路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【福井県立大学】:国内初の“珍”新学部新設を発表、X興味津々「人気になりそう」「私なら目指す」

2025-02-21 08:15:00 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【福井県立大学】:国内初の“珍”新学部新設を発表、X興味津々「人気になりそう」「私なら目指す」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福井県立大学】:国内初の“珍”新学部新設を発表、X興味津々「人気になりそう」「私なら目指す」 

 福井県立大恐竜学部の公式X(旧ツイッター)が30日、更新。来年25年4月から国内初の学部が新設されると報告した。

 「国内初、『恐竜学部』誕生」と恐竜の絵文字を添えて書き出し「ようやく仮称がとれました」とつづった。

 公式Xでは、同大が発表した令和7年度(2025年度)入学者選抜要項を掲載。要項によると一般選抜の前期後期や学校推薦型選抜や外国人留学生らが対象の特別選抜など多岐にわたる。理念、目的については「恐竜学部は、福井県で蓄積された恐竜研究をさらに発展させ、地質学を含めた地球科学分野の教育・研究活動を通じ、現代社会の地球科学諸問題に対応するため、幅広い教養と地球科学に関する知識・技術を持ち、多様な局面において協働的および自主的に課題を探求・解決できる人材を育成するとともに、学術情報を地域社会へ積極的に開放することを目的とする」と記している。入学定員は約30名だという。

福井県立大恐竜学部の公式X(旧ツイッター)から

 また、公式Xによると、今月28日に「大学設置・学校法人審議会より、福井県立大学恐竜学部恐竜・地質学科(仮称:申請中)の設置認可を『可』とする旨の答申がなされました」と明かしている。

 「恐竜学部」の新設にXでは「人気になりそう かっこいいなあ」「モンゴルに行ったりしそう」「いいですね! もし私が中学生、高校生だったら絶対目指してるなぁ」「どんな学問領域になるんだろう。生物、気象、地学…あとなんだ、なんか色々ありそうやけど、利活用先として遺伝子とか医学とかプロダクトデザインとか?」などの興味津々のコメントが寄せられていた。

 福井県内の観光名所として「福井県立恐竜博物館」が有名。福井県勝山市村岡町の長尾山総合公園内にある、恐竜を主たるテーマとした自然史博物館。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・福井県立大・恐竜学部の公式X(旧ツイッター)が30日、更新】  2024年08月30日  18:18:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・01.21》:女子医大の元理事長逮捕 経営私物化の全容解明を

2025-01-25 02:03:40 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

《社説②・01.21》:女子医大の元理事長逮捕 経営私物化の全容解明を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・01.21》:女子医大の元理事長逮捕 経営私物化の全容解明を 

 大学の経営がむしばまれ、医療機能が低下した。私物化の全容を解明しなければならない。

 東京女子医科大の岩本絹子・元理事長が背任容疑で逮捕された。

岩本絹子・元理事長の逮捕を受けた記者会見を終え、一礼する東京女子医科大の清水治理事長(右)と山中寿学長=東京都新宿区で2025年1月13日午後4時2分、北山夏帆撮影

 新校舎2棟の建設で、実態のないアドバイザー業務の対価として建築士に報酬を支払うなどし、大学に1億円余の損害を与えたとする容疑だ。うち約3700万円は元理事長に渡ったとみられる。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2025/01/21/20250121ddm005070122000p/9.webp?1" type="image/webp" />東京女子医科大と元理事長の岩本絹子容疑者を巡る経過</picture>
東京女子医科大と元理事長の岩本絹子容疑者を巡る経過

 新病棟建設の際にも、建築士に支払った報酬から、約5000万円を自身に還流させた疑いが出ている。トップを務めた同窓会組織で、職員らに不明朗な支出をした疑惑もある。

 事実とすれば、立場を悪用して私腹を肥やすという言語道断の行為だ。捜査を尽くす必要がある。

<picture>東京女子医科大の岩本絹子・元理事長=大学ホームページより</picture>
東京女子医科大の岩本絹子・元理事長=大学ホームページより

 元理事長は大学創立者の親族で、2014年に大学の経営を統括する役職に就いた。付属病院で鎮静剤を大量投与された男児が死亡する事故が起き、経営が低迷していた時期だ。

 再建を託されたが、その手法は人件費の抑制や施設の集約など、徹底したコストカットだった。

 一時は黒字に戻したものの、待遇悪化で医師や職員の大量退職を招いた。事故を教訓に設置された「小児集中治療室」も短期間で閉鎖された。病床利用率は落ち込み、収支は再び赤字に転落した。

 一方で、自身の報酬は増額させていた。大学が設置した第三者委員会の報告書は「金銭に強い執着心を持っていた」と指摘する。

 異論を唱える人は排除され、経営陣は「岩本1強」体制になっていった。とはいえ、専横を止められなかった周囲の責任は重い。

 女子医大は、女性医師の養成に特化した国内唯一の大学だ。臓器移植や消化器などの専門医療でも評価されている。

 教育機関や高度医療の拠点として社会的責任がある。公費助成や税の優遇も受けている。

 混乱で最も影響を受けるのは学生と患者である。ガバナンスと経営の立て直しが急務だ。

 私立大の経営トップによる不祥事が相次ぐ。今年4月には、理事会に対するチェック体制を強化する改正私立学校法が施行される。

 公正で風通しの良い組織であるか、運営体制の不断の点検が求められている。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2025年01月21日  02:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張①・01.16】:女子医大逮捕 解体的な出直しが必要だ

2025-01-16 05:03:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【主張①・01.16】:女子医大逮捕 解体的な出直しが必要だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張①・01.16】:女子医大逮捕 解体的な出直しが必要だ 

  不明朗な資金流出疑惑で警視庁の捜査を受けていた東京女子医大の岩本絹子元理事長が逮捕された。容疑は1億円を超す背任だ。

  大学の校舎棟建設工事を巡り、嘱託職員とした建築士に、実態がないにもかかわらず、建築アドバイザー報酬名目で、給料とは別に約1億1700万円を不正に支払わせていた疑いが持たれている。

東京女子医大=13日午後、東京都新宿区

  問題は流出資金の使途だ。数千万円が岩本容疑者に還流した疑いがある。自宅など関係先から多額の現金や金品が発見されており、この出所や趣旨の解明も捜査の焦点となるだろう。

  昨年3月に捜索を受けた同大学から委嘱され、第三者委員会が8月に調査結果を報告した。そこには岩本体制の深刻な問題が指摘されていた。

  大学病院で医療事故が相次ぎ特定機能病院の承認が取り消された同大学は経営が悪化した。平成31年に理事長になった容疑者は人件費など経費を激しく削減し、一時的な黒字転換に成功したが、医療の質を顧みない削減は人材流出を招き、医療供給そのものが危機に陥った。

  その陰で容疑者は自分の報酬を上げ続け、第三者委は「金銭に対する強い執着心」「立場の弱い教職員を犠牲にした」と批判した。この延長線上で事件は起きたとみるべきだろう。

  疑惑について容疑者は学外に説明を一切しなかった。医大トップという公人の説明責任をどう考えているのか。極めて無責任だ。説明するよう促さなかった大学の責任も重い。

  同大学は解体的出直しが必要だ。なぜ容疑者の暴走を止められなかったか。第三者委報告と警察捜査を受け、自ら検証して経営態勢を見直し、組織統治を機能させなければならない。

  医療事故の反省から導入したものの、容疑者の誤った経営判断で停止した小児集中治療室をいかに再開させるか。脆弱(ぜいじゃく)化した医療供給体制をどう回復するか。問題は山積している。

  記者会見した同大学は、財務担当理事を置き、内部監査室を改革し、一連の問題に関係した職員への責任追及を行うなどの方針を明らかにした。施策を実効性あるものにするには進捗(しんちょく)を社会に公表する必要がある。

  この不祥事で最も被害を受けるのは患者だ。何のために同大学は存在するのか、根本的な認識から再生を図るべきだ。

 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】  2025年01月16日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②・01.16】:女子医大背任 理事長の専横をなぜ許した

