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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説②・03.28】:IOC新会長 思い切った五輪改革を

2025-03-28 16:00:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説②・03.28】:IOC新会長 思い切った五輪改革を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・03.28】:IOC新会長 思い切った五輪改革を 

 国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長に、元競泳選手で五輪金メダリストのカースティ・コベントリー氏(ジンバブエ)が選ばれた。131年のIOCの歴史では初の女性会長で、欧米以外からのトップ選出も初めてだ。

 五輪は、行き過ぎた商業主義やドーピング問題など課題が山積している。41歳の新会長は、閉鎖的な組織の改革とIOCへの信頼回復を実現できるかが問われる。

 2期12年務めたバッハ会長(71)の後継を決める会長選は、史上最多の7人が立候補した。選出はもつれるとの予想を覆し、コベントリー氏が1回目の投票で過半数の49票を獲得した。

 バッハ氏の支援に加え、ジェンダー平等を進めるIOCで、委員の女性比率が4割強に増えたことも後押ししたとみられる。

 「世界の分断、隔たりを埋めたい」との抱負通り、あらゆる差別に反対し、スポーツにおける女性の地位向上をうたう五輪憲章の実現に力を発揮してほしい。

 一方で、名誉会長として影響力を残すバッハ氏の「かいらい」にならないかといった懸念もある。

 バッハ氏は、在任中に五輪の在り方を大きく変えた。開催地選定は、買収疑惑が相次いだIOC委員による投票から、執行部を中心とした協議に変更した。選考過程は不透明になった。新型コロナウイルス下の東京大会の強行など独善的な運営も目立った。

 30代でIOC理事に就き、母国でスポーツ大臣を務めるコベントリー氏だが、指導力は未知数だ。公約も現路線の継承が目立ち、新味に乏しいと評される。

 6月の会長就任後は、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪でのロシアの参加問題をはじめ、多くの難題が待ち構える。

 IOCは昨夏のパリ五輪で、史上初めて出場枠の男女同数を実現させた。ただ、28年にロサンゼルス五輪を開く米国では、トランプ大統領がトランスジェンダー選手の女子競技参加を禁じる大統領令に署名した。 

 参加ルールの整備についてコベントリー氏は「もう少し主導的な役割を果たしたい」と作業部会の設置の考えを示している。手腕を注視したい。

 酷暑や雪不足を招いている地球温暖化への対処も求められる。特に真夏の開催は巨額の放映権料を払う米テレビ局の意向とされる。

 5大会に出場し、メダル7個を獲得した「五輪の申し子」として、競技者ファーストの徹底へ踏み出す新機軸を望む。

 元稿:京都新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年03月28日  16:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②・03.28】:プロ野球開幕 新しいスターは生まれるか

2025-03-28 05:00:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説②・03.28】:プロ野球開幕 新しいスターは生まれるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・03.28】:プロ野球開幕 新しいスターは生まれるか

 ファンが待ち望んだプロ野球シーズンの到来である。セ・パ両リーグが28日開幕する。熱いプレーで、多くの人々に元気を届けてほしい。

 12球団のうち5球団で監督が交代した。新監督らがどのような采配を見せるか楽しみだ。

 阪神の藤川球児監督は現役時代、火の玉ストレートで鳴らす人気選手だった。西武の西口文也監督ら二軍監督の経験者も多い。勝利を追い求めつつ、若い選手にも活躍の場を与えてもらいたい。

 有望な新人選手も多い。昨年のドラフト会議で1位指名が相次いだ楽天の宗山塁選手や、オープン戦で打撃好調だったロッテの西川史礁選手らは、どんな成績を残すだろう。次世代を担う新しいスターの出現を期待したい。

 セ・リーグは、巨人がリーグ2連覇と、13年ぶりの日本一を目指す。エースの菅野智之投手は米国に移籍したが、中日の守護神だったライデル・マルティネス投手らを補強し、厚みが増した。

 昨季2位だった阪神は今季も、投打ともに戦力が充実している。昨季3位ながらクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本一になったDeNAも底力がある。

