路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説①・01.31】:米金利据え置き 「トランプ政策」を見極めたい

2025-01-31 05:01:00 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説①・01.31】:米金利据え置き 「トランプ政策」を見極めたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.31】:米金利据え置き 「トランプ政策」を見極めたい

 トランプ米政権の政策がインフレを助長するとの懸念は強い。米連邦準備制度理事会(FRB)は、その影響を見極めながら、金融政策を運営していくことが大切だ。

 FRBは政策金利を年4・25~4・50%に据え置くことを決めた。利下げにこだわるトランプ政権の発足後、初の会合となったが、昨年9月以降3回にわたり続けてきた利下げを今回は休止した。

 FRBが歴史的なインフレの抑制に向け、2022年春以降、急速に利上げを進めた局面では、景気を冷やしすぎることが懸念されてきた。だが、景気は崩れず、世界経済で1強と称されている。

 一方で、昨年12月の消費者物価指数の上昇率は、前年同月比2・9%と3か月連続で加速した。

 パウエル議長は記者会見で、堅調な経済を踏まえて、利下げ判断を「急ぐ必要はない」と述べた。声明文でも「2%の物価目標に向けて進展している」との文言を削除した。今は、物価高の再燃に警戒感を強めているのだろう。

 インフレは、特に低所得者層の家計を苦しめて、社会の不安定化を招く。FRBは、追加の利下げを判断する際は経済や物価動向を丁寧に点検してほしい。

 先行きの不確実性は高い。トランプ政権の政策が、物価高を加速させるリスクがあるためだ。

 トランプ大統領は、製造業の保護や、他の政策目的を達成するための取引(ディール)の手段として、高関税政策を進める考えだ。それが物価上昇を招かないか、FRBは精査してもらいたい。

 軍用機を使った不法移民の強制送還を本格化させてもいる。人手不足が賃金と物価の上昇を招くことを考慮する必要がある。

 利下げを巡って、トランプ氏とFRBの間では、すでに神経戦が始まっている。金融市場に混乱が広がらないかも心配だ。

 FRBは昨年末に25年の利下げ回数は2回との見通しを公表した。市場では、次回の政策変更は6月頃との見方が増えている。

 トランプ氏は、景気や株価を押し上げる効果を期待して、利下げに対する執着が強い。

 今回の決定後も、FRBとパウエル議長に対し、「自らが作り出したインフレという問題を止めることができなかった」とSNSに投稿し、不満を示した。

 拙速な利下げで物価高が落ち着かなければ、政権の支持率に響く。トランプ氏にとっても得策ではあるまい。FRBの金融政策の独立性を尊重するべきである。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月31日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・01.26】:日銀追加利上げ 丹念に影響を精査してほしい

2025-01-26 05:00:55 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説①・01.26】:日銀追加利上げ 丹念に影響を精査してほしい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.26】:日銀追加利上げ 丹念に影響を精査してほしい

 日本銀行が追加の利上げを行ったことにより、日本経済は、長く経験したことがなかった金利水準へと入っていく。 

 日銀は、家計や企業に与える影響を丹念に点検して、今後の金融政策運営を進めていくことが大切だ。

 日銀は政策金利を0・25%引き上げ、0・50%程度とすることを決めた。昨年7月以来の利上げで約17年ぶりの高い水準となる。

 日本経済は、個人消費に弱さが見られるものの、緩やかな回復が続いている。今春闘では高水準の賃上げが実現する可能性も高まっている。トランプ米政権が20日に発足して以降、金融市場に大きな混乱は見られない。

 このため日銀は、追加利上げの環境が整ったと判断したのだろう。過度な円安に一定の歯止めがかかることも期待できる。

 日銀は、昨年3月にマイナス金利政策を解除し、金融政策の正常化を進めてきた。植田和男総裁は記者会見で、「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べた。

