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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【大阪・関西万博】:批判殺到も…1970年万博もすごかった「会場行きの鉄道乗車券が発売中止」世紀の祭典を振り返る

2025-04-23 23:55:20 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:批判殺到も…1970年万博もすごかった「会場行きの鉄道乗車券が発売中止」世紀の祭典を振り返る

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:批判殺到も…1970年万博もすごかった「会場行きの鉄道乗車券が発売中止」世紀の祭典を振り返る 

太陽の塔 ※画像/双葉社(ピンズバNEWS)

 ■中学生時代に「計8回万博に通った」ラサール石井氏も興奮気味に語る

 ■ピンズバNEWS編集部

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【大阪・関西万博】:<“ほんまに大丈夫⁉”事件簿>ハチミツ泥棒にリュック“爆弾”男…逮捕続く暴走お爺さん、

2025-04-23 23:55:10 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:<“ほんまに大丈夫⁉”事件簿>ハチミツ泥棒にリュック“爆弾”男…逮捕続く暴走お爺さん、中国籍の男がドローン、火災騒ぎも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:<“ほんまに大丈夫⁉”事件簿>ハチミツ泥棒にリュック“爆弾”男…逮捕続く暴走お爺さん、中国籍の男がドローン、火災騒ぎも

 4月13日に開幕した大阪・関西万博は、開幕前からメタンガスの発生や海外パビリオン開館遅延など、トラブルが続出。開幕してから大きな混乱は今のところないが、中国籍の人物による無許可ドローンの飛行、火災騒ぎ、そしてついに“逮捕者”まで…。ここまでの万博を巡る事件を振り返る。 

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<万博“ほんまに大丈夫⁉”事件簿>ハチミツ泥棒にリュック“爆弾”男…逮捕続く暴走お爺さん、中国籍の男がドローン、火災騒ぎも

 ■【画像】「並ばない万博」初日にできた長蛇の列

 ◆爆発の恐れがある夢洲で火災騒ぎも発生 

 4月13日の開幕日には11万9000人の来場者が訪れた大阪・関西万博だが、開幕前から不安視されていたのが、メタンガスの発生だ。

 万博のリハーサル「テストラン」の最終日だった6日に、会場内の一角でメタンガスが検知されており、一時は着火すれば爆発の恐れがある濃度を超えていた。

 万博会場の夢洲は人工島で、廃棄物などによる埋め立てが原因でメタンガスが発生しているのだ。

 昨年3月に行われた会場内のトイレ工事で、溶接の火花がメタンガスに引火する爆発事故が発生。大阪府は小中学生を万博に無料招待する事業を始めているが、万が一の爆発を懸念して、直前に取りやめる学校も出てきているのが実情だ。 

 そんな危険性を抱えた万博。開幕初日には火災騒ぎも発生し、一時騒然とした。初日に万博を取材していた記者はこう語る。

 「午後に会場内で『煙が出ている』と通報がありました。通報があったのは、万博グッズを販売しているオフィシャルストアのそばで、消防車や救急車など10台以上が駆けつける騒ぎとなりました。幸い、火や煙はなく、火災ではないと確認されました」

結果、火災ではなく誤通報だったため事なきを得たが、開幕前日にはブラジルのパビリオンで実際に火災が発生し、配線が焼ける被害も出ている。あわや大惨事になる危険性と隣り合わせなのだ。 

 ◆天皇皇后両陛下の視察中に謎のドローン

 万が一に備えて、会場には警察と消防の詰め所が存在し、24時間対応に当たっている。

 「大阪市内から夢洲に駆けつけるのには20分くらいかかってしまうこともあって、会場には消防車や救急車が配備されています。万博は秋まで続きますから、夏の熱中症にも警戒しています」(消防関係者)

 万博といえば、国内外から要人が訪れることもあり、警察と消防が一体となってテロ対策の訓練も実施している。そんななか、天皇皇后両陛下が万博を視察するさなか、許可されていない“謎”のドローンが会場上空を飛ぶ事件もあった。

 「11日の夕方、会場内で警戒中の警察官が中国パビリオンのあたりでドローンの飛行を発見し、ドローンを操縦していたとみられる中国籍の男性を確保しました。ドローンは墜落することなく、パビリオンなどの施設や地上にいる人に被害はなかったとのことです。

 また危険物などの積載もなかったようで、府警の調べでは悪質性はないとのことです。この日は天皇皇后両陛下が昼から万博会場を見学されており、報道機関の間で緊張が走りました」(社会部記者)

 万博を巡っては、テロ対策などとして大阪府の条例により、会場の夢洲やその周辺約1キロ以内で無許可のドローンの飛行を禁じており、違反した場合は1年以下の拘禁または50万円以下の罰金が科せられる。

