路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【兵庫県】:公用パソコンデータ漏洩か、立花孝志氏が公開…斎藤元彦知事「第三者機関の設置検討」

2024-12-02 18:15:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【兵庫県】:公用パソコンデータ漏洩か、立花孝志氏が公開…斎藤元彦知事「第三者機関の設置検討」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:公用パソコンデータ漏洩か、立花孝志氏が公開…斎藤元彦知事「第三者機関の設置検討」

 兵庫県の斎藤元彦知事は2日、自身のパワハラなどの疑惑を内部告発した男性職員(7月に死亡)の公用パソコンに保存されていた私的情報のデータが漏えいした疑いがあるとして、弁護士を含む第三者機関による調査を検討する考えを明らかにした。

 ■斎藤元彦知事、県内市町長と懇話会「皆さんとの信頼関係をもう一度、再構築していく」

兵庫県の斎藤元彦知事
兵庫県の斎藤元彦知事

 政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が11月29日夜以降、男性職員の公用パソコンに保存されていたデータだとして、ファイル一覧などの画像をユーチューブなどに公開した。斎藤氏は2日、県庁で記者団に「本物かどうかは承知していない」とした上で、「第三者機関の設置を検討し、事実関係を含めて確認してもらう」と述べた。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治体・兵庫県・パワハラなどの疑惑を内部告発した男性職員(7月に死亡)の公用パソコンに保存されていた私的情報のデータが漏えいした疑い】  2024年12月02日  18:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【兵庫県議会】:斎藤知事の要請で百条委員会が非公開に?  委員会が独自に決定【ファクトチェック】

2024-11-29 07:15:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【兵庫県議会】:斎藤知事の要請で百条委員会が非公開に?  委員会が独自に決定【ファクトチェック】

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県議会】:斎藤知事の要請で百条委員会が非公開に?  委員会が独自に決定【ファクトチェック】 

            誤った投稿が拡散した(日本ファクトチェックセンター(JFC))

◆検証対象

 ◆検証過程

 ◆非公開は10月11日の委員会で決定

 ◆10月18日付けで斎藤氏側から申入書届く

 ◆判定

 元稿:日本ファクトチェックセンター 主要ニュース 政治 【地方自治体・兵庫県・県議会百条委員会】  2024年11月28日  20:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑

2024-11-28 03:01:10 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑 

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどを内部告発され炎上している問題を巡り8月23日、兵庫県議会が設置した「文書問題特別委員会」(百条委員会)で、県職員に実施したアンケート調査の「中間報告」集計結果が公表された。辞職を否定している斎藤氏だが、どう見ても「クロ」だ。

                  ◆   ◆   ◆

 約4,500件の回答の中で「記名」で回答した人が333人おり、うち百条委員会への証言などで「協力する」とした人は231人にものぼった。

 アンケートの対象となったのは、亡くなった元西播磨県民局長が内部告発した7つの内容。その中には、斎藤知事のパワハラなどについて決定的なものが含まれていた。

・《「知事レクの際に気に入らないことがあると机を叩いて激怒する」関連 令和5年4月11日に知事レク(定例記者会見の項目説明)に陪席した際、レク開始早々に知事は「聞いてない」と発言、持っていたペンを机上に放り投げ、場の空気が凍り付きました》

・《神戸市内のフィールドパビリオン候補地(●●●)を視察した際、知事がエレベーターに乗ろうとすると目の前でエレベーターの扉が閉まり、乗り損ねたことに激怒して、エレベーター前にいた県職員に、施設の職員も見ている前で「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と大声で怒鳴りつけた》

 などと、実際に県職員が斎藤知事のパワハラに遭遇した模様が詳細に記されている。

 《目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた》《人づてに聞いた》という項目では、

・《公用車で移動中予定時刻に遅れそうになると、公用車の運転員席を蹴ったり、タブレットを投げつけたりすると聞いた。(告発文が報道されて以降、控えているそうだ)》

・《知事が知らなかった行事(部長が対応)がテレビニュースで取り上げられているのを見て激怒したと聞いた。知事は自分がマスコミに取り上げられないと激怒》

・《(斎藤知事が知事室から)お帰りの際はエレベーターを待つ、途中階で止まると叱責されるため、秘書課総出で各フロアにてエレベーターが6階1階となる(知事以外が乗らない)よう奔走している》

・《公用車内で知事が激怒し、前方座席を蹴った》

・《「(俺は)知事やぞ」と言って怒っていたということを、実際にその場にいた人から聞いた》

 アンケート調査が公表された同じ日、百条委員会で証言した県職員は「斎藤知事が片山副知事に、文具を投げつけて怒った」と語ったことを竹内英明県議(ひょうご県民連合)が記者会見で明かした。別の自民党県議は次のように話す。
「パワハラが百条委員会で認められても、斎藤知事は絶対に辞めない。クビをとるには内部告発された2021年の県知事選で県職員に選挙を手伝わせたこと。阪神とオリックスの優勝パレードで県から金融機関に補助金増額をさせてクラウドファンディングに寄付を強要したこと。政治資金パーティーで県職員にパーティー券を売らせたことなどという、刑事事件になるものが立証されないと居座るはずだ」