 だが、多くの人にとって未経験の金利水準になるため、まずは、家計や企業に与える影響を精査していくことが重要になろう。

 住宅ローン金利が上昇すれば、現役世代の負担は重くなる。また、物価高が長引き、実質賃金は安定的なプラスに至っておらず、節約志向は強まっている。消費者心理にさらなる悪影響が及ばないか、分析を深めてもらいたい。

 上場企業の業績は好調だが、原材料高や人手不足に悩む中小企業は少なくない。昨年の企業倒産は11年ぶりに1万件を超えた。資金繰りへの目配りも必要だ。

 物価の分析も深めるべきだ。

 消費者物価指数(生鮮食品を除く)の伸び率は、22年度と23年度に前年度比で2%を超えた。日銀によれば、24年度は2・7%、25年度は2・4%、26年度は2・0%上昇する見通しだ。

 日銀は2%の物価安定目標を掲げている。現在の物価高は輸入物価の上昇による影響が大きく、十分な賃金上昇や経済の好循環を伴っていないとして、目標をまだ達成していないという立場だ。

 しかし、価格の転嫁が広がり、値上げをためらわない企業が増えている。日銀の説明は、これほど長く物価高に苦しむ国民の実感とずれているのではないか。

 政策金利が0・5%を超えていたのは30年前だ。日銀は、経済の変化を踏まえて政策の在り方を整理し、説明を尽くしてほしい。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月26日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《倉重篤郎のニュース最前線・01.25》:闘う経済学者・金子勝の2025年日本経済大予測

2025-01-26 02:01:40 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

《倉重篤郎のニュース最前線・01.25》:闘う経済学者・金子勝の2025年日本経済大予測 円安インフレのドツボからどう抜け出るか?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《倉重篤郎のニュース最前線・01.25》:闘う経済学者・金子勝の2025年日本経済大予測 円安インフレのドツボからどう抜け出るか?

 ◆アベノミクス失敗の徹底検証を/政権忖度のメディアも罪深い

 物価高に呻吟する国民。産業全体の埋没。――日本経済の危機は、アベノミクスという失政の後遺症でもあるのではないか? 金子勝慶應義塾大名誉教授が、2025年の経済を展望、公正な分配、国民的な産業育成、食糧とエネルギーの自給に向けて激論する。

 

円安・株高で企業業績が好調となり、アベノミクスの成果を強調する安倍晋三首相=東京都千代田区の日本記者クラブで2014年12月1日、山本晋撮影

円安・株高で企業業績が好調となり、アベノミクスの成果を強調する安倍晋三首相=東京都千代田区の日本記者クラブで2014年12月1日、山本晋撮影

 ◆フェイクファシズムに立ち向かえ/財政ポピュリズムに抗し真っ当な税制改革論議を

 新年冒頭、ある疑問を呈したい。なぜ日本経済はかくも埋没し、先行き不透明なのか。埋没ぶりはGDP一つとっても明らかだ。世界の中での日本のシェアは、1994年に17・8%だったのが、2024年は3・7%(予測)に縮んだ。国民1人当たりGDPもアジアで7位、世界では39位に転落する見通しだ。産業競争力にも陰りが出ている。不透明感は政策の方向性だ。国民は物価上昇に苦しんでいるのに、金利を上げる、というインフレ対策が取れない。賃上げコールはあるものの、実質賃金は下げ止まり、浮上の目途が立たない。

 私見では、それはこの十余年続けてきたアベノミクス(=異次元金融緩和政策)に対するきちんとした総括と反省、そして決別ができていないからである。

 昨年12月には日銀が「多角的レビュー(検証)」を発表、2%のインフレ目標を掲げた異次元緩和政策が、想定していたほどの効果は発揮せず、金融市場の機能低下や金融機関の収益の悪化などの副作用をもたらした、と指摘しつつ、経済や物価を一定程度押し上げ、デフレではない状態となることに貢献したとし、全体として「プラスの影響をもたらした」と総括した。