 パ・リーグは、実績のある選手がそろった昨季の覇者ソフトバンクの前評判が高い。若手が着実に成長している日本ハムも、目が離せない存在になるだろう。

 個人記録では、楽天から巨人に加入した田中将大投手が、あと3勝で日米通算200勝を達成する。ベテランならではの巧みな投球術に期待が高まる。

 今春は米大リーグの開幕戦が日本で行われ、多くの観客が球場を訪れた。ドジャースの大谷翔平選手ら日本人が大活躍し、レベルの高さを示した。日本のプロ野球も熱戦を見せてくれるはずだ。

 昨季の両リーグの公式戦入場者数は、コロナ禍前を上回り、過去最多の約2668万人だった。

 巨人の新しいファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」(東京都稲城市)が、今月開業した。阪神のファーム新球場もオープンした。選手たちは練習に汗を流し、経験を積んで、一軍での活躍につなげてもらいたい。

 来年3月には国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)が開催される。連覇のかかる大会に向け、選手たちにとっては、実力をアピールするシーズンでもある。

 代表チーム「侍ジャパン」に誰が選ばれるのか。ペナントの行方とともに気になるところだ。

 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年03月28日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・03.27】:IOC次期会長 改革へ手腕が問われる

2025-03-27 04:05:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説①・03.27】:IOC次期会長 改革へ手腕が問われる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・03.27】:IOC次期会長 改革へ手腕が問われる

 国際オリンピック委員会(IOC)が次期会長にIOC理事のカースティ・コベントリー氏(ジンバブエ)を選出した。
 1894年のIOC設立以降、会長職は欧米出身の男性が占めてきた。女性、アフリカ出身の会長はともに初めてだ。
 コベントリー氏は「ガラスの天井が打ち砕かれた。ロールモデルとしての責任を自覚している」と所信表明した。
 あらゆる差別に反対し、スポーツにおける女性の地位向上をうたう五輪憲章の理念を実現する先頭に立ってほしい。
 ただ公約は目新しさに乏しい。6月で退任するトーマス・バッハ会長は終身の名誉会長となり、影響力が残る。
 五輪は肥大化し、行き過ぎた商業主義がこれを支える。弊害も目立ち、改革は急務だ。新しいリーダーが独自色を発揮できるか、その手腕が問われる。
 バッハ氏の去就を巡っては任期延長説が根強かったが、昨年退任を発表し、会長選には史上最多の7人が立候補した。選出はもつれると予想されたが、コベントリー氏は1回目の投票で過半数の49票を獲得した。
 IOC委員の女性比率は4割強に増えており、女性会長誕生を後押ししたとみられる。
 バッハ氏はコベントリー氏を推した。「反バッハ」の代表格で「IOCの意思決定が一部に集中しすぎだ」などと批判してきた世界陸連会長のセバスチャン・コー氏の当選を阻止する狙いだったとの見方がある。
 バッハ氏は12年間の在任中、五輪のあり方を大きく変えた。
 開催地は複数の候補地からIOC委員の投票で選んできたが、委員への買収疑惑が絶えず、バッハ氏は各都市と対話して一本化する方式に改めた。五輪の安定的な開催につながる半面、選定過程は不透明となった。
 コロナ下での東京大会強行や水質が良くないセーヌ川でトライアスロンなどを実施したパリ大会など、選手や開催地本位とは言えない手法も目立った。
 開催都市に巨額の財政負担を強いる大会のあり方をはじめ、猛暑や雪不足など地球温暖化への対応、トランスジェンダー選手の女子競技参加の是非など、課題は山積している。
 コベントリー氏は運営が透明で持続可能な大会を実現し、五輪の価値を高めてもらいたい。
 国際体操連盟会長の渡辺守成氏は日本人として初めて立候補した。大会を五大陸5都市で同時開催するといった大胆な改革を掲げた。得票は4票にとどまったが、五輪のあり方を巡って一石を投じたといえよう。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年03月27日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・03.27》:IOC初の女性会長 多様で持続可能な五輪に

2025-03-27 02:02:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《社説②・03.27》:IOC初の女性会長 多様で持続可能な五輪に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・03.27》:IOC初の女性会長 多様で持続可能な五輪に

