路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【HUNTER・02.03】:フジテレビ問題で注目される日枝相談役の進退

2025-02-08 07:05:20 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【HUNTER・02.03】:フジテレビ問題で注目される日枝相談役の進退

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・02.03】:フジテレビ問題で注目される日枝相談役の進退 

 元SMAPのタレント、中居正弘氏の事案で揺れるフジテレビ。今月17日に1度、釈明会見を行ったが、日本を代表する民放局にもかかわらず、テレビカメラでの撮影を禁じ、質問にも明確に答えないという姿勢に批判が集中した。2度目となった27日の会見には大手メディアはもちろん、フリーランスの記者やユーチューバ―まで出席を認めたことで400人を超す参加者。10時間半に及ぶ会見は、ルールを無視した人物たちから怒号が飛び交う異常なものとなった。

 この中で何度も聞かれたのがフジテレビの「天皇」と呼ばれる日枝久相談役について。そのため、会見参加者が視聴者や読者を無視して、所属媒体のためだけに同じ質問を繰り返すという下らない展開となった。なぜ日枝氏に注目が集まるのか――。改めて、同氏の経歴等について振り返っておきたい。

            ◆   ◆   ◆

 「日枝氏はなぜ記者会見に出ないのか」「日枝氏は中居氏の性加害事件に関与はあるのか」――会見で繰り返された質問だ。普通なら、相談役に過ぎない日枝氏が会見に出ることなどあり得ない。しかし、日枝氏の足跡を知るメディア係関者は、彼がフジテレビで絶対的な権力を有してきた人物であることを熟知している。日枝氏こそ、1度目の会見で露呈したフジテレビの傲慢な社風の礎を築いた人物だとみられており、中居事案への関わりを聞くのは当然だったといえるだろう。

 フジテレビ関連会社幹部のA氏は「日枝さんは、現在もフジテレビや関連会社の人事権に対する影響力を持っている」と話す。だが、嘉納修治フジテレビ会長と港浩一フジテレビ社長の辞任は発表されたが、日枝氏の進退については何も分かっていない。

 「嘉納会長、港氏社長など記者会見で壇上にあがった人みんなが、日枝さんの『おもしろくなければテレビじゃない』というキャッチフレーズに乗って出世したイエスマンばかり。怖くて日枝さんの進退なんて口にできません。日枝さんがすごいのは、社内どころか経済界そして、政界のトップにまで人脈を張り巡らしていることです」と前出のA氏は指摘する。確かに、日枝氏が「政治と近い」ことは有名だ。とりわけ、安倍晋三元首相とは特別な関係だった。

 朝日新聞の「首相動静」をチェックしてみると、日枝氏が在任中の安倍元首相と面会しているのは少なくとも23回。うちゴルフを一緒に楽しんでいるのが7回あった。

 2016年8月17日、安倍首相の夏休みと思われる朝日新聞の首相動静。

《【午前】6時53分、山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」。塩崎恭久厚生労働相、山本有二農林水産相、加藤勝信1億総活躍担当相、茂木敏充自民党政調会長、日枝久フジテレビ会長らとゴルフ》

《【午後】2時34分、同県鳴沢村の別荘。5時、小林優鳴沢村長。50分、同県山中湖村のホテルマウント富士。宴会場「メヌエット」で加藤1億総活躍担当相、岸信夫外務副大臣、日枝フジテレビ会長らと会食。昭恵夫人、母親の洋子さん同席。8時56分、別荘》

 日枝氏は午前中、安倍首相や加藤勝信現財務相らとともにゴルフ。夜は、昭恵夫人や母親の洋子氏まで交えて会食をしている。

 2019年8月16日の朝日新聞の首相動静。

《【午後】4時38分、東京・有楽町の東宝日比谷ビル。東宝本社で映画「記憶にございません!」の試写会に出席し、鑑賞。日枝久フジサンケイグループ代表、遠藤龍之介フジテレビ社長、東宝の市川南常務取締役、池田隆之取締役、北村滋内閣情報官同席。6時55分、映画監督の三谷幸喜氏と懇談。7時28分、自宅》

 映画「記憶にございません!」は、フジテレビ開局60周年記念で制作された作品で、安倍首相は情報官まで引き連れて映画鑑賞をしていた。安倍政権時代に報道記者だったというB氏は次のように振り返る。

 「安倍政権時代、総理から『おたくの代表、お元気ですか』などとよく声をかけられました。日枝さんが安倍元総理と近かった。『くれぐれもよろしく言っておいてくれ』という意味合いです。安倍さんに森友学園・加計学園問題の疑惑が浮上した時も、官邸のお偉いさんから『フジさんはお手柔らかに頼むよ。総理どころか昭恵夫人まで渦中の人となっているんだから』と頼まれたこともありましたね。だから、石破政権になってからの報道スタンスを比較すると、安倍政権の頃は緩かったと思います。天皇である日枝さんが安倍総理と親しいとなれば、当然、出世がかかっている報道幹部は自制します。安倍さん関連で出した原稿が『キツイんじゃないか』としてマイルドになったこともありましたね。やっぱりビビるでしょう。日枝さんの影が頭をよぎりますから。日枝さんが天皇と言われた背景には、安倍元総理と直接モノが言える関係があったとみていいでしょうね」

 朝日新聞の首相動静によれば、日枝氏は他の首相とも面会している。安倍元首相の次に面会の回数が多かったのは岸田文雄前首相で5回。小泉純一郎元首相は4回となっている。だが、日枝氏が岸田氏や小泉氏とゴルフを楽しむようなことはなかったようで、1度も記録されていない。やはり安倍元首相との関係だけが特別なものだったと言えそうだ。

 27日の記者会見に先駆けて開催された社員説明会でも日枝氏に対する厳しい批判の声が上がったという。「もうこの場で(日枝氏との関係を)終わりにしませんか。会長・社長、はっきり言ってくださいよ」「フジテレビの収益が目減りしていくだけです。もう少しといっている時間は1秒もない。この決断ができるのは代表取締役しかいない。日枝さんにも相談する必要はない」として、27日の記者会見までに日枝氏を退陣させるように求める社員さえいた。

 だが、嘉納氏は「今回の問題については非常に重く、当然受けとめてます。経営責任があると正直思ってます」と語るばかりで、日枝氏については一切触れなかった。

 「嘉納会長と港社長は自ら退任したが、日枝さんを一緒に辞めさせることができなかった。何をやってんだよ、どうせ辞めるんなら道連れにしろよと言いたい」(前出・B氏)

 「天皇」日枝氏が居座る限り、フジテレビに未来はないのかもしれない。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・元SMAPのタレント、中居正弘氏の事案で揺れるフジテレビ】  2025年02月03日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・僭越ながら「論」・01.30】:【フジテレビ会見】:質問者たちの暴走と文春の誤報

2025-02-08 07:05:10 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【HUNTER・僭越ながら「論」・01.30】:【フジテレビ会見】:質問者たちの暴走と文春の誤報

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・僭越ながら「論」・01.30】:【フジテレビ会見】:質問者たちの暴走と文春の誤報 

 近年稀にみる不愉快な記者会見だった。中居正広氏の問題に絡んで今月27日に開かれたフジテレビの会見である。気持ちを暗くさせたのはフジテレビ側ではなく会見場でわめき散らしていた一部の人間たち。その連中がジャーナリズムとは無縁の糾弾を続け、なんのための会見か分からなくしてしまった。大手メディアの不祥事を追及する側が低レベルのバカ騒ぎで醜態を晒した格好だ。フジテレビに人権がどうのと迫りながら、自らが人権を踏みにじる自称ジャーナリストたちを咎められないフジテレビ以外の大手メディア――。これも、情けないと言うしかない。

