路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【恐竜王国・福井】:JR福井駅に、さらに恐竜…大型肉食「スコミムス」が登場 全長10メートル、高さ4メートル 9月末に完成予定

2024-12-22 08:15:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【恐竜王国・福井】:JR福井駅に、さらに恐竜…大型肉食「スコミムス」が登場 全長10メートル、高さ4メートル 9月末に完成予定

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【恐竜王国・福井】:JR福井駅に、さらに恐竜…大型肉食「スコミムス」が登場 全長10メートル、高さ4メートル 9月末に完成予定 

 福井県福井市の福井駅西口で9月18日未明、ワニのような頭をもつ大型肉食恐竜「スコミムス」のロボットの設置作業が始まった。脚や上半身のパーツが組み上がると、全長10メートル、高さ4メートルの威容が現れた。今月末に完成予定。

恐竜ロボット「スコミムス」の設置作業=9月18日午前3時35分ごろ、福井県福井市中央1丁目の福井駅西口広場

 スコミムスは当初、3月の北陸新幹線県内開業に合わせて設置する予定だったが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で欧州からの部品調達が滞るなど、制作が遅れていた。これで同駅周辺のロボットやモニュメントは計23体となり、県と市が進めてきた「恐竜エリア拡大プロジェクト」が完了する。

 設置は午前0時半ごろから始まり、スコミムスを制作した「ココロ」(本社東京都)の社員ら約10人が作業に当たった。都内の工場から大型トラックで運んできたパーツをクレーンで土台に移した後、パーツ同士を接合させる作業を同5時ごろまで続けた。今後、パーツのつなぎ目を整える作業や土台の装飾などを進める。完成すれば頭や口が動くほか、鳴き声を上げる。整備費は約1億円。

 ■⇒恐竜3Dホログラムディスプレーが福井駅に登場

 県の担当者は、10~12月に北陸3県で展開される大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」に間に合わせたとし「来県した観光客を多様な恐竜コンテンツでもてなし、駅前周遊につなげたい」と期待を寄せた。

 ■⇒「スコミムス」設置作業の写真をもっと見る

 ■福井駅周辺恐竜エリアポータルサイト

 元稿:福井新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・JP福井駅・西口で9月18日未明、ワニのような頭をもつ大型肉食恐竜「スコミムス」のロボットの設置作業が始まった】  2024年09月19日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【相次ぐクマによる人身被害】:自治体が対策拡充…襲われた住民に見舞金・猟銃用ライフル射撃場の整備も

2024-12-14 05:00:00 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【相次ぐクマによる人身被害】:自治体が対策拡充…襲われた住民に見舞金・猟銃用ライフル射撃場の整備も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【相次ぐクマによる人身被害】:自治体が対策拡充…襲われた住民に見舞金・猟銃用ライフル射撃場の整備も

 クマによる人身被害が相次ぐなか、各自治体がクマの市街地出没や被害を減らそうと、対策を拡充させている。警察官の防護装備の導入、果樹の伐採、ハンター用のライフル射撃場の整備など、地域の事情に応じた取り組みに力を入れる。国も新たな交付金を設けて支援に乗り出している。(秋田支局 池田航大、新潟支局 岩瀬詩由)

クマが店内に居座ったスーパーで、専用の装備で活動する警察官(11月30日、秋田市で)=菊池蓮撮影
クマが店内に居座ったスーパーで、専用の装備で活動する警察官(11月30日、秋田市で)=菊池蓮撮影