 国際オリンピック委員会(IOC)の第10代会長にジンバブエ出身の元競泳選手で、41歳のカースティ・コベントリー氏が決まった。初の女性会長である。

 2004年アテネ、08年北京両五輪の女子200メートル背泳ぎで金メダルを獲得した。現在はIOC理事の立場にあり、母国ではスポーツの担当大臣も務めている。

 

<picture>IOC初の女性会長に選ばれたカースティ・コベントリー氏=ロイター</picture>

IOC初の女性会長に選ばれたカースティ・コベントリー氏=ロイター

 12年間の任期を終え、6月で退任するトーマス・バッハ会長の後を引き継ぐが、前途には重い課題が待ち受ける。

 大会は肥大化し、財政力のある先進国以外での開催が難しくなっている。立候補都市が減る中、危機感を抱いたバッハ会長は2大会一括で早期に開催地を確保するなど、新たな選考方法を導入した。

 コベントリー氏はアフリカ初の会長でもある。五大陸の中で唯一アフリカでは五輪が開かれたことがなく、まだ「四輪」の状態だ。

 途上国でも開催できるよう、規模縮小や複数国での共催などを模索し、持続可能な五輪のあり方を提示すべきだ。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2025/03/27/20250327ddm005070135000p/9.webp?1" type="image/webp" />コロナ禍で1年延期となった東京オリンピックの開会式であいさつするIOCのトーマス・バッハ会長(手前左)。12年間の任期を終えて6月に退任する=東京・国立競技場で2021年7月23日午後11時、宮武祐希撮影</picture>
コロナ禍で1年延期となった東京オリンピックの開会式であいさつするIOCのトーマス・バッハ会長(手前左)。12年間の任期を終えて6月に退任する=東京・国立競技場で2021年7月23日午後11時、宮武祐希撮影

 多様性をいかに確保するかも問われる。コロナ下で延期された21年の東京五輪では、出生時の性と自認の性が異なるトランスジェンダーの選手が初出場した。

 しかし、米国ではトランプ大統領がトランスジェンダー選手の女子競技への参加を禁止する大統領令に署名した。3年後のロサンゼルス五輪ではそうした選手に入国ビザを発給しない方針という。

 これに対して、コベントリー氏は「IOCが主導的な役割を果たす」と話している。多様な選手の出場機会を確保するためにも、米政府に粘り強く働きかけていく必要がある。

 国際社会の分断も五輪に影を落としている。

 IOCはウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシを五輪から除外したままだ。侵攻を支持しないなどの条件を満たす「中立選手」の参加は認めているが、平和の祭典としての姿は取り戻せていない。

 「五輪は分断された世界の隔たりを埋められる」と決意を述べたコベントリー氏である。多様な価値を認め合う五輪精神に立ち返り、大会の持続可能性を高める改革を進めるべきだ。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2025年03月27日  02:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・03.23】:IOC新会長 五輪改革へ力量問われる

2025-03-26 07:00:25 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説①・03.23】:IOC新会長 五輪改革へ力量問われる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・03.23】:IOC新会長 五輪改革へ力量問われる 

 国際オリンピック委員会(IOC)の次の会長にカースティ・コベントリー氏(ジンバブエ)が選ばれた。131年のIOCの歴史で初の女性で、欧米以外からの選出も初めて。41歳のリーダーの誕生は、新時代を感じさせる。

 五輪を巡っては行き過ぎた商業主義やドーピング問題、差別撤廃など課題が山積する。手腕は未知数だが、これらの改革に正面から取り組み、五輪やIOCの信頼回復に努めてもらいたい。

 コベントリー氏は現役時代、アフリカを代表する女性スイマーとして計7個の五輪メダルを獲得。30代でIOC理事を経験し、「五輪の申し子」と呼ばれる存在だ。

 1回目の投票で過半数を獲得し圧勝した背景には、6月に退任するトーマス・バッハ会長の後ろ盾に加え、IOC委員の4割を占めるまでになった女性委員の支持がある。

 スポーツ界のさらなる女性進出へ国際競技連盟(IF)に与える影響は大きい。人種や性別などあらゆる差別撤廃への発信力にも期待したい。

 とはいえ、コベントリー氏には難題が待ち構え、早速指導力が問われる。一つは性の多様化への対応である。2028年ロサンゼルス五輪を控える米国では、トランプ大統領が女性を自認するトランスジェンダー選手の女子競技参加を禁じる大統領令に署名。波紋を広げた。

