アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ここから「曲」を弾きますよ-バイオリンレッスン(42)

2010年11月06日 | バイオリン
あたばよ2の会も近くなってきたところで、レッスンのほうでも、教本2が佳境にさしかかってきた。

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教本2は、ト長調の練習から始まり、最初のほうの曲は長さもほんの数段。実力からいっても、音が並べば上出来という雰囲気。それが、いろんなリズム、いろんな調を練習し、移弦の練習をして、今回弾く「ノクターン 真夏の夜の夢より」(メンデルスゾーン)までで「はい、説明はみんな終わりました!!」てな感じになり、一ページぎっしり音階がのったところを過ぎると、あとは曲のみ。

曲もひとつずつどんどん難しくなっていって、最後はザイツさまのコンチェルトNo.2で〆、という構成。

メンデルスゾーンのノクターン、前回弾いたときは、ここは全弓、ここは半弓と弓の配分で必死というか頭がいっぱい、まったく余裕がなかったのだが今回はだいぶ慣れてきた。先生の前で弾いたとき、何も「指慣らし」をしないでいきなり曲だったので最初はちょっとよろけ気味だったけど、曲の真ん中あたりはフォルテで盛り上がり、フェルマータでたっぷり間を取り、そっとピアノでテーマの再現…弾いてるうちに、曲を弾いてる感じがしてきましたよ(^-^)

「とてもいいですね!! これ、『あたばよ会』で弾くといいですよ、ゆかりちゃんに伴奏してもらって録音アップしてくださいね」と先生。あ、ゆかりちゃんにこの曲の伴奏練習リクエストしてなかったけど、まいっかー、初見で弾いてもらえば。

そして次は「ガボット(Corelli)」。これ先生が弾くとほんとにかっこいい曲なんだけど、私が弾いたら弓の配分がうまくいかなくておたおた…次の弾き始めに行きたい場所に(弓が)到達してないもんだから、空中を通って返そうとして着地に失敗したりして…

先生に弓運びを解説してもらったところによると、「ここで元まで使って」とか、スタッカートとかで短いのにぐぐっと進めちゃったりするらしい。先生が弾くと魔法のように自然にいくんだけれども、私がやると「ここは無理してイケイケです」という感じでぐわっとおおげさになっちゃって。

それと、スタッカートが多い曲の中においてがらりと感じを変えて「ここはなめらかに」というフレーズで、よりによってE線上を「ソ」から「ド」(小指をぐっとのばす)のつながりが出てくる。こんなの届かないんですけど。先生の解説によれば、届かないのはかまわないので、「ソ」から上へずらし気味に(ソ#付近へ)したのちなめらかに「ド」を弾けという(o_o)

…当たり前だがピアノにはない発想だ。私がやると明らかに変でしょって感じになっちゃうのだが、先生がやると、微妙に混ざった「ソ#(に近い音)」を経過するドへの移り変わりがとても自然で、ふつうに弾くよりかえっておしゃれなの。

というわけで、謎は深まるばかりだけれども、いちおう弓配分解説を聞いたあとにもう一度弾くと、全体はだいぶよくなった。というか響きがよくなった。

先生は「これも会で弾くといいですよ~(^-^)」…え、弾けてませんが…

この先の進行は、まずいかにもベートーベンっぽい「メヌエット」、これは弾いても弾かなくてもどっちでも、という感じで、次の「ガボット」(Lully)がとってもきれいでお奨めなんだって。先生が弾いてくれたけどほんとに素敵。いい曲ですけど…なんか突然難しくなってません?? というと先生、「あっそうですねちょっと。でも大丈夫」。なにがどうだいじょぶなのか。

あとちょっと時間があったので、「あたばよ会」で弾く予定のバッハのガボット。前にホームコンサートで弾いた曲だけど、これを復習しておきたいというと、先生といっしょに弾いてみることになった。ちょっとゆっくりめのテンポで、音程とニュアンスに気をつけながらいくと、昔弾いていたときに比べるとずっと無理なく音程も合うし、強弱もつくし、おー弾きやすくなってる…っていうか、当たり前だよねぇ。前にやったときは教本ものすごい飛ばして、フライングだったから。

その飛ばしたところが(だいぶ)埋まると、ちゃんと弾けるようになってくるのだなぁと。教本すごい!!

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「刀語」に出てくる真庭人鳥(まにわぺんぎん)というキャラクターをまたろう風に描きなおしたもの。
コメント (4)
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