 先月末に従業員を襲ったクマが2日間にわたって居座りを続けた秋田市のスーパーで、警戒や突入にあたった警察官は、専用の装備を身につけていた。 

 ヘルメットはフルフェース型で、上半身や前腕部を覆う防護衣と手袋は、クマに引っかかれたり、かみつかれたりした場合に備えて頑丈な素材が使われている。

 5月に秋田県鹿角市で警察官2人がクマに襲われた被害を契機に、県警が配備した。山本哲也本部長は「下半身を守る装備の導入も検討する」と語る。

 秋田県では昨年度、全国最多の70人が人身被害を受け、被害の9割近くが生活圏で発生した。県は今年7月以降、16市町村の計29か所でクマが好む果樹の伐採や、やぶの刈り払いを実施。クマに襲われた住民に10万~30万円の見舞金を給付する制度も新設した。県自然保護課の千葉崇課長は「注意しても遭遇してしまう場合がある。見舞金は改めてクマの怖さを認識してもらう意図もある」と説明する。

各自治体が今年度始めた主なクマ対策の取り組み
各自治体が今年度始めた主なクマ対策の取り組み

 新潟県は今年、新潟市内に猟銃用のライフル射撃場を初めて整備した。ライフル銃は射程が長く、大型の害獣を捕獲するのに安全面から有効といい、ハンターの技術向上を急ぐ。

 インターネット上に公開している「クマ出没マップ」も充実させ、県内全域に120台設置した自動撮影カメラの情報や捕獲情報などを追加。県の担当者は「住民への注意喚起や自治体によるやぶの刈り払いなどに役立ててほしい」と訴える。

 人身被害の深刻化で、国はクマを計画的に捕獲し、頭数を管理する「指定管理鳥獣」に追加した。環境省は都道府県向けの交付金を新設し、23道府県(12月13日現在)が活用している。長野県は交付金を使って、住民に対策を助言する専門家の派遣を進めている。クマの出没多発地域で自治体職員や猟友会員らが巡回や捕獲を担う対策チームも結成した。

 環境省の担当者は交付金について「クマの生息や被害の状況は地域ごとに異なる。それぞれの課題に有効活用してほしい」と呼びかけている。

 ■あわせて読みたい

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【事件・事故、相次ぐクマによる人身被害・各自治体がクマの市街地出没や被害を減らそうと、対策を拡充】  2024年12月14日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《斜面・12.12》:大雪の予感

2024-12-12 09:31:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

《斜面・12.12》:大雪の予感

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《斜面・12.12》:大雪の予感

 生き物の営みの変化で次の冬に降る雪の量を占う伝承は、日本各地に残っている。

 「カマキリが高い場所に産卵する年は積雪が多い」との言い伝えは、よく知られる。

 同様に広く語り継がれるのが「カメムシが多い年は大雪になる」だ

 ◆いずれも科学的な根拠はなく、カマキリやカメムシで雪の量を予測することはできない。それでも…、

 ■この記事は、会員限定の記事です。(残り446文字/全文597文字)

 ■続きは、会員登録後、お読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【斜面】  2024年12月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【秋田・秋田市】:クマが居座ったスーパー、1週間ぶり再開…店内消毒し肉や魚などの生鮮食品を入れ替え

2024-12-07 13:06:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【秋田・秋田市】:クマが居座ったスーパー、1週間ぶり再開…店内消毒し肉や魚などの生鮮食品を入れ替え

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【秋田・秋田市】:クマが居座ったスーパー、1週間ぶり再開…店内消毒し肉や魚などの生鮮食品を入れ替え  

 店内に侵入したクマが2日間居座った秋田市土崎港西のスーパー「いとく土崎みなと店」が7日、復旧作業を終えて1週間ぶりに営業を再開した。営業を待ちわびていた常連客からは喜びの声が上がった。

営業を再開した「いとく土崎みなと店」(7日、秋田市で)
営業を再開した「いとく土崎みなと店」(7日、秋田市で)

 店舗を運営する「伊徳」(秋田県大館市)によると、クマが運び出された2日午後から、専門業者に依頼して店内の消毒や清掃を実施。その後、時間がたって売れなくなった肉や魚などの生鮮食品を入れ替えた。

 クマは店舗裏側の搬入口から侵入したとみられ、加工肉売り場の棚が外れるなどの被害があったが、商品が食い荒らされた形跡はなかったという。周辺でのクマの目撃情報が連日続いていることから、搬入口近くにはクマよけ効果のある忌避剤を置いた。