 ドローンは万博テストラン中であり、なおかつ警察官がすぐに発見できたため、民間人への影響はなかった。 

 ◆遊び半分の気持ちで言った発言で逮捕

 だが、開幕後には来場者が避難する一幕も――。万博オープン2日目の4月14日には“爆発物騒ぎ”があり、逮捕者も出たのだ。

 「荷物検査係の警備員に『リュックサックの中に爆弾があるんや』と話して手荷物検査を拒否した80歳の男が威力業務妨害の容疑で逮捕されました。手荷物検査の結果、爆発物は所持していませんでした。これにより、20分くらいの間、会場の西側ゲートが閉鎖され、付近にいた来場者200人ほどが一時避難を余儀なくされました。

 逮捕された男は『楽しみにしていた万博にテンションが上がり、遊び半分の気持ちだった』などと話しているそうです。男が持っていた黒のリュックサックの中には、万博の通期パスが入っていたとのことです」(同前)

 さらに“迷惑老人”の逮捕者が万博4日目の16日にも。

 「午後13時ごろ会場内にある29か国が共同で出展する『コモンズA』で、キルギス館の展示品(6800円相当)のハチミツ瓶を盗んだとして、富田林市在住の83歳の男が逮捕されました。

 男が持ち去ろうとしていたところを警備員が身柄を確保、ハチミツは売り物ではなく展示品として置かれていたものだったようです。男は確保時に海外製の食品を複数所持しており、警察は余罪がないか調べています」(同前)

 期間中は2800万人を超える来場者が見込まれていり万博。さらなるトラブルが起きないことを祈りたい。

 ■取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班  

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【大阪・関西万博】:経済波及効果3兆円を見込むのは政府のどんぶり勘定

2025-04-23 23:55:00 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:経済波及効果3兆円を見込むのは政府のどんぶり勘定

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:経済波及効果3兆円を見込むのは政府のどんぶり勘定

 4月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、大阪・関西万博の経済波及効果について意見を交わした。

 ◆どんぶり勘定の経済波及効果

 4月13日開幕の大阪・関西万博で政府は3兆円の経済波及効果を見込む。半年間の会期中、来場者2820万人、うちインバウンド(訪日外国人)350万人を想定し、関連消費は1兆円規模になるとの試算もある。

 トランプ米政権の関税政策を巡る混乱が景気の先行きに影を落とす状況で、日本経済を下支えする。経済産業省は万博による経済波及効果を全国で2.9兆円と見積もる。

 効果が期待されるのがインバウンドによる消費の押し上げ。日銀大阪支店は2月、万博効果で「観光消費額は増加する見通しが堅い」との分析をシンクタンクなどとの会合で示した。

 日本政府観光局によると2024年の訪日外国人は3687万人と最高を更新し、すでに各地の経済を下支えする。 りそな総合研究所によると、万博来場者の関連消費額は1兆円。 インバウンド消費は2930億円とみる。

 (寺島アナ)「万博の経済効果ですが、田中さんはこの数字をどうご覧になりますか?」
 (田中氏)「こういう国際的なイベントの経済効果っていうのは、いつも鼻をつまんで臭いを嗅いでいます」

 (寺島アナ)「鼻をつまんだら臭いは嗅げませんけどね(笑)」

 (田中氏)「そういうことですよ(笑)常識的に考えて“大阪で万博をやっていて、人込みが嫌だ”と思う私みたいなタイプは、“もっと空いているところに行こう”となるんです。そうなると従来、大阪を観光する可能性のあった人達が来ないかもしれない。そういった押し出し効果が経済効果に全然入っていない。あるいは、ゴールデンウィークに従来は京都とか九州とか沖縄に行っていた人が大阪万博に行こうとするかもしれない。でも考えてください。“沖縄でつかうお金”と“大阪万博でつかうお金”、プラスマイナス0かもしれないしひょっとしたらマイナスかもしれない。そういったことを、この経済波及効果には入れていませんからね。インバウンド効果だって、たまたま大阪に来た外国の人が万博に行っちゃっただけかもしれない」

 (寺島アナ)「“今やっているんだ”ってね?」

 (田中氏)「そういったことを全部入れていないどんぶり勘定でやっているから、前売り券の目標も達成できずに日本政府はよく言ったもんだ。それで赤字になるかもしれないですよね? 森山幹事長は“減税しちゃうと将来の人たちに負担を負わす”と言っている一方で万博赤字はまる出し。そういった話ですよ」

〈出典〉
万博、経済効果3兆円訪日客が消費押し上げ|日本経済新聞

 【関連記事】

 元稿:文化放送 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博】  2025年04月15日 19:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大阪・関西万博】:絶対押さえたい見どころは?「火星の石」に触れられる!体験型パビリオンや注目の大阪グルメも

2025-04-23 23:54:50 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:絶対押さえたい見どころは?「火星の石」に触れられる!体験型パビリオンや注目の大阪グルメも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:絶対押さえたい見どころは?「火星の石」に触れられる!体験型パビリオンや注目の大阪グルメも

 ついに「大阪・関西万博」が開幕!今回のテーマは"いのち輝く未来社会のデザイン"。世界の最先端技術や各国との文化交流もできる個性豊かなパビリオンなど盛りだくさん!そこで、絶対見るべき万博の見どころを大調査しました。 <button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">CBCテレビ「花咲かタイムズ」</button>