 つまり、公職選挙法違反、地方公務員法違反、贈収賄、強要罪などが明確にならない限り、来年7月の兵庫県知事選までは続投するというのだ。

 アンケート調査では、公職選挙法違反について、

・《齋藤氏が姫路総合庁舎に選挙演説に来られるので7級以上の職員は参加するよう事前に話がありました。当時、私の上司であった●●●●●●も7級だったので、8時半から9時までの15分程度の時間ではありましたが、出席されました。選挙目前、2021年7月13~15日のいずれかだったと記憶しています》

・《選挙期間中最終日、齋藤知事の選挙カー付近で(県職員幹部と思われる)●●●●●がスーツを着て、齋藤陣営と懇意にしている様子を目撃した。写真も持っている》

・《斎藤候補が姫路総合庁舎に来た際、当時の●●●●●●●●●●●●(県職員とみられる)の指示で、動員がかかり、所長級の幹部が全員、出迎えた》

 と県職員を選挙のために動員していた生々しい経験談が記述されていた。

 また、優勝パレードの寄付のため、補助金をつけてキックバックされるという公金横領、業務上横領に問われかねない内部告発については、

・《優勝パレードへの寄付金が不足しているため、信用金庫等などの中小企業への補助金を増額して、その増額分を寄付してもらうという税金の環流が行われ、寄付金の目標額を達成》

・《パレードを担当した職員から逮捕者が出るときいています》

 と不正を語るものがあった。

 県職員が斎藤知事の政治資金パーティーのパーティー券を販売していたという件については、

・《昨年度に開催された政治資金パーティーに関しては、片山(当時)副知事が、令和4年3月、令和5年3月県の部長級局長級を退職したOB(齋藤知事就任後の退職者)のうち、各部2、3人ずつをピックアップし、各部の関係団体にパーティー券を斡旋するように指示したそうです。全10人強のOBがそれぞれの部の関係団体にパーティー券購入を依頼し、各団体を●●●●●●●●●につないだようです。前述のOBたちは、概ね62、3歳で、そのほとんどが、現在も、県の密接関連公社理事長等役員をしています。そのうち一人から聞きました》

・《政治資金パーティーへの参加を働きかけるよう幹部職員に指示した》

・《(県職員OBの一人が)片山副知事の指示もあり、斉藤元彦後援会の事務局を事実上任される立場にあった》

・《県の中小企業対策の中核を担う公的団体で、県内企業や金融機関に影響力を持つ●●●●●●の幹部が、組織的にパーティー券の斡旋を主導している》

・《片山副知事が発起人になって、知事の政治資金パーティーの案内をしているのは文書で見た》

 と斎藤知事 ― 片山副知事のラインで、県職員やOBがパーティー券の販売で動いていたという疑いが濃厚になってきた。

 選挙の手伝い、動員や優勝パレード、パーティー券については「密室」での指示命令系統とみられ、パワハラなどと違い、表面化しにくい。それでもアンケート調査では、複数の疑惑を示す回答があった。

 パワハラ目撃証言をはじめ、県職員のアンケートや証言はとても重い。これまで斎藤知事は「必要な指導」として認めなかったが、アンケート調査や百条委員会での証言から指導する資格がないことが証明された。辞任を完全否定し、「県職員との信頼を取り戻し、県政を前に進める」などと繰り返し語ってきた斎藤知事だが、県政は「大渋滞」だ。

 8月30日の百条委員会には、斎藤知事本人や側近の県職員が証言する予定となっている。「斎藤知事のせいで、百条委員会という厳しい場に県職員が呼ばれて苦しんでいる。斎藤知事が辞めれば、みんな本当のことを言えるのに」と、心ある県職員は嘆く。

 「刑事的な事件になりそうなものを側近の県職員が正直に答えるかどうかが注目だが、斎藤知事も圧力はきついと感じていることが23日の質疑でも感じる。斎藤知事の証人は1日では終わらない。複数回聞くことになるのではないか。百条委員会での虚偽証言は、刑事告発の対象になる。ここで斎藤知事を崩せれば、捜査機関も動かざるを得ない。自動的にXデーも迫ってくるはずだ」(前出・自民党の県議)

 8月30日が百条委員会の「天王山」になることは間違いない。斎藤知事が「ウソ八百」を語らないことを願うばかりだ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治体・兵庫県・前西播磨県民局長W氏が斎藤元彦知事のパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄などの疑惑を内部告発した問題】  2024年08月28日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本維新の会】:兵庫県知事を「擁護はしていない」馬場伸幸代表、候補者めぐる身体検査の在り方問われ陳謝

2024-11-24 15:59:40 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【日本維新の会】:兵庫県知事を「擁護はしていない」馬場伸幸代表、候補者めぐる身体検査の在り方問われ陳謝

