会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

給食費

2007-02-17 21:05:51 | 時事
学校給食費未納問題 

2月17日(土) 嵐の後の暖かさ。雪もずいぶん融けた。

 文部科学省が1月24日公表した「学校給食費の徴収状況」で、給食費の未納が総額約22億円を上回る。未納家庭が約10万人。と明らかになった。

 二十数年前までは、生活が苦しくても子どもの給食費は何としてでも払う。生活保護を受けるように勧めても「何とか頑張ってみる」という保護者が多かった。
 
 今は生活保護費(給食費も含む)をもらうのは当たり前、もらっても給食費は未納。パチンコなどの遊興費にしてしまう保護者もいる。
 
 無銭飲食もはななだしい。学校では未納者の子どもに給食を食べさせないわけにはいかない。自治体の補填か、給食の質を下げて対応している。
 
 「本当は払えるのに払わない」 保護者の規範意識の欠如は問題である。現代の病める部分である。日本はいつから権利だけ主張して義務を果たさない国になったのだろうか。また、未納を恥ずかしいと思わない。恥らうことが無くなってしまった。

 その最たることが2月16日の新聞記事である。
「大阪市教育委員会は15日、昨年12月時点で市職員15人が学校給食費や市立高校の授業料計約百万円を収めていなかったと発表した。」
 
 最多額は中学校教諭(53歳)の約30万円と市立高校授業料26ヶ月分が未納。理由はなんであれ、誠意ある対応は出来たはず。懲戒免職に等しい。
 事情は知らないが恥を知って辞職すべき行為である。

 夜昼働いても年収200万にならない。給食費を払いたくても払えない人が増えている。
「払えるのに払わない」保護者には憤りを覚える。
 食育の重要性は、知育・体育・徳育とならんで非常に重要である。
 
 学校給食の見直しの意見もあるが、受益者負担を守り(財政にゆとりがあれば全額無償もあるだろうが)おいしい学校給食が続くことを願う。
 「昔懐かしい学校給食が食べたくなった・・。」