 ■フジテレビ幹部にも「人権」はある

 27日午後4時に始まったフジテレビの会見は、日をまたぐまで延々と続けられ10時間半。休憩は15分を1回だけという異常な状況だった。会見場に集まったのは400人を超す人たち。ここで「記者たち」であるとか「報道関係者」と書かず「人たち」とするのは、人権やルールを無視して騒ぎ立てた連中がまともな報道関係者とは思えないからだ。よく言えば「目立ちたがり屋」、違う表現をするとすれば「売名行為者」だろう。

 最初に述べておくが、休憩わずか1回で10時間半ぶっ通し会見というのは明らかに人権侵害だろう。1月17日におこなわれた1回目の会見で、参加者を新聞・テレビなどに限定し、動画撮影を認めないなど説明責任を果たそうとしなかったフジテレビが悪いとはいえ、5~6人のフジテレビ幹部と対峙していたのは400人を超える会見参加者。フジの幹部たちに対しても、人としての尊厳や体調を気遣うくらいの配慮はあって然るべきだった。

 殺人犯の取調べでも三度の飯は出る。しかしフジテレビの会見では夕食もスルー、休憩は1回だけという過酷さ。追及する側は離席自由だろうが、フジテレビ側はそうもいかない雰囲気だった。確かに、フジテレビ幹部は責められて当然の愚行を犯したのかもしれないが、それとて詳細は「第三者委員会」の調査結果を待つしかないのが現状だろう。人権の問題に端を発した事案ならばこそ、守らなければならないものがあったはずだ。フジテレビの幹部にも人権はある。

 ■読者、視聴者置き去り

 見慣れた光景とはいえ、この国で「報道」を名乗る媒体や人種による集団的な過熱取材には反吐が出る。今回は、そこに人権や正義を振りかざして自己主張しようとする人間が何人も登場したのだから始末に負えない。「答えろ!」「逃げるな!」――質問ではなく不規則に怒号を放つ連中の行為は、報道とは無縁の暴力だ。彼らの愚行は自己満足のためでしかなく、読者や視聴者のためではあるまい。これでは、加熱する一方となっているSNSの暴力的な情報発信を批判することなどできまい。

 質問者たちのレベルが低すぎるのか、幼稚な質問をさせた媒体の問題なのか分からないが、違うメディアに所属する会見参加者が、ほぼ同じ内容を繰り返すことにもウンザリさせられた。いずれも、フジテレビの社長、会長を務めた相談役の日枝久氏のことについての質問だった。日枝氏が会見に出てこないことをなじり、中居氏の問題との関わり合いを問い質す何人もの記者たち。フジテレビ側の答えは当然同じなわけで、“人の話を聞いていないのか”“無意味な時間だな”と感じた視聴者は少なくなかったはずだ。

 一部の会見参加者の居丈高な振る舞いや感情に走った物言い、会見のルールを無視したヤジ、非合理な追及――そもそも「公共の電波」を使って、こうまで下らない会見を流し続ける意味があったのか疑問だ。

 とくに酷いと感じたのが、問題になった事案に対する中居氏と被害を訴えたとされる女性の見解を確認しようとする質問と質問者の態度。同意があったかなかったのかについて「二人の話は一致していたのかどうか」をしつこく尋ね、フジ側が「答えられない」と“答えても”、「一番大事なところ」「答えないと会見の意味がない」と食い下がった。

 合意か不合意かについてフジテレビが答えられるわけがない。中居氏と女性は法的には「和解」しており、その点は双方の当事者が認めている。ただ、和解の内容については守秘義務が課されており、事案の内容を第三者であるフジテレビ側が明かすことはできない。会見の場で女性と中居氏の言い分が開示されれば、女性に対する二次被害が発生する可能性さえある。どのような経歴をお持ちか知らないが、「一致、不一致」に拘った人の態度は決して褒められたものではなかった。

 唯一“救いだな”と思ったのは、不規則発言や一方的な主張の押し付けを続ける連中に対し、冷静かつ誠実な態度でたしなめる報道関係者が複数いたことだ。疑惑解明も新たな事実の発掘もできない会見だったが、その場面では思わず手をたたいた。

 ■会見を見た「記者」たちは……

 では、テレビの画面越しに会見を見ていた現役記者たちはどう思ったのか――見解をうかがった。

兵庫県知事選や「石丸現象」で、新聞やテレビが「オールドメディア」と一括りにされ、SNSなどで批判される風潮が強まる中で、フジの最初のひどすぎる会見がそれをさらに加速させたことを強く危惧していました。2度目の会見で、少しでも信頼回復につながればと思っていましたが、さらに事態を悪化させてしまったことに歯がゆい思いです。ジャーナリストたちが、現場取材と蓄積した知識を基に取材対象者と真摯に向き合い、理性的に事実を追求して本質をあぶり出す場が記者会見の場だと考えてきましたが、玉石混淆のネット空間を体現したような約10時間半でした。私自身は閉鎖的な記者クラブ制や、会見を開く側が一方的に打ち切るやり方には反対ですが、今回を悪例として企業や行政側が時間や出席者を制限する流れにつながりかねないことを懸念します。ジャーナリズムが信頼を取り戻すために、現場の記者である私たちに何ができるか、何をすべきかをしっかりと考えていきたいと思います。(地方紙記者)

残念な会見だったというしかないですね。視聴者が知りたいのはフジテレビが中居さんの事案とどう向き合い、これから先、失った信頼をどう取り戻していくかという点。何人もの記者が、氏家さんについて同じような質問をしていましたが、『氏家さんって何なの?』と思った視聴者は少なくなかったんじゃないですかね。氏家さんがフジテレビで絶大な権力を持っていたのは事実でしょうが、だからといって『氏家を出せ』ということにはならない。会見の目的、報道が聞くべきことは他にもあったはずですから。自分の所属媒体がこの件を報じる時に、『こう聞いたところ、フジ側は次のように答えました』というアリバイを残したいばかりに、同じような質問が相次いだんでしょう。つまり、視聴者や読者のために聞いているんじゃなくて、それぞれの質問者の所属媒体のために質問しているということ。多分、多くの国民に見抜かれてますね」(テレビ局職員)

 ■誤報「文春」の無反省

 それにしても、この問題についての記事を連発してきた週刊文春の姿勢には呆れた。文春はそれまで、問題の事案があった日の被害女性のことについて『X子さんはフジの編成幹部A氏に誘われた』(12月26日発売号の記事)と断定していた。しかし、フジテレビ会見の翌日となる28日になって《その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということがわかりました」と公表。文春オンライン上での編集長の言葉は《「週刊文春 電子版」の当該記事に、訂正を追記しました。改めてお詫び申し上げます。》 だった。しかし、誤報に真摯に向き合っていないのは、この後に続いた一文で明らかだ。

 《ただし、第2弾以降で報じてきた通り、事件直前、フジ編成幹部のA氏はX子さんを中居氏宅でのバーベキューに連れて行くなどしています。またX子さんも小誌の取材に対し、「(事件当日の会食は)Aさんがセッティングしている会の“延長”だったことは間違いありません」と証言しています。以上の経緯からA氏が件のトラブルに関与していた事実は変わらないと考えています。》

