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「呼吸するように」嘘や「空約束」を吐き出す・・  文科系

2020年12月30日 14時56分50秒 | 国内政治・経済・社会問題

 一昨日、赤木雅子さんが起こした夫俊夫さん死因究明訴訟を巡る攻防も結局のところ「私や妻が関係していたら、総理どころか議員も辞めます」という首相国会答弁の後遺症と書いて来た。そして、この答弁が、「安倍昭恵名誉園長」に始まってそれ以後赤木俊夫さん自死にまでどう繋がっていったかは、大人の日本人なら今やほとんどが知っているところ。安倍がこの約束を「守れる」ように、「私や妻が関係していたら・・」というその事実「関係」の方を無かったことにするべく財務省全体が動いたということを。約束を守れるように、あったことをなかったことにする、財務省総ぐるみの大変な努力・・・。

 そして、この問題は、今は桜の陰に隠れるようになっているが、桜よりも重大な事件ではないだろうか。安倍周辺の国政私物化・公職選挙法違反とは違って、森友の方は「政治主導」に名を借りた「財務省ぐるみの大嘘、事実のもみ消しという頽廃」を示しているのだから。国政が行った事実を後になって打ち消す工作で1人の人間が死んだのである。ただしもちろん、桜にもこの「行政府全体の頽廃」は示されているのである。国政功労者を呼ぶと称する「桜」に「保守党政治家個人の国政選挙功労者」がどんどん呼ばれていたことを、官僚らが知らぬ訳もなかったのだから。ここでは、「国政功労者=個人選挙功労者」という大嘘を、安倍が選んだ数年間無数の人々を通じて、つき通しているのである。

 ところで、「桜」について118回の国会嘘答弁とあったが、この関係も含め安倍という人間は「桜」周辺も含めて「・・なら議員も辞めます」というような「違約」の方は、一体どれだけやって来たのだろうか。嘘を定義すれば過去の事実を否定してみせることであり、違約とは将来の約束を守らないこととなるのだろう。そして、嘘が多い人は当然、違約も多くなる理屈だ。

 またこういう嘘や違約がこれだけ多い安倍のような人物を巡っては、こんなことも言える。こういう人物を支持する人々は、嘘や違約を人の普通のことのように考える人、まーそういった「世界」で暮らしてきた人なのかも知れない。当選した時から嘘が多いと言われていたトランプを支持する人々にも、同じことが言えるはずだ。

 ところで嘘や違約は人間の普通のことだろうか。そんなことを改めて考えてみた。これが普通のことならば、政治家の公約など何も信じられぬはず。そして、政治など私利でやるもの、その政治家の私利とは国会議員など到達した地位を守ること、となる。選挙民の方も、その私利のために国会議員を活用すると、そんな政治世界がどんどん膨らんでいくのだろう。こうなると、政治家に大きい私利を与えられる人々しか、政治の恩恵は受けられないことになる。そんな政治で良いのだろうか?

 こういうトランプや安倍に投票する人々には、こんな言葉を贈ってみたい。「彼らのどの約束、言葉を信じておられるのか?」。

 

コメント (1)
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