朝鮮日報によれば、韓国と北朝鮮の実務者協議で、
北朝鮮の首席代表は、「本会談の議題に『天安』『延坪島』のほか、
軍事的緊張緩和措置を含めたい」と要求。
韓国は天安爆沈事件と延坪島砲撃の事態解決を優先させ、
軍事的緊張緩和はその後だとする原則で譲らず、平行線。
今日午後、北朝鮮は態度を急変させた。
「天安の事件はわれわれ(北朝鮮)とは無関係だ」
「超大型の謀略劇だ」「南側が延坪島を挑発の根拠地にした」
などといった言葉を浴びせた後、席を立った。
午前中の会談まで、今回の予備会談が合意可能とみていた韓国側代表団は、
驚いた表情で北朝鮮代表団の退場を見守るしかなかったという。
韓国政府当局者は「昼食時に平壌の指導部から
『いったん会談を決裂させろ』という訓令を受けたようだ」と話した。
これは、北が良く取る戦術。
不利と見れば、会談を中断。時間をかせぐ。計算のうち。
再開は、そんなに遠い時期ではないでしょう。
目的は経済援助ですから。
今日、香港テレビの討論番組『東アジアにとって
危険人物は、金さんか、李さんか?』を見ました。
金さんが危険というのは、日本の常識ですから、紹介は不必要でしょう。
一方、韓国の大統領は、太陽政策から対決政策へ舵を切り替え、
米韓の演習をして圧力をかけている、というのが李さんが脅威という根拠。
どちらが正しいかは別にして、興味深いのは視聴者の反応。
金さんが脅威の元凶という人は25%。
李さんというのが圧倒的で75%。
北が核を持つことは脅威と感じていないこと。
(核を持ったのが日本だったら、逆転していたでしょうね。)
中国にとって敵対するほうが危険という認識ですね。
これは日本から見れば???でしょうが、
自分の味方のほうに甘いのは同じですね。