 この日は午前9時の開店に合わせ、近隣住民らが詰めかけた。週1回ほど利用するという秋田市の会社員男性(37)は、「再開してくれてうれしい」と笑顔。同社の工藤陽文業務本部長は、「これまで通り、皆さんの食生活に貢献していきたい」と話した。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 社会 【話題・企業・産業・店内に侵入したクマが2日間居座った秋田市土崎港西のスーパー「いとく土崎みなと店」】  2024年12月07日  13:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.07】:セグロウリミバエ拡大 危機感共有し農業守れ

2024-12-07 04:01:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【社説・12.07】:セグロウリミバエ拡大 危機感共有し農業守れ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.07】:セグロウリミバエ拡大 危機感共有し農業守れ

 ゴーヤーやヘチマなどウリ類を食い荒らす、外来種のセグロウリミバエが、今年に入って相次いで見つかっている。

県農林水産部は「家庭菜園でのウリ科野菜の栽培を控えるように」と、異例の呼びかけを行った。かつて農家を苦しめたウリミバエ根絶までの歴史を思い返し、危機感を強め、具体的な行動につなげたい。

外来種・セグロウリミバエ、沖縄本島中部で初確認 県は「不妊虫」放出し駆除へ ゴーヤーの家庭栽培自粛求める外来種・セグロウリミバエの成虫(県病害虫防除技術センター提供)

 今年3月、名護市羽地でトラップ(わな)にかかったセグロウリミバエが見つかった。県内では21年ぶりの確認だ。

 当初は北部が中心だったが、11月にはうるま市で確認され、その範囲は9市町村に広がっている。 

 まん延の危機が、ひたひたと迫りつつあると認識したい。

 アジア地域に広く分布するセグロウリミバエは、ゴーヤーやヘチマのほか、カボチャ、スイカ、トウガンなど主にウリ類に産卵し、ふ化した幼虫が作物を食い荒らしたり、腐らせたりする深刻な被害をもたらしている。

 ウリミバエの近縁種に当たるが、現時点では寄主である植物の移動は規制されていない。

 ただ今後、まん延すれば「規制対象となる可能性は否定できない」(県病害虫防除技術センター)とする。

 県は防除に向けてウリミバエ根絶に使われた「不妊虫放飼法」を来年6月にも用いる方針だ。

 初期防除を徹底し、何としても拡大を食い止めなければならない。

              ■    ■

 約30年前まで沖縄はウリミバエの生息地で、県外へのウリ類などの出荷は植物防疫法で制限されていた。

 不妊虫放飼法は、放射線を当て人工的に不妊化させた大量のウリミバエを野外に放ち、繁殖を抑えるというものだ。不妊虫と交尾した野生虫の子孫は育たず、次第に絶滅に向かう。

 復帰の年の1972年に根絶事業が始まり、20年余の歳月をかけて93年に根絶が宣言された。

 「虫を放して虫を滅ぼす」と例えられる事業で放たれた不妊虫は530億匹といわれる。

 根絶を伝える93年10月30日の社説の見出しは「さあ出番だ!県産果菜」。大害虫退治という画期的な成果を、今後の農業生産につなげていきたい、と書く。

 ゴーヤーチャンプルーが全国区の食べ物となり、贈答品として喜ばれるマンゴー人気も、ウリミバエが根絶された後のことである。

              ■    ■

 県はセグロウリミバエ対策として、農家に対しては防虫ネットのメンテナンスや適切な農薬散布などを指導している。

 一方、家庭菜園を楽しむ県民向けには、地域外への持ち出しを控えることや、栽培そのものの自粛協力を求めている。農家に比べ対策が手薄になりがちで、拡大の一因となっているからだ。

 仮にまん延した場合、農家への打撃は計り知れない。沖縄の農業を守るためにも、協力への理解が進むよう、今以上に周知を徹底する必要がある。

 元稿:沖縄タイムス社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月07日  04:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②・12.06】:市街地のクマ 人命守る対策、再構築を