 書きっ放しで済むのが週刊誌だと宣言したようなものだが、中居氏の問題を引き起こしたのがフジテレビの職員だったという見立てに疑念が生じたのは事実。フジテレビ幹部を糾弾した異例の長時間会見に空虚さが漂う展開となった。文春砲が「空砲」をぶっ放したかたちだ。

 そろそろ、この原稿を書くこと自体が嫌になってきた。(中願寺純則)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【僭越ながら「論」・フジテレビ・週刊文春】  2025年01月30日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・02.04】:フジテレビ“ロングラン会見”がもたらした混乱

2025-02-04 07:05:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【HUNTER・02.04】:フジテレビ“ロングラン会見”がもたらした混乱

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・02.04】:フジテレビ“ロングラン会見”がもたらした混乱 

 元SMAPの中居正広氏のスキャンダルを巡り大揺れのフジテレビ。1月27日の「やり直し会見」後も、波紋は広がるばかりだ。

 すべてのメディアを受け入れ、質問が尽きるまで終わらせないという会見だったが、途中からは同じ内容の質問が繰り返され、記者かどうかも定かでない人物が怒号をとばすなど、グダグダ感ばかりが残る後味の悪いものとなった。

           ◆   ◆   ◆

 事前に決められていた記者会見のルールは「質問は2つまで」。だが、会見がはじまると、いくつもの質問を重ねたり、1人で20分以上もマイクを独占したりと“暴走”ばかりが目立った。

 この日、記者がフジテレビに聞きたかったことは次の5点に集約されていたはずだ。

1 中居氏の性加害スキャンダルにフジテレビ社員が加担したのか?

2 中居氏の性加害スキャンダルを知ってフジテレビは被害者女性に謝罪し、適切な対応をとっていたのか?

3 性加害スキャンダル後、中居氏の番組をなぜ継続したのか?

4 1月17日の記者会見でテレビカメラを入れなかったことなど、フジ側の対応についてどう考えているか?

5 フジテレビの「天皇」と呼ばれる日枝久相談役の関与はあったのか?

 ところが実際の会見は10時間半という異例の長さ。新たな事実を掘り返すこともできないまま、下らない質問が延々と繰り返された。参加していたフリージャーナリストのAさんは「1から3までを時系列で聞き、日枝氏の指示や関与、責任の取り方を聞けばよかった。なぜ10時間もかかるのか不思議だった」と振り返る。

 10時間半の記者会見を3倍速で見てみたが、フジテレビは、スタートからおおよそ2時間までのところで1から4までについてのおおよその答えを出している。

 それを、「すでにあった質問ですが」と聞く会見参加者たち。民放のテレビ局でディレクターを務めているBさんは、あきらめ顔でこう話す。

 「番組名を名乗るのは当然なのですが、実はSNSなどで質疑の様子が広がり、宣伝になるという下心があります。番組のアナウンサーやリポーターが独自に記者会見で聞いたという印象付けにもなるわけです。また、事前に上司から質問内容が指示されるので、それを聞かないと後で大目玉をくらうことになる。バカげていると分かっていても、聞くしかない。それで『すでにあった質問ですが』ということになる」

 また、10時間半の記者会見の質問部分は、フジテレビからの要請で「10分遅れ」での放送を求められていた。理由は被害者女性のプライバシー保護だ。

 「中居さんという超人気タレントのスキャンダルです。会見の最初の頃は、フジテレビの追及というのがうちのスタンスでした。しかし、他の番組から中居が悪いという質問が出ると、上司からLINEで『うちも中居氏のことを聞け』と方向転換。その時は一度、うちの質問が終わっていたものですから、別の記者が中居氏のことを聞きました。ただ、その内容も他の番組と同様です」(前出のディレクター)

 一方、フジテレビのお粗末な対応が記者の怒りを誘った部分もあった。港浩一社長(1月27日付で辞任)は、「中居氏には十分に話を聞いていない。もし被害者女性に連絡がいくとさらに傷つくことも考えられる」と言いながら「被害者女性がどんなことで刺激を受けるかわからない。(だから)中居氏の番組を終了するのに時間がかかった」と中居氏が加害者であることを認識しながら、漫然と番組出演させていたことを認めている。

 そんな番組を被害者女性がみればどう思うのか、容易にわかることだ。要は港氏にはコンプライアンスへの認識が低くかったということだ。前出のAさんは、矛盾したフジテレビ側の説明について次のように指摘する。

 「会見での記者たちの対応が悪いという声はわかります。ただ、それ以上にフジテレビに責任逃れ、追及をかわそうとする空気感があったのも事実です」

 当事者でもあるフジテレビのある記者が、記者会見について内情を明かしてくれた。
 「港社長以下、土日返上でリハーサルをしていました。当然、想定質問の答えもペーパーで用意して、記者会見に臨んでいたはずです。ただ、もともとの対応に矛盾するところが多かったため、質問を重ねられるとあちこちで綻びが出てしまったということです。時間がなく調整が不十分だったため、ひどい記者会見になったという側面はあります。特に日枝氏の進退については最後までしどろもどろ。そこは本当に残念でした」

 記者会見に臨んだフジテレビも追及する側の参加者たちも、お粗末だったことだけが事実として残った。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・元SMAPのタレント、中居正弘氏の事案で揺れるフジテレビ】  2025年02月04日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【フジ・メディアHD】:取締役会に日枝久氏の辞任求める…株主の米ファンドが書簡

2025-02-04 05:59:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジ・メディアHD】:取締役会に日枝久氏の辞任求める…株主の米ファンドが書簡

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジ・メディアHD】:取締役会に日枝久氏の辞任求める…株主の米ファンドが書簡

 【ニューヨーク=小林泰裕】タレントの中居正広さん(52)の女性トラブルを巡り、米ファンドのダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役会に対し、日枝久取締役相談役の辞任を求める書簡を送付したことを明らかにした。日枝氏はフジサンケイグループの代表も務める。書簡は3日付。

フジテレビ
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 一連の問題を巡っては、フジテレビの港浩一社長や嘉納修治会長らがすでに辞任している。ダルトンは書簡で「これらの辞任だけではスポンサーは戻らない」と指摘し、日枝氏がフジ・メディアHDとフジテレビの取締役を辞任する必要があると主張した。

 書簡では「フジの企業統治が機能不全に陥っていることは明らかだ」とも指摘し、その背景には、約40年にわたって日枝氏がグループを「独裁的に」支配し、影響力を行使してきた点が挙げられると言及した。日枝氏が1月27日の記者会見に出席しなかったことも問題視した。

 企業統治の改善に向け、独立した社外取締役が取締役会メンバーの過半数を占めるよう体制を見直すことも求めた。3月末をめどにまとめられる第三者委員会の調査報告書を待つのではなく、速やかにこれらの対応を取るべきだと主張した。

 金融情報サービス・リフィニティブによれば、ダルトンはフジの株式の約6%を保有する第2位の株主。関連会社と合わせると、保有株式は約7%に上る。

 元稿:読売新聞社 主要ニュース 経済 【企業・産業・タレントの中居正広さん(52)の女性トラブルを巡り、米ファンドのダルトン・インベストメンツ・フジ・メディアHD】  2025年02月04日  05:59:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・01.28】:「会見を」の声 だんまり決め込む政治家にも 「大事なことはネットで」は逃げ道

2025-02-01 07:40:20 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【政界地獄耳・01.28】:「会見を」の声 だんまり決め込む政治家にも 「大事なことはネットで」は逃げ道

