たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

久しぶりの東京宝塚劇場

2017年08月05日 23時36分14秒 | 宝塚
 15時30分開演、セゾン・UCカード貸切の花組公演を観劇。お昼を食べないまま劇場に到着、入口でチケットもぎってもらったら、まだ30分あるからおにぎりとバウム食べよ、その前にお手洗いにいきたいなあ。わーいすっごい久しぶりの宝塚劇場だあい、うれしいなあ、って思いながらお手洗いに入って個室を出ようとする時、はたとチケットはどこへ? さっきまで手に持っていたのに、記憶が全くなくなっていました。リュックの中にも、手提げ袋の中にもなく、落としてしまった、どうしよう、って焦りながら個室を出たら、ちゃんと洗面台の上にありました、わたしのチケットが。たぶん無意識のうちに落としてしまったのを拾った方が載せてくれたのだと思います。やれやれ、よかった。昨夜は8時間眠れましたが、土曜日はなさけないけど疲れが出て壊れてますね。必死に働いてようやくプリンス・エドワード島にたどり着いたらヘロヘロになっていたのとおんなじ。現実を考えると、次の収入のあてはなく、秋からの舞台のチケットの先行販売の案内が次々と配信されてきますが、手を出すことができません。どうしよう、また別の居場所を探していくのきついよ、って思うと気持ち沈み込みましたが、こうして贅沢な空間に来ることができだだけよかったよ、って思い直しました。終演後は、予定通り日比谷シャンテのいつも入る店でちょっと高めの食事。定食の量ありましたが、がつがつといただきました。この、プログラムをみながら一人で食事をする時間大切。ヅカファンの色々な声が入ってくるの、実はあまり好きではありません。批判と雑念が入ってくるのいやでね。


 靄がかかった東京宝塚劇場。わたし、20年近く前建て替え工事をしている時、半年ほどハケンで働いた某メーカーで、顧客としての東京宝塚劇場の名前を何度も書類でみかけました。ふむふむ、なるほど、そうなのかと。絨毯は定期的に張り替えているみたいで綺麗でふかふかでした。足に心地よい。お手洗いは改装したのかな、劇団四季レベルの使い勝手の良さに変わっていたような。最初からこんな感じだったかしら。個室がたくさんあるしフロアが広いので並びましたがそんなに時間かかりませんでした。とにかく広くって贅沢で心地よい空間、フロアが狭くって狭くって椅子もないような劇場とはわけがちがう。専用劇場ってでいいですねえ、それだけでも幸せ感。





 シャンデリアが贅沢。帰りは階段でおりました。目が痛くならないほどに、贅沢な気持ちにさせてくれる赤い絨毯。





 ピアノの自動演奏も贅沢感アップでうれしい。



『邪馬台国の風』は賛否両論、いろいろあるみたいですが、資料が少ない弥生時代の日本の世界観を一からここまで創り上げていくの大変だったろうな、っていう蘭ちゃんブログのあったかい言葉に大きな声で同感。(蘭ちゃんの宝塚愛にあふれた、トップ娘役さんを5年をつとめあげた方ならではのあったかいブログほんとに素敵)。暗転が多すぎるの、もう少しなんとかならないかなあとは思いましたが不思議な世界観でした。殺陣とダンスシーンが多いせいか、みなさんお疲れだったかな。日程をみると11時公演をやっているのだから無理もない。これを一日に二回やるのはかなりの体力と気力。

 ショー『Sante!』はなんだかあっという間で気がついたら終わっていました。色とりどりの場面が次々と繰り出されて、衣装がほんとに色鮮やかで綺麗、明日海さん赤いジャケットにキラキラがこれでもかっていうぐらいにたくさんついた衣装で登場された場面があって、生でみると嬉しいですね、あーこれが宝塚だなって。これを美しくかっこよく着こなせるのがトップスターね。男役さんがそろって踊るジゴロの場面と赤いバラをつけて燕尾服で踊る場面に大浦みずきさんDNAをすごく感じました。プログラムを見ると振付が安寿ミラさん、大いに納得。大浦みずきさんへのオマージュのように映りました。レビュー誕生90年なので主題歌以外は、過去に歌われてきたものが多かったかな。耳に馴染んでいる曲が続いていたようでした。

 プログラムをみるとフランス料理のフルコースメニューになっているようなので次回まで読み込んでおかなくっちゃ。二週間後は日曜日だからもう少し元気かな。それまでなんとか生き延びねばね。明日海さんもあんなに華奢な体でリフトまでやってこの蒸し暑い中をがんばっているんだからわたしもなんとかね。宝塚は、舞台は、心の贈り物。今日はこれぐらいかな。