 現行の競技区分では対応が難しくなっているのは確かだ。コベントリー氏はIF任せにせず、参加ルールづくりを検討する作業部会を設けて積極的に関わる方針だ。トランスジェンダー選手の人権を軽視することがあってはならない。ひるむことなくトランプ氏と渡り合ってほしい。

 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪ではロシア勢の参加可否で決断を迫られる。昨年のパリ五輪は個人の中立選手として出場を容認した。侵攻されたウクライナ選手らの反発は強い。ロシアは国ぐるみのドーピング問題も抱えており、判断が注目される。

 会長選でのコベントリー氏の訴えには、現状変更よりも現体制の継承が色濃くにじんだ。危惧されるのは名誉会長に就くバッハ氏の「院政」だ。

 12年間務めたバッハ氏には独善的な手法も目立った。五輪の開催地選定はIOC委員の投票から、執行部が中心となった密室協議に変更。不透明さが拭えない。

 東京五輪後には汚職、談合事件が発覚。札幌市の冬季五輪招致が撤退に追い込まれた。「五輪とカネ」が招致熱を冷ました。商業主義のなれの果てと言えよう。

 大会の肥大化にも手を打つ必要がある。開催都市の負担を軽減しなければ行き詰まるのは明らかだ。大都市や大国以外も招致できるよう改革を進めるべきだ。真夏の開催は巨額の放映権料を払う米テレビ局の意向とされる。気候変動対策と合わせ、競技者ファーストを徹底したい。

 コベントリー氏が独自色を発揮するには「バッハ流」からの脱却が試金石だ。五輪運動の原点への回帰と、民主的な組織運営が鍵となる。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年03月23日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《なるほドリ・01.08》:日本選手が米野球殿堂入りするの? MLB最多262安打 イチローさん有力視=回答・下河辺果歩

2025-01-09 02:00:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《なるほドリ・01.08》:日本選手が米野球殿堂入りするの? MLB最多262安打 イチローさん有力視=回答・下河辺果歩

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《なるほドリ・01.08》:日本選手が米野球殿堂入りするの? MLB最多262安打 イチローさん有力視=回答・下河辺果歩

 なるほドリ 米国野球殿堂(べいこくやきゅうでんどう)に日本選手が選ばれそうだと聞いたよ。

 記者 米大リーグ・マリナーズなどで活躍(かつやく)したイチローさん(51)=本名・鈴木一朗(すずきいちろう)=が今回新たに候補者入りし、選出が有力視されています。

現役最後の試合後、あいさつをするマリナーズのイチローさん=東京ドームで2019年3月、玉城達郎撮影

現役最後の試合後、あいさつをするマリナーズのイチローさん=東京ドームで2019年3月、玉城達郎撮影

 イチローさんは野手初の日本出身大リーガーです。

 大リーグ19年間在籍(ざいせき)で3089安打を放ち、2004年にはシーズン262安打のメジャー記録も樹立しました。

 ■この記事は有料記事です。残り594文字(全文802文字)

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 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【なるほドリ】  2025年01月08日  02:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【スポーツ庁】:五輪・パラ選手をAIで強化…ブリスベン見据え戦略改定へ、依存リスクに警鐘も

2025-01-05 05:00:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【スポーツ庁】:五輪・パラ選手をAIで強化…ブリスベン見据え戦略改定へ、依存リスクに警鐘も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【スポーツ庁】:五輪・パラ選手をAIで強化…ブリスベン見据え戦略改定へ、依存リスクに警鐘も 