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・01.28】:「会見を」の声 だんまり決め込む政治家にも 「大事なことはネットで」は逃げ道

 ★世間は「あの会見ではダメだ」「会見をやり直せ」「影のドンを出せ」と窮地のテレビ局には極めて厳しいが、募金を着服したテレビ局、原作者の意向に沿わないドラマ化で原作者が自殺したテレビ局、四半世紀前だが今の騒ぎと同様の事案が深夜番組を軸に展開されていたテレビ局。さかのぼればきりがない不祥事の多い業界でもあるし、放送には乗らない社員の不祥事も多い。これは他局や同業メディアが必ず書くのでいやでもバレる。だがその根底には電波が国の管理下にあるからだ。

 ★民放が本当に怖いのは総務省とスポンサーだろう。今回はそのスポンサーが離脱するという前代未聞の事案に発展しているが、26日、首相・石破茂も遅ればせながらネット番組で言及。「大手メディアの場合は企業のガバナンスは利くはず。だからお台場らへんのテレビの話にしても、『それが利いているんですか』ということが問われているわけでしょう」「メディア企業のガバナンスの問題なんだけど、これもテレビとかラジオもそういうところがあったかも知らないけど、とにかく視聴率がすべてだということになると、情報の真実性の検証がどこまで行われているか。それはそれぞれの報道機関のガバナンスの問題なんでしょうな」「報道機関は民主主義を機能させる上でものすごく重要な役割を果たす」「スポンサー側もそういう意識を持っておられることが大事」と表面的になぞったが、それ以上発言すれば今度は政治介入と言われかねない。

 ★それよりも政治家がだんまりを決め込んでいるのは、ここ1年を見ても裏ガネ議員をはじめ政治家が会見すら開かなくなりSNSで「すいませんでした」で終わらせている。確かに各党が「SNSに強い党」を目指し強化に走るのもわかるが、国会は言論の府。SNSの強化はある意味、政治の国民への努力の放棄でもある。「大事なことはネットで」は逃げ道にもなりかねない。メディアの「会見を」の声を政治にも響かせる必要がある。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年01月28日  07:37:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・01.28】:フジ社長辞任 メディア不信招いた責任重い

2025-01-31 05:00:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【社説①・01.28】:フジ社長辞任 メディア不信招いた責任重い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.28】:フジ社長辞任 メディア不信招いた責任重い

 経営幹部の辞任は当然として、不祥事を招いた企業体質を根本から刷新する必要がある。

 元タレント中居正広氏の女性トラブルを巡り、フジテレビが27日、2度目の記者会見を開いた。危機対応のまずさを認め、社会の厳しい批判を浴びた責任を取って、嘉納修治会長と港浩一社長が辞任した。

 港氏らはトラブルの把握後、「事案を公にしたくない」という女性の意向を踏まえ、積極的な調査を行わず、中居氏への十分な事実確認もしなかったという。

 また、17日に開いた最初の記者会見は出席者を制限したうえ、映像撮影も認めなかった。さらに女性のプライバシーを理由に、質問にもほとんど答えなかった。

 こうした対応について、港氏は「カメラを向けて疑惑を追及してきた弊社がカメラから逃げたと言われても仕方ない。メディアの信頼性を揺るがした」と陳謝した。報道機関であることの自覚を欠いていたと言わざるを得ない。

 フジのCMを差し止めたスポンサー企業は約80社に達している。2024年3月期は、CM放映によって1500億円近い収入があったが、今後は収益が悪化し、経営基盤が揺らぎかねない。

 番組の制作現場は、高い視聴率を取れるタレントの歓心を買おうとする傾向が強い。不祥事の背景には、タレントへの過剰な接待があった疑いが持たれている。

 そうした疑惑がスポンサー離れに加え、視聴者の不信感にもつながっている。他局や地方のテレビ局に与える影響も大きい。

 後任の社長には、親会社であるフジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務が就任する。トラブルの事実関係などは今後、第三者委員会で調べるという。

 最大の焦点は、トラブルへのフジ社員の関与の有無である。フジは週刊誌報道の直後に関与を否定するコメントを出し、27日の会見でも同様の説明を繰り返した。

 だがフジの社員は、トラブルが起きる前、この女性を誘い、中居氏の自宅で開かれた食事会に参加していたという。トラブルは、この延長線上にあったのではないのか。十分な調査が必要である。

 時代の変化とともに、セクハラや人を傷つけるような過激な笑いには厳しい視線が向けられるようになった。タレントやテレビ局スタッフの振る舞いにも慎重さが求められている。

 こうした社会の変化を見落としてきたところに、フジの不祥事の遠因があるのではないか。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月28日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラサール石井 東憤西笑】:TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

2025-01-30 07:10:50 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【ラサール石井 東憤西笑】:TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラサール石井 東憤西笑】:TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

 SNS上で「#立花孝志を逮捕せよ」がトレンドになった。百条委員会で斎藤県知事に質問していた竹内県議を自死するまで追い詰めた経緯、そして死後までその死を愚弄し臆面もなく罵倒する姿に怒りを覚える人たちがネット上にあふれた。

 しかしまた立花氏を擁護し竹内氏にあらぬ疑惑を抱く人たちも同様にあふれかえっている。いったい何が起きているのか。

 以前から興味本位でニュースになり、面白がって書かれてはいたが、立花氏の言動を誰もつぶさに批判してはこなかった。しかし事ここに至って、TBS「報道特集」がその発言のいい加減さと、デマ発言を逐一検証した。

 立花氏はインタビューで「竹内さんを責めた覚えがない」と主張するが、県知事選での街頭演説などの動画で、「竹内はよーデマ流しとるわ」「これは犯罪行為」「(奥谷氏の自宅前で)竹内のとこも行ったるわ」「イジメの原則~1人をガー叩く~周りがビビる~今やったらまあ竹内」と、ハッキリ攻撃している。さらにあまりの誹謗中傷に錯乱状態の家族を守るために議員を辞職すると「辞めたのは警察から事情聴取されたためだ」と言い、鬱状態になった竹内氏がついに自死すると、「逮捕が怖くて死んだ。これくらいで死ぬなら政治家になるな」とまで言った。

 これには兵庫県警が「聴取の事実も逮捕の予定もなかった」と異例の発表をした。すると「私が間違ってました。謝罪します」と臆面もなくすぐ動画を発表したのにも驚いたが、その舌の根も乾かぬうちに「故人が悪事を働いていた事は明らかですが」と投稿したのだから呆れる。

 しかも事実関係を問われると「事実なんて興味ない」「取材してない」と言い放つ鉄面皮。

 そしてこれは番組にはなかったが、その後突然動画を配信(すでに削除されているが)、「自分がこうやって叩かれてみて、竹内さんもそうだったんだなとわかった。今13階にいる。飛び降ります」と自死をにおわせ、心配した信者に「あれはネタ」と答えている。竹内さんの死に対しこれほどの愚弄があろうか。

 竹内さんへの誹謗中傷メールは11万通あったが、その半数はたった13のアカウントが元であるそうだ。その2番目が立花氏のものであった。ということは13とも特定されているはずだ。このデータを警察は把握しているのだろうか。