 果たしてこれが妥当な自己診断だったのか。確かに、円安、株高効果で上場企業の懐は潤い、一定のプラスはあったように見えたが、それをはるかに上回る深刻な副作用と後遺症の中に日本経済を追い込んだ可能性があり、負の遺産をどう処理するかを、中央銀行として苦心惨憺(さんたん)している、というのが実相ではないか。

 綺麗(きれい)ごとのレビューに比べ、日銀理事経験者による『異次元緩和の罪と罰』(山本謙三著 講談社現代新書 24年9月)が説得的だ。この政策実施期間を「前代未聞の経済実験の11年」と位置付け、…

 ■この記事は有料記事です。残り4667文字(全文5585文字)

 ■続きは、有料会員登録後、お読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム サンデー毎日【倉重篤郎のニュース最前線】  2025年01月25日  18:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・01.25》:日銀が追加利上げ 暮らしへの影響目配りを

2025-01-25 02:07:40 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

《社説②・01.25》:日銀が追加利上げ 暮らしへの影響目配りを

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・01.25》:日銀が追加利上げ 暮らしへの影響目配りを

 金融政策の正常化が、また一歩進んだ。日本経済を活性化する上で避けて通れない道だ。ただ、暮らしに与える影響を注視しなければならない。

 日銀が24日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の年0・25%程度から同0・5%程度に引き上げることを決めた。昨年7月に続く利上げ決定で、政策金利は2008年10月以来の水準となる。 

日銀が政策金利を年0・5%程度に引き上げることを決めた。昨年7月に続く追加利上げで、政策金利は2008年10月以来の高水準となる。金融政策決定会合後の記者会見に臨む植田和男総裁=東京都中央区で2025年1月24日午後4時36分、小林努撮影

 消費者物価上昇率は、24年まで3年連続で物価目標の2%を上回っている。堅調な企業業績を背景に今春闘でも高い賃上げ率が予想されており、日銀は「賃金と物価の好循環」が続くと見込んだ。トランプ米政権発足に伴う市場の混乱も起きなかったことから、経済の実勢に比べて低すぎる金利を調整する好機と判断した。

 日銀はこの日、25年度の物価上昇率見通しを昨年10月時点の1・9%から2・4%に上方修正した。植田和男総裁は記者会見で、物価目標の継続的な達成に自信を示した。「経済・物価見通しが実現していけば、それに応じて金利を引き上げていく」と述べ、さらなる金融正常化に意欲を見せた。

 ただ、足元の物価上昇は円安による輸入品高騰を反映した面が強い。賃上げが物価高に追いついておらず、個人消費は低迷したままだ。利上げに伴って、住宅ローンの返済負担が増す家計や、借り入れコストが高まる中小企業の動向を注意深く見ていく必要がある。

 日本はバブル崩壊後、デフレに陥り、1995年9月以降、政策金利が0・5%を超えたことがない。国民が「金利のある世界」に適応できないうちに利上げを急げば、景気を腰折れさせる。

 トランプ政権の高関税政策が世界経済や市場を動揺させるリスクも消えたわけではない。関税が引き上げられれば、日本企業にも打撃が及ぶ。

 政府の財政運営への影響も懸念材料だ。国債の金利上昇に備え、石破茂政権は借金頼みの状況から脱却を急ぐべきだ。

 次の利上げが行われると、政策金利は0・75%となる可能性が高く、この30年間経験したことがない領域に入る。日銀はこれまで以上に国内外の経済情勢を丹念に点検し、適切なタイミングを探る必要がある。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月25日  02:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【三菱UFJ元行員】:「異動近づき盗んだ現金の補填急いだ」…スマホに盗んだ金品の画像800点

2025-01-16 11:10:30 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【三菱UFJ元行員】:「異動近づき盗んだ現金の補填急いだ」…スマホに盗んだ金品の画像800点

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【三菱UFJ元行員】:「異動近づき盗んだ現金の補填急いだ」…スマホに盗んだ金品の画像800点