 スポーツ庁が2032年のブリスベン夏季五輪・パラリンピックまで見据えた強化戦略を3月に改定し、トップ選手のトレーニングにAI(人工知能)を活用する方針を初めて明記することが4日、分かった。膨大な競技データの処理にAIを使うことでパフォーマンスを向上させ、メダル量産を目指す。一方で、AIに依存しすぎると選手の感覚や判断力が失われ、行きすぎた練習で故障しかねないリスクにも警鐘を鳴らす。

スポーツ庁
スポーツ庁

 スポーツ界でAIは選手のフォーム改善や体調管理、戦術立案などに使われている。体操競技では、技を学習したAIが映像を解析して採点し、審判員を補助するシステムを世界選手権で導入。国内でも、大学や民間企業がカーリングのショット選択やトランポリンの姿勢分析などを可能にするAIを開発しているが、試合映像などの学習データが少なく、精度が低いのが課題とされる。多くの競技団体は、AIに詳しい人材が乏しいのが実情だ。 

 関係者によると、強化戦略では欧米や豪州に比べてAI活用が遅れているとして、新たにAIの項目を設け、トップ選手たちの強化のために導入する方針を打ち出す。▽効果的な活用事例を多くの競技団体で共有する▽研究者と連携し、学習データを増やしてAIの精度を高める――といった方向性を示す見通し。一方で、AIの指示を過信した場合、体調を考慮しない練習をしたり、戦術眼やプレー感覚が損なわれたりするリスクも指摘する。

新たな強化戦略で進めるAI活用のイメージ
新たな強化戦略で進めるAI活用のイメージ

 同庁は、新戦略に基づいて26年度以降、トップ選手の強化拠点「ハイパフォーマンススポーツセンター」(HPSC、東京都北区)を中核として研究者とのネットワークを強化し、競技横断的なAI利用を本格化させるとみられる。

 関係者は「世界と  していくためにAI利用は不可欠。ただし、あくまでも作業効率を上げるツールで、最終判断は人間だ。選手がAIの指示通りにプレーしたら、スポーツ自体が魅力を失う」と話している。

 ◆ 強化戦略 =正式名称は「持続可能な国際競技力向上プラン」。夏季と冬季の五輪・パラに向けた強化策の最高指針で、スポーツ庁やHPSCの事業や競技団体などへの支援策に反映される。2016年に初めて策定し、東京大会後の21年12月に改定。今回はパリ大会を終えた節目で見直す。

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 元稿:読売新聞社 朝刊 主要ニュース スポーツ 【スポーツ庁が2032年のブリスベン夏季五輪・パラリンピックまで見据えた強化戦略を3月に改定】  2025年01月05日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・12.26》:国スポの改革 抜本見直しにはほど遠い

2024-12-27 09:31:35 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《社説②・12.26》:国スポの改革 抜本見直しにはほど遠い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・12.26》:国スポの改革 抜本見直しにはほど遠い

 小手先の見直しにとどまり、抜本的な改革にはほど遠い。大会の簡素化さえ、どれほど進むのか疑わしい。

 国民スポーツ大会の改革の方向性を巡り、日本スポーツ協会(JSPO)の有識者会議が論点を整理した。

 大会の時期や期間は開催地の実情に応じて設定し、開閉会式会場の施設基準の弾力化や、既存施設の有効活用なども挙げた…、

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 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月26日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・12.23》:6カ国でサッカーW杯 肥大化の課題に目配りを

2024-12-25 02:03:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《社説②・12.23》:6カ国でサッカーW杯 肥大化の課題に目配りを

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・12.23》:6カ国でサッカーW杯 肥大化の課題に目配りを 

 大会の肥大化を印象づける決定である。2030年のサッカー・ワールドカップ(W杯)が3大陸にまたがる6カ国で開かれることになった。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/12/23/20241223ddm005070133000p/9.webp?1" type="image/webp" />2034年大会の開催が決まり、歓喜に沸くサウジアラビアの地元ファン=ロイター</picture>
2034年大会の開催が決まり、歓喜に沸くサウジアラビアの地元ファン=ロイター

 欧州のスペインとポルトガル、アフリカのモロッコの3カ国が主舞台となる。W杯創設100周年を記念して、第1回開催国ウルグアイと、アルゼンチン、パラグアイの南米3カ国でも1試合ずつ実施される。

