アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バイオリンデュオの可能性

2010年11月30日 | バイオリン
スケルツオさんが誘ってくださったコンサートは、バイオリン×2+ピアノというコンサート。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←バイオリン二本というこのシンプルな合い方が心地よい

その数日前が「バイオリン+チェロ+ピアノ」だったんだけど…これはよくある組み合わせ。バイオリンを二つ並べるコンサートはめずらしいのでは?? 私は初めてだけど。

このお二人は仲良しで、今回が三回目だそうだ。こじんまりした会場で、未就学児OKで、おしゃべりを交えてアットホームな感じで進行する。

バイオリン+チェロという組み合わせならいくらでも曲が浮かぶけれど、バイオリン×2の曲ってあまり頭になかった。でも編曲モノというわけでなくオリジナルでいろいろあって、このコンサートの中では、
・J.M.ルクレール 2つのヴァイオリンのためのソナタ 作品3-2
・D.ミヨー 2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ
・P.サラサーテ ナヴァラ 作品33
など。

ヴァイオリンが二人並んで弾く場合というのは、
・二重唱のように「ハモって」旋律をいっしょに進行させることもできるし、
・一方の旋律を引き立たせるように他方が伴奏形を弾くこともできるし、
・一方の旋律を引き立たせるように他方がオブリガート的な音形を弾くこともできる。
…そして、常に交代可能で、どちらが主役になってもいい。

そして二つの楽器の、基本的には同質の、そしてちょっと個性の色合いが違う音色が混じり合って聞こえてくるのだ。これはめちゃくちゃ気持ちいい(^-^)

バイオリンデュオの響きの良さというのは、私のバイオリンに、先生のバイオリンで伴奏してもらってさえ、ある程度は感じることができるわけだけれど。まったく対等に、プロのバイオリニストが寄り添って音を絡めていく様はほんとにすばらしいのだ。

編曲ものでは、日本の歌シリーズがことのほかすばらしくて、
・荒城の月
・証城寺の狸囃子
・夕焼け小焼け
とてもおしゃれな編曲で、楽しめた。

アンコール曲が何になるかも興味津々だったけど、
「ブラームスのハンガリー舞曲から、みなさんよくお聞きになっているのは五番だと思いますが、私たちはちょっとへそ曲がりなので六番を弾きます」
いや~そのへそ曲がり(?)チョイスな曲なら、数日前に聞いたよ。バイオリン+チェロ+ピアノで。

で、その二つの形態による演奏で、同じ曲を立て続けに聞いてハッキリわかったんだけれども、これって、仲の良さを見せ付けるための曲なのね。間を自在に取って、互いに目を見交わしながら、「あたしたち、こーんなに間を取っても心でばっちり合うのよ」って(*^-^*)(*^-^*)
…仲良きことは美しき哉。

にほんブログ村 ヴァイオリン  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ピアノ ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育

今日の弁当
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする