路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【ウクライナ】:北朝鮮兵士2人を捕虜に ゼレンスキー大統領が「簡単な任務ではない」Xで明らかに

2025-01-12 00:10:50 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【ウクライナ】:北朝鮮兵士2人を捕虜に ゼレンスキー大統領が「簡単な任務ではない」Xで明らかに

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ウクライナ】:北朝鮮兵士2人を捕虜に ゼレンスキー大統領が「簡単な任務ではない」Xで明らかに 

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州で、北朝鮮兵士2人を捕虜にしたとX(旧ツイッター)で明らかにした。2人は負傷しており、首都キーウ(キエフ)に移送されウクライナ保安局が事情を聴いている。ウクライナ当局が北朝鮮兵を捕虜にしたことを公表したのは初めて。

 保安局によると、捕虜2人は事情聴取に対し、それぞれ1999年と2005年に生まれたと話した。うち1人はロシア軍の身分証明書を携行しており、別人の名前が記載されていたという。

ウクライナのゼレンスキー大統領がXに投稿した、捕虜となった北朝鮮兵士とみられる男性(共同)

 ゼレンスキー氏はXで、ロシア軍や北朝鮮兵士は、北朝鮮が戦闘に関与している証拠を残さないように負傷兵を処刑していると主張した。北朝鮮兵士を捕虜にするのは「簡単な任務ではない」と述べた。

 ゼレンスキー氏はまた、捕虜にされた北朝鮮兵士2人とみられる写真も投稿した。1人は両手に包帯を巻いているように見える。

 韓国の情報機関、国家情報院は昨年12月、クルスク州で北朝鮮兵1人が負傷しウクライナの捕虜になったことを確認したと韓国メディアに明らかにしたが、捕虜はまもなく死亡した。

 ウクライナ軍は昨年8月からクルスク州で越境攻撃を継続しており、一部地域を制圧した。ウクライナ当局によると、クルスク州には、ロシア極東で訓練を受けるなどした北朝鮮兵士約1万2千人が展開し、一部は前線に投入され戦闘任務に就いている。

 ゼレンスキー氏は今月9日、訪問先のドイツ西部で、北朝鮮兵士の死傷者は4000人に上ると述べていた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・国際・ヨーロッパ・ロシアによるウクライナ侵攻】  2024年01月11日 22:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《憂楽帳・01.10》:避難民の冬

2025-01-10 13:12:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《憂楽帳・01.10》:避難民の冬

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《憂楽帳・01.10》:避難民の冬

 昨年12月、突然の知らせが届いた。ウクライナからの避難民が働く食堂「ナディヤ」(東京都小平市)が閉店するというのだ。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2025/01/10/20250110dde041070056000p/9.webp?1" type="image/webp" />ウクライナ避難民とのクリスマスパーティーであいさつする別当紀人さん(左)=東京都西東京市で2024年12月21日午後6時12分、三木幸治撮影</picture>
ウクライナ避難民とのクリスマスパーティーであいさつする別当紀人さん(左)=東京都西東京市で2024年12月21日午後6時12分、三木幸治撮影

 12月21日に開かれたクリスマスパーティーには、避難民と支援者が集まり、閉鎖を惜しんだ。運営者の別当紀人さん(47)は言う。「時がたつにつれ、ウクライナへの関心が薄れてしまった」。特に中東で戦争が始まった2023年秋以降、客足が遠のいたという。

 2月でロシアによる侵攻から3年になる。日本に来た多くの避難民は一部の財団から生活費の支援を受けるが、期間は2~3年。言葉の壁もあり、定職を見つけるのは難しい。危険な母国に戻るか。第三国に行くか。再び決断を迫られる。

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【英紙フィナンシャル・タイムズ】:露が日韓の攻撃リスト準備 東海村や奥尻島、関門トンネルも

2025-01-01 07:22:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【英紙フィナンシャル・タイムズ】:露が日韓の攻撃リスト準備 東海村や奥尻島、関門トンネルも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【英紙フィナンシャル・タイムズ】:露が日韓の攻撃リスト準備 東海村や奥尻島、関門トンネルも