2025-01-16 05:00:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【社説②・01.16】:女子医大背任 理事長の専横をなぜ許した

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・01.16】:女子医大背任 理事長の専横をなぜ許した

 医療を専門とする大学の経営再建を託された理事長が、厳しいコスト削減の裏で私利私欲を満たしていたとすれば、言語道断だ。警察は不正な蓄財疑惑を徹底解明してほしい。

 警視庁が、東京女子医大の元理事長岩本絹子容疑者を、新校舎建設を巡る背任容疑で逮捕した。

 岩本容疑者は、副理事長や理事長だった2018~20年、建築士に対し、実態のない業務の報酬という名目で、大学から1億円余りを不正に支出させ、大学に損害を与えた疑いが持たれている。

 警視庁は、このうち3700万円が岩本容疑者に還流し、ブランド品の購入などに充てられていたとみている。岩本容疑者の自宅などからは、現金2億円と、2億円相当の金塊も押収された。

 女子医大には、国の私学助成金も交付されている。不正な資金の流れを明確にする必要がある。

 女子医大の創立者一族で卒業生でもある岩本容疑者は、14年に副理事長に就いた。当時は、付属病院で起きた鎮静剤の大量投与事故の影響で大学の経営が悪化していて、立て直しを担った形だ。

 教職員の人件費削減などで黒字化を果たし、19年には理事長になった。だが、こうしたコストカット優先の姿勢が医師らの反発を招き、退職者が続出した。昨春には同窓会組織を巡る不正給与疑惑で大学が警察の捜索を受けた。

 大学の第三者委員会は、問題が多発する背景に、岩本容疑者の「1強体制」と、金銭に対する強い執着心があったと指摘した。

 他の幹部たちは、トップの暴走を食い止められなかった。その結果、病院は患者離れが一層進み、大学運営は危機に 瀕 ひん している。

 人事や経理の権限を一手に握る容疑者の報復を恐れて異論を挟めなかったのかもしれないが、幹部らの経営責任も免れない。

 大学は岩本容疑者を理事長から解任し、支出のチェック強化などを盛り込んだ改善計画を公表した。計画を着実に実行することが信頼回復の第一歩となろう。

 東京女子医大は日本で唯一、女子だけを対象に医学教育を行う大学として、多くの女性医師を社会に送り出し、高度医療や地域医療にも貢献してきた。大学の混乱は、患者こそが被害者であることを、忘れてはならない。

 私大では近年、理事長らの不祥事が相次いでいる。今年4月には、ガバナンス(組織統治)の強化を図る改正私立学校法が施行される。組織の運営に緩みがないか、各大学で点検してもらいたい。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月16日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《憂楽帳・01.09》:冬の記憶

2025-01-09 13:02:30 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

《憂楽帳・01.09》:冬の記憶

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《憂楽帳・01.09》:冬の記憶

 冬の冷気を感じる時期になると、札幌市で過ごした大学院生時代をよく思い出す。

 十数年前に大学院で学んだのは河川工学。暖房のない部屋で長さ10メートルほどの水路に冷水を流し、寒さに震えながら水の動きをひたすら計測する実験に取り組んでいた。つらい記憶だ。

筆者が過ごした北海道大の構内=札幌市北区で2024年3月12日、鳥井真平撮影

筆者が過ごした北海道大の構内=札幌市北区で2024年3月12日、鳥井真平撮影

  院生のつたない研究とはいえ、苦労の一端を経験したからこそ、「抜け道」を探す研究者から目を離せなくなったのかもしれない…、

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《なるほドリ・12.28》:箱根駅伝 MVPなぜ新設? 優勝チームたたえる 金栗杯との重複OK=回答・高橋広之

2024-12-29 02:02:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

《なるほドリ・12.28》:箱根駅伝 MVPなぜ新設? 優勝チームたたえる 金栗杯との重複OK=回答・高橋広之

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《なるほドリ・12.28》:箱根駅伝 MVPなぜ新設? 優勝チームたたえる 金栗杯との重複OK=回答・高橋広之

