【阪神オリVパレード】:大盛況も…大阪府に聞いた 職員ボランティア”招集”とジャンパー転売問題
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【阪神オリVパレード】:大盛況も…大阪府に聞いた 職員ボランティア”招集”とジャンパー転売問題
11月23日に大阪と神戸で行われた阪神オリックスの優勝記念パレード。神戸と大阪の2会場でのべ100万人が詰めかけ、大盛況に終わった。
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今回のパレードは、大阪府と市で2500人の職員がボランティアで警備などにあたった。休日勤務にもかかわらず、手当はおろか、交通費さえ支払われないタダ働きである上に、「事故が起こった場合の責任の所在が曖昧になっている」として職員の労働組合などから反発の声が上がった。 <button class="sc-iRTKmv kYZdaH" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-iRTKmv kYZdaH" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
大阪府の吉村知事はパレードの翌日、「単独の判断でボランティアを募集すべきだとやっているわけではない」としたうえで、複数の弁護士から「特定の企業のパレードに公費を全面投入するのは違法な支出となってしまう疑いがある」との指摘があったと釈明した。
が、バイト代が払われないこともあってか、オークションサイトでは、職員に配られたジャンパーや帽子が次々と売られる事態に。29日現在でも複数のオークションサイトでこの2点セットが売られている。
パレードから1週間、改めて大阪府(府民文化部・府民文化総務課)にボランティア問題、転売問題についてぶつけると……。
◆「支給したものに後からとやかく言うものではない」
――ボランティアは強制ではなかったのか?
「大阪府と大阪市の職員合わせて2500人の募集人数に達しましたが、完全にボランティアということで実施しました。ですので、強制的であったというようなニュアンスは無かったと認識しています」
――一部報道によると、大阪市の部署によってはあらかじめ割り当て人数が明記されていたといいますが。
「我々としては、部署ごとにどれくらいの人数が集まるのかという見込みはつくっていました。ただ、100人必要であれば絶対に100人集めなければならないという趣旨や意図ではありませんでした」
――パレード終了後には、ボランティア職員に支給されたジャンパーとキャップがオークションサイトに相次いで出品されています。
「担当者としては複雑な思いはあります。ですが、もともとジャンパーやキャップは、警察の方から一般来場者とスタッフを見分けられたほうが良いという指導があって、配布したものです。無事に開催できた時点でその役割は果たしたと思いますし、支給したものに後からとやかく言うものではない、というのが府としての見解です」
――ジャンパーを”エサ”にしてボランティアを募集したのでは?
「安全面から配布したもので、それをインセンティブにしたというような意図はありません」
――大阪府は再来年の25年に大阪万博を控える。万博でも職員をボランティアとして駆り出す予定はありますか?
「個別の案件につきましては担当の者に聞かなければわかりませんが、過去には大阪マラソンなどで職員からボランティアを募集しました。こうした事例がありますので、万博についてはわかりませんが、そうしたことは今後も続けていくと考えています」
万博でもひと悶着起きなければいいが……。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 主要ニュース スポーツ 【話題・プロ野球・11月23日に大阪と神戸で行われた阪神オリックスの優勝記念パレード】 2023年11月30日 09:06:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。