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は12月31日、ロシア軍が日本や韓国との戦闘を想定し、両国の原子力発電所など計160カ所の攻撃対象リストを作成していたと伝えた。この機密文書の作成は2008~14年だが、同紙は「現在にも関係する戦略」との見方を示している。

停止中の東海第2原発(右側)。左側は廃炉作業中の東海原発=茨城県東海村で2018年7月17日、本社ヘリから藤井達也撮影

 標的は原発や防衛施設のほか、道路やトンネル、橋といった民生インフラも含まれる。日本では、原発など原子力関連施設が集まる茨城県東海村、自衛隊の防空監視所がある北海道・奥尻島、山口県と福岡県を結ぶ関門トンネルなどが攻撃対象となっている。奥尻島の建物は、細かい寸法まで記載されているという。

 韓国では、浦項(ポハン)製鉄所や釜山(プサン)の化学工場などが標的に挙がっている。

 文書作成の詳細な経緯は不明。同紙によると、仮にロシアが北大西洋条約機構(NATO)加盟国との戦争に突入した場合、東のアジア方面の守りが手薄になることを恐れ、あらかじめ日韓の主要施設をリスト化した可能性があるという。

 NATOで核軍縮・軍備管理を担当してきた元高官のウィリアム・アルバーク氏は、同紙に「文書は、欧州とアジアが(ロシアによる)戦闘の舞台として切り離せないことを示している」と述べた。

 同紙はペスコフ露大統領報道官にコメントを求めたが、応じなかったという。【ロンドン篠田航一】

  元稿:毎日新聞社 主要ニュース 国際 【欧州・アジア・オセアニア・ロシア】  2025年01月01日  07:22:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【ロシア】:対欧米の核戦争に現実味 モスクワでいま注目の博物館とは

2024-12-29 06:30:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【ロシア】:対欧米の核戦争に現実味 モスクワでいま注目の博物館とは

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ロシア】:対欧米の核戦争に現実味 モスクワでいま注目の博物館とは

 ロシアのプーチン政権はウクライナを巡って欧米との対立を深め、核兵器による脅しを繰り返している。核戦争の恐怖が今まで以上に現実味を帯びる中、モスクワのとある博物館への来場者が増えているという。現地を訪ねた。

ロシアの冷戦博物館「ブンケル42」の入り口。ソ連時代、地下施設には軍の長距離航空部隊の臨時司令部が置かれ、地上の建物は表向き「軍事図書館」とされていた=モスクワで2024年12月17日、山衛守剛撮影

 その外観は目立たない低層の建物だ。だが、灰色の分厚い扉を開くと、らせん階段が地下18階まで延々と続いていた。最下部まで下りると、茶色い壁の細い通路がずっと先まで続いている。 

 ここは地下65メートルにある民営の冷戦博物館「ブンケル42」だ。ソ連時代にスターリンの指示で建造された核攻撃にも耐えうる地下施設で、かつては軍の長距離航空部隊の臨時司令部が置かれていた。1956年から運用が開始され、この場所から、核兵器を搭載した戦略爆撃機への指令も出されていたという。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/12/26/20241226k0000m030192000p/9.webp?1" type="image/webp" />ロシアの冷戦博物館「ブンケル42」で、ソ連時代に軍の長距離航空部隊の臨時司令部があった部屋。通信機器などが並んでいる=モスクワで2024年12月17日、山衛守剛撮影</picture>ロシアの冷戦博物館「ブンケル42」で、ソ連時代に軍の長距離航空部隊の臨時司令部があった部屋。通信機器などが並んでいる=モスクワで2024年12月17日、山衛守剛撮影

 86年に施設は閉鎖。2006年から博物館に生まれ変わった。現在は毎日7~8組のガイド付きツアーを実施し、人が集まらない回はほとんどないという。

 臨時司令部のあった部屋では、核攻撃の「模擬体験」も行われている。「核のボタン」を押すと、爆風があらゆる建物を吹き飛ばす映像がスクリーンに映し出される。

 来場者の30代女性は「怖くて鳥肌が立った。何が許されないかを理解するためにも、ここに来るべきだ」と語った。【モスクワ山衛守剛】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 国際 【欧州・ロシア・ロシアの首都モスクワ中心部の地下65メートルに民営の冷戦博物館「ブンケル42」がある】  2024年12月29日  06:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ロシア】:「鳥肌が…」核危機伝えるモスクワ地下要塞 旧ソ連遺構に注目