 三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊が盗まれた事件で、窃盗容疑で逮捕された元行員の今村由香理容疑者(46)が、「異動が近づいていると感じ、以前に別の顧客の貸金庫から盗んだ現金の 補填ほてん を急いでいた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

練馬署を出る今村由香理容疑者(15日)
練馬署を出る今村由香理容疑者(15日)

 今村容疑者は昨年9月下旬、練馬支店(東京)の貸金庫から顧客2人の金塊約20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだとして、逮捕された。金塊は質店に持ち込んで現金化し、別の被害金の穴埋めに充てていた。

 捜査関係者によると、2人の金塊は「貸金庫をランダムに開けて見つけた。大きな金を作れると思った」と供述。事件当時、既に別の顧客の貸金庫から多額の現金を盗んでおり、競馬やFX(外国為替証拠金)取引に使い込んでいたという。

 支店の営業時間外を中心に貸金庫内の金品を持ち出し、自身の机の引き出しやキャビネットで保管後、質入れするなどしていたとみられる。今村容疑者のスマートフォンには盗んだ金品を撮影した貸金庫内の画像約800点が残されていた。「いろいろな人に迷惑をかけた」とも供述しているという。警視庁は、今村容疑者が2020年4月以降、顧客60人以上から現金や金塊など17億円相当を盗んだとみている。

 警視庁は16日午前、今村容疑者を窃盗容疑で東京地検に送検した。

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 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月16日  11:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【三菱UFJ元行員】:盗んだ金塊を所有者の来店前に買い戻して補塡 発覚逃れる隠蔽工作か

2025-01-15 13:54:50 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【三菱UFJ元行員】:盗んだ金塊を所有者の来店前に買い戻して補塡 発覚逃れる隠蔽工作か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【三菱UFJ元行員】:盗んだ金塊を所有者の来店前に買い戻して補塡 発覚逃れる隠蔽工作か 

 三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件で、警視庁捜査2課に逮捕された元行員、今村由香理容疑者(46)が、盗んだ金塊を質入れした後、所有者の来店前に買い戻すなど、発覚を免れるための隠蔽工作をしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。FX(外国為替証拠金取引)や競馬で多額の借金があり、埋め合わせのために貸金庫から盗んでは補塡を繰り返し、悪循環に陥っていたとみられる。

今村由香理容疑者=14日午後

 捜査関係者によると、今村容疑者は令和2年4月~6年10月、複数の支店の貸金庫から計60回にわたり、現金計約10億円と時価計約7億円相当の金塊を盗み取っていたとみられる。

 今村容疑者は盗んだ金塊を首都圏の複数の質店に質入れしていたが、貸金庫の顧客の利用頻度や預け入れ内容などを把握。盗む前の状態をスマートフォンで撮影しているケースもあった。調べに対し、「利用サイクルを踏まえ、どこからとろうか決めたこともあった」と供述しているという。

 今村容疑者が犯行に手を染める原因となったのが、FXや競馬への過度な投資だった。競馬は平成20年ごろに始め、その後FXにも手を出したが、25年秋には700万円以上の負債で民事再生手続きを申請した。

 しばらくは離れていたが26年ごろに再開。これまでにFXで約10億円、競馬で約3千万円の損失を出しており、カードローンや消費者金融からの借り入れを重ねていた。

 捜査2課は、多額の借金が犯行動機になったとみて調べている。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月15日  13:54:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【三菱UFJ元行員】:「貸金庫の利用頻度踏まえ、どこから盗むか考えていた」逮捕前に説明

2025-01-15 13:54:40 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【三菱UFJ元行員】:「貸金庫の利用頻度踏まえ、どこから盗むか考えていた」逮捕前に説明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【三菱UFJ元行員】:「貸金庫の利用頻度踏まえ、どこから盗むか考えていた」逮捕前に説明 

 三菱UFJ銀行の東京都内の支店で貸金庫から顧客の金塊を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された元行員今村由香理容疑者(46)が、逮捕前の調べに「客が貸金庫を利用する頻度を踏まえ、どの金庫から盗むか考えていた」と話していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

