7月30日の記事_『CLUB SEVEN ZERO』_楽しかったな(2)
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/c/7b71928dce37f6954dba71a012c96e83
こちらの記事の続き、また断片的思い出し。ほんとに盛りだくさんでした。2幕で『THE THEATER』というミニミュージカルのあと、50音順メドレーが始まる前に、玉野和紀さん(玉子ちゃん)と西村直人さん(ニャンコ)が登場。まずは「ミニミュージカルいかがだったでしょうか」の玉野さんのことばに客席拍手。それから笑いをとりながら客席に降りて、どこから来たってお客さんにインタビュー。○○区から来ましたという女性のあと、お子さんがいたのでどこから来たの?ってインタビュー。正直にどこから来たか具体的に言ってしまったので、西村さんが「個人情報っていうのがあるから細かく言わなくっていいのよ」って。それから「CLUB SEVENシリーズを初演から観ている人?」でけっこう手が挙がっていました。わたしは見逃していたけどこんなにいらっしゃるんだ。お子さんのお母さんも手を挙げられていました。たぶんわたしが開演前お茶を飲んでいるときに見かけた親子さん。セブン君のグッズをかばんにつけてお子さんも楽しみな様子で、こうやって小さき時から親子で舞台を楽しめるなんていいなと思いました。
それから出演者がひとりずつ名前を呼ばれては舞台へ。自己紹介するときのお題も毎回違うんでしょうね。この時は、もし舞台に立っていなかったら何になりたかったか、何をしていたと思うかというものでした。(言葉は正確にはもう思い出せないので全部ニュアンスです。)
西村直人さん、オーストラリアに行って農業をやるつもりだったけれど劇団のオーデションに受かったので行かなかった。石坂浩二さんの劇団ね、と玉野さん。吉野圭吾さん、石焼き芋屋になりたかった?石焼き芋を売り歩きたいという内容の話。役柄だけでなく素もなんかすっごく個性の強い、面白い方なんですね。原田優一さん、9歳からこの仕事をしているのでサラリーマンになりたかった?成田空港でこれからジャカルタ行くんだよとかいいながらかっこよく海外出張に行ったりしてみたかった。(いやいや、ジャカルタに出張に行くのは全くかっこよくないですよ、とクソ会社でジャカルタ出張に行く人をたくさんみてきたわたしは一人心の中でつっこみをいれていました。)東山義久さんもサラリーマンになりたかったいう内容の話でした。こんなかっこいい人が会社にいたら大変だよね、宴会のとき女性たちが大騒ぎだよねみたいなつっこみが玉野さんと西村さんから入っていました。平凡なサラリーマンになった多数の人たちはなにか特別な自分になりたかったと思ったりすることがあると思いますが、舞台人になった人たちは逆に平凡に憧れたりするものなかなあと思ったりしました。平凡でいることもすごく難しいですがそれはまた別の話。たーたん(香寿たつきさん)、ジャーナリストになってみたかった、一人でアフリカとか旅行に行ってしまうので、〇〇族とかレポートするフリージャーナリストに・・・。でも今は危ないので日本がいいかな。日本がいちばん安全よね、と玉野さん。たーたん、一人旅のお仲間なんだ、アフリカかあ、わたしはまだ行ったことないなあ。わたしはそこまで一人旅は無理かな。蘭ちゃん(蘭乃はなさん)、宝塚に入ることしか考えていなかったので宝塚に入っていない自分を考えたことがない、考えられない。あえていうならオタクだから漫画を描いていたかも。千穐楽までにみんなの似顔絵描いてもらってロビーに飾りましょうと玉野さん。そこまで強い気持ちを持った人が入団できるんですね。そこまで強い気持ちをもって入団してトップ娘役を務めあげた蘭ちゃん、すごいなと思いました。ミニミュージカルのことはまだ後日。
9月の一路さんの35周年記念コンサートのチケットが届きました。イチロクラブの先行で当選できました。9月以降の仕事の予定は全くありませんが舞台は続々と。花組東京宝塚劇場千穐楽のライブビューイングにも行けることになったし今月は花組。だから生き延びていくことができています。ただ収入の目途がたたないとこれ以上チケットとれないの苦しいなあ。このまま今の部屋に暮らし続けるかどうかさえわからない。今はなにも考えられません。
今日はラジオでミュージカル三昧。石丸幹二さんの『スカーレット・ピンパーネル』から「ひとかけらの勇気」すっごい美声、『モーツアルト』の「影から逃れて」を歌ったのは柿澤勇人さんでした、すっごい説得力で鳥肌。本田美奈子さんキムと岸田智史さんクリスのデュエットは涙がにじみました。『ミス・サイゴン』でクリスと出会ったキムが、恋に心ときめかせ幸せに満たされている場面。その後を考えると胸がつまります。本田さんは旅立たれましたがこうして貴重な音源が残っているのうれしいです。ミュージカルには夢見ることをうたったものが多い。夢見る気持ちをうたっているものが多いという話。『エリザベート』から城田さんトートのうたう「愛と死の輪舞」、わたしを返して!っていうシシィの声は蘭ちゃんだったようにきこえましたがどうだったんでしょうか。田代万里生さんと新妻聖子さんの、歌うには難易度が高すぎて聴くには心地よいデュエットも素敵でした。舞台は心の糧。観劇という楽しみがあるから生き延びていくことができています。WiFi、速度制限がこわいので部屋ではつなげないし、部屋にいると緊張してしまうし、外でも緊張するし、なんか疲れが出ちゃっていて、うまく書けませんでした。断片的な観劇日記、今日はこれでおしまいです。
(舞台写真は、東宝の公式FBから転用しています。)