 この一連を見て既視感を覚えた。オウム事件である。あの時の、最初は面白半分でマスコミが捉えていた団体が、のちに大事件を引き起こした。

 さて彼はこのまま放置され続けるのであろうか。

 「これまで生きてきて、これほど人の心のないグロテスクな『悪』を見たのは初めてだ」。これは私の知人の発言だ。まさに同感。

 先日、岸和田市議選の応援演説に来た立花氏がいつものウケを狙って兵庫の話を始めると「引っ込め」「どこの話しとんねん」とヤジで騒然となった。久々に健全な風景を見た。

著者のコラム一覧
 ■ラサール石井 タレント

 1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

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 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 芸能 【芸能ニュース・連載「ラサール石井 東憤西笑」】  2025年01月30日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説①・01.28》:フジ社長が辞任表明 人権軽んじた背景解明を

2025-01-29 02:03:50 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

《社説①・01.28》:フジ社長が辞任表明 人権軽んじた背景解明を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①・01.28》:フジ社長が辞任表明 人権軽んじた背景解明を

 人権意識の希薄さが改めて浮き彫りになった。フジテレビは企業統治のあり方を根本から見直す必要がある。

 元タレントの中居正広さんによる女性トラブルに端を発した問題で、フジの嘉納修治会長と港浩一社長が辞任した。週刊誌がフジ社員の関与を報じていた。

フジテレビ本社=東京都港区で2025年1月23日午後4時51分、幾島健太郎撮影

 17日に開かれた港社長の記者会見では、参加社を限ったうえに動画撮影や配信も禁じられた。報道機関であるにもかかわらず説明責任を果たさず、視聴者やスポンサーの不信を招いた。

 CMが次々と差し止められ、番組自体が放送休止になるケースもあるなど異常事態に陥った。経営者が責任を取るのは当然だ。

 27日のやり直し会見で嘉納会長は「人権に対する意識の不足から十分なケアができなかった」と認め、女性に謝罪した。しかし、遅きに失したというほかない。

 人権侵害は重大な法令違反につながるにもかかわらず、コンプライアンス推進室など関係部門との情報共有をしていなかった。

 トラブル後も中居さんのレギュラー番組を継続しただけでなく、パリ・オリンピック関連の番組などに起用した。

 多くの疑問が残されたままだ。

 社員の関与は改めて否定したが、過去にこの社員が女性を中居さん宅などでの会食に誘ったことがあることは認めた。

 女性アナウンサーらを取引先の接待に同席させる慣行があったとの週刊誌報道もある。トラブルとの関連の有無を明らかにすることが求められる。

 フジでは日枝久取締役相談役が長く影響力を持ってきた。港社長は「企業風土の刷新に尽力したい」と語った。問題の背景に組織の体質がなかったかも検証し、悪弊を根絶しなければならない。

 今後は、独立した立場の弁護士で構成する第三者委員会が調査し、3月末に報告書を提出する予定という。トラブルに関する真相究明だけでなく、企業風土にもメスを入れるべきだ。

 芸能界とメディアを巡っては近年、旧ジャニーズの性加害問題もあり、ハラスメントに対して社会の厳しい視線が注がれている。人権軽視の姿勢を改めない限り、失墜した信頼の回復は望めない。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月28日  02:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《余録・01.28》:1980年代に放送されたフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」に…

2025-01-29 02:03:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

《余録・01.28》:1980年代に放送されたフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」に…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《余録・01.28》:1980年代に放送されたフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」に…

 1980年代に放送されたフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」に同社の日枝久・相談役(87)は自ら出演したことがある。社内でいまも実権を掌握しているとされる同氏は当時、編成局長だった。野球中継のため放送が不規則になっていることを番組の「ざんげ室」で釈明したが許されず、頭から水をかけられた

記者会見で謝罪するフジテレビの港浩一社長=東京都港区のフジテレビで2025年1月27日午後4時8分、藤井達也撮影

 ▲当時フジは「楽しくなければテレビじゃない」を合言葉に、高視聴率を誇っていた。幹部であっても構わず笑いの材料にするムードを物語る演出だった

 ▲長い月日を経ての、組織存亡の危機である。タレントだった中居正広さん(52)の女性トラブルや同社幹部の関与疑惑への対応を巡り、嘉納修治会長と港浩一社長が辞任した。スポンサーが軒並みCM放映を差し止める異常事態の中で、引責に追い込まれた

 ▲動画撮影を拒み、実態解明にも後ろ向きだった最初の記者会見は、報道機関としての使命に背を向けたものだった。やり直しの会見でフジ側は、問題の把握後も中居さんを起用し続けるなど「人権意識の不足」を認めた。一連の対応は女性の権利保護や視聴者よりも、自分たちの保身優先だったと取られても仕方ない

 ▲トップが交代しても中居さん問題への対処や幹部社員の関与など、背景も含めた解明はこれからだ

 ▲「楽しくなければ」の時代はすでに遠い。どこでボタンを掛け違い、企業風土が社会の常識と乖離(かいり)していったのか。日枝氏は事態をどう受け止めているのだろう。ことは民放全体の信頼に関わる。

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【フジテレビ】:日枝久氏とは?フジサンケイグループ最高権力者、ライブドア事件など乗り切り権力確固たるものに

2025-01-28 07:25:50 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ】:日枝久氏とは?フジサンケイグループ最高権力者、ライブドア事件など乗り切り権力確固たるものに

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ】:日枝久氏とは?フジサンケイグループ最高権力者、ライブドア事件など乗り切り権力確固たるものに

 フジテレビがついにメスを入れた。中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたとする一連の報道に揺れる中、27日に取締役会を開催し、港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)の退任を発表した。

 “やり直し”で2度目の会見を行い、一連の問題について再度説明。テレビカメラ約30台、400人以上の報道陣が大挙する中、被害女性や視聴者、スポンサーなど全面に謝罪した。新社長には今日28日付でフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏(64)が就任する。

日枝久氏(2023年撮影)

           ◇   ◇   ◇

 フジテレビ及びフジサンケイグループの最高権力者である、日枝久取締役(87)は会見に出席せず、進退を明らかにすることもなかった。日枝氏は1961年(昭36)にフジテレビ入社。報道、編成畑を歩み、労働組合結成にも尽力した。ニッポン放送、フジテレビの開局に関わった、鹿内信隆氏の息子、春雄氏に抜てきされて80年に42歳で編成局長に就任した。

 81年に「楽しくなければテレビじゃない」をスローガンに掲げて、フジテレビの黄金時代を作り上げた。82年から93年にかけて12年連続、04年から10年までの7年連続の視聴率3冠王を達成。88年に春雄氏が亡くなり、同年にフジテレビ社長就任。01年に会長、17年に相談役になっても最高実力者として君臨し続けた。

 92年に春雄氏の後継だった信隆氏の婿養子、宏明氏の追放、05年にはニッポン放送株を通じたフジテレビ支配を試みた堀江貴文氏によるライブドア事件を乗り切って、ますます権力を確固たるものにした。

【イラスト】フジテレビと中居正広氏をめぐる女性トラブル経緯

 現在のフジテレビの経営陣は、おニャン子ブームを仕掛けとんねるずをスターにした港社長、「カノッサの屈辱」などテレビ史に残る番組を作った金光氏、「東京ラブストーリー」などトレンディーブームを巻き起こした大多亮関西テレビ社長、「踊る大捜査線」の亀山千広BSフジ社長と、みな日枝氏が社長時代に頭角を現した。共に黄金時代を築き上げた村上光一氏に社長の座を譲り、村上氏が07年に相談役に退いてからは“日枝チルドレン”を次々と社長の座につけた。フジサンケイグループ内に日枝氏に意見できる人物がいなくなり、局長以上の人事はその意向に従っている。 