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CBCテレビ「花咲かタイムズ」(CBCテレビ)

 ◆万博の全容!大迫力のシンボル&必見すべき水上ショー

 ◆目玉は「火星の石」!会場最大の「日本館」

◆モンハンに動くiPS細胞も!体験型の「大阪ヘルスケアパビリオン」

CBCテレビ「花咲かタイムズ」(CBCテレビ)

 ◆予約が取れない超人気店の絶品グルメ

 ◆大阪グルメを堪能!万博内最大規模のフードコート

<picture><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20250417-90000004-cbc-009-1-view.jpg?pri=l&w=640&h=360&exp=10800&fmt=webp" type="image/webp" /><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20250417-90000004-cbc-009-1-view.jpg?pri=l&w=640&h=360&exp=10800" type="image/jpeg" /></picture>

CBCテレビ「花咲かタイムズ」

 大屋根リングの外側にある「サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり ~食と祭EXPO~」は、万博会場最大規模のフードコート。串カツ店「だるま」や、ラーメン店「どうとんぼり神座(かむくら)」など、大阪を代表する12の名店が出店しています。

 ◆養殖100%を提供!"すし屋の未来"をテーマにした「スシロー」

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【大阪・関西万博】:これから行きたい人は必見 大混雑の初日から見えた“課題” 

2025-04-23 23:54:40 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:これから行きたい人は必見 大混雑の初日から見えた“課題” 楽しむためには?おすすめの来場時期や食事場所、持ち物を担当記者が解説

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:これから行きたい人は必見 大混雑の初日から見えた“課題” 楽しむためには?おすすめの来場時期や食事場所、持ち物を担当記者が解説

 開幕3日目を迎えた「大阪・関西万博」。にぎわう一方で、開幕初日には入場ゲートが大混雑。パビリオンやコンビニにも長~い行列が…目標に掲げた「並ばない万博」はどこへ?

 ■ 【万博で「子ども無料招待」始まる】4歳~高校生の約102万人対象 参加見送る自治体も  

 今回は「課題と楽しみ方」をテーマに、万博を100%楽しむために必要なものや、訪れるのにオススメの時期などについて万博担当記者とともに“深掘り”します。

 ■“並ばない万博”のはずが…入場ゲートやパビリオンは大行列

風雨や炎天下はどうしのぐ?

 ■万博を楽しむために…おさえておきたいポイント

 どうすれば楽しめるのか、おすすめの来場時期や準備しておきたいものについても宮本記者に聞きました。

 ■座って食事がしたい!大きい荷物は?スムーズに帰るには?

 元稿:朝日放送 ABCニュース 社会 【話題・大阪・関西万博】  2025年04月15日 19:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大阪・関西万博】:「都合の悪いことは隠すってか」とSNS憤慨…、悪臭騒ぎ“撮影NG”疑惑に協会は「通達した事実はない」と全否定

2025-04-23 23:54:30 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:「都合の悪いことは隠すってか」とSNS憤慨…、悪臭騒ぎ“撮影NG”疑惑に協会は「通達した事実はない」と全否定

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:「都合の悪いことは隠すってか」とSNS憤慨…、悪臭騒ぎ“撮影NG”疑惑に協会は「通達した事実はない」と全否定

 「世界の人々が対話し、交流する舞台を提供いたします。ここから、新しい日本の姿を世界に発信いたしてまいります」

 ■【写真あり】消防車が出動…“発煙騒動”が起こった近くの東ゲート

 4月12日、大阪・関西万博(大阪・夢洲)の開会式でこう高らかに述べたのは、石破茂内閣首相(68)。そして翌13日、世界158の国と地域が参加する万博がいよいよ幕を開けた。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">(大阪万博 公式サイトより)</button>

(大阪万博 公式サイトより)(WEB女性自身)

 ’14年に大阪誘致の構想が持ち上がり、’18年に開催が決定した万博だが、これまでに様々な問題が指摘されてきた。

 「当初は1250億円と見込まれていた万博の会場建設費ですが、資材価格の高騰といった問題が生じ、2350億円に膨れ上がるなど公費の負担が激増。経済効果は3兆円という試算もありますが、1400万枚を目標にしていた前売り券の販売数も現時点で約1100万枚にとどまるなど、機運醸成が一筋縄で進んできたわけではありません。

 安全面をめぐっても、昨年3月に建設作業中の火花が土壌で発生したメタンガスに引火して爆発する事故が起こっており、開催に先がけて今年4月4日から3日間の日程で行われたテストランでも、爆発の可能性がある濃度のメタンガスが検知されました。大阪の吉村博文知事は自然換気による対応で、安全性は担保できると説明していますが、一部の自治体では修学旅行での万博訪問を辞退する学校も出ています」(全国紙社会部記者)