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本維新の会】:兵庫県知事を「擁護はしていない」馬場伸幸代表、候補者めぐる身体検査の在り方問われ陳謝 

 日本維新の会の馬場伸幸代表は12日、衆院選(15日公示、27日投開票)に向けて東京都内の日本記者クラブで行われた7党党首による討論会で、2021年の兵庫県知事選で自民党とともに推薦した斎藤元彦前知事(46)がパワハラなどの疑惑告発文書問題をめぐり失職した問題について問われ、言及した。

日本維新の会の馬場伸幸代表(2023年9月28日撮影)日本維新の会の馬場伸幸代表(2023年9月28日撮影)

 斎藤氏は兵庫県議会による不信任決議を受けて9月30日に失職し、10月31日告示の県知事選(11月17日投開票)に、再選を目指して立候補する考えを示している。

 馬場氏は、斎藤氏について「わが党は擁護しているわけでも何でもない」とした上で、今回の斎藤氏の件を念頭に「斎藤知事は事実としてどういう言動をされたのかつまびらかになる前に、議会や一部報道で既成事実化がどんどんされていった」との認識を示した上で「我々は、彼が何を言ったのか、やったのか、事実として明らかにすべきということを本人にも何度もアドバイスした」と述べた。 「それで第三者委員会の設置を決めたが、片方では県議会が百条委員会を設置するという、県の中でちぐはぐな対応になった。その結果、(斎藤氏が知事職を)辞めないということなので、わが党は不信任に賛成した」と述べた。

 また、斎藤氏の問題を含めて同党の地方議員に不祥事が相次いでいるとの指摘を受け「身体検査」がきちんと機能して行われているのか問われると「昨今のスキャンダルについてはみなさま方にご迷惑をおかけしている」と陳謝。「品定めなしに(候補者を)決めているのではないか」と厳しい指摘を受けると、馬場氏は「なかなか(従来のような)身体検査ができない世上になっている。面接者の方を、根掘り葉掘り調査することが事実上できない」と主張。「我々のふがいなさを反省し、これからの候補者の面接に生かしていきたい」とも口にした。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・日本維新の会・2021年の兵庫県知事選で自民党とともに推薦した斎藤元彦前知事(46)がパワハラなどの疑惑告発文書問題をめぐり失職した問題】  2024年10月12日  18:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本維新の会】:斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」、吉村共同代表が進言

2024-11-24 15:59:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【日本維新の会】:斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」、吉村共同代表が進言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本維新の会】:斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」、吉村共同代表が進言 

 職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は9日、府庁で記者団に「権力志向で間違っていた部分がある」と述べた。7日に電話で辞職するよう進言したといい、やり取りを明らかにした。

日本維新の会の吉村洋文共同代表
 吉村氏によると、斎藤氏と電話で連絡を取った際、告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を懲戒処分にした斎藤氏の対応について「初期で(判断を)方向付けるのは間違った対応だったのではないか」と直言。職員の前で物を投げたり、机をたたいたりした行為もパワハラに当たると指摘し「間違いは認め、辞職すべきだ」と伝えたという。

 吉村氏は斎藤氏の疑惑について、これまでの兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏本人の証人尋問を踏まえ、「一定の真実相当性がある」と強調。「権力志向で間違っていた部分があると思う」とした上で、連絡をとった理由については「(大阪府の財政課長時代は)優秀な職員で知事になってからも一緒に仕事をした。党として最終決定が出る前に直接伝えるべきだと思った」と述べた。

 斎藤氏の進退を巡っては、維新が9日に辞職を要求。県議会最大会派の自民党など他の3会派も12日に辞職を求める方針だが、斎藤氏は応じない構えを示している。

 ■維新共同代表の吉村大阪知事が説得「辞職し出直し選を」 斎藤知事「聞き置く」

 ■特集・連載:

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・政局・日本維新の会・兵庫県・斎藤知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月10日  06:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【社説①・11.24】:兵庫県の百条委 核心は公益通報への対応だ

2024-11-24 05:00:50 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【社説①・11.24】:兵庫県の百条委 核心は公益通報への対応だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・11.24】:兵庫県の百条委 核心は公益通報への対応だ

 出直し選挙で県民の信任を得たからといって、公益通報を巡る問題が解決したわけではない。徹底した調査で事実関係を明らかにし、再発防止に生かすことが重要だ。 

 斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査している県議会の百条委員会が、出直し選で中断していた知事の証人尋問を再開させる。問題の核心は、公益通報を巡る知事らの初動対応だ。

 元県幹部は3月、知事の疑惑を記した文書を報道機関などに送り、その後、県の公益通報窓口にも同じ内容を伝えた。

 これに対し、斎藤氏ら県側は「怪文書」だとして告発者を特定し、懲戒処分にした。元県幹部は7月に死亡しているのが見つかった。自殺とみられている。

 公益通報は、組織の不正を 糾 ただ すために行われ、通報者については公益通報者保護法で、本人の特定や不利益な扱いが禁じられている。斎藤氏らの対応は、保護法の趣旨に反していた疑いがある。