2024-12-06 16:05:40 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【社説②・12.06:市街地のクマ 人命守る対策、再構築を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・12.06】:市街地のクマ 人命守る対策、再構築を

 市街地へのクマ出没が相次ぐ中、人命をどう守るのか。地域に応じた着実な対策が求められる。

 今秋も被害が続いている。

 9月に南丹市で男性が耳をかまれ、京都府内では5年連続で人が負傷している。京都市内でも商店街や小学校近くでも目撃され、滋賀県内での出没も大きく増えている。餌となるドングリなど木の実が不作で、冬眠前に町中へ下りてきているようだ。

 全国で昨年度のクマによる人身被害は、死者6人を含む219人で過去最悪だった。これを受けて環境省は深刻な被害を及ぼす「指定管理鳥獣」に、クマ(四国のツキノワグマを除く)を追加した。都道府県による捕獲や生息状況の調査が国の交付金の対象となり、モニタリングや実施計画に基づいた捕獲ができるようになった。

 本年度の捕獲数は、過去最多の約9200頭だった前年を上回るペースという。

 現状に合う法の整備が課題となっている。

 秋田市ではスーパーに侵入したクマが2日以上居続け、従業員にけがを負わせた。

 鳥獣保護管理法では市街地にクマが出没した場合、銃が使えない。警察官が職務執行法に基づきハンターに発砲を命じるが、現場に警官がいるとは限らない。

 同省は、市街地での猟銃使用を条件付きで認める法改正を目指す。高度な技能を求められる現場で、自治体職員や捕獲者の負担が増えないか。連携を密にし、責任が偏らない仕組みが重要だ。

 猟友会頼みの駆除体制も見直す時期である。

 北海道で、市街地近くのヒグマの駆除にあたっていたハンターが建物側に銃口を向けたとし、猟銃所持許可を取り消された。処分撤回を求める裁判で敗訴したことで、道猟友会は自治体の駆除要請に対し「拒否」できるか検討している。既に要請に応じない支部も出始めている。

 人手不足や高齢化が進み、少ない報酬に加え、出動時は仕事を休むこともあるなど負担が重いことも背景にある。

 学識者は、自治体が責任を持って駆除やモニタリング、猟友会との調整を行う野生動物管理の専門職を育てるべきと指摘する。それには国の財政支援も必要だろう。

 一方で、駆除する自治体には「クマがかわいそう」といった抗議が多数寄せられ、捕獲者の萎縮も懸念される。被害と生息環境の実態を共有し、理解を広げたい。

 元稿:京都新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月06日  16:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.04】:ミバエの確認拡大 防除と根絶に協力しよう

2024-12-04 04:00:20 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【社説・12.04】:ミバエの確認拡大 防除と根絶に協力しよう

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.04】:ミバエの確認拡大 防除と根絶に協力しよう 

 ウリ科の植物に寄生する外来種のセグロウリミバエの県内での確認が広がっている。県は不妊化した虫を使った根絶に乗り出すことを決めた。県は不妊虫によるウリミバエ根絶の実績があり、今回も期待ができる。

 このまま被害が拡大すれば農業生産に与える影響は多大である。県は一般家庭に防除対策や栽培控えを呼びかけている。農産物を守るためにも拡大防止に協力したい。

 今年3月に名護市で21年ぶりに確認され、伊是名村、今帰仁村、本部町と確認地域が広がった。わなにかかった個体だけでなく、果実への寄生も国内で初確認された。

 10~11月には、大宜味村、東村、うるま市、恩納村、国頭村でわなから見つかった。確認地域が中北部に拡大している。セグロウリミバエはカボチャやヘチマ、ゴーヤー、トウガンなどの実に産卵し、幼虫が果肉を食い荒らす。被害はアジア全域で確認されている。