2024-12-29 06:30:20 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【ロシア】:「鳥肌が…」核危機伝えるモスクワ地下要塞 旧ソ連遺構に注目

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ロシア】:「鳥肌が…」核危機伝えるモスクワ地下要塞 旧ソ連遺構に注目 

 ロシアの首都モスクワ中心部の地下65メートルに民営の冷戦博物館「ブンケル42」がある。ソ連時代に建造された核攻撃にも耐える地下施設で、かつては軍の長距離航空部隊の臨時司令部が置かれていた。

 プーチン露政権はウクライナでの「特別軍事作戦」を巡って欧米との対立を深め、核兵器による脅しを繰り返す。使えば報復もあり得る大量破壊兵器――。核戦争の恐怖が今まで以上に現実味を帯びる中、この博物館への来場者が増えているという。現地を訪ねた。

ロシアの冷戦博物館「ブンケル42」の地下施設で、ソ連時代に軍の長距離航空部隊の臨時司令部が置かれていた部屋。中央はソ連初の原爆「RDS-1」の模型=モスクワで2024年12月17日、山衛守剛撮影

ロシアの冷戦博物館「ブンケル42」の地下施設で、ソ連時代に軍の長距離航空部隊の臨時司令部が置かれていた部屋。中央はソ連初の原爆「RDS-1」の模型=モスクワで2024年12月17日、山衛守剛撮影

 ◆延々続くらせん階段の先に

 「ブンケル」はロシア語で地下構築物を意味する。「42」は何の番号なのか定かではない。現在も治安・情報機関の連邦保安庁(FSB)の管理下にあるという。

 その外観は目立たない低層の建物だ。だが、灰色の分厚い扉を開くと、らせん階段が地下18階まで延々と続いていた。最下部まで下りると、茶色い壁の細い通路がずっと先まで続いている。

 「ここはソ連初の核兵器防護施設です。(1945年に米軍が原爆を投下した)広島と長崎で何が起こったのかを見た後に建造されました」。軍服姿のガイドの男性が歩きながらこう説明した。

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)への2024年のノーベル平和賞授賞が10月に発表された際、露メディアも事実関係を相次いで速報した。ただ、ロシアでは被爆の苦しみが広く知られているとは言い難いのが現実だ。

 ◆スターリンの指示による秘密施設

 ブンケル42は、米国による原爆の開発を受け、当時のソ連指導者スターリンの指示で「…、

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 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 国際 【欧州・ロシア・ロシアの首都モスクワ中心部の地下65メートルに民営の冷戦博物館「ブンケル42」がある】  2024年12月29日  06:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《木語・12.26》:プーチン流危機管理=会川晴之

2024-12-26 02:01:10 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《木語・12.26》:プーチン流危機管理=会川晴之

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《木語・12.26》:プーチン流危機管理=会川晴之

 <moku-go>

 ロシアが必死にダメージコントロールに取り組んでいる。2015年から軍を派遣してまで支えてきたシリアのアサド政権が、反体制派の攻撃で、崩壊したからだ。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/12/26/20241226ddm002040001000p/9.webp?1" type="image/webp" />ロシアのプーチン大統領は19日、アサド政権が倒れてから11日後の記者会見で初めてシリアに触れた。「シリアの政権崩壊はロシアにとって敗北ではない」と強調、対テロ戦で目的を「達成した」と訴えた=2024年12月19日、AP</picture>
ロシアのプーチン大統領は19日、アサド政権が倒れてから11日後の記者会見で初めてシリアに触れた。「シリアの政権崩壊はロシアにとって敗北ではない」と強調、対テロ戦で目的を「達成した」と訴えた=2024年12月19日、AP

 アサド前大統領のモスクワ逃避行を手配して命こそ救ったものの、政権崩壊を阻止できず、ロシアの評判は大いに傷ついた。

 ショックの大きさを物語るかのように、プーチン大統領はシリア問題に触れるのを避け続けた。ようやく口を開いたのは19日、政権崩壊から11日もたっていた。

 「シリアの政権崩壊は、ロシアにとって敗北ではない」。プーチン氏は19日の記者会見で、こう強弁した。軍派遣は政権を守るためではなく、テロリストが勢力圏を築くのを阻止するためだとし、目的を「達成した」と強調した。

