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内向き、利子率ゼロが示すもの   文科系

2017年01月13日 15時22分38秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 11日に書いた『恥ずかしげもない「官製景気」』と言い、『米がイスラム国を作った(とケリー国務長官がガーディアンに語った)』と言い、この30年程世界を席巻してきた金融グローバリゼーションが「100年に1度の危機」サブプライムバブル破裂から起こった行き詰まりの証しなのだと思います。内向きトランプや、イギリス国民の反乱も同じ理由から。もっと国内のことをなんとかせよということなのでしょう。そんなわけで、昨日こんなコメントを書きました。


『 金融グローバリズムのどん詰まりが来たのだと解しています。エントリーの米によるイスラム国作りも、日本の日銀大株主も。

 イスラム国は、シリア・イランを倒して地上最貴重物質・石油を世界金融が独占的に握ろうとしてきたもの。これが、イラク、シリアで挫折して、シェールガスの目処が立ったから、戦略的主戦場をイラン・中東からアジアに換えたということでしょう。
 その対中戦略も、日本より遙かに酷い国家累積大赤字から、どこまで米軍事が維持できるかというじり貧状態と愚考します。

 日銀が行っているずぶずぶの財政ファイナンスも先が見えないことは言うまでもありません。実質株価はどんどん下がっているのに、いつどこで日銀の投資信託買いや国債買いを止められるのでしょうか。

 いずれも、重大な金融世界戦略上の長期的構造的な挫折です。今の米日はこうして、戦前の独日のようなもの。軍隊、軍事などは何でもありだけど、内需は限りなく乏しいから利子率上昇の見込みはゼロ。つまり、経済展望は、余程内需を拡大できなければ、ゼロ!
 マスコミがフクシマにも見えるように、「大本営発表のみ」になっていることも戦前の日独と同じです。連日の「中国航空機が・・」「中国空母が・・」の一方、スノーデンとかウィキリークス、反米ニュース、国連ニュース、アメリカの世界的盗聴などはさっぱり聞こえてきません。

 ただ、断末魔の行く末は大いに心配、不安ですよね。』


 ヒトラーや東條がやったように、軍隊強化、軍事産業(による失業解消)だけとならねば良いのですが。今のアメリカを見ていると、国連が世界金融規制などにイニシアティブを発揮できなければそうなりそうです。土台、国連を無視してG7だけで世界政策を進めてきたきたのが問題なのだ。BRICSなども厳然と存在しているのです。それを無視するのは、仮想敵を作る為に国連の機能を麻痺させてきたようなもの。世界平和への逆行とさえ、愚考してきました。
コメント
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