三菱UFJ銀行の支店=11日、東京都

 捜査関係者によると、利用者が近く来店しそうな金庫は避けるなどし、発覚を免れようとした可能性がある。盗む前に金庫内の写真を撮影し後で元の状態に戻せるようにしており、別の金庫の現金を移すこともあったとみられる。

 三菱UFJ銀行によると、想定外の顧客が訪れた際に、貸金庫システムの電源を切って故障を装い利用できなくさせたことがあった。支店で保管していた予備の鍵を悪用したとされ、鍵を保管していた封筒を開けた後、再度のり付けしていた。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月15日  12:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【逮捕の三菱UFJ元行員】:貸金庫の利用頻度把握し金品窃取か 発覚しないよう金庫内を撮影

2025-01-15 13:54:30 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【逮捕の三菱UFJ元行員】:貸金庫の利用頻度把握し金品窃取か 発覚しないよう金庫内を撮影

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【逮捕の三菱UFJ元行員】:貸金庫の利用頻度把握し金品窃取か 発覚しないよう金庫内を撮影 

 三菱UFJ銀行の東京都内の支店で貸金庫から顧客の金塊を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された元行員、今村由香理容疑者(46)が、逮捕前の調べに「客が貸金庫を利用する頻度を踏まえ、どの金庫から盗むか考えていた」と話していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

警視庁練馬署を出る今村由香理容疑者(手前)=14日午後

 捜査関係者によると、利用者が近く来店しそうな金庫は避けるなどし、発覚を免れようとした可能性がある。盗む前に金庫内の写真を撮影し後で元の状態に戻せるようにしており、別の金庫の現金を移すこともあったとみられる。

 三菱UFJ銀行によると、想定外の顧客が訪れた際に、貸金庫システムの電源を切って故障を装い利用できなくさせたことがあった。支店で保管していた予備の鍵を悪用したとされ、鍵を保管していた封筒を開けた後、再度のり付けしていた。警視庁捜査2課によると、4年半で60人以上が被害に遭い、総額は現金と金塊などを合わせて時価相当で17億円以上だったとみられる。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月15日  09:38:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【逮捕の三菱UFJ元行員】:「借金返済に苦慮」 FXや競馬で多額の損失 金塊を盗み質入れか

2025-01-15 13:54:20 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【逮捕の三菱UFJ元行員】:「借金返済に苦慮」 FXや競馬で多額の損失 金塊を盗み質入れか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【逮捕の三菱UFJ元行員】:「借金返済に苦慮」 FXや競馬で多額の損失 金塊を盗み質入れか  

 三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客が預けた金塊を盗んだとして、警視庁捜査2課に14日、窃盗の疑いで逮捕された東京都練馬区の元行員、今村由香理容疑者(46)が、「(借金の)返済に苦慮して貸金庫の金品に手を付けた」と話し、容疑を認めていることが捜査関係者への取材で分かった。

警視庁練馬署を出る今村由香理容疑者(手前)=14日午後

 今村容疑者は令和2年4月~6年10月の約4年半で60人以上から十数億円相当の金品を盗んだとみられる。

 捜査2課によると、今村容疑者は5年以上にわたり、FX(外国為替証拠金取引)や競馬で多額の損失を出し、消費者金融などから多額の借り入れがあり、盗んだ現金や質店への売却で得た金を、FXや借金の返済に充てていたとみられる。

 今村容疑者は「返済に苦慮して貸金庫の金品に手を付けた」と話し、発覚を逃れるため、他の金庫から盗んで補塡(ほてん)もしていたという。

 逮捕容疑は昨年9月下旬ごろ、勤務していた練馬支店(練馬区)の貸金庫から男性顧客2人が預けていた金塊約20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだとしている。金塊は都内と千葉県内の計7箇所の質店に質入れし、約1億7000万円の現金を得ていた。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月14日  23:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【三菱UFJ銀行】:「心よりお詫び」「捜査に全面的に協力」 貸金庫窃盗容疑で元行員逮捕受け