 斎藤氏は、県側の対応に「問題はなかった」と主張している。

 だが、告発された知事本人が告発内容は事実でないと一方的に決めつけ、通報者を探し出して処分する行為は正常とは言えない。

 こんなことが 罷 まか り通れば、不正の内部告発など誰もできなくなってしまう。しかも、斎藤氏は県の最高権力者である。

 疑惑の調査は、百条委と県の第三者委員会、公益通報担当部署でそれぞれ進められている。特に百条委は、知事の権限から独立した県議会の機関であって、知事選の結果に左右される筋合いのものではない。厳正な調査が必要だ。

 懸念されるのは、その百条委の委員個人に対する 誹謗 ひぼう ・中傷が相次いでいることだ。SNSで中傷された委員の一人は県議を辞職した。自身や家族の身の危険を感じたためだとされている。

 斎藤氏を応援するとして出馬した「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は、百条委委員長の自宅前で演説を行った。「出てこい」と声を上げ、インターホンを押す動画がネット上に投稿されている。委員長は「恐怖心を覚えた」と振り返っている。

 正当な調査活動を 萎  縮 しゅく させるような威圧的な言動は断じて許されない。法に触れるような行為があったのなら、刑事、民事の両面から責任を問う必要があろう。

 消費者庁は、公益通報者への不利益な対応に、刑事罰を導入することも検討している。通報者の保護は社会的な要請である。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月24日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県議会】:百条委が兵庫県幹部の尋問映像公開、片山前副知事の「告発者の私的情報発言」は音声を消して対応

2024-11-23 21:33:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【兵庫県議会】:百条委が兵庫県幹部の尋問映像公開、片山前副知事の「告発者の私的情報発言」は音声を消して対応

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県議会】:百条委が兵庫県幹部の尋問映像公開、片山前副知事の「告発者の私的情報発言」は音声を消して対応

 ◆SNSでは「都合の悪い部分を隠蔽」と批判

 兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発問題を調査する県議会の百条委員会は22日、10月24、25両日に非公開で行われた県幹部らへの証人尋問の録画映像をユーチューブで公開した。知事選への影響を避けるため、選挙後に公開する予定で録画されていた。

 ■斎藤元彦氏側が知事選で「広報全般を任された」会社に報酬支払い、SNSで違法との指摘相次ぐ

 2日間の証人尋問には、計11人が出頭。このうち、片山安孝前副知事や県幹部ら計6人分、計7時間以上の映像が公開された。

兵庫県の斎藤元彦知事
兵庫県の斎藤元彦知事

 10月25日の証人尋問では、告発者の男性職員(7月に死亡)が公用パソコンに保管していたとされる私的情報について、片山氏が発言を続けようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面があった。録画映像では、片山氏のこの時の証言は音声が一部消されていた。

 百条委は調査と直接関係のない内容は扱わないことを決めている。証人尋問の再開後、奥谷氏は「片山氏から不規則発言があり、尋問を行うことが不可能と判断した」と発言。ほかの委員から異議は出なかった。

 知事選の期間中、この消された部分とされる音声が流出。立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は、告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した。SNS上では「(百条委は)都合の悪い部分を隠している」などの投稿が相次いだ。告発者は自殺したとみられるが、その理由はわかっていない。

 奥谷氏は今月18日の記者会見で、「(片山氏が)調査に関係ないプライバシー情報を話し始めたので、プライバシーに最大限配慮する県の情報公開条例に基づき、制止した」と説明。「隠蔽(いんぺい)しているというのは、明らかなデマだ」と述べた。

 また、斎藤氏の側近だった小橋浩一前理事は10月25日の証人尋問で、斎藤氏が告発内容を「うそ八百」などと指摘した3月27日の記者会見の直後に、第三者委員会による調査を進言したと証言。「(斎藤氏は)渋い顔をされ、『どうかな』と。受け入れられなかった」と述べた。

 斎藤氏は9月の証人尋問で、小橋氏の進言について「記憶にない」と話していた。

 片山氏や県幹部の証人尋問は通常、公開で行われるが、百条委は2日間の証人尋問について、知事選に影響が出ないよう非公開で実施し、選挙後に録画映像を公開する方針をあらかじめ決めていた。

 ■あわせて読みたい

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・県議会百条委員会】  2024年11月23日  21:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【玉川徹氏】:斎藤元彦氏のパワハラ疑惑に「選挙結果が公益通報をはばかる後押しをしてはいけない」

2024-11-20 06:56:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【玉川徹氏】:斎藤元彦氏のパワハラ疑惑に「選挙結果が公益通報をはばかる後押しをしてはいけない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【玉川徹氏】:斎藤元彦氏のパワハラ疑惑に「選挙結果が公益通報をはばかる後押しをしてはいけない」 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は19日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、17日に投開票された出直し兵庫県知事選で前知事の斎藤元彦氏(47)が再選されたことをめぐり、今後の兵庫県政のあり方についてコメントした。

