切れると、単身赴任に踏み切った。

 AさんもBさんも現在八十歳。二人で協力して、地区役員を務めている。奥さんたちも姿勢よく歩き方もしっかりしている。この年齢で元気で活躍できるのは自己管理が出来ているからなのだろうと、私は認めている。
 だけど、この通説で私が不満なのは、女性が夫と離婚しても夫に先立たれても、寿命にほとんど影響はないと記されていることだ。この言われ方なら、女性は、男性よりも校滑でずるい生きものだと、受け取られかねない。男性と女性は、体の仕組みが違う。女性は、衝撃に対応する防御能力が高い。この仕組みが備わっているからこそ、お腹に宿した子供を守ることも、出産することも出来るわけだ。そういう大切な役割のあることが、抜け落ちている。これを、付け加えてほしいと私は考えている。
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