あかない日記

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リトアニア 2 十字架の丘2

2018-03-02 | バルト三国紀行

 

 

6分ほどで 十字架の丘の正面に到着。
目の前に 大小無数の十字架に
埋め尽くされた丘が広がる。


ここに建てられた十字架は、
高さ5m以上の芸術的なものから、
鈴なりに掛けられたロザリオまで、
その数はリトアニアの生者の数より多いとか。

実際はどれくらいの十字架があるのか、
確実にはわからないと言われている。

 また日々増えて続けているので、
そのスペースは周辺まで広がっている。

ただ、ここは墓地ではないので、
死体は埋められていないとのこと。

資料によれば
最初の十字架は1831年のロシアに対する蜂起の後、
処刑や流刑にされた人々のために立てられたらしい。


それからは十字架の丘は、
抑圧された民族、宗教の象徴として扱われてきた。

ソ連時代この丘は禁域とされ、
KGBと軍はブルドーザーを使って
何度も十字架をなぎ倒し、焼きはらった。

しかし、そんな「ソ連の統治下」で
「キリスト教」への「忠誠心」を示すためだった。

今は「結婚式や洗礼」など「人生の記念日」に、
十字架を立てていくという。