2025-01-15 13:54:10 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【三菱UFJ銀行】:「心よりお詫び」「捜査に全面的に協力」 貸金庫窃盗容疑で元行員逮捕受け

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【三菱UFJ銀行】:「心よりお詫び」「捜査に全面的に協力」 貸金庫窃盗容疑で元行員逮捕受け

 元行員が貸金庫から多額の金品を盗み、警視庁に窃盗容疑で逮捕されたことを受け、三菱UFJ銀行は14日夜、「お客さまをはじめとしたご関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしており、改めて心よりお詫び申し上げます。

三菱UFJ銀行本店=東京都千代田区

 弊行はこれまでと同様、警察の捜査に全面的に協力して参ります」とするコメントを発表した。

 ■三菱UFJ46歳元行員を逮捕 貸金庫から窃盗疑い、被害十数億円か

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件】  2025年01月14日  21:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・01.13】:日銀政策検証 効果と限界を見極めて教訓に

2025-01-14 05:00:45 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説①・01.13】:日銀政策検証 効果と限界を見極めて教訓に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.13】:日銀政策検証 効果と限界を見極めて教訓に

 日本は、先進国で例がない長期のデフレや経済の低迷に苦しんできた。日本銀行が取り組んできた金融緩和策の効果と限界を検証した結果を、政策運営に生かすことが大切だ。

 日銀は過去25年間の金融政策の効果を検証する「多角的レビュー」を公表した。2023年4月に就任した植田和男総裁が作成を指示し、外部の有識者を含め、幅広い意見を聞きながらまとめた。

 日本経済は、金融機関の不良債権問題が深刻化した1990年代後半に、物価が持続的に下落するデフレに陥った。日銀は99年にゼロ金利政策、2001年には量的緩和策と、相次いで異例の政策を導入し、景気を支えた。

 主要先進国の中では特異な経験を重ねてきただけに、政策の評価を整理しておく意義は大きい。

 注目されたのは、黒田東彦前総裁が、2年程度で2%の物価安定目標を達成するとして、13年春に導入した「異次元」の金融緩和策への評価である。

 レビューは国債市場の機能不全を招いたことなどの副作用を指摘した。その上で、経済や物価を一定程度押し上げ、デフレではない状態となることに貢献したとし、全体としてみれば「プラスの影響をもたらした」と総括した。

 ただし、「導入当初に想定したほどの効果は発揮しなかった」と政策の限界も認めた。おおむね妥当な評価であろう。

 レビューで物足りないのは、金融政策と為替市場の関係が十分に掘り下げられていないことだ。

 金融政策は、物価の安定を図ることを目的とし、為替への対応は直接の政策目的にしていない。

 しかし、実際には政策金利の動向は、為替市場に大きな影響を与える。コロナ禍前までは、過度な円高が輸出競争力をそぐ問題が日本経済に重くのしかかり、日銀も配慮をしてきたはずだ。

 それが、現在は、デジタルやエネルギー分野で海外への支払いが膨らみ、巨額の貿易赤字や過度な円安、物価高を招いている。

 植田総裁が金融政策の正常化を進める上では、こうした課題への分析も深めていく必要がある。

 また、日銀が大規模に国債を買い入れ、長期金利を抑え込んだ結果、政府の財政規律の緩みを招いたとの批判も根強い。だが、この点も踏み込んだ評価を避けた。

 日銀にとって財政政策は管轄外との考え方はあるのだろう。それならば、政府側なども交えた別の枠組みの下で検証していくことも、有用になるのではないか。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月13日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・01.10】:金利のある世界 日銀は不安拭う展望を

2025-01-14 04:05:15 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説①・01.10】:金利のある世界 日銀は不安拭う展望を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.10】:金利のある世界 日銀は不安拭う展望を