 そんななか、11万9000人が来場したという開幕日の13日、ニュースサイト「ENCOUNT」である“騒ぎ”が報じられた。

 記事によると、当日午後3時半頃に会場の東ゲート上空に一時煙が上がり、異臭が漂っていたことを複数人が確認し、万博オフィシャルスタッフが防災センターに通報。結局、駆けつけた消防隊は通報が誤報であったとし、ほどなくして引き上げたものの、スタッフが集まった報道陣に《撮影NGでお願いします。万博協会の方から撮影NGと通達が出ているんで》と呼びかける一幕があったという。

 報道を受け、Xでは「撮影NG」という関連ワードがトレンド入りする事態となり、こんな声が上がった。

 《異臭と煙騒ぎが起きたら「撮影NG」ってどういうことですか?》

 《トレンドみてアーティストや芸能人の話かなと思ったら関西万博かよ》

 《来場客やスタッフの安全確保を最優先に動く事よりも、隠蔽をはかるほうが大事なのか。初日に起きた重大な信用失墜である》

 《都合の悪いことは隠すってか》

 なお、「撮影NG」の一幕を伝えたのはENCOUNTのみだったが、発煙騒動や消防車が集まる現場の様子は在版メディア他スポーツ紙なども写真付きで報じている。一体どういう意図があっての指示だったのか――。

 本誌が14日、「撮影NG」発言の真偽を含め万博協会広報に問い合わせたところ、担当者は「広報は現場にいなかった」としたうえで、

 「広報としてスタッフに対してそのように通達した事実はありません」と回答。

 また、現場スタッフが「撮影NG」と発言していたという報告を受けたかを問うと、「メディア様からのご指摘で把握しております」という返答だった。

 【関連記事】

 元稿:㈱光文社 主要出版物 女性自身 社会 【話題・大阪・関西万博】  2025年04月15日 18:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大阪・関西万博】:本当に大丈夫なのか…公式ガイドブックの失敗から考える「大きな不安」

2025-04-23 23:54:20 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:本当に大丈夫なのか…公式ガイドブックの失敗から考える「大きな不安」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:本当に大丈夫なのか…公式ガイドブックの失敗から考える「大きな不安」

 ◆スマホで撮影したイラストがそのまま掲載される

 今月13日に開幕した大阪・関西万博。10月13日までの半年間続く予定の「夢の祭典」が盛り上がりを見せている。

 ◆ギリギリすぎる制作スケジュール

 ■押原 一香(ライター)

 元稿:講談社 主要出版物 現代ビジネス 社会 【社会ニュース・話題・大阪・関西万博】  2025年04月15日  06:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大阪・関西万博】:今後に大きな不安…初日来場者11.9万人は「最大想定の半分」なのにトラブル続出のア然

2025-04-23 23:54:10 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【大阪・関西万博】:今後に大きな不安…初日来場者11.9万人は「最大想定の半分」なのにトラブル続出のア然

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:今後に大きな不安…初日来場者11.9万人は「最大想定の半分」なのにトラブル続出のア然

 先週の日曜(13日)に開幕した大阪・関西万博。初日は大混乱だった。

 「並ばない万博」を掲げていながら、入場ゲートでは2時間を超える列ができたほか、パビリオンはもちろん、食事どころやトイレでも混雑が見られた。


 ただ、来場者数そのものが多かったわけではない。日本国際博覧会協会(万博協会)によると、13日の来場者数は11万9000人だった。同協会は10月までの会期を通じて2820万人の来場者を目指しており、1日平均で15万人が訪れる計算だ。ピーク時には、最大で1日22.7万人が想定されている。

 ■1日10万人なら黒字

 万博の赤字を回避するためには、チケットが1800万枚売れる必要があるとされる。単純計算で1日10万人以上が訪れれば黒字になるのだが、わずか12万人程度でこれだけ混乱が起こるとは本当に大丈夫なのか。もし、ピーク時に想定される22万人が訪れたらどうなるか。

 大阪府や万博協会は会期中の渋滞を緩和するため、万博TDM(交通需要マネジメント)を計画している。企業などにテレワークの活用などを呼びかけており、昨秋にはトライアルを実施。大阪府・大阪市万博推進局の担当者は「トライアルでは一定の効果が見られた。修学旅行シーズンの6月や、お盆以降、閉幕直前などのピーク時に向けて、広報の強化を検討している」という。

 要するに、万博周辺を混雑させないために、電車を使わないで欲しいということだ。

 会場周辺の環境改善にも努めるという。万博協会の担当者は「13日は昼ごろから雨が強まり短時間で退場者が殺到したため、今後は場内アナウンスで呼びかけ滞留を抑制したい」とし、パビリオンの混雑についても「事前予約の呼びかけを続けていく」と話した。

 その他にも、13日には入場ゲート付近で携帯の通信がつながりにくくなり、電子チケットのQRコードを表示できなくなる事象があったことから、ゲート付近にWi-Fiを整備するという。また、来場者には事前にチケットのQRコードを紙に印刷しておくことを呼びかけている。

 こうした対策がどこまで実を結ぶのか。一体、「並ばない万博」は何だったのか。

               ◇  ◇  ◇

 会場整備費だけで約2350億円が投じられた国家プロジェクトは、どんな「いのち輝く未来社会」を見せるのか。本番直前の9日に行われたメディアデーに参加した記者の率直な感想は…。●関連記事【もっと読む】『大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て』もあわせてどうぞ!