 なるほドリ 箱根駅伝(はこねえきでん)(東京(とうきょう)箱根間往復大学駅伝)までもうすぐだね。今回は誰(だれ)が活躍(かつやく)するかなあ。

箱根駅伝を1位でフィニッシュする選手=藤井達也撮影

箱根駅伝を1位でフィニッシュする選手=藤井達也撮影

 記者 5区の山上りなど、これまでも数々(かずかず)の名勝負が繰(く)り広(ひろ)げられましたね。今回からは、総合優勝したチームの中で最も活躍した選手に「最優秀選手賞(さいゆうしゅうせんしゅしょう)(MVP)」が贈(おく)られます。大会役員らが選考委員となって決定します。

 ■この記事は有料記事です。残り640文字(全文848文字)

 ■続きは、会員登録後、お読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【なるほドリ】  2024年12月28日  02:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録・12.28】:年内入試

2024-12-28 07:00:40 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【天風録・12.28】:年内入試

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・12.28】:年内入試

 「受験」は春の季語である。憧れの大学を目指し、若者はこの時季、年末年始返上で勉学に打ち込むことが当たり前だった。その光景に何やら変化が起きている

 ▲12月までに合否が分かる「年内入試」の合格者が2023年度に全体の半数を超えた。春どころか、正月前に合格を手に入れ、安心したい若者が増えているのだろうか。初詣で合格祈願の絵馬を掛ける姿を見かけることも、心なしか減った気がする

 ▲大学側にも早めに入学者を確保したい思いが透ける。出生数は大学定員の約64万人に近い水準まで既に落ち込んでいる。定員割れに危機感を募らせるのは当然で、就職時に批判を集めた「青田買い」が入試でも加速しそう

 ▲東洋大が今月行った、新しい年内入試が物議を醸した。面接、小論文ではなく学力テストで事実上選考し、併願も認める。定員の35倍に当たる2万人が志願したが、文部科学省は「学力試験による選考は2月以降」と原則の徹底を求める方針という

 ▲国公立中心の一般入試はこれから本番を迎える。受験を終えた年内入試組に負けず、一般入試組も頑張ってもらいたい。双方が交じる教室で、授業を続ける高校の先生たちにもエールを送る。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年12月28日  07:00:00  これは参考資料です。転載等は、各自で判断下さい。

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【社説②・12.07】:私立大の経営難 少子化に見合う適正な規模に

2024-12-07 05:01:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【社説②・12.07】:私立大の経営難 少子化に見合う適正な規模に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・12.07】:私立大の経営難 少子化に見合う適正な規模に

 少子化の進行で私立大学の経営環境が悪化している。再編や統合による経営合理化が避けられない。万一の破綻に備え、学生保護の仕組み作りも急がねばならない。 

 文部科学省の試算によると、年62万人いる大学への入学者数は、少子化の影響で、2050年には42万人に減る見通しだ。

 一方、私立大の数は年々増加する傾向にあり、現在は過去最多の624校に上る。人気回復を狙って4年制に移行する短大が相次いでいることも影響している。

 入学者が定員を下回る「定員割れ」の私立大は今年度、6割に達した。入学者の減少で授業料収入が落ち込み、地方の中小規模校などは深刻な財政状態にある。

 経営陣は危機意識を高め、大胆な改革に取り組んでほしい。

 中央教育審議会の部会は、統廃合や定員の縮小を推進し、大学を「適正規模」にしていくべきだとする答申案をまとめた。

 私立大同士で統合するほか、学部を譲渡してスリム化を図る選択肢もある。現状を見極め、早期に対策を講じることが不可欠だ。

 私立大の運営を自治体が引き継ぎ、公立大に転換するケースも目立っている。「公立」のブランドが強みになるうえ、国からの財政措置を得られるため、私立大に比べて授業料が安く抑えられる。