 被害が農家に広がっていくことは避けなければならない。農家に向けて県は侵入対策や農薬の適切使用などを呼びかけており、今のところ出荷への影響はないという。

 かつて沖縄は害虫のウリミバエの生息が県全域に広がり、セグロウリミバエと同様に幼虫による食害に悩まされた。このため、県外に農産物を出荷することは植物防疫法で規制されていた。

 1972年の施政権返還後、根絶事業が開始され、不妊虫を用いた大規模な防除事業によって1993年に県全域での根絶に成功した。これによってマンゴーやゴーヤーなど農産物の県外出荷ができるようになった。

 ウリミバエ対策は現在も継続中だ。再び侵入してくることに備え、不妊虫を放ち続けている。仮に再び定着することがあれば、大きな被害は免れないからだ。

 2015年度の県外出荷量を基にした県の想定によると、ウリミバエの再定着で県外出荷ができなくなった場合、マンゴーで21億円、ゴーヤーで5億円などの被害が推定されていた。

 セグロウリミバエは国内での確認事例が少なく、法律による植物の移動規制の対象にはなっていないが、仮に被害が広がれば、ウリ科類が移動規制の対象になる可能性がある。そうなれば県内農業は大損失を被るだろう。

 確認されているセグロウリミバエの多くが家庭菜園から見つかっているとして、県は一般向けに、できるだけウリ科の栽培を控えるよう協力を求めている。外壁や窓の外につるをはわせた「緑のカーテン」にゴーヤーやヘチマを用いる家庭も多いだろう。

 家庭菜園の楽しみを奪われるのは残念だが、虫害がまん延していれば来夏の収穫は見込めまい。根絶を急ぎ、協力したい。県は呼びかけを強めると同時に、侵入経路についても調べを進めてほしい。

 元稿:琉球新報社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月04日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗・12.03】:ゾンビ映画などで怪物の襲撃にパニックになった人々が避難先に…

2024-12-03 07:55:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【筆洗・12.03】:ゾンビ映画などで怪物の襲撃にパニックになった人々が避難先に…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・12.03】:ゾンビ映画などで怪物の襲撃にパニックになった人々が避難先に…

 ゾンビ映画などで怪物の襲撃にパニックになった人々が避難先に選ぶ場所といえばスーパーマーケットやショッピングモールである。食料や水が手に入るからだろう。ジョージ・ロメロ監督の『ゾンビ』やスティーブン・キング原作の『ミスト』もその場所だった

 ▼精肉コーナーの肉が消えていたというからクマもそこが快適な隠れ場所とでも思ったか。秋田市内でクマがスーパーに侵入し居座った一件である。3日目に仕掛けたわなで捕獲されたが、男性従業員が顔などをひっかかれ、けがをしている

 ▼クマが人里に近づくのはもはや珍しくもないとはいえ、スーパーがあるような町中にまでやって来て立てこもりとは。...、残り 282/563 文字

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 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年12月03日  07:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《余録・12.03》:「クマのプーさん」の誕生は…

2024-12-03 02:05:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

《余録・12.03》:「クマのプーさん」の誕生は…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《余録・12.03》:「クマのプーさん」の誕生は…

 「クマのプーさん」の誕生は約1世紀前。ロンドン動物園のクロクマ、ウィニーを気に入った幼いクリストファー・ロビンがテディベアにその名をつけた。そこから着想を得て父親が書いた物語が「ウィニー・ザ・プー」(1926年)だ

 ▲今では考えられないが来園者はウィニーの背中に乗ることもできたそうだ。元々カナダの獣医師が育てたというから人になついていたのだろう。事故でもあれば世界的キャラクターは生まれなかったかもしれない

スーパーの中に入るため重装備をした警察官=秋田市で2024年12月2日、工藤哲撮影

 ▲近年、住民がクマに襲われる被害が相次ぐ秋田県でスーパーにクマが侵入した。現場は秋田市の市街地。店員にケガをさせ、商品の肉を食べて2日間も立てこもった末に箱ワナで捕獲された