 ■関連記事

 元稿:日刊ゲンダイDIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・大阪・関西万博】  2025年04月15日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<6>170年以上の歴史で例ない「熟議型」、生身の対話・交流が世界つなぐ…京大教授・佐野真由子氏 

2025-04-23 23:54:00 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<6>170年以上の歴史で例ない「熟議型」、生身の対話・交流が世界つなぐ…京大教授・佐野真由子氏 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<6>170年以上の歴史で例ない「熟議型」、生身の対話・交流が世界つなぐ…京大教授・佐野真由子氏

 万博で人と人との生身の対話が盛んに行われるかどうかに注目している。

 パビリオンでその国の人と語りあう。最先端の自動翻訳技術を活用して、たとえば戦時下から来た人とも意見を交わせる。パビリオンから出たら「こんな話を聞いた」と誰かと話す――。そんな「熟議型」の万博は170年以上の万博の歴史で例がない。

インタビューに答える京都大の佐野真由子教授(2月14日、京都市中京区で)=中原正純撮影
インタビューに答える京都大の佐野真由子教授(2月14日、京都市中京区で)=中原正純撮影

 万博が始まった19世紀は陶磁器など「実物」展示が中心だった。持ち運べなかった風景を、20世紀に入ると「写真」で伝えられるようになった。1970年大阪万博前後からは「映像」が主役になり、デジタル化が進んで「インタラクティブ(双方向的)」な展示が主流になった。「次はない」と言われてきたが、「生身の人」はそれを超える。かつて欧州列強は植民地の人々を見せ物として展示したが、もちろんその意味ではない。対等な人と人の対話や交流に光を当てたい。

 日本と158か国・地域が参加する万博の特徴は世界を一望の下に収めることだ。もともとは興味がなかった国のパビリオンに足を運ぶ人もいるだろう。スマートフォンで気に入った情報を得るのとはまるで異なり、予想もしない人と出会い、思いも寄らない情報が目に留まり、世界とのつながりが見えてくる。そんな体験にはテーマパークとは違った楽しみを感じられるはずだ。

 熟議型万博はウクライナや中東などで戦争や紛争が続く今だからこそ行う意義がある。今回はイスラエルとパレスチナも参加する。問題を抱えていてもどこかでつながる。それが国際関係の修復力を上げることにつながる。万博が果たすべき役割は、各国間の関係を重層的につなぎとめることにある。

 1937年パリ万博では、ナチス・ドイツの無差別爆撃を批判するピカソの「ゲルニカ」がスペイン館に展示された。近年の万博は「美しい未来」を描こうとしているが、誤解を恐れずに言えば、きれい事ばかりならつまらない。世界的な課題を考えさせるような赤裸々な中身になることを期待したい。

(6)
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 万博の成功は、次世代が育つかどうかにもかかっている。70年万博はデザイナーや建築家のみならず、有名無名を問わずその後50年の日本を支える人材を輩出した。今回も新しい人材や才能を掘り起こす役割を果たせるか。評価はすぐにできるものではなく、将来に委ねられる。(聞き手・中西賢司、おわり)

                   ◇

  ■さの・まゆこ  1969年生まれ。東京都出身。専門は文化政策学。国際日本文化研究センター准教授などを経て2018年から現職。「万博学研究会」代表。編著に「万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法」(思文閣出版)など。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月13日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<5>「並ばない万博」実現必須、快適に楽しめるかが集客の鍵に…星野リゾート代表 星野佳路氏   

2025-04-23 23:53:50 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<5>「並ばない万博」実現必須、快適に楽しめるかが集客の鍵に…星野リゾート代表 星野佳路氏 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<5>「並ばない万博」実現必須、快適に楽しめるかが集客の鍵に…星野リゾート代表 星野佳路氏

 1970年の大阪万博から55年、再び大阪で万博が開催される。観光業界として考えないといけないのは、この間、団体旅行が中心の「マスツーリズム」から「個人ツーリズム」の時代に移ったことだろう。旅先を個人が選ぶ今は、SNSであっという間に情報が世界に伝わる時代でもあり、満足度が非常に重要になる。そして、それは万博にも問われることになる。

取材に応じる星野リゾートの星野佳路代表(3月31日、東京都中央区で)=帖地洸平撮影
取材に応じる星野リゾートの星野佳路代表(3月31日、東京都中央区で)=帖地洸平撮影

 振り返れば、日本では様々な形の旅行がブームになったが、どれもブームで終わった。例えばスキー旅行の場合、90年代に1800万人に達したスキー人口は、今や半分以下になった。スキー場が長い待ち時間を放置し、短期的な利益に走ったことが理由の一つだ。

 昨年、インバウンド(訪日客)は最多を更新したが、スキー場で言えば、混雑し過ぎる現状に訪日客から不満の声も出始めている。過去に学び、長期的な視点に立って満足度を維持しなければ、インバウンドもブームで終わる可能性がある。