斎藤元彦氏(左)と玉川徹氏斎藤元彦氏(左)と玉川徹氏

 斎藤氏は劣勢が指摘されたが、当初先行が伝えられた稲村和美・前尼崎市長を終盤で大逆転し、当選を果たした。政党の支援がなかった斎藤氏の陣営はSNSを駆使した選挙戦略を展開。SNSを見て、街頭演説に訪れる有権者が激増する傾向がみられ、斎藤氏自身も、18日の報道陣の取材に「SNSは1つの大きなポイントだった」と選挙戦を振り返っている。

 番組では、斎藤氏に投票した有権者が「投票でいちばん重視したこと」として、斎藤氏の政策や主張を挙げた人の割合が、告発文書問題を大きく上回ったという内容も伝えた。

 玉川氏は「いろんな思いを持ちながらの投票。いろいろな考え方だと思う」と理解を示した上で「ただ、今回選挙結果斎藤さん再選されたからといって、例えば公益通報問題消えてしまうわけではないと思っている。公益通報者を守る法の趣旨を外して調査をしてしまった、いわゆる公益通報者探しをした部分や、これからも明らかになってくる部分だと思うけれど、力をもってそこをねじ伏せたのではないかという疑惑がある。そういう風な部分は、ちゃんと(調査を)やっていかないといけない」と述べた。

 さらに「これをおざなりにしてしまうと、公益通報をすること自体が、はばかられるようなことになるし、それを選挙結果後押しをすることになっては、ぼくは、いけないと思う」と指摘。「当選したといっても(これまで斎藤氏指摘された疑惑について)事実がどうだったのか。パワハラ(疑惑)の方も、それも事実がどうだったのかというところを、きっちり調べあげるということが、議会課せられた使命だと思う。不信任を出したということをもって終わりにせず、ちゃんと追及してほしい」と議会側にも求めた。

 番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「パワハラはまだ(真実か)認められていないし、弁護士によっては、告発者探したという行為違法という指摘もある。そこは、当選とは別だと思う」と述べた。

 斎藤氏のパワハラ疑惑などを調査する兵庫県議会の百条委員会は、知事選が終わったことを受けて、11月25日に開かれ、斎藤氏に対する3度目の証人尋問が行われる。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・兵庫県知事選・今回の選挙結果で斎藤さんが再選されたからといって、例えば公益通報の問題が消えてしまうわけではない】  2024年11月19日  10:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【橋下徹氏】:斎藤元彦氏の再選、あらためて告発者への対応に言及し「権力者として問題が多いと思います」

2024-11-20 06:50:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【橋下徹氏】:斎藤元彦氏の再選、あらためて告発者への対応に言及し「権力者として問題が多いと思います」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【橋下徹氏】:斎藤元彦氏の再選、あらためて告発者への対応に言及し「権力者として問題が多いと思います」

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。

【画像・写真】橋下徹氏「行列」で超ぶっちゃけ発言!19年前は「いい加減にやってた」に、北村弁護士「今もだよ!」

橋下徹氏 Photo by スポニチ

 斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。

 橋下氏は「(斎藤氏が)最初に怪文書を受け取った時に2つの方向性があって、権力者としては、それを公益通報にまず回すということと、自分でさがしにいってしまう。僕はこれはあり得ないと思うし、それから県民局長の告発者のパソコンの中からいろんなものが出てきた。これもある程度、言わないといけなかったと思います」と指摘。

 そして、「これが処分対象なのかどうなのか。仮に処分対象だったとしても、これは僕の時の裁判例でもそうなんですが、告発で県政がただされたのであれば、告発者にある程度の非違行為があったとしても免責されるという裁判例もあるんで、僕は、斎藤さんが1番誤ったのは、ちゃんと公益通報の結果が出た後に処分すればいいんですが、出る前に処分を、しかも退職あと4日後の職員を退職を取り消して処分したというのは、僕はこれはねえ、権力者として問題が多いと思います」とあらためて自身の考えを述べた。

 元稿:スポーツニッポン新聞社 スポニチアネックス 主要ニュース 政治 【選挙・兵庫県知事選・パワハラなどの疑惑告発文書問題】  2024年11月18日  10:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【橋下徹氏】:斎藤元彦氏再選も「権力者として不適格と主張し続ける」 3725文字の長文投稿で持論

2024-11-20 06:50:10 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【橋下徹氏】:斎藤元彦氏再選も「権力者として不適格と主張し続ける」 3725文字の長文投稿で持論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【橋下徹氏】:斎藤元彦氏再選も「権力者として不適格と主張し続ける」 3725文字の長文投稿で持論 

