田中宇の配信ニュースから、この深夜に届いた配信ニュースがあった。僕は、このブログに書いてきた諸般の事情認識や「総合判断」から、このニュースは信憑性のあるものと確信する。ちょうど、シリア内戦やアルカイダ・イスラム国の「育成」やに関わった「民間団体(会社)」が存在するのと同じ背景だと認識するのである。
現在の難民を生み出した背景の元をたどれば、このアルカイダやイスラム国による内戦であったとは、ここのいくつかの拙稿で書いてきた通り。CIAならぬ、米英金融グロ-バリゼーション勢力の息がかかった「民間(軍事・諜報)会社」が、世界の至るところで暗躍していると、そう僕は確信するに至っている。溺れる者は藁をもつかむ。今や米英金融グローバリゼーション勢力は、どんな悪魔的所業も躊躇せぬようになっている。「百年に一度」のリーマンショックによって世界のトップ10から滑り落ちたいくつかの米英銀行など一部勢力はもう必死の構えなのであって、どんなことでもやってみせるということだと理解している。ユーロの瓦解、それによってのみもたらされる「各国撃破」という狙い含みでこそ、こういう行動に出ているのだ。そう、僕は、推察している。
【 欧州の難民危機を煽るNGO
今回から、記事の冒頭で、書きたいことを先に要約する。リビア(北アフリカ)からイタリアへの地中海をわたる経済難民(不法移民)の流入を、欧州のNGO群が支援している。リビアのマフィアがアフリカ全土から勧誘して有料で連れてきた不法移民をリビア沖の領海の外れまでゴムボートで運び、それをNGOの船が引き取ってイタリアの港まで運んで難民申請させ、NGOが欧州の難民危機を扇動している。このルートの難民流入は、トランプが当選した米大統領選の少し前から急増し、今年の流入は前年比2割増の17万人。最近は、その4割を26の欧州NGO群が運んでいる。
要約続き。NGOのこの行為の真意は不明だ。NGOは「溺死防止という人道支援」だと言っているが、政治的な効果を考えると、別な意図が感じられる。難民流入が増えるほど「欧州リベラルエリート層の最後の希望」である独メルケル首相の人気が下がり、EU各国の反エリートな極右極左勢力が政治台頭する。先日のベルリンのトラック突っ込みテロだけで、メルケルの人気がガタ落ちで、来年夏の選挙でのメルケルCDUの勝算が下がった。難民をリビアから送り出すマフィアにはアルカイダやISも絡んでいる。NGOは、欧州のテロ頻発を煽っている。
要約続き。NGO群の黒幕は誰なのか。問題視されにくい隠然性から考えて、諜報界が絡んでいる。EUの極左極右の多くは親ロシアなので「プーチンの仕業」にされそうだが、ロシアはリビア内戦終結に向けて努力しており、難民流入扇動と反対の動きをしている。欧州のリベラルエリート支配を潰したいトランプ陣営、という説も出そうだが、欧州の難民危機の扇動は一昨年からであり、トランプ出馬よりはるかに前だ。むしろ、米国でトランプ現象を引き起こした勢力が、欧州でも同じ現象を起こそうとして、何年もかけて難民危機を扇動している感じだ。かつてトロツキーをモスクワに送り込んでロシア革命を扇動し、英国の単独覇権(列強体制)を壊して多極化しようとしたNYの資本家群が、今回も、米単独覇権を壊すために欧州に介入しているのかもしれない。要約ここまで。】
現在の難民を生み出した背景の元をたどれば、このアルカイダやイスラム国による内戦であったとは、ここのいくつかの拙稿で書いてきた通り。CIAならぬ、米英金融グロ-バリゼーション勢力の息がかかった「民間(軍事・諜報)会社」が、世界の至るところで暗躍していると、そう僕は確信するに至っている。溺れる者は藁をもつかむ。今や米英金融グローバリゼーション勢力は、どんな悪魔的所業も躊躇せぬようになっている。「百年に一度」のリーマンショックによって世界のトップ10から滑り落ちたいくつかの米英銀行など一部勢力はもう必死の構えなのであって、どんなことでもやってみせるということだと理解している。ユーロの瓦解、それによってのみもたらされる「各国撃破」という狙い含みでこそ、こういう行動に出ているのだ。そう、僕は、推察している。
【 欧州の難民危機を煽るNGO
今回から、記事の冒頭で、書きたいことを先に要約する。リビア(北アフリカ)からイタリアへの地中海をわたる経済難民(不法移民)の流入を、欧州のNGO群が支援している。リビアのマフィアがアフリカ全土から勧誘して有料で連れてきた不法移民をリビア沖の領海の外れまでゴムボートで運び、それをNGOの船が引き取ってイタリアの港まで運んで難民申請させ、NGOが欧州の難民危機を扇動している。このルートの難民流入は、トランプが当選した米大統領選の少し前から急増し、今年の流入は前年比2割増の17万人。最近は、その4割を26の欧州NGO群が運んでいる。
要約続き。NGOのこの行為の真意は不明だ。NGOは「溺死防止という人道支援」だと言っているが、政治的な効果を考えると、別な意図が感じられる。難民流入が増えるほど「欧州リベラルエリート層の最後の希望」である独メルケル首相の人気が下がり、EU各国の反エリートな極右極左勢力が政治台頭する。先日のベルリンのトラック突っ込みテロだけで、メルケルの人気がガタ落ちで、来年夏の選挙でのメルケルCDUの勝算が下がった。難民をリビアから送り出すマフィアにはアルカイダやISも絡んでいる。NGOは、欧州のテロ頻発を煽っている。
要約続き。NGO群の黒幕は誰なのか。問題視されにくい隠然性から考えて、諜報界が絡んでいる。EUの極左極右の多くは親ロシアなので「プーチンの仕業」にされそうだが、ロシアはリビア内戦終結に向けて努力しており、難民流入扇動と反対の動きをしている。欧州のリベラルエリート支配を潰したいトランプ陣営、という説も出そうだが、欧州の難民危機の扇動は一昨年からであり、トランプ出馬よりはるかに前だ。むしろ、米国でトランプ現象を引き起こした勢力が、欧州でも同じ現象を起こそうとして、何年もかけて難民危機を扇動している感じだ。かつてトロツキーをモスクワに送り込んでロシア革命を扇動し、英国の単独覇権(列強体制)を壊して多極化しようとしたNYの資本家群が、今回も、米単独覇権を壊すために欧州に介入しているのかもしれない。要約ここまで。】