 ▲クマは元来、臆病で人を避ける。人を恐れぬ「アーバンベア」の仕業かと疑う。だが「秋田で何が起こっているか」を調べた自然写真家の永幡嘉之(ながはた・よしゆき)さんは著書で、能動的に人里に定住するクマはおらず、生態が変化した兆候はないと指摘する

 ▲クマ被害が増えた理由はエサの凶作や森林の変容、人の生活の変化など複合的だ。対策には駆除とともにクマが人里に出ないで暮らせる森林の環境改善が必要という(永幡嘉之著「クマはなぜ人里に出てきたのか」旬報社)

 ▲冬ごもりの時期に出没するのは温暖化の影響かもしれない。「プー」は本来、ロビンが白鳥につけた名という。秋田・雄物川流域に飛来する白鳥は「冬の使者」。白鳥が姿を現すとクマの姿が消える自然のサイクルを取り戻せないものか。

 元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【余録】  2024年12月03日  02:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流・11.26】:〈日本に稲ある限り稲雀(いなすずめ) 今瀬剛一〉。

2024-11-30 04:05:05 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【きょうの潮流・11.26】:〈日本に稲ある限り稲雀(いなすずめ) 今瀬剛一〉。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流・11.26】:〈日本に稲ある限り稲雀(いなすずめ) 今瀬剛一〉。

 〈日本に稲ある限り稲雀(いなすずめ) 今瀬剛一〉。稲が実るころ、群れをなしてついばみにやってくるスズメ。同じ秋の季語には「秋雀」も

 ▼俳諧の世界では、スズメは他の語と組み合わせることで四季を詠むことができるといいます。それだけではありません。ことわざや昔話、童話や童謡、最近では大ヒットしたアニメ映画の題名まで―。古くからスズメは身近な鳥として親しまれてきました

 ▼人びとのくらしとともに当たり前のように見かけてきた存在。しかしいま、その数が急速に減っています。環境省などの調査によると、スズメの数は年3・5%以上のペースで減少。このまま減り続ければ絶滅危惧種の基準に達する恐れがあるといいます

 ▼この調査は30年ほど前に締結した生物多様性条約をきっかけに実施してきたもの。自然保護団体や専門家、企業や多くの市民が協力し、陸から海までおよそ全国1000カ所で生態系の変化を長期にわたり観察・記録しています

 ▼報告書では身近なチョウ類の33%、鳥類の15%にあたる種が年3・5%以上のペースで減少。スルメイカやサンマの不漁をはじめ海でも異変が起き、サンゴの白化現象の増加、藻場の衰退や消失が進んでいると

 ▼専門家は温暖化や農地の減少、山林の荒廃といった環境の変化が影響しているとみています。改めてスズメを探してみると、たしかにその姿はどこに…。なじんできた生きものたち、同じ地球に住む“仲間”が消えてゆく。それは私たち人類への警鐘でもあるでしょう。

 元稿:しんぶん赤旗 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】  2024年11月26日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・11.29】:ヒグマの駆除 ハンターと信頼構築を

2024-11-30 04:03:40 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【社説①・11.29】:ヒグマの駆除 ハンターと信頼構築を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・11.29】:ヒグマの駆除 ハンターと信頼構築を

