兵庫県警尼崎南署は12日、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで、同県香美町立香住小の校長楠田千晴容疑者(54)を現行犯逮捕した。署によると、「私が使うために持っていたことは間違いありません」と容疑を認めており、使用の疑いでも調べる。

 逮捕容疑は12日午前6時40分ごろ、ポリ袋1袋に入った覚醒剤少量を自宅で所持していた疑い。

 署によると、別の覚醒剤事件の捜査で楠田容疑者が浮上。密売人から譲り受けた疑いで自宅を捜索すると、かばんに覚醒剤が入っていた。

 香美町教育委員会によると、楠田容疑者は今年4月、町教委こども教育課長から香住小の校長に異動していた。(共同)