 若者を引き留め、人口流出を防ぎたいという地元の思惑にも合致している。ただ、大学運営にかかる費用が自治体の財政を圧迫する恐れもある。安易な公立化にはリスクが伴うと認識すべきだ。

 経営の改善が見込めない場合は、撤退もやむを得まい。その際、避けねばならないのは、学生を抱えたまま破綻することである。文科省は、大学が突然閉鎖される事態に備え、学生が継続して修学できるルール作りを進めている。

 学生が立ち往生することがないよう、しっかりとしたセーフティーネットを築いてほしい。

 中小規模の私大の多くは、地域で活躍できる人材を育てる役割を担っている。地元産業界の意見も聞きながら、特色ある教育を展開することが大切だ。

 近年は、デジタル人材の育成に主眼を置いた新学部への転換を図る大学も目立っている。時代のニーズを的確に捉え、地域貢献の使命を果たしてもらいたい。

 日本の若者だけにターゲットを絞った大学経営は限界に来ている。社会人や留学生にも魅力を感じてもらえるよう、教育の質を高めていくことが重要だ。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月07日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【金口木舌・12.03】:名桜大学の30年

2024-12-03 04:00:10 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【金口木舌・12.03】:名桜大学の30年

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・12.03】:名桜大学の30年

 毎月第3日曜日、名護市の宮里公民館前広場で「宮里朝市」が開かれる。地域で育てられた野菜が並び、賑(にぎ)わう中で、住民と触れ合う大学生の姿がある

 ▼名桜大学看護学科生が中心のサークル「VAG」のメンバーだ。朝市に合わせて、地域住民の健康支援活動を続けてきた。先日、大学のある委員会に出席した際、VAGの活動を映像で見た

 ▼学生が優しく話しかけ、血圧測定、健康チェックに応じる、住民の柔らかな表情が印象的。活動は、将来看護の現場に出る学生の糧となる。大学を地域と結び、相互理解を生む役割もあるのだろう

 ▼名桜大は公設民営で開学し、今年で30年。1994年の入学式、当時の東江康治学長は「地方文化の核として地域振興に貢献したい」と語った。2010年に公立大学法人化し、多分野で活躍する人材を輩出している

 ▼健康支援などボランティア活動をする学生をよく目にする。大学近くの飲食店で、学生を前に運動部の成績を喜ぶ店主の笑顔を見たこともある。大学は「地域の核」として着実に成長している。今年9月には新本館も完成した。さらなる大学の発展が楽しみだ。

 元稿:琉球新報社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】  2024年12月03日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【産経抄・11.24】:余熱はいまも、「雪の早明戦」

2024-11-24 05:01:40 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【産経抄・11.24】:いまも、「雪の早明戦」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・11.24】:いまも、「雪の早明戦」 

 歌人の永田和宏さんにラグビーの名吟がある。<首級のごときを抱えてどうと倒さるる泥のラガーを寒く見て立つ>。足場がぬかるむ中での戦いだろうか。楕円(だえん)球を奪い合う選手たちには、泥にまみれたジャージーがよく似合う。

関東大学ラグビー 早稲田大対明治大=昭和62年12月06日

 ▼「泥」と聞いて、雪上の名勝負を思い出すファンも多いだろう。昭和62年12月6日、東京・国立競技場で行われた関東大学ラグビー対抗戦の早明戦である。12月上旬の都心に雪が積もるのは、戦後初めてのことだった。気象庁の記録に2センチとある。

 ▼グラウンドの方々が白く光り、誰かが倒れる度に泥と水しぶきが四散した。橋本謙太郎著『伝説「雪の早明戦」』(双葉社)には、<蒸発した汗が冷気にふれて湯気となり、もうもうと上がった>の描写もある。客席は約6万2千人で埋まり、満場の歓声で空気が震えたという。

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 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】  2024年11月24日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【社説・11.20】:琉大学長に喜納氏 女性活躍の先導に期待

2024-11-20 04:01:30 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【社説・11.20】:琉大学長に喜納氏 女性活躍の先導に期待