 ■【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>

 元稿:日刊スポーツ 主要ニュース 芸能 【話題・フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件】  2025年01月28日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【フジテレビ】:社員関与を否定 中居正広氏トラブル当日 他の日のバーベキューやホテル会食は認める

2025-01-28 07:25:40 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ】:社員関与を否定 中居正広氏トラブル当日 他の日のバーベキューやホテル会食は認める

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ】:社員関与を否定 中居正広氏トラブル当日 他の日のバーベキューやホテル会食は認める 

 フジテレビは27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について2度目の会見を行った。午後4時から始まった会見は日付を越えて異例の長時間に及んだ。

 トラブル発生日の社員関与は再度否定したが、その他の日時での会食への関与などは認めた。質疑が紛糾し、厳しい指摘に幹部が押し黙る場面も。登壇した5人中、港社長以外は昨年末の報道でトラブルを知る“閉鎖的処理”も発覚するなど、再び課題の残る“やり直し”となった。

記者会見で報道陣からの質疑応答に臨むフジテレビ港浩一社長(中央)ら。右は嘉納修治会長、左は遠藤龍之介副会長(撮影・江口和貴)

 

          ◇   ◇   ◇

 「ここが一番のポイントだろ!」。怒号が次々と飛んだ。開始から5時間超。トラブルとなった事案について、当事者間での「同意」の有無を問われた時だった。2人には認識の違いがあり、遠藤龍之介同局取締役副会長は、中居氏が同意があったとする趣旨の説明をしたと一度は明かした。だが、その後同副会長のもとに書面が入り、守秘義務の観点から「発言を撤回したい」と説明。報道陣からは「これを(中継で)見た女性は悲しむんじゃないか」など厳しい声が飛んだ。

 トラブルは23年6月に発生。同7月には中居氏から局社員へ報告があり、複数回聞き取りを行った。港社長は同8月ごろ問題を把握した。週刊文春で「A氏」と報じられた社員のトラブルへの関与については、中居氏や社員への聞き取りや、スマートフォンの通信履歴などから再度「なかった」と断言。しかし「記録はいつでも消せる」「女性に聞かずになぜ言い切れるのか」「女性はA氏の仕事の延長だと思ったのではないか」などと問われると、港氏は言葉に窮しながら「それも含めて第三者委員会で調査する」と釈明。「バレる前に言っておいた方がいいんじゃないか」とヤジが飛ぶと、登壇した5人からは言葉が出てこなかった。

  港社長は自社の企業風土を問われ「若かったころはいろいろなことがゆるかった」などとしつつ「引きずってしまっていることを今の時代にアップデートし、さらに厳しく作りかえていかないといけない」と言い聞かせるように話した。

 一部でトラブル発生直前の5月に起きたと報じられた中居氏宅でのバーべキューや、ホテルでの懇親会に女性が参加した件については、A氏の関与を認めた。かつて港社長の誕生日会にも女性アナウンサーが多数参加していたことも事実とし、港社長は「果たして喜んで参加していたのか。思いが至りませんでした。本人の意思を大事にして、企業風土は変えていかないといけない」と繰り返した。

 女性社員にタレントを「接待」させていたとの報道への指摘や、トラブル発生時の性加害を疑う声も多数挙がった。港社長は接待という認識は否定し、中居氏の行為の違法性については「正直そういう認識は持たなかった。私の感触ですけども」と絞り出した。

 会見では「(説明の)論理が破綻している」と指摘する声も多く、前回の約15倍の報道陣の質問にさらされ、何度も紛糾した。いまだフジ・サンケイグループ日枝久代表は公に問題について言及しておらず、今後の踏み込んだ対応が視聴者やスポンサーの信頼回復へとつながると言える。【松尾幸之介】

 ■【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>

 元稿:日刊スポーツ 主要ニュース 芸能 【話題・フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件】  2025年01月28日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【フジテレビ】:港浩一社長辞任も逆風やまず「カメラから逃げたと言われても仕方が無い」

2025-01-28 07:25:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ】:港浩一社長辞任も逆風やまず「カメラから逃げたと言われても仕方が無い」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ】:港浩一社長辞任も逆風やまず「カメラから逃げたと言われても仕方が無い」  

 フジテレビがついにメスを入れた。中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたとする一連の報道に揺れる中、27日に取締役会を開催し、港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)の退任を決定。

 新社長には今日28日付でフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏(64)が就任する。同日に“やり直し”で2度目の会見を行い、一連の問題について再度説明。テレビカメラ約30台、400人以上の報道陣の前で、組織としての再起を誓った。

記者会見で謝罪する、左からフジテレビ遠藤龍之介副会長、港浩一社長、嘉納修治会長、フジ・メディア・ホールディングス金光修社長(撮影・江口和貴)

 

              ◇   ◇   ◇

 うつむき、力ない表情で会場に現れた港氏は「このような事態になっている責任を大きく感じています」と謝罪した。嘉納氏も「責任を取るべきだと判断を致しました」と退任を受け入れ、遠藤龍之介取締役副会長(68)金光修取締役社長(70)らとともに、約10秒間頭を下げて陳謝した。

 かつて視聴率3冠王を獲得し、多くの人気番組を生んできた“バラエティー王国”でもあるフジテレビの土壌を作り上げてきた幹部が、姿を消す。事の発端は、昨年12月に一部週刊誌で報じられた中居氏のトラブル。社員が関与していたとする報道もあり、局内で女性社員をタレントとの接待の場に“上納”する慣習が常態化していた、とする疑惑も浮上した。一連の説明を試みた今月17日の会見は映像カメラを入れず一部メディアのみに限定し、批判が殺到。スポンサー離れが加速し信頼失墜を招いた。 企業風土の刷新を目指すとしたが、その礎の一因となった取締役相談役の日枝久氏(87)はこの日の会見に不在。嘉納氏は、会見は日枝氏の業務ではないとし「(業務の)責任は私と港にあるという認識」と説明。日枝氏の口から“責任を取る”と言った旨の発言はあったかと問われると「特段、言える内容はございません」とけむに巻いた。金光氏は日枝氏の影響力の強さをを認めた上で、退任の可能性について「第三者員会が目安になる。例外なく、全役員に対してあるべき姿の体制を作らなければならない」と述べた。

 非難が殺到した17日の会見の形式は、港氏自身の最終判断で決定された。「この状況に至っている責任もありますので、早い段階で辞任を心の中で固めていた」と告白。社員向け説明会が行われた23日には自身の中で決心したという。「これまでカメラを向けて疑惑を追及してきた弊社がカメラから逃げたと言われても仕方が無い。メディアの信頼性を損なったことに痛感している」と受け止めた。

 調査の結果は3月末の公表をめどとしているという。この日も記者の質問に対して、あいまいな回答が多かったことは否定できない。逆風がやまない中、フジテレビは再出発を試みることになった。【望月千草】

 ■【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>

 元稿:日刊スポーツ 主要ニュース 芸能 【話題・フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件】  2025年01月28日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【フジテレビ】:“やり直し”2回目会見 港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/まとめ

2025-01-28 07:25:10 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ】:“やり直し”2回目会見 港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/まとめ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ】:“やり直し”2回目会見 港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/まとめ 

 フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件について、2回目の会見を開いた。

記者会見で謝罪するフジテレビ港浩一社長(撮影・江口和貴)
記者会見で謝罪するフジテレビ港浩一社長(撮影・江口和貴)