 近年、世界市場の開拓を狙って国際サッカー連盟(FIFA)が進める拡大路線の一環だ。

2030年大会の開催決定を喜ぶ南米サッカー連盟の関係者。ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイで各1試合が行われる=ロイター

 02年大会で日本と韓国の共同開催が実現したが、再来年の26年大会は米国、カナダ、メキシコによる初の3カ国共催だ。出場チーム数は従来の32から48に、試合数も64から104に増える。

 30年大会はさらに広域の開催となる。時差もある上、南半球から季節の異なる北半球へ、赤道を越えての長距離移動を余儀なくされるチームも出てくる。

 移動に伴う選手の負担は大きく、「アスリートファースト」とは到底言えまい。対戦相手との不公平感も生まれるだろう。

 大勢の観客も航空機で移動する。脱炭素を目指す世界的な取り組みにも逆行しかねない。

 膨大な資金を要する巨大イベントの開催を一手に引き受ける国は減ってきた。そこで、存在感を増しているのがオイルマネーで潤う産油国である。

 22年のカタールに続き、34年はサウジアラビアで開かれることが決まった。2度目の中東開催だ。

 課題は少なくない。W杯は通常6~7月に開かれるが、暑さが厳しいサウジではカタール大会にならい、冬の開催となりそうだ。時期が重なる各国のリーグ戦は日程変更を迫られる。

 多くのスタジアムも必要になる。サウジでは会場となる15競技場のうち11カ所が新設される。建設に従事する移民の長時間労働など人権問題を懸念する声もある。

 W杯は世界の人々を熱狂させてきた。だが、営利優先で選手の体調やパフォーマンスをないがしろにすれば、試合の質も低下する。

 選手本位の原点に立ち返るべきだ。課題への目配りを忘れず、ファンを魅了する持続可能な大会にしなければならない。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月23日  02:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【金口木舌・12.23】:「ワンチーム」の強さ

2024-12-23 04:00:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【金口木舌・12.23】:「ワンチーム」の強さ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・12.23】:「ワンチーム」の強さ 

 プロバスケットボール琉球ゴールデンキングスを2013年から4シーズン指揮した伊佐勉さんは、監督の仕事を「孤独」と表現した。結果が出なければファンから批判され、選手ともぶつかるだろう。1人で悩むことも多いはずだ

 ▼伊佐さんと選手らは、練習の前後にも積極的に会話をして交流を深めた。互いの理解が深まる中でチームは一つにまとまり、伊佐さんの就任1年目でキングスは優勝した

 ▼監督だけではなく、大舞台で戦う選手も孤独を感じることがあるかもしれない。結果が出ないときや自身の思いが伝わらないとき、心ない批判にさらされる。パリ五輪では選手らへの誹謗(ひぼう)中傷が問題となった

 ▼日本プロ野球選手会は、ファンと選手をつなぐオンライン上のプラット
フォーム「ファントモ」を開設した。交流することで相互理解が深まり、誹謗中傷の撲滅にもつながっていく

 ▼選手会は選手とファンが「ワンチーム」になることを願う。スポーツの世界でも一般社会でも、一丸となることが課題解決の原動力となる。プロ野球界が成功事例を示すことで、さまざまな分野にプラスの効果を広げてほしい。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】  2024年12月23日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《なるほドリ・12.19》:全国高校駅伝 出場校増えるの? 代表校が固定化の傾向、機会広げ男女各58校に=回答・皆川真仁

2024-12-19 02:00:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《なるほドリ・12.19》:全国高校駅伝 出場校増えるの? 代表校が固定化の傾向、機会広げ男女各58校に=回答・皆川真仁

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《なるほドリ・12.19》:全国高校駅伝 出場校増えるの? 代表校が固定化の傾向、機会広げ男女各58校に=回答・皆川真仁