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が当選確実となった兵庫県知事選についてコメントした。

 斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。

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橋下徹氏©  (C) スポーツニッポン新聞社

 橋下氏は、斎藤氏が再選確実となったことを報じるニュースを取り上げ、「民意は大変重いものですが、僕は引き続き斎藤さんは権力者として不適格であることを主張し続けます。パワハラ・おねだり・公益通報者保護法違反を理由とするものではありません」と投稿。続けて3725文字の長文を投稿し、8項目にわたって自身の考えをつづった。 

 橋下氏はまず、「怪文書」への斎藤氏の対応について「大問題」とし、「斎藤さんはここで怪文書は公益通報に当たらないと自ら判断し、怪文書の作成者を探しに行った。副知事、幹部が一体になり組織あげて探しに行ったのです。こんな権力の使い方ほど恐ろしいことはありません」と持論。自身が大阪市長時代に経験した裁判を引き合いに「公益通報保護法違反かどうかは別として、怪文書後の内部告発の中身の真実性が確定してから作成者の処分を決めるべきでした。告発によって兵庫県庁の悪いところを正してくれたのであれば、怪文書・告発文作成者の悪いところには多少温情をかけるべきなのです」とし、「ところが斎藤さんは公益通報の結果が出る前に告発者の処分を先にやってしまいました。これは権力の使い方として完全にアウトだし、恐ろし過ぎる」と断じた。

 そして斎藤氏のパワハラ、おねだりについてのメディアの報道も問題だとし、「インフルエンサーたちがメディアの報じ方のおかしさを猛主張したのをきっかけにパワハラ・おねだりの事実はない、告発者の方が悪い、斎藤さんはメディアの捏造によって貶められたという意見が大拡散したのです」と解説。「僕のような出演者も含めてマスメディアはこれだけ有権者がメディアの報じ方に不満を持っていることをしっかりと認識しなければならないでしょう」とした。

 そのうえで「僕は斎藤さんの権力の行使のやり方のおかしさ、権力者として資格なしという主張を続けます」と持論。斎藤氏が県議会解散ではなく出直し選挙を選択して再選を果たしても「知事選に当選しただけでは不信任決議をひっくり返すことはできません。それほど不信任決議は重たいものなのです」と説明した。

 そして斎藤氏を支持した「兵庫県民の民意は非常に重い」としつつも、「しかしその民意に対して意見を言っていくこともコメンテーターの仕事だと思っています」とつづり、投稿を結んだ。

 元稿:スポーツニッポン新聞社 スポニチアネックス 主要ニュース 政治 【選挙・兵庫県知事選・パワハラなどの疑惑告発文書問題失職した斎藤氏】  2024年11月17日  22:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・11.02】:公益通報制度/批判を施政に生かさねば

2024-11-20 06:49:10 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【社説・11.02】:公益通報制度/批判を施政に生かさねば

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.02】:公益通報制度/批判を施政に生かさねば 

 前知事の失職に伴う兵庫県知事選は、告発文書を作成、配布した元西播磨県民局長への懲戒処分を巡り県議会が不信任を決議したことに端を発する。この文書について専門家らは「公益通報に当たり告発者の保護が必要」と指摘するが、前知事側は「誹謗(ひぼう)中傷であり公益通報には該当しない」と真っ向から否定する。

 為政者や側近の疑惑の内部告発にどう対処すべきか。選挙戦では職場の風通しや働きやすさの改善策と相まって、公益通報制度に関する議論を深めなければならない。

 公益通報者保護法は告発者への不利益な取り扱いを禁じている。2022年施行の改正法では告発者の探索を禁じ、事業者に対し公益通報に対応する体制整備を義務付けた。

 元局長は3月、パワハラ疑惑などを指摘する文書を報道機関などに配布し、後に県内部の公益通報窓口にも届けた。一方、前知事は「うそ八百を広めた」として作成者を特定し、担当部局の調査結果を待たず5月に停職3カ月の懲戒処分とした。元局長は7月に死亡した。

 文書中の疑惑には、県議会調査特別委員会(百条委員会)の審議などで事実と判明した内容もある。現在も百条委は継続しているが、前知事への批判の高まりを受け議会は不信任決議を急いだ。調査結果が出ないまま選挙戦に突入し、有権者の判断を難しくしている側面は否めない。

 それでも選挙戦で問われるべき重要な課題は少なくない。

 その一つは公益通報に対応する体制の在り方だ。

 兵庫県の通報先は内部窓口しかなく、外部窓口も併設する神戸市や大阪府などに比べ遅れている。兵庫県では06年度以降、計135件あった内部通報のうち受理は約3割の42件にとどまるが、神戸市や大阪府ではトータルで6割を超えている。制度の実効性を高め不正の是正に生かすには、第三者が客観的に判断する窓口の設置が欠かせない。

 批判を謙虚に受け入れる姿勢も問われる。告発文書にはパワハラなどの不正行為だけでなく、阪神・淡路大震災の教訓継承や県政の意思決定の在り方などトップの政治姿勢への批判も含まれていた。手厳しい意見にも耳を傾け、施政の改善に生かす度量が求められている。