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《特派員の目・12.18》:実はトランプ氏支持が多い? ロシア人の本音=山衛守剛(モスクワ)

2024-12-18 10:00:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《特派員の目・12.18》:実はトランプ氏支持が多い? ロシア人の本音=山衛守剛(モスクワ)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《特派員の目・12.18》:実はトランプ氏支持が多い? ロシア人の本音=山衛守剛(モスクワ)

 ある日曜の午後、モスクワ中心部のレーニン図書館前で、男性3人組のバンドが米人気ロックバンド「ニルバーナ」のヒット曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」をカバーしていた。人だかりができ、がなり立てるようなボーカルの歌声に熱狂していた。若い男性は言った。「最高だ」

マクドナルド撤退後、ロシア資本で開業したファストフード店「フクースナ・イ・トーチカ」の店内=モスクワで2024年12月12日午後10時16分、山衛守剛撮影

 米露関係は冷戦後最悪ともいわれ、2022年2月にロシアがウクライナで「特別軍事作戦」を始めて以降、悪化の一途をたどっている。

 ただ、ロシアでは並行輸入されたコカ・コーラは相変わらず売れているし、ナイキの靴をはいた人もよく見かける。マクドナルド撤退後に露資本で開業した後継店「フクースナ・イ・トーチカ」は雰囲気も味もマックそのもので、いつもにぎわっている。「米国」は日常に溶け込み、ロシア人に聞いても米国のことを悪く言う人はあまりいない感がある。

 加えて、ウクライナ支援に消極的なトランプ米次期大統領が1月に就任することから、ロシアでは米露関係の改善を望む声が強まっているようだ。政府系調査機関「世論基金」が24年11月26日に公表した世論調査の結果によると、トランプ氏の大統領就任後の米露関係について「改善する」と回答した人は38%で最も多く、「悪化する」は4%だった。

書店に置かれた米歌手ブリトニー・スピアーズさんの回顧録を宣伝する大きなパネル=モスクワで2024年12月2日午後9時51分、山衛守剛撮影

 街角で話を聞いても、トランプ氏を支持する人が多い。トランプ氏の北大西洋条約機構(NATO)に対して脱退も辞さない姿勢を評価するなど、「米露はうまくいくと思う」「全ていい方向に向かう」などと期待感を示した。

 一方、露外交アナリスト、ドミトリー・トレーニン氏は「我々は米国との関係修復を望んでいたが、もう希望は持っていない」と話し、米露関係は以前とは全く異なり、互いに妥協できない状況にあると主張する。トランプ氏の周囲に反露的な人物もいると指摘し、予測不能な言動で米露関係が悪化する可能性にも言及。「ロシアの友人ではない」と言う。

 トレーニン氏が楽観していない背景には、トランプ氏が1期目の政権で親露的な態度を示しつつ経済制裁を強めるなどし、掲げていた対露関係改善が不振に終わった経緯がある。2期目のかじ取りはどうなるのか。露国営テレビは事あるごとにトランプ氏の動向を伝え、関心の高さをうかがわせている。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【特派員の目】  2024年12月18日  10:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【深層NEWS】:アサド氏受け入れたロシアは「裁判にかけられると格好悪かったのでは」

2024-12-18 00:12:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【深層NEWS】:アサド氏受け入れたロシアは「裁判にかけられると格好悪かったのでは」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【深層NEWS】:アサド氏受け入れたロシアは「裁判にかけられると格好悪かったのでは」

 笹川平和財団の小原凡司・上席フェローと東大先端科学技術研究センターの小泉悠・准教授が17日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、シリアの政権崩壊が与えるロシアへの影響を議論した。

