会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

雪下野菜

2018-02-10 11:29:15 | 地域情報
2018年2月10日(土)晴 3.9℃~-5.5℃

  「雪下野菜(雪下キャベツ)収穫体験」
 
 おいしいイチゴを食べ、10分くらいバスで移動。
 真っ白な雪原、青空、遠くに磐梯山が望める畑に到着。雪下野菜(キャベツ)栽培の農家の方が道具をそろえて待っていた下さった。
早速 掘り方の注意を聞いてから歩きまわっても沈まない硬い雪を掘りキャベツを収穫。



1個か2個のはずだったのだが、農家の方の好意で袋いっぱい取っていいことになり、みんな欲張って?(笑い)収穫した。
汗をかいての作業だったが、野菜高騰の折、一人5個くらいいただいて満足。満足。 雪下野菜についてお話を聞きお礼を言って昼食会場へ。

 
 雪を掘り起こして収穫する野菜は、昔から「雪下野菜」と呼ぶ。、北海道や東北など積雪の多い土地ならではの野菜として、その土地でのみ出回っていた。
 この「雪下野菜」、ここ数年になっての取り組みのように聞こえますが、実は、古くからの生活の知恵を活かしたもの。そもそも雪深い地域では、冬場の野菜づくりがままならないため、秋のうちに収穫した野菜を土の中に埋めて保存することで野菜不足を補ってきた。雪の下は温度が一定で凍らず、適度な水分もあるため、野菜本来のみずみずしさも保てるということを、体験を通して知っていたのです。
 子どもの頃、裏庭の一角を30~40cmくらい掘り、ダイコンや白菜を入れ、土を被せ、藁で囲い、目印を付けていた。真冬に掘り起こして野菜を取り出したことを思い出す。

「雪中野菜」「越冬野菜」など呼び方は様々ですが、雪の下で越冬させた野菜たちのこと。本来、秋に収穫する野菜をそのまま雪の中に寝かせておいたり、一度収穫したものを雪室で貯蔵するものもあります。いずれも、北海道や東北など寒さが厳しく、積雪がある地域でしかできない、自然環境を活用した野菜づくりと言えます。ニンジン、ダイコン、キャベツが代表的な品目です。
 なぜ甘くなるの?
「雪下野菜」に共通するのが、凝縮された「甘さ」。生きている野菜たちは、寒さで凍りついてしまわないように、凍りやすい水分などを糖分に変化させ、寒さをしのぎます。その結果、甘みをより感じるようになるのです。「雪下野菜」の美味しさは、野菜たちが寒さに耐えて生き延びようと、がんばってくれた証。