 日本の観光が抱える問題は、特定の時期や地域に人が集中する「オーバーコンセントレーション」にある。これは、東京や京都といった上位10の都道府県に宿泊客の8割が集中しているだけで、分散すれば解決する。実は、日本は「オーバーツーリズム」ではない。

 万博にも同じことが言える。これだけ宣伝しているのだから相当な人が来るだろう。休日に集中するのは目に見えており、本来なら需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」を導入するべきだった。今からやれることは多くないだろうが、主催者は「並ばない万博」をコミット(確約)する必要がある。1日に入場できる上限を徹底して守り、来場者数を平準化しなければならない。

 暑い中、大半の時間を並ぶのに費やしては、満足してもらえない。快適に楽しめるかどうかは、最終的に集客につながる。見事に実現できた時、そのノウハウは、日本各地の観光地に広げていくべき「レガシー(遺産)」となるだろう。

 万博で大阪に来る人は多いはず。リピーターになってもらうには、大阪の食や文化を紹介し、「楽しい」と感じてもらうための工夫が必要となる。大阪市内にある私たちのホテルが万博に協賛し、地元の魅力を伝えるイベントを開いているのも、そのためだ。

 ただ、ほかの地域が万博に合わせて無理に集客しても、短期的なブームで終わるだけだ。万博だけで何とかなる地域はない。長期的な視点で集客していく戦略が重要になる。

(聞き手・都築建)

  ほしの・よしはる  1960年、長野県軽井沢町の老舗旅館「星野温泉旅館」(現・星野リゾート)の4代目として生まれ、91年に家業を引き継いだ。経営難のリゾートを数々再生し、政府の観光立国政策の立案にも携わった。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<4>「100年後の大阪」どうしたい?長期的な展望必要…建築家 山本理顕氏  

2025-04-23 23:53:40 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<4>「100年後の大阪」どうしたい?長期的な展望必要…建築家 山本理顕氏 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<4>「100年後の大阪」どうしたい?長期的な展望必要…建築家 山本理顕氏

 万博は各国の思想を伝え、大阪という都市の思想を世界にアピールする絶好のチャンス。大阪市民が中心にならないといけない。100年後の大阪の街をどのようにしたいのかという長期的なビジョン(展望)も必要だ。

建築家の山本理顕さん=園田寛志郎撮影
建築家の山本理顕さん=園田寛志郎撮影

 今回の万博は市民の方を向いていないと感じる場面が多い。会場建設や運営を巡って疑問が出ても、日本国際博覧会協会は誠実に答えようとしてこなかった。少なくとも積極的に情報を公開するつもりはないように見える。会場建設費の増額が2度も認められ、責任の所在が明確でないまま準備が進んでいる。

 大屋根(リング)は「伝統的な工法」でつくるとしていたが、実際には金属ボルトを使っている。どういう経緯があったのだろうか。大屋根の建設にかかる344億円の根拠や内訳も不明で、高すぎるという声がある。

 税金を使っているのだから、使い道を明確にし、疑問に答えなければならない。万博を推進する大阪維新の会は府議会や市議会で過半数を占めているが、市民への説明は十分だったとは言えないのではないか。

 市民が万博の中心になるにはどうすればいいか。会場の人工島・ 夢洲ゆめしま の内側にとどまらず、大阪の中心部にアネックス(別館)をつくり、街の人がおもてなしできるような形がいいと思う。既存の店を改造したり、仮設建築を設けたりすれば、短期間でできるはずだ。

 多くの国が参加する万博は、訪れた人に夢を伝える場である。「未来は明るい」という夢を抱けるような万博になれば成功だろう。そのためには、今こそ大阪人の並外れたと言ってよい「おもてなし精神」が必要なのだ。

 万博は開催都市の未来を見据えたものでなければならない。夢洲にはカジノを含む統合型リゾート(IR)ができる計画だが、カジノは今や海外では衰退産業。最終的には市民のための場所にするべきだ。

 1970年の大阪万博の会場周辺はいい住宅街になっている。夢洲でも数十年たてば地盤が固まり、快適な住宅街や市民が集う自然公園にすることもできるだろう。新しい都心になる可能性もある。

 万博を推進した側は仮に赤字になったとしても「開催は市民のレガシーになる」と言うかもしれない。その場合、誰の責任か、原因は何かを改めて検証することになるだろう。

(聞き手・藤本幸大)

 ■ やまもと・りけん  1945年、中国・北京生まれ。2024年に「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー建築賞を受賞。代表作に公立はこだて未来大学、横須賀美術館など。横浜国立大名誉教授、神奈川大客員教授。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月11日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<3>途上国と関係築く場に…前京都精華大学長 ウスビ・サコ氏

2025-04-23 23:53:30 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<3>途上国と関係築く場に…前京都精華大学長 ウスビ・サコ氏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<3>途上国と関係築く場に…前京都精華大学長 ウスビ・サコ氏 