 北海道猟友会がヒグマの駆除を巡り、各支部に対して、自治体や警察との連携が不十分な場合、出動の要請に応じぬよう通知することを決めた。
 
 砂川市の要請による駆除で発砲した同会支部長が、弾丸到達のおそれがある建物に向かって撃ったとして猟銃の所持許可を取り消され、札幌高裁が処分を妥当だとしたことを受けた。
 猟友会は出動の条件として、支部と自治体、警察の3者で十分協議し、発砲の基準などを事前に明確化することを挙げる。
 猟銃は安全第一に厳格に使用されるべきなのは当然だ。しかし行政の出動要請に応じ、有害鳥獣駆除という公共の利益のために発砲した責任を負わされては、安心して活動できまい。
 一部の支部では既に出動要請に協力しない動きが出ている。このままでは増加するヒグマに対処できなくなる恐れがある。
 ヒグマ出没の緊急時には自治体と警察、ハンターの円滑な連携が欠かせない。関係機関は信頼構築に努めてほしい。
 札幌高裁判決は撃った弾丸がはね返り、周辺の人物や建物に到達する危険性を指摘した。安全を重視した判断だと言える。
 一方、クマによる被害が全国で増えている現実を前に、環境省はヒグマを含むクマ類を指定管理鳥獣に追加した。保護から管理への政策転換である。
 市街地での発砲も、警察官の命令がなくても行えるよう法改正を検討している。
 だが、高裁判決が確定すれば、発砲には一層慎重にならざるを得ないだろう。市街地であればなおさらだ。発砲判断の責任を行政側が負う仕組みが求められる。猟友会はハンターの身分を保障するよう求めている。国は法整備を進めるべきだ。
 そもそも猟友会は狩猟免許を所持するハンターによる民間団体だ。会員は減少し高齢化が進む。猟友会ばかりを頼みにするのは限界に近いと言える。駆除の体制を見直す必要がある。
 道などに科学的知識がある鳥獣行政の専門職員を増やし、市町村には自ら駆除を担う野生鳥獣専門員を置くなどして、猟友会と協力してヒグマ管理にあたる体制を構築すべきだ。
 狩猟に興味を持つ若者を「地域おこし協力隊」に任命することも考えられる。将来的には責任ある公的団体を設立し、駆除にあたることを検討したい。
 留意すべきは、ヒグマが貴重な野生生物であることだ。かつての「春グマ駆除」では数が激減した。同じ轍(てつ)を踏まぬよう、捕獲は生息数を正確に把握しながら進めることが肝要である。
 
 元稿:北海道新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月29日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【金口木舌・11.24】:野生生物と共生するために

2024-11-24 04:00:10 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【金口木舌・11.24】:野生生物と共生するために

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・11.24】:野生生物と共生するために 

 東京郊外にある御岳山をハイキングしたと、知人が動画を送ってきた。紅葉でも撮影したのかと見ると、葉を食(は)むニホンカモシカの姿。沖縄には生息しない国の特別天然記念物との遭遇に興奮したそうだ

 ▼一時は推定3千頭にまで減少し、「幻の動物」と呼ばれた。保護が進み生息数は回復したが、今度は農作物を荒らし問題になっている

 ▼県内でも先日、うるま市でイノシシが捕獲された。主に北部の森林で生息するが、ここ数年南下しているようだ。北部でも春ごろから目撃情報が相次ぐ。見かけても近づかないよう県は呼びかける

 ▼外来種侵入の問題も絶えない。池間島で初めてクジャクが捕獲された。すでに繁殖している宮古島から池間大橋を渡ってきたのか。那覇新都心にある池では特定外来生物のザリガニ、ミステリークレイフィッシュが発見された

 ▼このザリガニ、雌だけで繁殖するのが特徴。10年のうちに欧州などで爆発的に分布を広げたそうだ。国内で初定着とみられ、早急に除去が必要だ。外来種の野生化の多くは人の行動が原因。豊かな生態系を守るため、飼育する生き物は最後まで責任を持ちたい。

 元稿:琉球新報社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】  2024年11月24日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【金口木舌・11.15】:合掌、佐久川政秀さん

2024-11-15 04:00:15 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【金口木舌・11.15】:合掌、佐久川政秀さん

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・11.15】:合掌、佐久川政秀さん 

 初めて闘牛を見た日、石川イベント広場闘牛場にまだ屋根はなかった。ドーム化した今でも十分雰囲気はワイルドだが、屋根なし時代の人いきれは輪をかけて濃密だった

 ▼新力Babyが重量級王座を死守した秋の全島闘牛では2階立ち見席まで超満員の観客が埋めた。そんな沖縄闘牛界のエンターテインメント化に尽力した古堅闘牛組合長の佐久川政秀さんが8月、67歳で亡くなった