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.20】:琉大学長に喜納氏 女性活躍の先導に期待

 琉球大学の次期学長に、副学長で国際地域創造学部教授の喜納育江氏が選出された。女性の学長は1950年の創設以来、初めてとなる。 

 国立で人文、社会、自然、医学の4領域の学部を持つ「総合大学」としては国内初の女性学長だ。

 喜納氏は英米文学やジェンダー研究が専門。琉大のうない研究者支援センター長、ジェンダー協働推進室長などを歴任し、学外でも県の男女共同参画審議会会長などを務めた。

 喜納氏は「多様性に対する意識が高い研究環境を整備したい」と意欲を語る。

 女性研究者の育成、処遇改善を進めることで学内を活性化させるとともに、高等教育機関として沖縄の女性活躍を先導する役割を果たしてもらいたい。

 先進国の研究者に占める男女の比率は、ほぼ同等レベルに達した。一方、日本の大学・大学院の女性教員の割合は2020年、比較できるOECD32カ国のうち最も低い30%だった。

 家事や育児、介護は女性の仕事だとする旧態依然とした考え方が背景にある。「女性に研究職は向かない」との無意識のバイアスが、女性の職業選択の幅を狭めているのではないか。

 産休・育休などによる研究の中断が、女性研究者のキャリア形成に影響するという不利益も残る。

 琉大の女性教員の割合も2割と低い。学内のジェンダー平等はもちろん、働きやすい教育研究環境の整備へ手腕を発揮してほしい。

              ■    ■

 国立大学の女性学長は極めて少ないのが現状だ。

 2023年度の学校基本調査によると、86人中4人の4・7%だ。公立の20・0%、私立の14・9%を大きく下回る。

 1997年に奈良女子大で初めて誕生した後、累計でも14人しかいない。

 公立や私立でも女子大のほか、福祉や看護など女性教員の多い大学が中心だ。

 理系学部のある総合大学では、女性の昇進やキャリアアップを阻む「ガラスの天井」がさらに高く、強固に存在する可能性がある。

 世界に目を向ければ、理系に女性が少ない国は珍しい。どんな仕事でも多様な視点は新たな発見につながる。特に、研究分野ではそうした視点が求められるのではないか。

 女性研究者が生き生きと働き、能力にあったキャリアを積む環境を得ることは、大学組織にも刺激を与えるに違いない。

              ■    ■

 琉大は米軍統治下の布令によって設立した独特の歴史がある。

 県内唯一の国立大学で、県経済や政治、教育など幅広い分野に人材を輩出し、数々の研究成果を挙げる。

 来年には、宜野湾市の西普天間住宅地区跡地へ、琉大病院と医学部を移転し、開院と開学を控える。

 県内初の薬学部設置の構想もある。県が目指す自然史博物館設置にも、琉大の知見や経験を生かす必要があるだろう。

 喜納氏の任期は6年。県内の研究や高等教育のけん引役を期待したい。

 元稿:沖縄タイムス社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月20日  04:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:早大入試で不正 先端機器の悪用をどう防ぐか

2024-05-19 05:01:35 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【社説①】:早大入試で不正 先端機器の悪用をどう防ぐか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:早大入試で不正 先端機器の悪用をどう防ぐか

 デジタル技術の進歩で入試の不正行為が巧妙化している。試験監督の強化などで対応しきれるのか。国や大学当局は、不正防止の具体的な方策を改めて検討すべきだ。

 早稲田大の一般入試を受けた男子受験生が、試験中に眼鏡型の電子機器「スマートグラス」で問題用紙を撮影し、SNSで外部に送って解答を依頼したとして偽計業務妨害容疑で書類送検された。

 警視庁によると、男子受験生は撮影した設問の画像を手元のスマートフォンに転送し、SNS上で複数人から解答を得ていた。答えを送ってくれた人には、報酬を支払っていたとされる。

 男子受験生は「国立大に落ち、他の大学も落ちることが不安で、不正を思いついた」と供述しているという。入試の不正は、他の受験生が積み重ねた努力を踏みにじる行為で、決して許されない。