◆経緯

【イラスト】フジテレビと中居正広氏をめぐる女性トラブル経緯
【イラスト】フジテレビと中居正広氏をめぐる女性トラブル経緯
中居正広、25年から番組次々と出演見合わせ、差し替え、降板/女性トラブル経緯

 ◆フジテレビ会見

フジテレビ港浩一社長辞任「こうした事態を生じさせた責任を踏まえ」新社長は清水賢治氏に

フジテレビ会見開始2時間前で数百人の報道陣が大挙 手荷物検査も実施

フジテレビ”やり直し”会見がスタート、受付では金属探知機を使ってのチェックも

フジテレビ2度目の会見であらためて謝罪 辞任発表の港浩一社長ら4人出席

フジテレビ新社長にフジHD清水賢治専務取締役「ドラゴンボール」などフジアニメ史支える

フジHD臨時株主総会で港浩一氏ら辞任決定 今後「グループ全体の信頼回復に向け全力を」/ほぼ全文

準キー局関西テレビもフジテレビ会見生中継 再放送枠を差し替え、フジ発「イット!」受ける

フジテレビ新社長清水賢治氏「信頼なくしてフジテレビの未来はない」「ゼロからのスタート」

フジ会見、不在の日枝久氏に「ここに来るこないよりも今後どう責任取るのかが重要」遠藤副会長

フジ会見スタート約30分で怒号「質問できないじゃないか!」質疑応答1発目から殺伐とした空気

フジテレビ港浩一社長「社員は関与していない」と繰り返す 真相解明は第三者委員会に託す

フジテレビ、同局女性社員「上納接待」について言及 2度目の会見

フジ、女性トラブルは発生から2カ月後の23年8月に港社長に報告 中居正広氏からも7月に連絡

フジテレビ、第三者委員会の竹内明弁護士について「身内でお手盛りの調査をする気はない」

フジ最高実力者の日枝久取締役相談役の辞意について「個別についてはご容赦を」遠藤龍之介副会長

フジテレビ港社長、1月17日の閉鎖会見「やってはいけない会見だった。最終的に私が判断した」

フジ日枝久氏の会見不在「相談役だから業務執行はしない」責任取る旨の発言の有無問われる

フジ港浩一社長が自身の誕生会回顧「女性が果たして喜んで参加していたのか…」

フジ、女性トラブルの検証番組制作構想 第三者委員会の調査終了後「やらないといけない」

フジ、コンプライアンス推進室への共有なし「今振り返ると、違うやり方あったのではと反省」

フジ他の役員なぜ辞めない?嘉納会長と港社長辞任も 遠藤龍之介副会長「全員すぐやめるのは…」

フジテレビ港社長、日枝相談役への相談は「ございません。相談役の日枝は関係していません」

フジ清水新社長、入社予定の新入社員と親へ謝罪「安心する材料をつくって迎え入れてあげたい」

フジ会見中継ぶっ続け約6時間、約4秒だけ「AC」登場に宮司愛海アナ「映像が一部乱れ」説明

フジテレビのカオス会見、開始から6時間で初の休憩タイム 記者からの質問も怒号も絶え間なく続く

フジテレビ清水賢治次期社長「報道は同じ会社でも独立して取材する。検証番組は必要だと思う」

フジ会見中継、6時間超え「ネプリーグ」「月9」 「秘密」3番組休止して放送の異常事態

フジテレビ港浩一社長「辞意を固めたのは先週金曜日。社員の声は重く受け止めた」

◆中居正広氏関連の質疑応答

フジテレビ、社員の中居正広氏女性トラブルへの関与をあらためて否定

フジテレビ港社長「女性アナウンサーは接待要員じゃない。仲間と考えていた」

フジテレビ 社員や中居氏本人、女性らへの聞き取り調査の詳細明かす 幹部社員の仲介は否定

中居正広氏が女性に不同意性交罪にあたる行為したのでは?「そういう認識は持たず」フジ港浩一社長

フジ、日枝久相談役に女性トラブル知らせず「そもそもの発端が現場周りでやっている」相談はなし

フジ港浩一社長「もう1度お会いして足りなかった所を謝罪したい」被害女性へ 最後の対面は24年夏

フジテレビ港浩一社長「被害女性とは昨夏にあった。もう少し会社の仕組みを使えばケアできたのかな」

事件を知っていたのは港浩一社長だけ 他の4人「週刊誌で」中居正広氏には「11月に打ち切り通告」

フジやり直し会見 前回会見と中居正広氏引退の因果関係「相関関係は分かりかねます」遠藤副会長

フジテレビ港浩一社長「中居氏に怒り」中居正広氏女性トラブル報告受けた時の心境

フジテレビ港浩一社長 中居正広氏引退にコメントなし 連絡や報告「私にはありません」

中居正広氏は女性トラブル「同意のもとだった」と認識 女性とは「異なる認識」フジテレビ会見

中居正広氏が女性への行為を同意のものとフジテレビに説明か 遠藤龍之介副会長「そういうこと」

中居正広氏宅バーベキューに女性の参加認める フジ社員の誘いで「そうした懇親会があった」

中居正広氏の行為、不同意性交とは思わなかった「その時はそういう認識は持たなかった」港浩一社長

中居正広氏への損害賠償「考えておりません。第三者委員会の結論出てないので」遠藤龍之介副会長

フジ社員A氏を「守りたい気持ちなかった。関与してるのではと知ったのは去年の夏以降」港浩一社長

フジテレビ社会部記者「がくぜんとした」港社長らに会見で訴え プライバシー保護の観点を盾に?