 ■[深層NEWS]尹大統領の職務停止は「日本にとっても影響大きい」…佐藤正久・元外務副大臣

深層NEWS
深層NEWS

 シリア大統領府が発表したアサド前大統領のものとする声明によると、ロシアへの脱出は露側が手配したとされる。小泉氏は露側の思惑に関し、「アサド氏が捕らえられて裁判にかけられるのは格好が悪く、メンツを保ちたかったのでは」と述べた。ロシアがシリアの空海両軍基地を失う可能性について、小原氏は「いったんは退くかもしれないが、権利を手放すつもりはないだろう」と推測した。

 ■ 国際ニュースを英語で読む

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 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 国際 【イスラエル・中東情勢・シリア】  2024年12月18日  00:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《論点・12.11》:ウクライナと米新政権

2024-12-11 02:02:20 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《論点・12.11》:ウクライナと米新政権

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《論点・12.11》:ウクライナと米新政権

 米国で来年1月20日、2度目のトランプ政権がスタートする。

 注目されているのが、対ウクライナ政策だ。

 トランプ氏は就任を控えた12月8日、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領に即時停戦と交渉を求め、仲介に乗り出した。停戦はどのような条件なら実現可能なのか。「戦後」の展望は描けているか。

 ■この記事は有料記事です。残り4266文字(全文4417文字)

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 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【論点】  2024年12月11日  02:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・12.04》:ウクライナ和平  苦渋の訴えに応える道を

2024-12-04 09:31:40 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《社説②・12.04》:ウクライナ和平  苦渋の訴えに応える道を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・12.04》:ウクライナ和平  苦渋の訴えに応える道を 

 ウクライナのゼレンスキー大統領が共同通信と単独会見し、ロシアによる占領地の一部を武力ではなく外交で取り戻すと表明した。

 2022年2月にロシアによる全面侵攻が始まって以降、全領土の奪還を掲げて抗戦を続けてきた。厳しい戦況を踏まえて現実路線にかじを切る形だ。

 最大の後ろ盾だった米国では、支援に消極的なトランプ氏が大統領に返り咲く。占領された領土の割譲を強いてでも、早期の幕引きを図るとの見方がある。窮地に陥りかねず、後手に回らぬよう意思表示したとみられる。

 もともと東部ではロシア軍の前進を許し、攻勢にさらされている。実現が難しい武力での奪還に固執すれば、欧米の支援を失いかねないとの危機感は強いだろう。

 条件としたのは、欧米の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)への加盟だ。ロシアの侵略を抑止する安全保障環境を整えた上で、外交により領土の回復を目指す考えを示した。

 ただ、NATO諸国はロシアとの戦争に巻き込まれる恐れがあり、ウクライナの加盟に慎重論が根強い。ロシアの脅威にさらされるポーランドやバルト3国が積極姿勢を示す一方、米国やドイツは消極的だ。NATOはウクライナの加盟を「不可逆的な道」と支持しつつも、実際には早期加盟は難しいだろう。

 トランプ次期政権内では、ウクライナがNATOに少なくとも20年間は加盟しないと約束する代わりに、米国がロシアを抑止するために十分な兵器の供給を続ける案もあるとされる。

 ロシアのプーチン大統領は、NATO加盟断念に加え、一方的に併合した東部・南部4州からのウクライナ軍撤退を和平条件として突き付けた。ウクライナに降伏を迫るに等しい要求だ。

 ゼレンスキー氏は会見で「一日も早く公正な形で終わらせることが重要だ」と訴えた。欧米をはじめ国際社会は、ウクライナが納得できる条件での早期停戦を追求しなければならない。

 終戦後の安全を確保する責務も負う。ゼレンスキー氏は「NATOに代わる案は経験上存在しない」と述べたが、NATOへの早期加盟のハードルが高いのなら、ロシアとの戦争を再燃させない他の方策を模索する必要がある。

 徹底抗戦の旗を降ろした意味は重い。各国は国際法に反したロシアの侵攻を容認しないことを前提にしつつ、苦渋の訴えに応える道筋を探る時に来ている。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月04日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張②・11.27】:ロシアの核威嚇 プーチン氏の暴走許せぬ

2024-11-27 05:01:40 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【主張②・11.27】:ロシアの核威嚇 プーチン氏の暴走許せぬ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張②・11.27】:ロシアの核威嚇 プーチン氏の暴走許せぬ 