 なるほドリ 全国高校駅伝が22日に開催(かいさい)されるね。出場校が増えるって聞いたよ。

 記者 「都大路(みやこおおじ)」を駆(か)ける高校生たちの戦いは師走(しわす)の風物詩ですね。

 これまでは原則として都道府県代表の男女各47校でしたが、今大会から男女各58校に拡大されました。

女子は記念大会のため58校が出場した前回の全国高校駅伝=京都市内で2023年12月24日、滝川大貴撮影

女子は記念大会のため58校が出場した前回の全国高校駅伝=京都市内で2023年12月24日、滝川大貴撮影

 従来は5年に1度の記念大会などに限り、東北や近畿(きんき)など11地区代表にも出場権を与(あた)えていたため58校が出場した年もありましたが、今後は多い方に出場校数が固定されます。

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 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【なるほドリ】  2024年12月19日  02:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

2024-12-17 02:05:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《余録・12.16》:京都・三条大橋のたもとに…

 京都・三条大橋のたもとに「駅伝の歴史ここに始まる」と記された碑がある。1917年、日本で最初の「東海道駅伝徒歩競走」のスタート地点となった場所だ

昨年の全国高校駅伝で、一斉にスタートする男子の選手たち=たけびしスタジアム京都で2023年12月24日、滝川大貴撮影

 ▲首都が東京に定められて半世紀となる「奠都(てんと)50周年記念大博覧会」の行事として行われた。旧東海道五十三次を舞台とする23区間、総距離516キロに及ぶ3日間のレースだった

 ▲東京・上野不忍池の博覧会正面玄関のゴールに飛び込んだ「関東」チームのアンカーは、NHKの大河ドラマ「いだてん」にも登場した金栗四三(かなくり・しそう)。その5年前に日本初のオリンピック選手として、ストックホルム五輪のマラソンに出場したが、無念の途中棄権に終わっていた

「日本マラソンの父」と呼ばれ、駅伝の発展にも貢献した金栗四三=熊本県玉名市提供

 ▲マラソンの過酷さを味わった金栗は「個人の練習だけではいくら頑張っても限界がある」と感じていた。だが、駅伝なら多くの選手が競い合いながら育つと考え、箱根駅伝の創設を発案した。箱根を予選会にして米大陸横断の駅伝も検討していたというから、熱意のほどが分かる

 ▲古来、日本には中央と地方を結ぶ幹線道路に「駅馬(えきば)」「伝馬(てんま)」と呼ばれる馬を備えた施設を置き、その間を往来する交通制度があった。冬の風物詩と呼ばれるほどのスポーツに発展した「駅伝」の名称の由来である

 ▲22日開催の全国高校駅伝では、出場校が従来の男女各47校から58校に増える。少子化の影響で予選の参加校が減りつつある中、都大路を走るチャンスを広げて競技の活性化を図るという。今年も若人がたすきをつなぎ、歴史もまた受け継がれていく。

 元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【余録】  2024年12月16日  02:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.10】:J1神戸の連覇/天皇杯との2冠たたえる

2024-12-10 06:00:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説・12.10】:J1神戸の連覇/天皇杯との2冠たたえる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.10】:J1神戸の連覇/天皇杯との2冠たたえる

 サッカー・Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸が、創設29年目でJ1の頂点をつかんだ昨季に続き、リーグ優勝を果たした。最終節まで3チームが首位を争う中、ホームのノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)での最終戦で湘南ベルマーレに3-0で快勝した。連覇はチーム初の快挙で史上6クラブ目である。神戸は先月、第104回天皇杯全日本選手権でも5大会ぶり2度目の優勝に輝いている。連覇との2冠という栄誉を心からたたえたい。

 神戸は、岡山県倉敷市を拠点とする川崎製鉄水島サッカー部を母体にして発足した。だが、初練習を予定していた1995年1月17日に阪神・淡路大震災に見舞われた。96年の日本フットボールリーグ2位でJリーグに昇格し、2度の2部降格などの苦難も乗り越えながら、震災被災地の人々と歩んできた。

 〈共に傷つき 共に立ち上がり これからもずっと 歩んでゆこう〉

 シャンソンの名曲として知られる「愛の讃歌(さんか)」の歌詞を書き換えて誕生した応援歌「神戸讃歌」を、サポーターと選手が大切に歌い続ける。震災から30年の節目を前に、最高の成果を市民に届け、輝かしい記録をチーム史に刻んだ意味は大きい。