 京都精華大の教員だった2010年、学生と一緒に私の出身国のアフリカ・マリを訪ねた時のことだ。マリの学生が休憩時間に皆のためにオレンジを買って来ると、日本の学生は自分が食べた分について「いくら払いましょうか」と尋ねた。マリの学生たちは驚き、困惑した表情を見せた。

万博開催について意見を述べるウスビ・サコさん(大阪市北区で)=原田拓未撮影
万博開催について意見を述べるウスビ・サコさん(大阪市北区で)=原田拓未撮影

 日本人は他人との貸し借りをすぐに清算しようとする傾向が強いと感じる。「他人に迷惑をかけない」ことを美徳とする考えや、地縁や血縁が薄くなったことと関係があるのかもしれない。

 一方、マリでは、人々は持ちつ持たれつの関係の中で生きている。マリの学生は「なぜ私がごちそうしようとするのを拒むのか」と疑問に思っただろう。両国の若者はこんな何げないやりとりに二つの文化の衝突を経験し、異なる価値観を学ぶ機会を得たわけだ。

 私は万博にこうした「関係性が生まれる場所」としての役割を期待している。世界中から様々な人が集まり、新たなアイデアが生まれる。例えば日本の若者が「将来、アフリカの人とこんなことをしてみたい」と考えることにもつながるはずだ。日本の若者が世界をよりフラットに、対等なパートナーとして眺められる視点を得られるなら、この万博には意義がある。

 万博に参加する国の多くは、日本であまりなじみのないアフリカのような途上国。「グローバル・サウス」と呼ばれるこうした国々と直接交流する意義は、対照的に「自信」を失っているようにも見える今の日本にとってかつてなく大きい。

 途上国の側から見ても、新たな関係を構築する場としての万博は重要だ。歴史的に形成された否定的なイメージを超えて、各国が直接、自分の国はこうだと発信できる貴重な機会になるからだ。特にアフリカは人口も課題も多く、世界に与える影響が大きい。アフリカが表に出て自分の意思を示さないと、50年後の地球の未来はないと思う。

 万博の準備過程に問題が全くなかったと言うつもりはない。日本国際博覧会協会(万博協会)は当初、パビリオンの運営などについて、自らが決めたやり方を各国に従わせようとし、「上から目線」が垣間見えた。だが、協会職員と各国担当者が時に衝突し、時に一緒に食事をする中で徐々に変わったようにも感じる。その意味で、新たな交流は既に始まっている。(聞き手・深沢亮爾)

 ■ ウスビ・サコ  1966年、マリの首都バマコ生まれ。91年に来日し、京都大大学院で建築を学んだ。2018~22年に京都精華大の学長を務めた。アフリカ系の学長は全国の大学で初めて。現在は東京都公立大学法人理事。万博協会副会長も務める。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月10日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<2>心躍る情報、子供に夢を 作家 重松清氏  

2025-04-23 23:53:20 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<2>心躍る情報、子供に夢を 作家 重松清氏 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<2>心躍る情報、子供に夢を 作家 重松清氏 

 あくまで東京から見た印象だが、万博は、わくわくするような情報の発信がなく、盛り上がっていないと感じる。前向きな意味でニュースの主役になったことはなかったのではないか。

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 1970年大阪万博は、月の石や動く歩道などのわかりやすい目玉があり、そこに何があるのか想像しやすかった。私は当時7歳で、会場には行けなかったが、少年雑誌の図解を見て楽しんでいた。当時も開催決定後にテーマを議論するなどドタバタだったようだが、あの時代は子どもには裏側が見えなかったし、大人たちも見せなかった。

 情報や現実との接し方が今は違っていて、子どもたちはいや応なしに大人の現実を知ってしまった。工期に間に合わないとか、会場の隣にできるのはカジノだとか。だからなかなか夢を持てない。

 今回は公式サイトを見ても現地に行く楽しみが後回しになって、理屈が並んでいる印象。万博の目的を「日本の成長を持続させる起爆剤にします」と書いているが、これは企業向けのメッセージだ。あまり子どものことを見ていないなと感じる。

 小説の中でも書いてきたが、70年万博の頃には、アポロ11号の月面着陸などもあって「未来は良くなる」と信じられた。今は前向きな未来を想像しにくい。

 新型コロナウイルスの流行とぶつかった東京五輪と同じく、万博は開幕前からネガティブな世相の影響を受けてしまっている。しんどい時代に前向きだった時代の記憶が残ってしまっているイベントをやるのは本当に大変だと思う。

 ただ、幸い会期は約180日もある。開幕後の反応を見ながら調整できる時間があるということだ。フィナーレに向けてどんどん盛り上げる意識で、とにかく情報を発信してほしい。そして、子どもをわくわくさせてほしい。今の子どもも、面白いものは「面白い」と喜ぶ心は昔と変わらずに持っている。子どもが楽しければ、親である大人も楽しい。

 70年万博が原風景になった「万博世代」は、大なり小なり万博に影響を受け、私の場合は作品にも反映された。収支も気になるだろうが、万博の成否は子どもが大人になった時、どんな記憶として残っているかだ。