 ウクライナ侵略を続けるロシアのプーチン大統領が核兵器使用の脅しを強めている。

 露軍が21日のウクライナ攻撃に用いたミサイルについて、プーチン氏は開発中の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」と明かした。露領内の発射地から約900キロ飛び、最大速度はマッハ11で6つの弾頭を搭載していた。非核弾頭による攻撃だったが、核弾頭を搭載できる。

 「オレシュニク」による攻撃は、日本を含む世界に向けた核威嚇でもある。いかなる意味でも容認できない。

 プーチン氏は「実験は成功した」と述べ、ウクライナが米供与の地対地ミサイル「ATACMS」などで露領内を攻撃したことへの報復とした。

 だが、米政府がこれまで認めなかったATACMSの露領攻撃への使用を許したのは、ロシアによる北朝鮮兵の参戦受け入れという暴挙があったことが大きい。戦闘激化の責任はひとえにロシア側にある。

 「オレシュニク」は、ソ連が1970年代半ばから配備した中距離弾道ミサイル「SS20」の脅威を想起させる。ソ連は、自国領から欧州は射程内となるが米国には届かない核ミサイルを配備し、同盟関係にある米欧の分断を狙った。欧州諸国は、米国の核の傘が効かなくなると深刻な懸念を持った。SS20は極東ソ連にも配備された。

ロシア発射ミサイルは新型中距離弾道弾、初の実戦使用=米国防総省
 11月21日、米国防総省はロシアがウクライナ攻撃でこれまで実戦使用されたことのない中距離弾道ミサイルを発射したとの見方を示した。写真はロシアによるミサイル攻撃を受けた現場。同日、ウクライナ東部ドニプロで撮影(2024年 ロイター/Mykola Synelnykov)

 「オレシュニク」による威嚇は米欧への露骨な脅しだが、その矛先は日本や中国にも向かい得る。リャプコフ露外務次官は25日、米露の中距離核戦力(INF)全廃条約が失効しているため「オレシュニク」の配備に「何の制限もない」と語った。中・短距離ミサイルのアジア太平洋地域への配備の可能性を排除しないと強調した。

 これに先立ち、プーチン氏は19日、核兵器の使用指針を改定する大統領令に署名した。これまでも通常兵器による対露攻撃に核兵器で反撃する場合があるとしていたが、今回の改定で無人機(ドローン)や巡航ミサイルなどが大規模に発射される場合も使用があり得るとした。また、核保有国の支援を受ける非核保有国へも核兵器を使用できることにした。

 なりふり構わぬ核威嚇だが窮地にあるロシアが展望を描けないでいる証左でもある。ウクライナ支援は引き続き重要だ。

 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】  2024年11月27日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・11.23】:ウクライナ情勢 ロシアは核使用の脅しやめよ

2024-11-23 05:00:50 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説①・11.23】:ウクライナ情勢 ロシアは核使用の脅しやめよ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・11.23】:ウクライナ情勢 ロシアは核使用の脅しやめよ

 国際法を破ってウクライナを侵略し、反撃されたら核兵器を使用すると 恫喝 どうかつ する。ロシアの無法ぶりは目に余る。 

 ロシアがウクライナ東部ドニプロに対し、大規模なミサイル攻撃を行った。

 プーチン大統領は、使用したのは新たな極超音速の中距離弾道ミサイルだと明らかにし、「実験は成功」と述べた。ウクライナ軍が、米英から供与された長射程兵器で露領内を攻撃したことへの対抗措置だとも主張した。

 これに先立ち、プーチン氏は、核使用の要件を緩和する大統領令に署名した。

 核を持たない国が核保有国の支援を得てロシアに攻撃を仕掛けた場合、共同攻撃とみなすと明記した。米英仏の支援を受けるウクライナが核攻撃の標的になり得ると解釈できる。

 従来は「国家が存亡の危機にある場合」としていた核使用の要件についても、「主権や領土保全に重大な脅威をもたらす場合」に改め、使用のハードルを下げた。

 米欧に対し、ウクライナへの高性能兵器の追加供与をしないよう警告する意図は明らかだ。

 現行の核拡散防止条約(NPT)体制は、ロシア、米中英仏の5か国だけに核兵器の保有を認めている。その特権的な地位を、戦争抑止ではなく侵略や威嚇の手段として悪用するのは言語道断だ。