 男子受験生は、早大の受験が無効となり、刑事処分の対象にもなった。代償は極めて大きい。

 デジタル機器を悪用したカンニングは、近年相次いでいる。2022年には大学入学共通テストや一橋大の入試で、スマホや小型カメラを使い、外部に解答を求めた行為が発覚している。

 その後、大学入試センターは共通テストの開始前、スマホを机の上に出し、電源を切ってカバンにしまうよう指示している。ただ、スマホを2台以上持つ人もおり、不正を防ぐのは容易ではない。

 眼鏡型のスマートグラスは、遠隔地にいる人とも同じ目線で画像が共有できるため、農業や医療の現場などで活用されている。

 身につけるタイプの情報機器は腕時計型などもある。目に直接装着する「スマートコンタクトレンズ」の開発も進んでいる。今後は生成AI(人工知能)を使った不正も起きるかもしれない。

 刻々と進化するデジタル技術に対応するため、文部科学省や各大学は、技術者からも意見を聞きながら、国公私立の枠を超えて再発防止策を考える必要がある。

 試験会場に外部との通信を遮断する装置を設置する方法もあるが、多額の費用がかかる点がネックだとされる。会場の規模や試験の内容などに応じて、合理的な対策を模索してほしい。

 22年には、就活生向けに企業が行ったウェブ上の適性検査で、替え玉受検も発覚した。不正を働いてでも大学や企業に入ればどうにかなると考えたのだろうが、本当に合格できる実力がなければ、後で苦しむのは目に見えている。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年05月17日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.12】:林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

2024-05-03 07:43:20 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.12】:林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.12】:林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

 『我が日本大学は昨年、大きな不祥事を起こしました。日本大学を信じ、期待してご入学された皆さんには心から感謝しています』(林真理子・作家・日本大学理事長)

 これは4月8日、日大入学式での新入生へ向けた林理事長の祝辞である。

 やっぱり作家さんだわ。入学生がいわれたい言葉、うるさいマスコミたちを黙らせる言葉がわかってる。

 不祥事についてもちゃんと言及し、その上、それを知った上で日大を選んだ子たちに対し、「心から感謝しています」だって。

 意地悪な人たちも、返す言葉がないんじゃない? だいたい、マスコミを騒がせた数々の不祥事のほとんどは、林さんがまだ理事長じゃなかったときのものだしさ(アメフト覚せい剤事件があったけど)。

<picture>世耕弘成前参院幹事長は自分の問題に触れた方がよいのでは?(C)日刊ゲンダイ</picture>

 世耕弘成前参院幹事長は自分の問題に触れた方がよいのでは?(C)日刊ゲンダイ

 ■近畿大学理事長の世耕氏は…

 これに対し、裏金事件で自民党から離党した、世耕弘成・前党参院幹事長・近畿大学理事長は、下手くそだ。

 6日、近畿大学の入学式に出席し、祝辞としてこんなことを述べたらしい。

 「変化の激しい社会で自分の立ち位置をしっかりと把握してもらい、立派な社会人として近畿大を巣立っていただきたい」

 こうじゃない、こうじゃないのよ~。

 まず、世間を騒がせている自分の問題に、軽く触れた方がえがった。政治資金収支報告書の不記載よ。

 あたしだったらどういうかな~?

「変化の激しい社会、自分の立ち位置は大事です。しかし、時に人は流され、判断を間違うこともある。ええ、私にもありました」

 から~の、

 「成人したばかりで近畿大に入学されたみなさんも、間違いを認め一から出直そうと考えている61歳の私も、今、人生のスタートラインに立っております。お互いに立派な社会人とし、再会できることを切に願います」

 で、「おめでとうございます」ってつけたらどう? しくじったくせに偉そうなとこが鼻について、ムカつくんじゃ。

 室井佑月

著者のコラム一覧
 ■室井佑月 作家

 1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載・「室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】  2024年04月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:半導体の人材 地域の大学を育成の拠点に

2024-04-22 05:02:55 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【社説①】:半導体の人材 地域の大学を育成の拠点に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:半導体の人材 地域の大学を育成の拠点に

