ネリス川側から丘の上に建つ「ゲディミナス城」を望む。
手前の建物は「国立博物館」
丘の麓にある「王宮」は、
「下の城」といわれるが
王宮の東側の丘にある
「ゲディミナス城」は
「上の城」と呼ばれている。
14世紀、ゲディミナス(在位1316-1341年)が、
トラカイからヴィリニュスに遷都した際に、
丘の上に、木造のゲディミナス城を築いた。(1323年)
ハンザの商人や職人を招き入れ、
東西貿易の中継地とて街を発展させた。
19世紀に帝政ロシアによりその大部分が破壊された。
丘の上には、周囲約320mの城壁跡が残り
中庭には教会や複数の建築物が
あったと考えられているが、
1409年にレンガ造りの要塞に改築した一部、
監視塔のみが残っている。
丘の上までは、徒歩または
ケーブルカーで登ることができ、
新市街と旧市街が一望できる。
大型クレーンが見えるが
丘の法面を補修中のようだ。
ピリエス通りから見たゲディミナス城