あかない日記

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リトアニア・ヴィリニュス 6 聖ペテロ・パウロ教会

2018-03-06 | バルト三国紀行

 

 

ヴィリニュス 最初の見学は 
旧市街地からネリス川沿いに東北にある
「聖ペテロ・パウロ教会」へ

 この教会は、1655∼61年の対ロシア戦争後、
反乱軍に追われたパツァス将軍が、

廃墟になっていた教会に身を
隠して助かったことの返礼に、
この教会を造り寄進したという。

外装に7年、内装には30年も
費やされたという美しい教会で、

リトアニアバロックの真珠とも言われ、
最も傑出した建築様式の教会といわれている。

 
この教会の建設資金を拠出したのは、
当時の将軍パツァスであったが、

1682年に亡くなり、遺言に従い、
ラテン語で「ここに罪人眠る」と刻まれた墓石とともに、

教会入口の上がり段の下に埋葬された。

見事な教会を自らの廟として残すことは、
当時最も誉れの高いことと考えられていた。

 


また、正面入り口の上部

“ペテロの象徴”である教皇の冠と
“パウロの象徴”の剣を持つ天使像が 
飾られている。