フランクルは、ユダヤ人の精神医学者で、第二次世界大戦中はナチスによって強制収容所に入れられ、想像を絶する迫害を受けました。しかし、彼はそれをくぐり抜けて生き残り、大戦後は、自らの過酷な経験を生かして、人の心の闇と、生きることの意味を解き明かすことに、死力を尽くすことになるのです。
悲劇に見舞われて不幸な状態にある人ほど、宇宙に存在する深い審理を垣間見ることができるということです。
フランクルは、たとえそれが患者の思い込みであっても、そのまま彼らの想いを語らせました。つまり、フロイトの精神分析のように、あらかじめ解釈のモノサシを用意して、それによって患者の訴える物語を判断するのではなく、患者自身のなかにあるものをまるごと表出させ、その意識の変化をそのまま記述していったのです。その際に、彼らの言っていることが正しいか正しくないかは関係ありませんでした。
なぜそのような方法をとったかといえば、悩んでいる人というのは、「自分の気持ちの変化」に大きな意味を見だしていて、そこにこだわっているからです。
(2012年6月20日集英社刊、55-57頁より引用しました。)
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フランクル著『それでも人生にイエスと言う』を読みたいと思っています。
私の状況、今すごくきついです。ほんとうは一秒でも早く逃げ出したい。
もう限界だとなんども思いました。
でも10年以上生活をかけて一生懸命働いてきたのです。
今逃げ出すわけにはいきません。
無駄なエネルギーを消耗するだけかもしれませんが、声に出していきたい。
いろいろと整理していたところ、完全なオーバーワークを物語る記録が出てきて、自分のことながら読んで涙が出てきてしまいました。
孤独な感じです。
妹はお別れの前、だれからも見捨てられたような感があってもうわけがわからなくなっていたのか、もっともっと孤独な中にいたのか、ふと考えてしまいました。
でもなにも死ぬことはなかった、歯を食いしばって生きていてほしかった。
いくらそう思ってもどうしようもない。
その分私が生きるしかない。がんばり過ぎかもしれないが、人から見ると息苦しいかもしれないが、乗りきって行くために、もう少しふんばるしか今はないのです。
ふんばった先にきっとみえてくるものがあると信じてこのまま進んでいこうと思います。
悲劇に見舞われて不幸な状態にある人ほど、宇宙に存在する深い審理を垣間見ることができるということです。
フランクルは、たとえそれが患者の思い込みであっても、そのまま彼らの想いを語らせました。つまり、フロイトの精神分析のように、あらかじめ解釈のモノサシを用意して、それによって患者の訴える物語を判断するのではなく、患者自身のなかにあるものをまるごと表出させ、その意識の変化をそのまま記述していったのです。その際に、彼らの言っていることが正しいか正しくないかは関係ありませんでした。
なぜそのような方法をとったかといえば、悩んでいる人というのは、「自分の気持ちの変化」に大きな意味を見だしていて、そこにこだわっているからです。
(2012年6月20日集英社刊、55-57頁より引用しました。)
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フランクル著『それでも人生にイエスと言う』を読みたいと思っています。
私の状況、今すごくきついです。ほんとうは一秒でも早く逃げ出したい。
もう限界だとなんども思いました。
でも10年以上生活をかけて一生懸命働いてきたのです。
今逃げ出すわけにはいきません。
無駄なエネルギーを消耗するだけかもしれませんが、声に出していきたい。
いろいろと整理していたところ、完全なオーバーワークを物語る記録が出てきて、自分のことながら読んで涙が出てきてしまいました。
孤独な感じです。
妹はお別れの前、だれからも見捨てられたような感があってもうわけがわからなくなっていたのか、もっともっと孤独な中にいたのか、ふと考えてしまいました。
でもなにも死ぬことはなかった、歯を食いしばって生きていてほしかった。
いくらそう思ってもどうしようもない。
その分私が生きるしかない。がんばり過ぎかもしれないが、人から見ると息苦しいかもしれないが、乗りきって行くために、もう少しふんばるしか今はないのです。
ふんばった先にきっとみえてくるものがあると信じてこのまま進んでいこうと思います。