「もう一つの真実」などという言葉も生まれたり、フェイク人間・トランプも出てきたりで、フェイクニュース発信が、それも嘘と知ってやっているようなフェイクが、今や当たり前の、これが普通という世界になった感がある。こんな風潮から今度は、他人の発信内容にも余りにも安易に「フェイクだ」と返す世になっている。僕も一昨日の当ブログであっさりと「フェイクニュースを信じている」とシン君から言われてしまった。それがこともあろうに「イギリスのイラク参戦時首相ブレアが、イラク戦争参戦を反省した総括文を長期間かけて提出させられた」ということを、「どの新聞にも載っていないからフェイクだ」と断定、批判されたのである。これって、どう考えたら良いのか、僕としてはしばし戸惑っていたほどで、僕にとっては一つの事件になってしまった。
彼の詰問と、僕の回答を転載すると・・
【 新聞に載ってますか? (シン) 2020-12-13 15:12:54
>イラク戦争第一の参戦国イギリス元首相が、重大な参戦反省文書を長年かけて出さされているのが、何よりの証拠。
新聞に載ったことは、ありませんよね(^O^)
つまり、あなたはフェイクニュースに騙されているだけなんですよ。】
【 フェイクニュースは書かない (文科系) 2020-12-15 09:45:05
僕はフェイクニュースは書きません。以下は全て事実です。ちなみに、調べもしないでフェイクニュースと決めつけるのは、自分が書いた物がい-加減だと証明しているようなもの。その程度の調査力、思考で自分も物を書いているよと、わざわざ叫んでいるような。僕は一応、50年前の某旧帝大の文学修士。修士論文以来も色々書いてきたが、剽窃とかフェイクニュースとかはやろうと思ったことさえありません。恥ずかしいことだという教育が徹底していましたから。
「イラク戦争後に主要参戦先進国政権は全て潰れた。イギリス、スペイン、イタリア。だから、以降アメリカの参戦呼びかけにはどこも答えなくなったのね。今のイラン、ベネズエラなどでもアメリカは参戦有志国を募る「脅し」に出たが、応じる国はほとんどなかった。世界中が、アメリカの「嘘の理由開戦」に懲りているのだろう。イギリスはこの戦争で176人死んだ。」
イギリスの反省文は、「イギリス イラク戦争総括」で検索すればすぐに出てくるが、君はこんなことも知らないで、というよりも調べないで、フェイクニュースと応じるのだ! そんな歴史知識で戦争をも語っているということが丸分かりとあって、僕は恥ずかしいよ】
ところで、日本の商習慣では「信用」という言葉は重い歴史を持ってきたし、学術論文などでは剽窃はもちろん、フェイクもこれをやったら学者生命終わりというそんな伝統も続いてきたはずだ。誰が嘘やごまかしが当たり前という日本に換えてきたのだろう。他人の話を、特に自分に都合が悪い話を、調べもせずに安易・簡単に「嘘だ!」と言い返す社会。安倍、管両氏は、こういう世界の先頭に立ってきた人らしいとは分かるのだが、彼らを支持出来る人々もまた、そういう人々なのか?・・・。」