 ▼「古堅モータース」と名に付く歴代の名牛を愛情深く育てた不世出の牛カラヤー。逝去後に石川多目的ドームで執り行われた出棺式では、集結した県内屈指の名牛の鳴き声が響き、ひつぎの到着時には、しのつく涙雨

 ▼景気はいいがどこか悲しい楽隊の演奏と、勢子(せこ)が放つ「ヒーヤイ」の声を受け、ひつぎは闘牛の聖地から送られた。地元の読谷村古堅では村祭りさながらにしのぶ会も開かれた。思いを継いだ家族らと共に残された牛たちの熱戦は続く

 ▼桁外れ、破天荒。牛育ての数々の伝説を残した。後続への影響は計りしれない。情熱全開の人生に合掌。彼を追った新垣フミ子さんの写真展がうるま市海の駅文化資料館で開催中だ。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】  2024年11月15日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【福岡・筑前】:「わらゴジラ」現る 高さ10メートル

2024-11-09 06:00:00 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【福岡・筑前】:「わらゴジラ」現る 高さ10メートル

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福岡・筑前】:「わらゴジラ」現る 高さ10メートル

 穏やかな町にゴジラ現る-。わらでつくられた高さ約10メートルの「ゴジラ」が福岡県中部に位置する筑前町内に設置され、話題を呼んでいる。2023年に公開され、24年の米アカデミー賞で視覚効果賞を取った映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」にちなみ、地元有志ら約300人で制作した。同町の「安の里公園」で25年2月下旬まで展示される。

 わらでつくられた高さ約10メートルの「ゴジラ」=7日、福岡県筑前町(TM & (C) TOHO CO., LTD.)

 わらでつくられた高さ約10メートルの「ゴジラ」=7日、福岡県筑前町(TM & (C) TOHO CO., LTD.)

 町によると、わらゴジラは重さ約5・7トン、前面から尾の先端までの奥行き約11・7メートル。鉄骨と角材、竹で骨組みをつくり、編んだわらで肉付けした。これまで恐竜や大仏などを制作しており、今回のゴジラは10作目。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・わらでつくられた高さ約10メートルの「ゴジラ」が福岡県中部に位置する筑前町内に設置】  2024年11月09日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録・11.03】:ゴジラ70年

2024-11-05 07:01:25 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【天風録・11.03】:ゴジラ70年

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.03】:ゴジラ70年

 70年前のきょう歴史に残る映画が封切られた。「ゴジラ」。水爆実験で南の海を追われた巨大な怪物が東京を襲い、放射能の熱線を吐いて破壊の限りを尽くす。その8カ月前のビキニ事件への怒りを込めた物語と言えよう



企画・発売:東宝株式会社

 ▲961万人を動員した作品は大戦の記憶を節々で伝える。ゴジラ出現を聞いた男性は疎開を口にして「また厭(いや)な世の中になりやがったな」。その中で元気あふれるのが女性の国会議員だ

 ▲若き日の菅井きんさんの熱演が目を引く。怪物が水爆の落とし子なのは重大な国際問題だ、と公表に反対する男性議員に「重大だからこそ公表すべきだ」と叫ぶ…。参政権を得た女性が発言力を持ち始めた時代を映す

 ▲現実の戦後史とも重なる。ビキニでの第五福竜丸の被曝(ひばく)に危機感を抱き、いち早く原水爆禁止の署名に立ち上がったのは東京・杉並のごく普通の女性たちだ。風評被害で売り上げが減った鮮魚商の妻の訴えを踏まえて

 ▲70年を経た今はどうか。この衆院選で女性議員は少し増えて衆参でゴジラ公開時の5倍強となったが、まだ全体の2割以下。国連の委員会も何とかせよと勧告した。思えば11月3日は男女平等をうたう日本国憲法の公布日でもある。 

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年11月03日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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