 百条委で証言した専門家は、元局長の懲戒処分が継続する現状を「違法状態が続いている」と指摘した。処分への対応も焦点となる。

 前知事を含む各候補者は公益通報に関連し、職員との意思疎通や信頼構築の重要性を訴えている。混乱した県政を立て直すために、為政者としての資質がいつも以上に問われていることを忘れてはならない。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月02日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新聞に喝!】:兵庫県知事疑惑、贈答品の〝おねだり疑惑〟より公益通報と情報保全巡る問題点の総括

2024-11-20 06:48:10 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【新聞に喝!】:兵庫県知事疑惑、贈答品の〝おねだり疑惑〟より公益通報と情報保全巡る問題点の総括 ■国防ジャーナリスト・小笠原理恵

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新聞に喝!】:兵庫県知事疑惑、贈答品の〝おねだり疑惑〟より公益通報と情報保全巡る問題点の総括 ■国防ジャーナリスト・小笠原理恵 

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題が大詰めを迎えている。斎藤知事に対する不信任決議案が可決され、今後の去就が注目される事態となった。これまでの疑惑報道の中で特産品など多数の贈答品に関する〝おねだり疑惑〟が新聞・メディアで一定の比重を占めてきたが、筆者が注目してきたのは、一連の問題の発端となった元県民局長の男性=7月に死亡=への告発者保護を巡る報道だ。

兵庫県議会で不信任決議が可決され、投票結果を聞く斎藤元彦兵庫県知事=19日、神戸市中央区の兵庫県公館(渡辺恭晃撮影)

 令和4年の改正公益通報者保護法の施行で、新たに適切な公益通報者保護をするために必要な体制や措置を講じることが事業者に義務付けられた。また、内閣府は「やむを得ない場合を除いて、通報者の探索を行うことを防ぐ措置をとる」義務があると指針を出した。通報者の探索を防ぐ義務のある県自身が告発者を特定し、処分したことは法令違反だ。

 こうした点について新聞・メディアが批判を強めるのは当然だ。しかし、見過ごされている論点がある。男性は3月12日にマスコミ、警察、議員などに厳正な調査を期待して告発文書を送った。その告発文書はなぜ斎藤知事の目に触れたのか―という疑問だ。斎藤知事の定例会見での説明によると、民間の方からの情報提供があったというが、この匿名の告発文書の取り扱いがずさんだったと言わざるを得ない。もちろん、匿名の告発には悪意や虚偽の情報もあれば、人の生死にかかわる重大な情報もある。告発文書が慎重に取り扱われていたのなら、結果は変わったはずだ。

 3月下旬に解任された男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県を優先しなかった理由として「当局内部にある機関は信用できない」ことを挙げた。県知事や側近ら利害関係者による報復を恐れたのだろう。

 県議会の調査特別委員会(百条委)の冒頭では「痛恨の極みであります」と男性への黙禱(もくとう)がささげられた。産経は8月31日付の社説(主張)で「公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い」と断じたが、新聞・メディアは今回の疑惑について斎藤知事の去就で幕引きとせず、公益通報と情報保全の問題点について今一度総括してほしい。他の自治体でも繰り返される恐れがあるからだ。

                  ◇

 ◆小笠原理恵

 おがさわら・りえ 自衛官守る会代表。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 政治 【話題・地方自治・兵庫県・兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題・知事不信任決議が県議会で可決された】  2024年09月22日  10:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事を告発した元局長の処分 識者「独裁者が粛清するかのよう」

2024-11-20 06:47:50 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事を告発した元局長の処分 識者「独裁者が粛清するかのよう」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事を告発した元局長の処分 識者「独裁者が粛清するかのよう」

 兵庫県の斎藤元彦知事が職員へのパワーハラスメント疑惑などを文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委)は5日午前、告発者の元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)が公益通報をしたにもかかわらず懲戒処分を受けたことについて、参考人の奥山俊宏・上智大教授から見解を聞いた。

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">兵庫県議会調査特別委員会で参考人として意見を述べる上智大の奥山俊宏教授=神戸市中央区で2024年9月5日午前10時、梅田麻衣子撮影</button>
 

兵庫県議会調査特別委員会で参考人として意見を述べる上智大の奥山俊宏教授=神戸市中央区で2024年9月5日午前10時、梅田麻衣子撮影(毎日新聞)

 ■ 【そもそも】兵庫知事にどんなパワハラ疑惑? 図で解説  

 内部告発者の保護法制に詳しい奥山教授は県の対応について、「知事らは告発の矛先を向けられている当人であり、告発文書に関する判断から自ら身を引くべきだったが、正反対の行動を選んだ。冷静な対応ができず、まるで独裁者が反対者を粛清するかのような陰惨な構図を描いてしまった」とし「独立性を確保し、利益相反を排除すべきだった。公益通報者保護法の趣旨を逸脱している」と指摘した。  

