前回の「台湾南区気象中心」の右隣に
気象観測に用いられた建築物「旧台南測候所」がある。
日本統治時代の初期1898年に作られ
大型建築物の一つとして知られており
台湾における現代気象観測の普及の地でもあった。
正十八角形の建物の中心から高さ6.5mの白色の塔が伸びており
その形から「胡椒管」とも呼ばれている。
(塔の最上部まで含めた高さは約11.6m)
戦後は 「台南気象局」に改められ 1947年観測が再開された。
その後 複数回の名称変更を経て
1977年から中央気象局台南気象站となり
1998年 実務は新たに隣に建設された新庁舎に移された。
現在 館内には かつて使用された測候機器や資料が
多く展示されており 1998年に台南市によって市定古跡に指定され
2003年には国定古跡になっている。