 チームの初タイトルは、元スペイン代表アンドレス・イニエスタ選手を擁して2020年の元日に獲得した天皇杯だった。大迫勇也選手ら主力選手の多くは、神戸に加入した理由の一つにイニエスタ選手の存在を挙げている。同選手は昨年神戸を退団し、今年現役引退も表明したが、彼が神戸に残した多くの財産をサポーターは忘れないだろう。

 クラブの数が18から20に増えたJ1は今季、混戦が予想された。神戸では、昨季の優勝に貢献した元日本代表の大迫選手、武藤嘉紀選手、山口蛍選手、酒井高徳選手らが引き続き存在感を示した。そこに川崎フロンターレから移籍した宮代大聖選手ら若手が加わり、攻守にバランスの取れた戦いぶりを見せた。

 ただ、チームは選手の故障やアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)への参戦による過密日程などに悩まされた。首位との勝ち点差が最大8に広がるなど苦しい時期もあったが、11月に半年ぶりに首位に戻り、激戦を制した。

 22年6月からチームを引っ張る吉田孝行監督の存在も大きい。「競争と共存」を掲げ、自ら信じる戦術を選手に徹底させた指導力と采配がなければ、連覇はなし得なかった。

 大迫選手が「タイトルを取り続けるチームになりたい」と話すように「常勝神戸」は夢ではない。次はACLEを勝ち抜き、初めてとなるアジアの頂点を極めてほしい。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月10日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗・12.07】:1947年4月に東京であったサッカーの東西対抗戦。終了後、…

2024-12-08 07:27:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【筆洗・12.07】:1947年4月に東京であったサッカーの東西対抗戦。終了後、…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・12.07】:1947年4月に東京であったサッカーの東西対抗戦。終了後、…

 1947年4月に東京であったサッカーの東西対抗戦。終了後、昭和天皇は皇太子(現上皇さま)とともに貴賓席からピッチに降りると整列した選手らに「本日は良い試合を見せてもらってありがとう。戦後日本の復興はスポーツ精神の振興によるもの多大と思う」と声を掛けられた

 ▼涙する選手も。スタンドで観戦した後のサッカー記者賀川浩さんはピッチに降り、米兵が警護するなか天皇を見送り「日本も良い国になった」と思ったという。試合は天皇杯下賜の契機となった

 ▼長く書き、国際サッカー連盟会長賞を2015年に贈られた賀川さんが99歳で旅立った。特攻を志願するも出撃前に終戦を迎えた。スポ...、残り 279/558 文字

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 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年12月07日  07:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録・12.08】:キジの羽ばたき

2024-12-08 07:00:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【天風録・12.08】:キジの羽ばたき

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・12.08】:キジの羽ばたき

  エンタメ界で岡山勢が熱い―。ことしの正月、本紙地方版で特集していた。特にお笑いに人気者が多い。M1グランプリ優勝のコンビ「ウエストランド」ら県出身者をテレビで見ない日はない。代表的なのは「千鳥」だろう

 ▲岡山県民になじみの鳥なら郷土の昔話桃太郎に登場する「キジ」も。千鳥に負けじと、サッカー界のキジが羽ばたいた。キジを意味するイタリア語ファジアーノをチーム名にしたJ2岡山だ。きのうJ1昇格を決めた

 ▲これまでに2度の昇格チャンスがあり、挑んだが、結果はけんもほろろ。その悔しさを胸に、きのう地元とサポーターが一体となって臨んだ。「全員で勝つ!」のスローガンを掲げ、チームカラーである雄キジの赤にスタジアムを染めた

 ▲サッカーのトップリーグで戦うチームが岡山に初めて誕生する。広島、兵庫の東西両県には、サッカーのほか野球のチームまであるだけに悲願だったはず。昨年は高校サッカーで日本一となり、競技熱も上がっていた▲サンフレッチェ広島とも対戦する来年のJ1が楽しみだ。ディフェンディングチャンピオンとして、広島には迎え撃ってもらいたいが、果たして。J1覇者はきょう決まる。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年12月08日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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