街道中央には用水が流れ 時代が止まったように古い街並みが続く
国道18号線を上り 「東卸市」へ
市内の旧北国街道に残る 約650mの古い町並みが続く宿場町
「海野宿(うんのじゅく)」を訪れる。
北国街道は 江戸幕府によって整備された脇街道で
「北国脇往還」 「善光寺街道」などとも呼ばれていた。
その街道筋の海野宿は 本陣1軒と脇本陣2軒が設けられ
佐渡の金の江戸までの輸送 善光寺までの参拝客や
北陸諸大名の参勤交代などで利用され 賑わいをみせたという。
明治時代に入って鉄道網の発達により宿場町の利用客が減ったため
養蚕業を主に行っていた。
その建造物類が今でも残り 1986(昭61)年 北国街道が
“日本の道100選”に選ばれ 翌年には海野宿が
種別「宿場町・養蚕町」で“重要伝統的建造物群保存地区”として
指定されている。
(資料から)
北国街道は 追分で中山道と分かれ、善光寺を経て直江津で北陸道へ続く。
”矢代”は現在の「屋代」 ”坂木”は「坂城」