中居正広氏と被害女性の合意「不一致かもしれない」回答を遠藤副会長「答えられない」訂正に怒号

フジ港浩一社長、中居正広氏番組継続に「終わることによって余計な刺激になるのではないかと判断」

フジ社員が他局女性アナまで中居正広氏との会食に同席させたとの報道「全く知りません」港浩一社長

フジテレビ港浩一社長「被害女性と中居氏は仕事の場で面識があった。最初にAが関与したのではない」

被害者女性を「誰が誘ったのか分からない。中居氏について確認したが守秘義務」フジ港浩一社長

中居正広氏との接点「あいさつする仲ではあったが、距離感が近かったわけでは」フジ港浩一社長

◆著名人やネットの反応など

元日テレ青山和弘氏「永田町もくぎ付け」「政府が納得できるか」フジテレビ会見に言及

中居正広氏の女性トラブル食事会日を推測 「可能性が高いと思います」森田正光気象予報士

宮根誠司、激震フジテレビにエールも「決めるのは見る人です」読テレ解説委員がピシャリ

日枝久相談役「ひょうきん懺悔室」で頭から水被った動画話題 フジテレビやり直し会見前に

フジテレビ解説委員の風間晋氏「遠い存在でなんか影響力あるよね」日枝久氏のイメージ語る

フジ港浩一社長辞任も日枝久氏留任で「トカゲの尻尾切り」Xトレンド「全くの茶番」「意味なし」

フジ宮司愛海アナ、質疑応答10分遅れ放送「プライバシー侵害の恐れが」会見中にテロップ出現

辞任フジ港浩一社長、会見歯切れ悪く「しどろもどろ」Xトレンド「話入ってこない」「不快」の声

フジ港社長会見、フリー記者にもツッコミ殺到「質問簡潔に」「時間無駄」「制限正しい?」Xの声

フジやり直し会見「イット!」CMなしでぶっ続け「ネプリーグ」の時間も中継継続

フジ日枝久氏が“異次元”な理由 堀江貴文氏が私見「大株主でも創業者でもなく41年間…」

舛添要一氏、フジ日枝久氏の辞任なくして「この局の刷新はありえない」

粗品、引退中居正広氏に「だまされた、信じてもうてた」ツッコミ「宮迫と肩並べてるってこと?」

関西テレビ、フジ会見途中に検証「示談」進み調査ちゅうちょ…亀井正貴弁護士「20年前の発想」断罪

フジ会見中継延長でネプリーグ「女子アナ」企画放送されずX「経営陣がネプリーグ?」「何事?」

粗品が激白「クソが!普通に腹立つ」フジテレビ問題で仕事飛ぶ「収録予定だったんですよ…」

フジやり直し会見5時間超えで“月9”「119エマージェンシーコール」放送休止 来週放送へ

粗品が激震フジに“たったひと言”で大声ツッコミ&「ここは150%誠実な姿勢見せんとあかん」

フジ「月9」翌週に延期、会見中継5時間CMなしで「イット」からぶっ続け「ネプリーグ」も飛ぶ

フジ5時間長丁場会見にX「トイレ休憩」トレンド「休まそう」「気の毒」出席者の体調面心配の声

フジ会見7時間超で4番組連続休止の異常事態、Xあぜん「まだやってるの?」「わーん残念」

フジ会見7時間超…X大喜利状態「オールナイトフジ」「月曜日から夜ふかし」「朝まで生テレビ」

フジサンケイグループ組織図

【イラスト】フジサンケイグループ組織図(敬称略)
【イラスト】フジサンケイグループ組織図(敬称略)
 元稿:日刊スポーツ 主要ニュース 芸能 【話題・フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件】  2025年01月28日  00:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【フジテレビ会見】:港浩一社長、トラブル後の番組継続に「中居氏をとった、ということはない」

2025-01-28 03:01:50 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ会見】:港浩一社長、トラブル後の番組継続に「中居氏をとった、ということはない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ会見】:港浩一社長、トラブル後の番組継続に「中居氏をとった、ということはない」  

 フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件について、2回目の会見を開いた。

フジテレビ記者会見に臨む港浩一社長=28日午前0時6分(撮影・江口和貴)

 臨時取締役会議の後、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)及びフジテレビ嘉納修治代表取締役会長(74)、フジテレビ港浩一代表取締役社長(72)、フジテレビ遠藤龍之介取締役副会長(68)、フジ・メディア・ホールディングス金光修代表取締役社長(70)の4人が会見に出席した。嘉納会長と港社長が辞任。港社長の後任には、FMHの清水賢治専務(63)が28日付で就任する。

【イラスト】フジサンケイグループ組織図(敬称略)

 2023年(令5)6月にトラブルが起きた直後の同7月13日に改正刑法が施行されて、強制性交罪などが「不同意性交等罪」となって親告罪ではなくなった。港社長は「刑事事件になる事案だったら、なっていたと思う。私のところに上がってきた時には、なる事案ではないと思った」と話した。

 被害女性をケアすると言いながら、中居氏のレギュラー番組「まつもtoなかい」を続けたことは、中居氏に有利に働いたのではないかという質問に、港社長は「中居氏をとった、ということはありません。女性の様子を見ながら、女性に影響ないように判断した」。女性が仕事を離れる際にあいさつに来た時、謝罪の言葉をかけなかったことについては「今から思うとまずかったかも」と話した。

 遠藤副会長は「昔と違って、今はストレートな言葉と行為だけが許される。それは気を付けなければいけない」と話した。

 第三者委員会について、金光FMH社長は「できる限り協力させていただく。今後のフジテレビ、FMHについて例外なくいい形にさせてもらうようにしていく」。

 嘉納会長は「視聴者、広告主が大事。新しい体制でどうやって行くかが、今後の課題だと思う」。港社長は「フジテレビは信用回復、再発防止に向かって行きます。1日も早く明るいフジテレビを目指してほしい」と話した。

 昨年12月以降、フジテレビは中居氏に対して2回のヒアリングを実行した。中居氏からは「守秘義務があるから開示できない」と回答があった。その他の回答について、港社長は「第三者委員会の回答を待つ」と答えた。

 ■【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>

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【フジテレビ会見】:終了は深夜2時23分終了 191媒体437人が参加、日にちまたぎ10時間超の長丁場に

2025-01-28 03:01:40 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【フジテレビ会見】:終了は深夜2時23分終了 191媒体437人が参加、日にちまたぎ10時間超の長丁場に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【フジテレビ会見】:終了は深夜2時23分終了 191媒体437人が参加、日にちまたぎ10時間超の長丁場に  

 フジテレビは27日午後4時から、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について2度目の会見を開催し、会見が終了したのは28日午前2時23分だった。報道陣から質問が絶え間なく続き、1度の休憩を挟み、終了までに10時間23分を要する異例の長丁場となった。191媒体、437人が参加した。

記者会見で報道陣からの質疑応答に臨むフジテレビ港浩一社長(中央)ら。右は嘉納修治会長、左は遠藤龍之介副会長(撮影・江口和貴)

 会見には、27日に退任を発表した同局元会長の嘉納修治氏(74)や元社長の港浩一氏、遠藤龍之介同局取締役副会長(69)金光修フジ・メディア・ホールディングス代表取締役社長(70)、28日付で同局の社長に就任する清水賢治氏(64)が出席した。降壇時は港氏らが「長時間ありがとうございました」と告げ、一礼して退出した。

 会見では、港氏と嘉納氏が退任を自らの口で説明。引退した中居氏の女性トラブルに対する対処、17日の会見内容、その後にスポンサーのCMが75社以上から放送されなくなるなどの責任を取ったもの。同HDは「新たな経営体制で第三者委員会の調査への協力及び信頼回復に向けた改革を進めるとともに、さらに抜本的な経営体制の見直しを検討し実行いたします」と説明した。同社の社員がトラブルに関与していたのかについては依然否定した。

 テレビカメラ約30台と400人以上の記者が参加し、10分間のディレイで中継された。多数の質問が飛び、プライバシー観点の保護から回答できない旨が告げられると「答えましょうよ!」「真実を言うべきだ」「会見がぬるすぎる」など開始約30分で怒号が飛んだ。熱が高まり、記者が怒鳴り声を挙げる一幕もあり、記者同士で「うるさいよ!」と言い合うなど混沌(こんとん)としていた。会見開始から約6時間後の午後10時前に一度休憩時間が設けられ、金光氏が「こんなに長くなることには、反省しなくてはいけない」と口にしたシーンも。日付を超えたあたりから退席する記者も増えたが、会見終了まで約2割ほどの席が埋まっていた。

 X(旧ツイッター)では「まだやってんの」「トイレ休憩」といった会見に関連するハッシュタグがトレンド入りしていた。

 ◆近年の長丁場会見

 <吉本興業の闇営業問題>19年7月、吉本興業の岡本昭彦社長(当時)が雨上がり決死隊宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号田村亮らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題をめぐり、記者会見を実施。約300人の報道陣が参加し、1度休憩をはさんでのロングラン。5時間30分を要した。

 <旧ジャニーズ事務所創業者による性加害問題> 23年9月、外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書や提言を受け、今後の対応に関する記者会見を実施。ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害の事実を事務所として認め、前社長の藤島ジュリー景子氏(57)や新社長に就任した東山紀之(56)らが謝罪した。会見は4時間12分におよんだ。

 ■【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>

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