 一連の問題は元局長が3月、知事のパワハラを含む七つの疑惑を告発する文書を報道機関や県議に配布したことで発覚した。  

 元局長は県の公益通報窓口にも通報したが、県は通報者への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法の対象外と判断。内部調査を進めた結果、「核心部分が事実ではなく、誹謗(ひぼう)中傷に当たる」と断じ、元局長を停職3カ月の懲戒処分にした。  

 元局長は7月、県内の親族宅で亡くなっているのが見つかった。処分に踏み切った県の対応に問題がなかったか百条委で調査が進められている。  

 知事は8月30日にあった百条委の証人尋問で告発文について「事実でないことが多く含まれ、誹謗中傷性が高いものだと判断して調査した」と説明。元局長を処分したことは「適切だと思っている」と正当性を主張した。  

 一方、百条委では県職員が「公益通報の結果が出るまで処分しないほうがいい」と進言していたことが明らかになっている。【洪玟香、古川幸奈】

 【関連記事】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・県議会の調査特別委員会(百条委)・知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月05日  10:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【揺れる県政】:「知事の初動が逆効果」「文書の存在知らしめたのは知事」参考人奥山氏が指摘 県議会百条委

2024-11-20 06:47:40 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【揺れる県政】:「知事の初動が逆効果」「文書の存在知らしめたのは知事」参考人奥山氏が指摘 県議会百条委

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【揺れる県政】:「知事の初動が逆効果」「文書の存在知らしめたのは知事」参考人奥山氏が指摘 県議会百条委

 兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事らを告発した文書について検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の第7回会合は5日午前、公益通報者保護制度に詳しい元朝日新聞記者の奥山俊宏・上智大教授を参考人として招致した。奥山氏は、斎藤知事の3月27日の会見などについて「知事らの初動は危機管理の視点で全く逆効果で、火のないところにわざわざ火をつけたようなもの」と指摘した。

公益通報者保護などを巡り、百条委で参考人として見解を述べる上智大の奥山俊宏教授=5日午前、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・大田将之)

 奥山氏は「もし斎藤知事が告発文書をスルーしていたとしたら」と仮定し、自身の記者経験も踏まえて「せいぜい地元の新聞で取り上げられることがあったかなかったか、という程度だっただろう」と推定。しかし、斎藤知事が会見で「うそ八百」と発言したことで「一つでも真実が含まれていると、その一つが大きなニュース性を持つことになった」と分析した。

 全国的に知れ渡るニュースになった経緯について、「告発文書の存在を世の中に知らしめたのは、斎藤知事その人だ」とした。

 元稿:神戸新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・県議会の調査特別委員会(百条委)・知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月05日  11:22:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【兵庫県】:斎藤元彦知事の発言は「公開パワハラ」と専門家 百条委、通報者保護法違反の指摘も

2024-11-20 06:47:30 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【兵庫県】:斎藤元彦知事の発言は「公開パワハラ」と専門家 百条委、通報者保護法違反の指摘も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:斎藤元彦知事の発言は「公開パワハラ」と専門家 百条委、通報者保護法違反の指摘も 

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が5日開かれ、参考人として出席した上智大の奥山俊宏教授は告発文書に公益通報が含まれていることは明らかだと指摘し、斎藤氏らの対応は「公益通報者保護法に違反する」との見方を示した。文書を作成した元県幹部の男性について斎藤氏が「公務員失格」と記者会見で発言したことも「いわば公開パワハラ。許されない」と批判した。

兵庫県議会の百条委員会。右奥は参考人招致で発言する上智大の奥山俊宏教授(共同)兵庫県議会の百条委員会。右奥は参考人招致で発言する上智大の奥山俊宏教授(共同)

 午後には贈答品受領疑惑も含めた検証が始まり、側近幹部や県の特別弁護士ら数人を尋問する。出頭予定だった前総務部長は体調不良などを訴え、欠席が認められた。

 6日は午前に副知事を辞職した片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問がある。日本維新の会は証言内容を踏まえ斎藤氏への不信任決議案を出すかどうか判断すると表明しており、県議会最大会派の自民党も6日夜に総会を開き対応を協議する。

 文書は元県幹部の男性が作成したもので斎藤氏のパワハラなど疑惑7項目を列挙。男性は関係者や報道機関に配布後、県の公益通報窓口にも通報したが、通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法の対象とされず、懲戒処分を受けた後に死亡した。

 「公益通報に当たらない」とする斎藤氏の主張について、奥山教授は「公益通報者保護法について誤解に基づいているものが一部ある」と指摘。通報窓口を県内部ではなく外部の弁護士事務所などに置くべきだとした。

 文書には斎藤氏の「おねだり体質」も挙げられ、地元企業からコーヒーメーカーを受領したり、協定を結んだ企業からロードバイクを贈られたりしたなどと記載。職員アンケートでも革の高級ジャンパーを関係者に要求したとの証言があった。(共同)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・県議会の調査特別委員会(百条委員会)・知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月05日  12:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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