 核使用は人類全体に対する重大な脅威である。中国などロシアとの関係を重視する国も、核の脅しには非難の声を上げるべきだ。

 米国のバイデン政権はウクライナ軍に対し、米国が供与した長射程兵器をロシア領への攻撃に使わないよう求めていたが、最近になって方針を転換し、承認した。

 ロシア軍を支援するため兵力を派遣した北朝鮮をけん制する狙いがある。さらに、来年1月までの自身の任期中に、ウクライナに必要とする兵器を与え、できるだけ有利な状況を作り出そうとしているのだろう。

 バイデン氏の後任となるトランプ氏は、ウクライナを侵略したプーチン氏を非難せず、ウクライナ支援にも消極的だ。就任後は、ロシアの意に沿う形で停戦を急ぐのではないかとみられている。

 そうなれば、ウクライナはロシアに占領された領土を事実上、失うことになる。そのような無法がまかり通れば、世界の秩序は崩壊してしまう。

 将来の停戦協議をにらみつつ、ウクライナへの支援を続けることが重要になろう。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月23日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・11.20》:ロ領へ攻撃容認 停戦の見通し描けるのか

2024-11-20 09:31:45 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

《社説②・11.20》:ロ領へ攻撃容認 停戦の見通し描けるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・11.20》:ロ領へ攻撃容認 停戦の見通し描けるのか 

 米バイデン政権がウクライナに対し、米国製長射程兵器を使ったロシア領内への攻撃を容認した。

 ロシアを過度に刺激することを警戒し、ウクライナが繰り返し求めても応じてこなかった。北朝鮮がロシア軍側で参戦したことから、方針を転換した。

 これを受けてウクライナ軍が、米国供与の地対地ミサイル「エイタクムス」でロシア西部の軍事拠点を攻撃したと報じられた。

 ロシアのプーチン大統領は、攻撃容認は「北大西洋条約機構(NATO)諸国がロシアと戦うことを意味し、紛争の本質を変える」とけん制し、核攻撃の可能性もちらつかせてきた。

 緊張が一層高まり、歯止めなく戦争が拡大しかねない。ロシアが暴走する事態は食い止めなければならない。

 ウクライナはこれまで、前線から遠いロシア領内の軍用飛行場や補給拠点を攻撃する長射程兵器が不可欠だと欧米に訴えてきた。

 米国が慎重姿勢を崩さない中で、越境攻撃したロシア西部クルスク州でも、制圧地の半分程度をロシアに奪還されたもようだ。ウクライナは長射程兵器によって劣勢挽回を図るとみられる。

 同州には1万人以上の北朝鮮兵が派遣されているとの分析がある。北朝鮮の参戦は戦火を広げるばかりか、見返りの軍事支援によって北東アジアの緊張も高める。米国が容認に転じたのは警告の意図もあるとされる。

 来年1月に米大統領に返り咲くトランプ氏は、ウクライナへの軍事支援に消極的だ。戦争の早期終結に動く考えも示す。

 占領された領土の割譲をウクライナに強いるとの見方が広がる。全領土の奪還を目指すウクライナの立場と相いれず、ロシアの侵略を是認することにもなる。

 バイデン政権が長射程兵器の使用を認めたのは、残る任期で戦況を好転させ、ウクライナが優位な立場で停戦交渉に臨む状況をつくる狙いがあるとみられる。

 ウクライナは「必要な場面で必要な兵器が届かない」とし、バイデン政権に不満を募らせてきた。再三の求めに応じたとはいえ、局面の転換につながるかは見通せない。外交面でも、トランプ氏が返り咲き、対ロ制裁を強めてきた先進7カ国(G7)の結束が揺らぐ可能性がある。

 ロシアの侵攻開始から千日を迎えた。終結の見通しを描くどころか、負の連鎖が止まらない極めて危うい事態に陥っている。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月20日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②・11.18】:旧ソ連圏の選挙 ロシアの介入非難する

2024-11-19 07:34:40 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説②・11.18】:旧ソ連圏の選挙 ロシアの介入非難する