 日本銀行が金融政策正常化にかじを切ったことで預金や生命保険などの利回りが改善し「金利のある世界」が到来した。

 プラス面の一方、低金利に慣れた企業の資金調達や個人のローン返済には不安が拭えない。今年の日銀は利上げを緩やかに進め、経済の好循環につなげる展望を示す必要がある。
 
 気がかりなのは米国の動きだ。今月就任するトランプ大統領の関税重視政策によっては急激なインフレを招きかねない。
 昨年は3会合連続で利下げした米連邦準備制度理事会(FRB)だが、今年の見通しは2回にとどまる。インフレ局面で引き締めに転じる可能性もある。
 日米金利差が開けば円安加速で物価高と不況が同時進行してしまう。政府・与党から利上げをけん制する動きがあっても日銀は独立性を保ってほしい。
 昨年は日銀が11年間続けた「異次元の金融緩和」を転換した画期的な年だった。3月にマイナス金利政策を解除し、7月は追加利上げに踏み切った。
 植田和男総裁は先月の会見で次の利上げは「もう1ノッチ(段階)ほしい」と述べ今後の賃上げ傾向を見極める姿勢だ。
 賃金の伸びが物価に追いつかない中での金利上昇は住宅ローンなどが家計を圧迫する。慎重にタイミングを図ってほしい。
 今後の金融政策を考える上でアベノミクスの柱だった異次元緩和の検証は欠かせない。
 先月まとめた日銀の多角的レビューでは「想定していたほどの効果は発揮しなかった」と認めた。この点は評価できよう。
 ただしその要因に「賃金・物価が上がりにくいことを前提とした慣行や考え方」を挙げた。理論上は正しいのに国民のせいで失敗したかのようだ。
 日銀の国債大量買い入れで、保有比率は11%から53%に急増した。借金依存の財政で社会保障の持続性に不安を感じ、倹約志向になるのは当然だろう。
 レビューでは長期の大規模緩和は「副作用をもたらしうる」とも言及したが、踏み込み不足だ。なぜ失敗を認めず継続したのか、日銀任せでなく政府が多方面から考察すべきである。
 長期の超低金利でしわ寄せを受けたのは家計だ。バブル期には総額年16兆円の受け取り超過だった利子所得を失った。
 
 日銀の政策転換以降、貸出金利上昇などでメガバンクをはじめ北洋銀行、北海道銀行など地銀や信金の多くも好調という。
 
 その恩恵を預金利息や金融商品でさらに家計に還元することこそが重要だ。そうでなければ本格的な景気回復は望めまい。
 
 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月10日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【社説①・01.11】:イオン銀処分 犯罪資金の洗浄は放置できぬ

2025-01-11 05:00:50 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説①・01.11】:イオン銀処分 犯罪資金の洗浄は放置できぬ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・01.11】:イオン銀処分 犯罪資金の洗浄は放置できぬ

 面識のない者同士がSNSで結びつき、犯罪集団を構成する時代に入ってきた。金融機関は、犯罪で得た収益が野放しにならないよう資金洗浄対策を徹底しなければならない。 

 金融庁は、流通大手イオンの傘下にあるイオン銀行に対して、マネーロンダリング(資金洗浄)の対策に不備があったとして業務改善命令を出した。

 2023年6月から11月と、24年7月から9月に、監視システムで検知した少なくとも計1万4000件以上の取引について、金額の大きさなど疑わしい取引に該当するか否かを調べず放置した。

 金融庁に疑わしい取引の届け出も怠っていたという。

 資金洗浄は、犯罪によって得た収益を、その出所や真の所有者を分からないようにして、捜査機関の摘発を逃れる手口だ。

 送金という社会インフラを担う金融機関は、資金洗浄の防波堤となるべき重い責務を負う。ずさんな管理は看過できるものではない。経営陣が主導し、再発防止策を徹底していくべきだ。

 近年、資金洗浄対策の重要性は増している。SNSでつながり離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)や、SNSで強盗などの実行役を募る「闇バイト」が 跋扈 ばっこ し、社会不安が高まっているからだ。