 万博会場が、大人になって、色んな思いを持って再び訪れるような場所になってほしい。それこそが、ネット時代にリアルで万博を開催する意味だろう。(聞き手・飯田拓)

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インタビューに答える重松清さん(東京都千代田区で)=米山要撮影

  ■しげまつ・きよし  

 1963年生まれ。岡山県出身。2001年に「ビタミンF」で直木賞を受賞した。家族や子どもを描いた作品が多く、「半パン・デイズ」では70年万博の時代を生きる少年が主人公。太陽の塔が登場する作品もある。

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 ・【万博考 私の視点】<1> 感動・学び人の数だけ、京大・山中伸弥教授
 
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 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月09日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【万博考 私の視点】:<1> 感動・学び人の数だけ、京大・山中伸弥教授

2025-04-23 23:53:10 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

【万博考 私の視点】:<1> 感動・学び人の数だけ、京大・山中伸弥教授

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【万博考 私の視点】:<1> 感動・学び人の数だけ、京大・山中伸弥教授 

 「いのち」をテーマに掲げる大阪・関西万博がまもなく幕を開ける。未来を開拓する新技術や文化、多様な価値観の人々が集結する場となるが、何をもってこの祭典は成功したと言えるのだろうか。各分野で活躍する専門家らの視点を紹介する。初回は山中伸弥・京都大教授に聞いた。

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万博成功の鍵について語る山中伸弥教授(京都市左京区の京都大iPS細胞研究所で)=前田尚紀撮影

万博成功の鍵について語る山中伸弥教授(京都市左京区の京都大iPS細胞研究所で)=前田尚紀撮影

 米国と日本を往復する研究生活を送っている。海外へ行くと、日本との違い、日本の良さや課題などに気づかされ学びがある。

 私自身、訪れたことがあるのはせいぜい20か国ぐらいだろう。万国博覧会にはその名の通り、趣向を凝らした各国のパビリオンが集まり、海外からのスタッフと交流したり、世界中の食べ物や言語などに触れたりできる。日本にいながら世界一周旅行をするようで、本当にワクワクしている。

 しかし世論調査の結果をみると、残念ながら盛り上がっていない。どの万博でも共通した悩みだが、映画館や舞台と一緒で、足を運んでみないと、実際の内容はどんなものなのか分からない。

 万博を訪れた人に「行ってよかった」と思ってもらえたら、それでいいのではないか。これだったら成功だと押しつけるものでは決してない。何千万人が行ったら、何千万通りの感動があり、それぞれの学びがあるはずだ。

 月の石や人間洗濯機が話題となった1970年の大阪万博を訪れた時、まだ小学2年だった。何を見たのか、誰と行ったのかはっきり覚えていないが、「すごいことがすぐ近くで起こっている」との記憶だけが残っている。この経験が間違いなく、科学への興味につながった。

 2007年に人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発し、大阪・関西万博ではiPS細胞から作った心筋シートなどが展示される。

 iPS細胞を含む再生医療の発展には、AI(人工知能)や「ゲノム編集」といった先端技術との融合も欠かせない。大阪を愛する人間としては、これらの研究を通じて、大阪を活気づけたい。

 今回の万博がその起爆剤の一つとなり、私たち研究者が日夜、今まで治せなかった病気やけがの克服に挑んでいる姿を少しでも知ってもらいたい。

 一方で、新型コロナウイルスの流行や、ロシアによるウクライナ侵攻など、未来を予測するのが難しい時代となり、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」は、非常に広い意味を持つと考えている。

 私たちが研究する医学はもちろん、衣食住すべてが人類の健康に関わり、生活を豊かにし、いのちを輝かせてくれる。そんな理念を具現化する展示とはどんなものなのだろう。蓋を開けてみないと分からないのはやはり楽しみだ。

 まだ幼いが、2人の孫を会場に連れて行くつもりだ。日本の子どもたちが世界に触れるまたとないチャンスとなる。万博をきっかけに、世界に、そしていのちに目を向ける若者が増えてくれることを切に願っている。(聞き手・松田祐哉)

 ■山中伸弥氏 =やまなか・しんや、1962年生まれ。大阪府東大阪市出身。神戸大医学部卒。奈良先端科学技術大学院大助教授などを経て、2004年から現職。12年にノーベル生理学・医学賞を受賞。大阪・関西万博アンバサダーも務める。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・大阪・関西万博・連載「万博考」】  2025年04月08日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検証!大阪・関西万博①】:万博は太閤秀吉に学ぶべきだった 難工事でパビリオン揃わず、メタンガスまで発生した夢洲の悪条件

2025-04-23 23:52:50 | 【偽政者の愚策、国民へ現金給付・官民ファンド、マイナカード、大阪・関西万博】

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 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【検証!大阪・関西万博①】:万博は太閤秀吉に学ぶべきだった 難工事でパビリオン揃わず、メタンガスまで発生した夢洲の悪条件

 元稿:JBPress 主要ニュース 経済 【企業・産業・大阪・関西万博・■担当:森山 高至】  2025年04月13日  08:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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