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安倍「桜」は、「西松、陸山会」よりはるかに悪質  文科系

2020年12月07日 11時54分11秒 | 国内政治・経済・社会問題

   スポーツ報知サイト4日に、こんな記事が載った。

『 立憲民主党の小沢一郎衆院議員(78)が4日、安倍晋三前首相(66)に浮上した「桜を見る会」前日に行われた夕食会の費用の補填(ほてん)問題で東京地検特捜部が安倍氏本人の任意の事情聴取を要請したことについて、私見を述べた。
 この日、「結局、安倍氏は、自身の疑惑について、国会で嘘ばかりついていたということになる。つまり、過去の森友問題、加計問題等全ての疑惑について、改めて、嘘をつかれて迷惑を被った国民に代わって、立法府が検証する必要。具体的には、安倍氏にまつわる全ての疑惑についての本人の証人喚問が避けられない」と厳しくつづると、さらに連続ツイート。
「安倍氏と菅総理は、やり過ぎた。総理だからといって、何をやっても許されるわけではない」と厳しく指摘すると、「しかし、彼らは、全てが許されると思い込み、自分とお友達のために税金を無駄にし、制度を改悪し、法を犯し、不正の証拠を揉み消し、国会では平然と嘘をついてきた。真実の解明なくして、この国は前に進めない」と結論づけていた。』

  この小沢一郎の過去には、秘書が主犯とされた同類の事件・西松建設事件、陸山会事件があった。民主党幹事長・小沢一郎が新政権の初代首班になるのを引きずり下ろされたも同様の日本政治史に残る大事件であった。同じ「秘書がやった」政治資金事件、西松・陸山会事件に比べて、今回の「桜」をめぐる安倍の方がはるかに悪質である。

・小沢のいわゆる西松建設からの寄付「虚偽記載」は虚偽ではなかった。それで、別件逮捕のように起こされたのが、世田谷区不動産の取得に関わる収支報告書問題。これは登記の日ズレ問題に過ぎなかったのだが、秘書ら3人が逮捕されている。同じ記載を行っていた自民党議員らは、10人もいたとか。

・この小沢事件に対して、安倍の「桜」は、以下のようにはるかに悪質であり、「桜」に対する検察の態度は大甘であると、植草一秀氏のサイトがこう語っている。
『この事件の公判で、商法と会計学の専門家は法廷で、小沢氏事務所の収支報告が法令上、もっとも適切なものであることを証言した。これに対して、安倍首相資金管理団体の事件ははるかに悪質である。収支を把握しながら記載しなかった。安倍氏事務所の支出は選挙区の有権者に対する寄附行為である。明白に公職選挙法に違反するもの。
まずは、秘書の逮捕が必要不可欠。家宅捜索を行うべきことも当然だ。当然のことながら、公判請求して公判廷で事実を明らかにする必要がある。西松事件、陸山会事件と比較すると、これ以上のダブルスタンダードが存在しないことが鮮明に浮かび上がる。』

 ホテル側に自ら調べたのか調べなかったのか、安倍はこともあろうに国会で嘘をあれだけ語り通した。例によって「全く・・ありません」とかの形容を一杯付けながら。自分に掛けられた嫌疑を自分で調べられるのに、ホテル側など他からバレて当然という嘘をなぜあれだけつき通せたのか。黒川検事を通して上から押さえつけて、もみ消そうとしていたとしか思えないのである。主がこんなだからこそ、その秘書同然であったこともある広島の河井克行が、あんな堂々たる買収選挙を繰り広げられたとさえ、僕は推論した。国政の最高機関・国会をこれだけ馬鹿にした首相がかって存在したことがあったろうか。そんな悪質である。国会議員などでいられる資格など、自らとうに投げ捨てている。

 

 加えるに、森友事件。首相の国会答弁(これも結局虚偽であった)が、一人の立派な公務員の死に繋がって唯一最大の役割を果たしたのである。少なくとも妻諸共関わることになったと判明して虚偽答弁となったのだから、これだけでも、「関わっていたら議員も辞めます」という約束通りにするのが当然ではないか。まして、あれだけ大規模な何重もの不正を生み出した首相忖度行政体制は国政史上に残る汚辱と言えよう。

 こんな恥ずかしい首相が、この日本にかって存在しただろうかという悪党である。それも事実を自らは調べもせずに口から出任せでその場を凌ぐという、甚だしい小物の悪党だ。こんな小悪党と、ものの分かった大人ならば「論点外しの冗長答弁」という語り口だけで分かるような人間をば、日本国民は日本政治史上最長の内閣首班に選ぶような選挙結果を残したのである。そして今も、こんな人物の大番頭だった人間が首相をやっている国。主権者国民を筆頭として、日本政治史最大級の恥をなお残しつつあると言うべきではないか。

コメント (3)
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