 大阪府警が昨年摘発した例では、犯罪集団が協力者に実体のないペーパー会社を作らせ、約4000の法人口座を開設した。

 少なくとも700億円に上る特殊詐欺の被害金や、違法なオンラインカジノの賭け金とみられる資金を海外口座などに移していた。犯罪収益が国外へ流れれば、捜査による捕捉が難しくなり、犯罪が次々と拡大する懸念がある。

 日本は国際機関から資金洗浄対策が甘いと指摘されてきたことも、重く受け止める必要があろう。「金融活動作業部会(FATF)」は、21年の審査報告書で、日本の中小金融機関の取り組みが十分ではないと指摘している。

 犯罪集団は、対策が弱い金融機関を狙い撃ちにすることも想定される。大手行に比べ、イオン銀などの事業会社が設立した金融機関は、対策に十分な人手や資金をかけにくいとされる。日本を資金洗浄の抜け穴にしてはならない。

 全国銀行協会は、不正利用の疑いのある口座情報を迅速に共有する仕組み作りを進めている。人工知能(AI)を活用した不審な取引の把握を含め、業界を挙げて対策を強化することが重要だ。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月11日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【みずほ銀行】:「アバター接客」実証実験…パネルに接客する社員の顔、柔軟な働き方可能に

2025-01-10 05:00:30 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【みずほ銀行】:「アバター接客」実証実験…パネルに接客する社員の顔、柔軟な働き方可能に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【みずほ銀行】:「アバター接客」実証実験…パネルに接客する社員の顔、柔軟な働き方可能に

 みずほ銀行は、支店でのアバター(分身)による接客の導入を検討する。タッチパネルがついた自走式のロボットを社員がパソコンなどで遠隔操作し、支店を訪れた顧客に対応する。導入が実現すれば、勤務場所にとらわれない社員の柔軟な働き方が可能になる。

アバターを使ったみずほ銀行による実証実験(2024年12月23日、東京都大田区で)
アバターを使ったみずほ銀行による実証実験(2024年12月23日、東京都大田区で)

 みずほ銀は先月から、ANAグループの「アバターイン」と連携し、実証実験を始めた。ロボットのタッチパネルには接客する社員の顔を映すこともできる。

 実証実験は蒲田支店(東京都大田区)で複数回行う予定だ。ロボットをセミナー会場に設置。支店の別室から社員が遠隔で操作し、顧客を誘導したり、個別の相談に対応したりできるかなどを検証する。

みずほ銀行
みずほ銀行

 アバターを使った接客は、人手不足を補う目的で、コンビニエンスストアや飲食店、ホテルなどの業種で導入例がある。

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 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 経済 【金融・財政・みずほ銀行】  2025年01月10日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【米国】:トランプ氏が掲げる関税引き上げ・不法移民対策、12月のFOMCがインフレリスクを指摘

2025-01-09 04:44:30 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【米国】:トランプ氏が掲げる関税引き上げ・不法移民対策、12月のFOMCがインフレリスクを指摘

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【米国】:トランプ氏が掲げる関税引き上げ・不法移民対策、12月のFOMCがインフレリスクを指摘

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は8日、2024年12月17~18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。ほぼ全ての参加者が、トランプ次期政権が掲げる関税の引き上げや不法移民対策の強化などでインフレ(物価上昇)リスクが高まったと判断していたことがわかった。

米連邦準備制度理事会(FRB)=ロイター
米連邦準備制度理事会(FRB)=ロイター

 FRBは12月の会合で政策金利を0・25%引き下げ、年4・25~4・50%とすることを決めた。利下げは3会合連続だった。3か月ごとに公表するFOMC参加者の経済見通しでは、25年の利下げの想定回数が年2回となり、9月時点の見通しの年4回から半減した。

 元稿:読売新聞社 主要ニュース 経済 【金融・財政・企業・米国・トランプ次期政権が掲げる関税の引き上げ】  2025年01月09日  04:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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