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・11.18】:旧ソ連圏の選挙 ロシアの介入非難する

 ロシアの侵攻が続くウクライナに隣接する東欧モルドバとコーカサス地方のジョージアで重要な選挙や投票が行われた。ともに旧ソ連の構成国。領土内に親ロ派分離独立勢力が支配する地域を抱え、ロシアは偽情報拡散や選挙買収、水面下での介入をしたとされる。民主主義の根幹である選挙の公正性に対する攻撃であり、ロシアを厳しく非難する。
 
 モルドバ大統領選では早期の欧州連合(EU)加盟を掲げる親欧米のサンドゥ大統領が再選したが、親ロシア派が支持する元検事総長との決選投票になる予想外の苦戦。国民投票もEU加盟賛成が世論調査に反し、僅差の過半数だった。法的拘束力はないものの民意が明確に示されたことは重要だ。
 
 EU加盟阻止を狙うロシアは、交流サイト(SNS)などで偽情報やプロパガンダを拡散させ、親ロ派を通じた影響力工作などを活発化。約1億ユーロ(約162億円)の巨額資金を投入して有権者に対する選挙買収を行った。
 
 ジョージア議会選ではロシアと関係が深い大富豪イワニシビリ氏が創設したロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」が勝利した。2012年の選挙で親欧米派から政権を奪取した後、イワニシビリ氏が実力者として君臨し、長期政権を維持する。外国の支援に頼る非政府組織(NGO)などを規制する「外国代理人法」を成立させるなど権威主義的傾向を強める。
 
 今回の選挙でも多数の不正投票や水面下でのロシアの介入が指摘され、親欧米派のズラビシビリ大統領は選挙結果を認めていない。
 
 ジョージアとモルドバは22年3月にEU加盟を申請したが、民主的選挙が行われなければ加盟は難しい。欧州はEUを中心に、巧妙化するロシアの工作活動にさまざまな対策を講じてきたが、不十分だったと言わざるを得ない。
 
 モルドバでは来年、議会選挙も予定される。国際社会はEUを中心に連携をさらに強化し、ロシアによる選挙介入を阻止しなければならない。日本も傍観せず、民主主義を目指す国家の歩みを強力に支援したい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月18日  07:19:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.22】:朝ロ首脳会談から始まるのか 中国のアメリカ接近

2024-06-30 07:40:00 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【政界地獄耳・06.22】:朝ロ首脳会談から始まるのか 中国のアメリカ接近

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.22】:朝ロ首脳会談から始まるのか 中国のアメリカ接近 

 ★西側は「双方のどちらか一方が個別的な国家または複数の国家から武力侵攻を受けて戦争状態となる場合、他方は遅滞なく自国が保有するすべての手段で軍事的およびその他の援助を提供する」(第4条)に注目。「有事の自動軍事介入」とも解釈できる条項で、軍事同盟の色合いが強いと分析する。在韓米軍のように在朝ロ軍が不穏な動きがあれば駆けつけるという考え方だ。旧ソ連時代の1961年に締結された「朝ソ友好協定および相互援助条約」の第1条がまさにそれだったが、1996年にロシア側が一方的に破棄し失効。韓国軍事筋は「今極東に配備する兵力の余裕がロシアにあるだろうか」と疑問を呈する。ロシア側の表現は「準同盟」。

 ★忘れてはならないのは日本近隣国の近代史だ。プーチンは今回、平壌で第2次大戦の対日参戦で戦死したソ連兵の記念碑に献花し、首脳会談では「1945年にソ連兵は日本の侵略者から朝鮮半島を解放するため共闘した」と話したが、極東をロシア列強時代の秩序に戻そうとするプーチンの思いが、朝鮮半島の南北統一の推進を阻止する新秩序構築だ。北朝鮮は南北統一を昨年末放棄し、労働党統一戦線部も解散した。同胞の民族主義がこれからの価値観に合わず、北朝鮮は中国と距離を置き、韓国と別の国として生きる道を探る。無駄に対立せずロシアブロックに組み込まれた方が、国際社会で生きていく場合のステータスが上がると判断をしたのではないか。中国は不満と共に米中接近が始まるかもしれない。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年06月22日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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