 国内で半導体工場の新設が相次ぐ中、人材の育成が大きな課題となっている。大学など各地域の教育機関を核として、産官学の連携を深めていくことが求められる。 

 半導体は、自動車や家電製品など様々な工業製品に使われ、産業競争力を左右する重要物資だ。コロナ禍後の景気回復に伴い、世界的に半導体不足が生じ、各国で自動車の生産に支障が出た。

 経済安全保障の観点からも安定調達が不可欠だ。先端半導体の生産拠点は台湾に集中しているが、欧米は最近、自国への工場誘致を競っている。日本も半導体産業の基盤強化を図るべきだろう。

 半導体の受託製造で世界首位の台湾積体電路製造(TSMC)は、熊本県菊陽町に日本で初めての工場を作り、年内に量産を開始する。第2工場の建設も決めた。

 国内の民間企業が出資し、最先端半導体の国内生産を目指す新会社「ラピダス」も、2027年の量産化を想定して、北海道千歳市で工場建設を進めている。

 ただ、工場の設備を整えても、研究開発や生産にあたる人材が十分に確保できなければ、産業の再興は容易ではない。電機産業の業界団体は、10年間に主要メーカーで少なくとも4万人の人材が追加で必要になると推計している。

 人材育成の鍵となるのは大学である。九州大学は今月、TSMCと連携の覚書を交わした。TSMCの社員が講師となる講座を開くほか、TSMCの台湾の拠点にインターンシップ(就労体験)として学生を派遣する計画だ。

 熊本大学も、TSMCから大学生向けの奨学金や講座の提供を受け、共同研究を進めるという。

 別の台湾企業の半導体工場が進出する東北でも、産官学の組織が人材育成に取り組んでいる。

 製造業の工場は地方に立地し、地域経済を支える存在となることが多い。半導体企業が地方の大学と協力する意義は大きい。高等専門学校(高専)を含め、人材育成の拠点となることが望まれる。

 教育の場では、工業製品に欠かせない物資を作る半導体産業の魅力を広く学生に伝えることが重要だ。経済の屋台骨となるモノづくりの大事さも訴えたい。

 日本の半導体産業はかつて世界一だったが、国際競争力の低下に伴いリストラを繰り返し、人材は海外企業や他産業に流出した。

 そうした人材を呼び戻し、技術を伝承することも必要だ。企業は処遇を含め、技術者を大切にする姿勢を再確認してほしい。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年04月22日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【近畿大学】:世耕弘成氏の理事長辞任求める署名に4万筆超 教職員組合Xは「政治家の片手間で続投迷惑」

2024-04-14 07:40:02 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【近畿大学】:世耕弘成氏の理事長辞任求める署名に4万筆超 教職員組合Xは「政治家の片手間で続投迷惑」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【近畿大学】:世耕弘成氏の理事長辞任求める署名に4万筆超 教職員組合Xは「政治家の片手間で続投迷惑」

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて党規委員会から離党勧告処分を受け、自民党を離党した世耕弘成氏が理事長を務める近大の教職員組合が連日、X(旧ツイッター)で世耕氏の言動への批判を繰り広げている。

6日、近大の入学式で祝辞を述べる世耕弘成理事長

 

 同組合は昨年12月、世耕氏の理事長辞任や世耕氏による大学関係者への説明会の実施などを求め団体交渉要求を行ったことを公表するなど、厳しい言葉を発信し続けている。7日は、離党勧告処分を受けた世耕氏や塩谷立座長と、ほかの安倍派幹部の処分に濃淡があった背景などを解説したニュース動画を引用し「『指3本』宇野宗佑首相が辞任表明の際に使った『明鏡止水』を3回連呼」とポスト。世耕氏が4日の離党表明会見で口にした「明鏡止水」という言葉が、女性問題で首相辞任に追い込まれた宇野宗佑元首相と同じフレーズであることを皮肉る内容になった。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件・自民党を離党した世耕弘成氏が理事長を務める近大】  2024年04月07日  17:55:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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